JPH0528451Y2 - - Google Patents

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JPH0528451Y2
JPH0528451Y2 JP1987117851U JP11785187U JPH0528451Y2 JP H0528451 Y2 JPH0528451 Y2 JP H0528451Y2 JP 1987117851 U JP1987117851 U JP 1987117851U JP 11785187 U JP11785187 U JP 11785187U JP H0528451 Y2 JPH0528451 Y2 JP H0528451Y2
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cold air
deodorizer
storage recess
refrigerator
evaporator
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は冷気強制循環形電気冷蔵庫に関し、
さらに詳しく言えば、脱臭剤収納ボツクスを有す
る電気冷蔵庫に関するものである。
[従来例] 電気冷蔵庫の庫内はその構造上臭いがこもりや
すいため、殆どの家庭では脱臭剤を使用してい
る。その場合、脱臭剤は食品の出入れに邪魔とな
らないように棚の奥や隅に置かれるが、そのよう
な場所は往々にして冷気の循環が悪いため、脱臭
効果が上がらない。
そこで、例えば実開昭58−159485号等において
は、中仕切りの冷気通風路や蒸発器から冷蔵室に
至る冷気ダクト等の冷気循環経路内に脱臭剤を配
置するようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記先行例によれば脱臭は効果的に行われる
が、次のような欠点がある。すなわち、通風抵抗
を減じるため特殊な形状の脱臭剤、例えば、ハニ
カム状活性炭フイルターを用いているが、このよ
うな特殊形状の脱臭剤は一般消費者にとつては入
手しずらい。また、その交換も容易ではない。特
に、脱臭剤が冷気ダクトの吐出口部分に設けられ
ている場合には、貯蔵されている中の食品を一旦
庫外に出さなければならない。因みに、上記ハニ
カム状活性炭フイルターの場合、その寿命は質量
100gで3か月が限度であり、その都度上記のよ
うな煩わしい作業を余儀なくされる。
また、実公昭50−40358号公報によると、冷気
通風路の冷蔵室側の吸込み口近傍に透孔を有する
空室を形成し、同空室内に脱臭剤を内装するよう
にしている。これによれば、上記従来例に比べて
比較的簡単に脱臭剤を交換することが可能とな
る。しかしながら、脱臭剤にも種々の形状のもの
があるため、例えば予定より大型の脱臭剤を入れ
た場合にはその分通風抵抗が増え、冷却効果が損
なわれる、という問題があつた。
[問題点を解決するための手段] この考案は上記従来の事情にかんがみなされた
もので、その構成上の特徴は、蒸発器にて生成さ
れた冷気を送風フアンにて冷凍室および冷蔵室に
供給し、該冷気を上記冷凍、冷蔵室間の仕切り壁
に形成されている冷気還流路を介して上記蒸発器
に戻すようにされているとともに、上記冷蔵室側
における上記冷気還流路の吸込み口に多数の通気
孔を有する脱臭剤収納ボツクスが取付けられてい
る冷気循環型電気冷蔵庫において、上記脱臭剤収
納ボツクスは、上記冷気還流路の吸込み口に対し
てそれを覆うように取付けられるグリル部と、該
グリル部に連設された脱臭剤収納凹部とを備えて
おり、上記冷気還流路の吸込み口の通気面積を
A、上記グリル部の通気面積をB、上記脱臭剤収
納凹部の通気面積をCとすると、A≦B<Cの関
係に設定したことにある。
[作用] 冷蔵室から冷気還流路を介して蒸発器に戻され
る冷気の一部分は脱臭剤収納凹部の脱臭剤内を通
つて脱臭されたのち冷気還流路に至り、残部はグ
リル部の通気孔から同冷気還流路に吸込まれる。
その際、脱臭剤が比較的大きいような場合、脱
臭剤収納凹部の通風抵抗が大きくなるが、各部分
の通気面積が上記のように設定されているため、
冷気還流路を通る冷気流量が極端に変化すること
がなく、したがつて冷却効果が損なわれるおそれ
はない。
[実施例] 以下、この考案の実施例を添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第1図にはこの考案が適用された3ドア形の電
気冷蔵庫が示されている。すなわち、この電気冷
蔵庫は、冷凍室1、冷蔵室2および野菜貯蔵室3
を備えている。冷凍室1の背面には蒸発器4が設
けられているとともに、同冷凍室1内にはその背
壁との間で冷気分配室5を形成する仕切り板6が
配置されている。冷気分配室5には冷気を冷蔵室
2と野菜貯蔵室3に導く冷気ダクト7が接続され
ている。また、冷凍室1と冷蔵室2とを仕切つて
いる仕切り壁8にはその各室1,2内の冷気を蒸
発器4に戻す冷気還流路9,10が形成されてい
る。したがつて、蒸発器4にて生成された冷気
は、送風フアン11の運転により冷凍室1と冷蔵
室2にそれぞれ供給され、食品を冷却したのち、
冷気還流路9,10を通つて蒸発器4の下部に戻
される。
この冷気循環形電気冷蔵庫は、脱臭剤(図示し
ない)を冷蔵室2側における冷気還流路10の吸
込み口10aの近傍に配置するための脱臭剤収納
ボツクス12を備えている。第2図を併せて参照
すると、このボツクス12は上記冷気還流路10
の吸込み口10aに対してそれを覆うように形成
されたグリル部12aと、種々の大きさの脱臭剤
を収納し得る大きさに形成された脱臭剤収納凹部
12bとを有し、その各々には多数の通気孔13
が穿設されている。この場合、上記吸込み口10
aの通気面積をA、グリル部12aの通気面積を
B、脱臭剤収納凹部12bの通気面積をCとする
と、これらはA≦B<Cの関係とされている。こ
の実施例によると、脱臭剤収納凹部12bの前方
(第2図手前側)には図示しない脱臭剤を出し入
れするための蓋14が開閉可能に取付けられてい
る。この蓋14はその上辺部に係止爪15を有
し、これに対して収納凹部12b側にはその相手
方となる係止孔16が穿設されている。また、こ
の実施例においては脱臭剤収納ボツクス12の前
縁には上記仕切り壁8の底面にある図示しない係
合溝内に嵌合する突片17が設けられているとと
もに、同ボツクス12の後縁側には同部位を仕切
り壁8の底面にネジ止めするための止着片18が
形成されている。
上記の構成において、このボツクス12は、そ
のグリル部12aにて上記吸込み口10aを覆う
ようにして仕切り壁8の底面に取付けられ、収納
凹部12b内には蓋14をあけて図示しない脱臭
剤が入れられる。これにより、冷蔵室2から冷気
還流路10を介して蒸発器4に戻される冷気の一
部分は脱臭剤収納凹部12bの脱臭剤内を通つて
脱臭されたのち、還流路10に至り、その残部は
グリル部12aの通気孔13から冷気還流路10
に吸込まれる。その際、収納される脱臭剤が比較
的大きいような場合、その収納凹部12bの通風
抵抗が大きくなるが、各部分の通気面積が上記の
ように設定されているため、冷気還流路10を通
る冷気流量が極端に変化することはない。したが
つて、冷却能力を低下させることなく、効果的な
脱臭が行われる。また、蓋14を開閉することに
より、脱臭剤の交換も容易に行うことができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、脱臭
剤の交換が容易であるとともに、一般に使用され
ている種々形状の脱臭剤を使用しても冷却効果が
損なわれることがないという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案が適用された3ドア形電気冷
蔵庫の実施例を示した断面図、第2図は脱臭剤収
納ボツクスの斜視図である。 図中、1は冷凍室、2は冷蔵室、3は野菜貯蔵
室、4は蒸発器、5は冷気分配室、7は冷気ダク
ト、8は仕切り壁、9,10は冷気還流路、11
は送風フアン、12は脱臭剤収納ボツクス、12
aはグリル部、12bは収納凹部、13は通気
孔、14は蓋である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 蒸発器にて生成された冷気を送風フアンにて
    冷凍室および冷蔵室に供給し、該冷気を上記冷
    凍、冷凍室間の仕切り壁に形成されている冷気
    還流路を介して上記蒸発器に戻すようにされて
    いるとともに、上記冷蔵室側における上記冷気
    還流路の吸込み口に多数の通気孔を有する脱臭
    剤収納ボツクスが取付けられている冷気循環型
    電気冷蔵庫において、 上記脱臭剤収納ボツクスは、上記冷気還流路
    の吸込み口に対してそれを覆うように取付けら
    れるグリル部と、該グリル部に連設された脱臭
    剤収納凹部とを備えており、上記冷気還流路の
    吸込み口の通気面積をA、上記グリル部の通気
    面積をB、上記脱臭剤収納凹部の通気面積をC
    とすると、A≦B<Cの関係に設定されている
    ことを特徴とする電気冷蔵庫。 (2) 上記脱臭剤収納凹部には開閉可能な蓋が枢着
    されている実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の電気冷蔵庫。
JP1987117851U 1987-07-31 1987-07-31 Expired - Lifetime JPH0528451Y2 (ja)

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JP1987117851U JPH0528451Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

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JP1987117851U JPH0528451Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

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JPS5040358U (ja) * 1973-08-08 1975-04-24

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JPS6422981U (ja) 1989-02-07

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