JPH0542702Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0542702Y2
JPH0542702Y2 JP1987075983U JP7598387U JPH0542702Y2 JP H0542702 Y2 JPH0542702 Y2 JP H0542702Y2 JP 1987075983 U JP1987075983 U JP 1987075983U JP 7598387 U JP7598387 U JP 7598387U JP H0542702 Y2 JPH0542702 Y2 JP H0542702Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
wiring duct
wiring
width direction
maintenance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987075983U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63185776U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987075983U priority Critical patent/JPH0542702Y2/ja
Publication of JPS63185776U publication Critical patent/JPS63185776U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0542702Y2 publication Critical patent/JPH0542702Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鉄道車両の乗務員室機器の取付けに係
り、特に高度な運行システムを採用している車両
で乗務員室に搭載する機器が多い場合に好適な乗
務員室構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の車両の乗務員室機器の取付けは、側面お
よび背面が主体であり、壁面に機器を埋込み又は
その表面に取付けている。一般に各機器はおのお
のが化粧箱に入つており、これを側面および背面
の壁面に並べている。この機器間の配線は構体部
の骨組を貫通させて行つており、天井と側面と背
面を配線保護を行いながら引廻し配線を行つてい
る。なお、この種の装置としては例えば実開昭53
−99707号が挙げられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の車両の乗務員室機器取付けは、車両の機
能および運転機能を満足することのみを主眼とし
ており、側面や背面に各部品を取付けているため
乗務員室の内部に各部品が出張つており、居住性
や室内インテリアに対する配慮が欠けている。ま
た、各機器間の配線は、車両構体内部の天井、側
面、背面の骨組を貫通させて引廻しており、機器
間配線が行いにくく、工数がかかるとともに、配
線が各壁内を分散して通るため壁前面の各機器取
付時に内部の配線を傷つけやすい等の問題があつ
た。
本考案の目的は、乗務員室の見栄えをよくして
居住性を向上させるとともに、各機器間の配線作
業と各機器の取付けを容易にすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、運転室を構成し、運転操作用確認
機器および保守点検用機器を備えた車両の乗務員
室構造において、 運転室の前面窓上方隅部であつて運転室内面側
に、該構体表面から離して前記運転操作用確認機
器を車体幅方向に並べて設置し、前記運転操作用
確認機器の前面に該運転操作用確認機器を室内側
から確認可能に化粧きせを設置し、 前記運転操作用確認機器と構体との間に、車体
幅方向に引通して配線ダクトを配置し、 運転室の前面窓に対向した背面壁の上方隅部で
あつて運転室内面側に、構体表面から離して前記
保守点検用機器を車体幅方向に並べて設置し、前
記保守点検用機器の前面に該保守点検用機器を室
内側から確認可能に化粧きせを設置し、 前記保守点検用機器と構体との間に、車体幅方
向に引通して配線ダクトを配置し、 前記前面窓上方に設置された配線ダクトと背面
壁上方に設置された配線ダクトとを連結する側面
配線ダクトを、運転室の車体幅方向の側面上部に
配置したことにより、達成される。
〔作用〕
始業点検や入庫点検等で確認する計器類と運転
途中の音で確認するブザー等の運転操作に必要な
運転操作用確認機器を、運転室をなす乗務員室の
前面窓上方の隅部に設置し、かつ、保守点検時に
確認する保守点検用機器を、前面窓に対向した背
面壁の上方隅部に設置し、これら各機器を室内側
から操作確認可能に化粧きせで覆う構成とするこ
とにより、操作性或いは確認機能を損なうことな
く乗務員室の見栄えを向上させることができる。
また、前記前面窓上方隅部および背面壁上方隅部
の各機器と構体との間に、車体幅方向に引通して
配線ダクトを設置し、かつ、前記各配線ダクトを
運転室の車体幅方向側面上部に配置される側面配
線ダクトによつて連結することにより、各機器間
の配線を前記配線ダクトおよび側面配線ダクトを
介して行なえるため、構体構成部材を貫通する構
成となつておらず配線作業が容易に行なえる。ま
た、これに伴つて各機器自体の設置作業も容易に
行なえる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図により説明する。
乗務員室に取付ける機器4,5は前面上部および
背面上部にのみ集中配置し、側壁面には一切取付
けない配置とし、運転中に監視する必要はないが
入出庫時に確認する計器類(例えばバツテリー電
圧計や制御空気圧力計など)と、運転中に音で確
認するブザー類(例えば故障警報ブザーや非常通
報ブザーなど)の運転操作用確認機器(以下単に
機器という)4は、運転室をなす乗務員室10の
前面窓の上方隅部に、構体1との間に隙間を設け
車体幅方向に並べて設置されている。また、車庫
内などで保守点検時に操作確認する保守点検用機
器(以下単に機器という)5は、前記前面窓に対
向する運転室すなわち乗務員室の背面壁上方隅部
に、車体幅方向に並べて配置されている。この機
器5は、前記背面壁すなわち構体として構成され
る壁の上方隅部に設置される機器取付金9に取付
けられる。これらの機器4,5は各機器ごと外箱
を廃止し、裸機器とすることで小型軽量化を行い
集中配置を容易にする。この各機器4,5の前面
には車体側で一括して大型の化粧きせ3を設け、
この化粧きせ3は保守点検を容易化するため上部
又は下部に抜ヒンジ7を設けた構造とする。ま
た、機器4,5は構体1の表面より室内側に出し
て取付ける。
一方、各機器間の配線は、前述の構体1と機器
4あるいは5の間に形成された隙間に車体幅方向
に引通して配置される配線ダクト2内に敷設され
る。また、前記前面窓上方の配線ダクト2と背面
壁上方の配線ダクト2とは、両者間の配線渡りを
行なうために運転室をなす乗務員室の車体幅方向
の側面部上方に設置された側面配線ダクト8で連
結されている。前記配線ダクト2は構体1の室内
側前面に設けられるもので、外板と骨部材を組合
せた構体1の各骨部材を配線が貫通することがな
く、該ダクトの断面形状自体を上部が開放した凹
型に形成していることから、配線6は上部より落
し込みができる。さらに、背面においては、機器
取付金9の中間部をコ型にへこませた形状とし、
この部分に配線ダクト2を設け、配線6を落し込
める構造とする。
側面配線ダクト8は、運転室である乗務員室を
構成する構体1の車体幅方向側面における室内側
前面に設置することが最も望ましいが、該側面配
線ダクト8が室内側に突出することとなつて室内
内張り取付け構造が複雑となる。このため、前記
構体1は、該構体1をなす骨部材を前記側面配線
ダクト8として構成し、その上部を開放した凹型
に形成している。
このような構成によれば、配線ダクト2および
側面配線ダクト8を構体1を貫通することなく上
部が開放した構造としていることから、乗務員室
の前記機器4,5へ接続される配線6の敷設動作
が基本的に各配線をダクト内に落とし込むことで
完了するため、該配線作業における作業性向上が
図れるとともに作業工数の低減が図れる。また、
前記機器4,5の取付け作業が、機器設置位置を
前面窓上方隅部および背面壁上方隅部に集約する
とともに車体側に一括して化粧きせ3を設けその
中に前記機器4,5を収納するため、各機器の運
転室内への不規則な突出がなくなり、居住性が向
上する。さらに、前記機器4,5が化粧きせ3の
表面に広範囲に露出しないため、運転室内の見栄
えの向上が図れる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、機器設置
位置を集約し化粧きせで覆うことにより、乗務員
室の見栄えをよくして居住性を向上させるととも
に、機器の集約と構体構成部材を貫通させること
なく配線ダクトを設置することにより、各機器間
の配線作業と各機器の取付けを容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図の
B−B線断面図である。 1……構体、2……配線ダクト、3……化粧き
せ、4,5……機器、6……配線、7……抜ヒン
ジ、8……側面配線ダクト、9……機器取付金、
10……乗務員室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 運転室を構成し、運転操作用確認機器および保
    守点検用機器を備えた車両の乗務員室構造におい
    て、 運転室の前面窓上方隅部であつて運転室内面側
    に、該構体表面から離して前記運転操作用確認機
    器を車体幅方向に並べて設置し、前記運転操作用
    確認機器の前面に該運転操作用確認機器を室内側
    から確認可能に化粧きせを設置し、 前記運転操作用確認機器と構体との間に、車体
    幅方向に引通して配線ダクトを配置し、 運転室の前面窓に対向した背面壁の上方隅部で
    あつて運転室内面側に、構体表面から離して前記
    保守点検用機器を車体幅方向に並べて設置し、前
    記保守点検用機器の前面に該保守点検用機器を室
    内側から確認可能に化粧きせを設置し、 前記保守点検用機器と構体との間に、車体幅方
    向に引通して配線ダクトを配置し、 前記前面窓上方に設置された配線ダクトと背面
    壁上方に設置された配線ダクトとを連結する側面
    配線ダクトを、運転室の車体幅方向の側面上部に
    配置した、 ことを特徴とした車両の乗務員室構造。
JP1987075983U 1987-05-22 1987-05-22 Expired - Lifetime JPH0542702Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987075983U JPH0542702Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987075983U JPH0542702Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63185776U JPS63185776U (ja) 1988-11-29
JPH0542702Y2 true JPH0542702Y2 (ja) 1993-10-27

Family

ID=30922637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987075983U Expired - Lifetime JPH0542702Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542702Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049064B2 (ja) * 1981-02-05 1985-10-30 株式会社浪速製作所 吹込ノズルを兼備した鋳型造型機用ガツシングヘツド及び鋳型造型法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54125007U (ja) * 1978-02-22 1979-09-01
JPS6049064U (ja) * 1983-09-14 1985-04-06 株式会社日立製作所 鉄道車両用運転室

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049064B2 (ja) * 1981-02-05 1985-10-30 株式会社浪速製作所 吹込ノズルを兼備した鋳型造型機用ガツシングヘツド及び鋳型造型法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63185776U (ja) 1988-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0741832B2 (ja) モノレ−ル車両の車体下部構造
US6494526B2 (en) Console box mounting structure of vehicle
JPH0542702Y2 (ja)
JP6176989B2 (ja) 鉄道車両構造
JP2515226Y2 (ja) 建設車輌の電装パネル
JPH0635817Y2 (ja) メインハーネスの取付構造
JP2933276B1 (ja) 高速用鉄道車両
JPH02200563A (ja) 車両の側構体構造
JPH0117476Y2 (ja)
JPH0525289Y2 (ja)
JP3194659B2 (ja) 自動車の後部構造
CA3053303C (en) Side wall for a rail vehicle body
JPH0231489Y2 (ja)
JP2001020754A (ja) エンジンの断熱・防音装置
JP2603695Y2 (ja) キャビン付き車両の空調装置
JPH0143326Y2 (ja)
JPH0529159Y2 (ja)
JPS5881830A (ja) 特装車
JP2003205765A (ja) 車両の空調ユニット配設構造
JPH0347816U (ja)
JPS624013Y2 (ja)
JPS5843447Y2 (ja) エアコンユニットの構造
JPH05221275A (ja) 自動車用ワイヤーハーネスの取付構造
JPH0346994Y2 (ja)
JPS6015715Y2 (ja) 自動車のニ−プロテクタ