JPH068639B2 - 自動車用送風機 - Google Patents

自動車用送風機

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JPH068639B2
JPH068639B2 JP11965484A JP11965484A JPH068639B2 JP H068639 B2 JPH068639 B2 JP H068639B2 JP 11965484 A JP11965484 A JP 11965484A JP 11965484 A JP11965484 A JP 11965484A JP H068639 B2 JPH068639 B2 JP H068639B2
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JP
Japan
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motor
blower
housing
wall surface
casing
Prior art date
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JP11965484A
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English (en)
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JPS611898A (ja
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豊 小幡
茂 小林
良範 深作
邦広 能登
正 設楽
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Hitachi Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は自動車用送風機に係り、特に車室内空調用とし
て設けられる送風機のモータ冷却及び防水構造に関す
る。
〔発明の背景〕
自動車の車室内空調用の送風機は一般にカウルダクトの
下方に取りつけられ、例えば実開昭54−860に示さ
れるように送風機の取付姿勢がフアンを上向きとするブ
ロワモータの冷却方法については、外気取入口より送風
機のケーシング内に浸入した雨水や雪などを排除するた
めモータ内部冷却風取入口をケーシングの下底壁をさけ
て上壁からとるなど知られている。この方法はモータが
軸方向に長い円筒形タイプの冷却法であるが、軸方向に
短い偏平モータでは実公昭58−32974でも知られ
ているとおり、偏平モータのハウジング周囲とケーシン
グ内壁との間に空気通路を形成し、ハウジング表面を風
通路に露出することによつて放熱を計つている。したが
つてこの種の構造を送風機のケーシングの下側への扁平
モータの配置にそのまま使用したので前記冷却風取入口
変更等により雨水や雪などが侵入し易くなり、また、そ
の排除が困難であり、侵入した水はモータハウジングの
各部に付着し、ハウジングのわずかの隙間からモータ内
部へ浸水しモータロツクやモータの錆付きなどを招くこ
とがある。
〔発明の目的〕
本発明は、従来の自動車用送風機に於る上述した不具合
を考慮し、ケーシング内に浸入した雨水や雪などの重力
方向の落下があつてもモータ内部に浸入しない様に構成
された自動車用送風機を提供することを目的としてい
る。
〔発明の概要〕
かかる目的を達成するには偏平モータのハウジング表面
で重力上方側に防水カバーを設け密閉構造をとれば容易
に達成可能であるが、ケーシング内の送風通路側にある
モータハウジング表面が防水カバーによつて覆われるの
で冷却性が大幅に低下しモータ内部温度上昇を招く。本
発明によれば、送風機のケーシング内壁面に取り付けら
れた実質的に密閉空間を形成する防水カバーで偏平モー
タを覆い、更にその防水カバーとケーシング内壁面との
間の少なくともどちらか一方に、送風通路と前記密閉空
間とを連通する空気通路を設けたので温度上昇を招くこ
となくその目的が達成される。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を添付の図により説明する。
第1図は本発明による送風機の一つの実施例を示す概略
縦断面図である。送風機のケーシング1は上部ケース2
と下部ケース3との組合せにより構成され、前記上部ケ
ース2と下部ケース3が一対となり偏平モータ4を収納
する渦巻状の送風通路5を郭定している。又、前記上部
ケース2は上部に内外気切替ボツクス6を形成し車両カ
ウルダクト7に通ずる外気取入口8と車室内に通じてい
る内気取入口9とが設けられており、又、前記送風通路
5に通じている。前記外気取入口8と内気取入口9は切
替ボツクス6内に設けたドア10によつて選択的に開閉
される。前記偏平モータ4は前記下部ケース3の内壁面
11に設けた平坦な複数個の座面12に偏平モータのハ
ウジング13外端部に設けた防振ゴム14、ネジ締付用
ワツシヤ15、ネジ16にて固定する。前記ハウジング
13と該ケース内壁面11間は座面12の車高方向の高
さを適度に設定する事によつて前記送風通路5と通ずる
空気通路17を有する。
偏平モータ4は送風通路5内に配設されるフアン18が
前記内外気切替ボツクス6に対向してモータ軸上方にお
かれ、該フアン18下部にハウジング13が位置した軸
垂直姿勢となつている。前記ハウジング13は上部ハウ
ジング19と下部ハウジング20で形成され、上記ハウ
ジング19には更に刷子装置21が取りつけられてい
る。又、前記上部ハウジング19と刷子装置21を覆
い、かつ上部ハウジング19と下部ハウジング20の外
端面22まで覆う外周面がコの字状のカール部23を有
する防水カバー24が、上部ハウジング19,下部ハウ
ジング20と共に加締めビヨー25を用いて締結されて
いる。防水カバー24は該頂壁面26に前記送風通路5
と前記上部ハウジング19と防水カバー24間で形成さ
れる密閉空間27を連通する煙突形状の冷却突起孔28
がフアン背面に対向して配設され、又、前記上部ハウジ
ング19を当接する外周底壁面29の一部を前記上部ハ
ウジング19の面より若干持ち上げ、前記空気通路17
及び送風通路5と連通する空気取入口30を形成する。
一方防水カバー24の頂壁面26と上部ハウジング19
間にはゴムなどの弾性体31でシールされている。底壁
面に設けた空気取入口30と対向する上部ハウジング1
9には、本実施例では取入口30の開口面積をできる限
り小さくしかつ水滴の表面張力による、水浸入防止を計
るため、モータハウジング13の外径より径小の止水壁
32を設けている。
従つて送風機のモータ4のフアン18の回転によつて外
気取入口8から送風通路5に吸入された空気の一部は空
気通路5へ流れ、下部ケース内壁面の渦巻形状に沿つて
モータ下部ハウジング20の冷却を行つた後、再び送風
通路5へ戻る。この際、フアン18下面と防水カバー2
4間の送風通路5はフアン18上部に対し相対的に負圧
となつているため、周囲より風を巻き込み回転を続けて
いる。このため、先の送風通路5内の空気の一部は防水
カバー24の空気取入口30から密閉空間27へ導か
れ、モー上部ハウジング19、刷子装置21を冷却した
後、冷却突起孔28を通つてフアン18下面の送風通路
5へ再び戻される。この時空気取入口30は、開口面積
を適度に小さくし、止水壁32も設けて有り、且つ送風
通路5に対し実質的な密閉空間を有した防水カバー24
で偏平モータ4を覆つているので、万一、送風通路5内
に雨水や雪が浸入し、下部ケース3の下底部に溜つても
モータ内部に浸入することなくモータの水損が防止され
る。又、空気取入口30から導入され冷却突起孔26よ
り排出される冷却風は、反重力方向の風向きとなつてお
り、突起孔28も防水カバー24頂壁面26より上方に
位置するので、たとえ防水カバー表面に重力によつて水
滴が落下付着してフアン18の回転により飛散したとし
ても密閉空間27内には浸入せず、防水性を有しながら
効果的なモータ冷却を計ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明した様に本発明によればモータを密閉空間に設
置すると共にこの密閉空間へモータ冷却用空気を導く冷
風通路を設けたので、モータの冷却機能を阻げることな
くモータへの雨水の浸入を確実に防止できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動車用送風機の一つの実施例を
示す縦断面図。 1…送風機ケーシング、2…上部ケース、3…下部ケー
ス、4…偏平モータ、5…送風通路、6…内外気切替ボ
ツクス、7…車両カウルダクト、8…外気取入口、9…
内気取入口、10…ドア、11…下部ケース内壁面、1
2…ケースのモータ取付座面、13…ハウジング、14
…防振ゴム、15…ネジ締付用平ワツシヤ、16…ネ
ジ、17…空気通路、18…フアン、19…上部ハウジ
ング、20…下部ハウジング、21…刷子装置、22…
ハウジング外端面、23…モータカバーカール部、24
…防水カバー、25…加締めビヨー、26…カバー頂壁
面、27…密閉空間、28…冷却突起孔、29…カバー
底壁面、30…空気取入口、31…弾性体、32…止水
壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深作 良範 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 能登 邦広 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 設楽 正 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風機ケーシング内に、車高方向下側に扁
    平モータを取りつけ、該モータによってフアンを回転さ
    せる自動車用送風機において、前記送風機ケーシングの
    内壁面に、該内壁面との間で密閉空間を形成する防水カ
    バーを配設するとともに、前記密閉空間内に扁平モータ
    を設置し、前記防水カバー若しくは前記ケーシング内壁
    面との間の少なくともどちらか一方に、送風通路と前記
    密閉空間とを連通する空気通路を設けた自動車用送風
    機。
JP11965484A 1984-06-11 1984-06-11 自動車用送風機 Expired - Lifetime JPH068639B2 (ja)

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JP11965484A JPH068639B2 (ja) 1984-06-11 1984-06-11 自動車用送風機

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JP11965484A JPH068639B2 (ja) 1984-06-11 1984-06-11 自動車用送風機

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Publication Number Publication Date
JPS611898A JPS611898A (ja) 1986-01-07
JPH068639B2 true JPH068639B2 (ja) 1994-02-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012033292A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器

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CN107612190B (zh) * 2017-10-30 2023-09-22 南京磁谷科技有限公司 一种超速台的密封和冷却结构
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JPS611898A (ja) 1986-01-07

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