JPH0542647Y2 - - Google Patents

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JPH0542647Y2
JPH0542647Y2 JP15456187U JP15456187U JPH0542647Y2 JP H0542647 Y2 JPH0542647 Y2 JP H0542647Y2 JP 15456187 U JP15456187 U JP 15456187U JP 15456187 U JP15456187 U JP 15456187U JP H0542647 Y2 JPH0542647 Y2 JP H0542647Y2
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JP
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lid
outside air
partition wall
air
engine room
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、車輌のフロント部よりエンジンルー
ム内を経て車内へ外気を導入するための外気取り
入れ口の構造に関する。
ロ 従来技術 車内へ外気を導入する場合、吸入口が車内の吹
き出し口に近接していると、吸気音が車内に響い
て騒々しい。そこで運転席側からフロント方向へ
エンジンルーム内を貫通するエアーダクトを設
け、エアーダクトの先端よりそのエアーダクトを
介して外気を吸入するといつたように吸入口を車
内の吹き出し口から遠避ける手法が採用されるよ
うになつた。しかし吸入口を車体外方へ突出させ
ないまでも、ラジエーターグリル面まで延長させ
ると、エアーダクト内へ雨水が侵入して好ましく
なく、トラブルを起こす原因ともなる。よつて吸
入口をラジエーターグリルから離れたエンジンル
ームの中央付近に配置していた。
ハ 考案が解決しようとする問題点 近年の車輌は、エンジンの高性能化に伴つてエ
ンジンから発生する熱量が増大し、エンジンルー
ム内は高温となる。依つてエンジンルーム内の中
央付近にエアーダクトの吸入口を配置すれば、外
気ばかりでなく、エンジンルーム内の熱気も同時
に吸入してしまう。
熱気を吸入した場合、夏はエアコンデイシヨナ
ーの冷却能率が低下してしまうし、冬は逆に温度
上昇が阻害され、出力低下を起こす虞れがある。
一方エンジンルーム内には、熱を嫌う部材も収容
されていて、それらを保護板により覆うことも検
討されている。
ニ 問題を解決しようとする手段 本考案は、上記した吸入口において、外気のみ
を効率良く吸入すべく開発したもので、その構成
は、エアーダクトの先端をラジエーターグリル面
よりエンジンルーム内側に位置させると共に、ラ
ジエーターグリルとエアーダクトとの間に、ラジ
エーターグリル側に外気流入口が開口し、エアー
ダクト接続側にダクト連結部を備え、上面にラジ
エーターグリル側が開閉可能な蓋体を有した隔壁
により、エンジンルーム内においてそのエンジン
ルームから隔離した空気流路を設けたことにあ
る。
ホ 作用 エアーダクトの吸入口がラジエータグリル面よ
りエンジンルーム内側に引つ込んだ位置になるか
ら、走行時にも雨水が侵入しない。又開閉可能な
蓋体を有した隔壁によつて形成される空気流路は
エンジンルームから隔離されるので、エンジンル
ーム内の熱風がエアーダクト内へ流入しないし、
その隔離した空間内へ熱を嫌う部材を収容でき
る。
ヘ 実施例 本考案に係る外気取り入れ口の実施一例を図面
に基いて説明する。
第1図及び第2図は隔壁を示したもので、1は
エンジンルームのコーナ部を隔離すべく略L状を
呈し、片側縁にエアーダクト嵌合用の切り込み部
2を有した隔壁板で、この隔壁板1における主板
1a上端の一側縁外面には、側方に割り溝3aを
有した軸受け3,3が形成され、その軸受け3の
中心軸上の近くにあたる側板1bの外面には、係
止突起4が突設されている。又主板1aの下端に
は位置決め用の突起5が設けられ、主板1aと側
板1bとはリブ6,6により補強が図られ、各所
には固定用のねじ孔や各種機器に対応した逃げ部
が設けられ、これらは合成樹脂により一体成型さ
れている。
7は蓋体であり、その一側縁の下面には、蓋面
より下方へ突出させた舌片を巻いて筒状としたロ
ツド8,8が設けられ、又そのロツドの延長上に
あたる側方には垂下片9が設けられ、更にその垂
下片の側縁及び下縁には、蓋面と略直交及び平行
状の係止片10,11が連設されている。
これら隔壁1と蓋体7とは、蓋体7に設けられ
ているロツド8を隔壁1に設けられた軸受け2に
対し、割り溝3aより圧入してロツド8を軸受け
2へ回転自在に嵌合させることにより、蓋体7が
隔壁1へ螺着されている。その状態において、係
止突起4を係止片10と垂下片9とが三方から包
み込むように覆い、蓋体7を開けば係止片10と
垂下片9はロツド8の中心軸を支点として回転す
る。係止突起4はロツドの中心軸より内方へ張り
出していて、係止片10は蓋体7が90度開いた位
置で係止突起の張り出し部9aに当接し、蓋体7
はそれ以上開くことが阻止される。又同時に係止
板11は係止突起4の前記割り溝3aと反対側に
回り込み、ロツド8が割り溝3a側へ押し出され
ないよう規制するといつたようにロツドの抜け防
止が図られている。又蓋体7と隔壁板1相互の螺
着部には、スプリング12が取り付けられてい
て、蓋体の開閉作動にスナツプ力が働くようにな
つている。
第4図は本考案の外気取り入れ口を備えたエン
ジンルームを示したもので、13はエンジンルー
ム内の側部を運動席側からフロント方向へ貫通す
るように延びたエアーダクトであり、このエアー
ダクト13は基端がエンジンルーム後部に配置さ
れているエアコンデイシヨナーに接続され、先端
はラジエターグリル14より若干手前にて開口し
ている。そしてその開口した吸入口13aと、そ
の前方にあたるラジエターグリル14間の空気流
路は、その空気流路の傍に装備されているウオツ
シヤ液タンク15と一緒に、前記蓋体を有した隔
壁1及び蓋体7により覆われ、エンジンルーム内
において高温域から隔離されている。
このように形成された外気取り入れ口は、吸入
口がラジエターグリルから遠避かつているため、
雨水がラジエターグリルを通過してエンジンルー
ム内に吹き込まれても、エアーダクト内までは侵
入しない。又エンジンルーム内の熱気は、隔壁で
遮断された空気流路には流れ込まないので、車内
へ熱風混じりの外気が導入されることはなくな
る。更にウオツシヤー液のタンクはエンジンの高
熱から保護され、蓋体によりメンテナンスも容易
である。
本実施例においては、蓋体と隔壁との螺着が、
割り溝を有した軸受けへロツドを圧入するだけの
ワンタツチで行なえるようになつているが、螺着
構造はそれ以外の構造としても差し使えない。又
隔離された空間内にウオツシヤー液のタンクを収
容するものについて説明したが、収容物はそれに
限定するものでなく、更にラジエターグリルと吸
入口との距離や、隔壁板の固定用のねじ孔、各種
機器に対応した逃げ部等は、本考案の前記目的の
達成可能な範囲内において適宜変更することがで
きる。
ト 効果 本考案によれば、車内に吸気音が伝わらないば
かりか、雨水の侵入もなく、而も熱風混じりのな
い新鮮な外気を取り入れることができる。又熱を
嫌う部材をエンジンルームから隔離された空気内
に収容して熱から保護することもでき、収容され
た部材は開閉可能な蓋体により、取り出し等のメ
ンテナンスも容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は隔壁を示す斜視図、第3図
a,bは蓋体の開閉操作と係止突起と係止片の係
止作動の関連を示す説明図、第4図はエンジンル
ーム内における外気取り入れ口の説明図である。 1……隔壁板、1a……主板、1b……側板、
2……切り込み部、3……軸受け、3a……割り
溝、4……係止突起、5……位置決め用突起、6
……リブ、7……蓋体、8……ロツド、9……垂
下片、9a……張り出し部、10,11……係止
片、12……スプリング、13……エアーダク
ト、13a……吸入口、14……ラジエターグリ
ル、15……ウオツシヤ液タンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジンルーム内を運転席側からフロント方
    向へ貫通したエアーダクトの先端より外気を吸
    入し、空調機器を介してその外気を車内へ導入
    可能とした外気取り入れ口において、エアーダ
    クトの先端をラジエーターグリル面よりエンジ
    ンルーム内側に位置させると共に、ラジエータ
    ーグリルとエアーダクトとの間に、ラジエータ
    ーグリル側に外気流入口が開口し、エアーダク
    ト接続側にダクト連結部を備え、上面にラジエ
    ーターグリル側が開閉可能な蓋体を有した隔壁
    により、エンジンルーム内においてそのエンジ
    ンルームから隔離した空気流路を設けたことを
    特徴とする車輌のエンジンルーム内における車
    内への外気取り入れ口。 2 前記蓋体が、その側縁へ一体的に設けられた
    ロツドを、側方に切り込み案内溝を有し、隔壁
    の上縁に設けられた軸受けへ圧入して成るヒン
    ジを介して隔壁へ螺着されていると共に、軸受
    けの中心線上にあたる隔壁の側部に突設された
    突起体と、蓋体面と略平行状に設けられた係止
    板とから成る係止手段により、蓋体の開閉角度
    を90度に規制し、且つ開蓋時において蓋体の脱
    落防止が図られている実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の車輌のエンジンルーム内におけ
    る室内への外気取り入れ口。
JP15456187U 1987-10-08 1987-10-08 Expired - Lifetime JPH0542647Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0158323U JPH0158323U (ja) 1989-04-12
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