JP2632050B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2632050B2
JP2632050B2 JP1238584A JP23858489A JP2632050B2 JP 2632050 B2 JP2632050 B2 JP 2632050B2 JP 1238584 A JP1238584 A JP 1238584A JP 23858489 A JP23858489 A JP 23858489A JP 2632050 B2 JP2632050 B2 JP 2632050B2
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deodorizer
refrigerator
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heat insulating
case
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裕 柿沼
秀文 茂木
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は貯蔵室内冷気中の悪臭成分を除去する為の脱
臭器を備えた冷蔵庫に関する。
(ロ)従来の技術 従来冷蔵庫においては収納した食品から硫化水素、ト
リメチルアミン或いはメチルメルカプタン等の種々の悪
臭成分が発せられるため、使用者が嫌悪感をおぼえた
り、他の食品に悪臭が転移し風味を損ねる欠点があっ
た。
そこで従来では例えば実開昭62−9440号公報に示され
る如きオゾン発生器を用い、悪臭成分を酸化分解して除
去すると共に余剰オゾンはオゾン分解フィルターによっ
て酸素に分解し、庫内に排出されない様にしていた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 オゾンによる脱臭器は活性炭によるものに比して飽和
による交換の必要性がない為、便利であるが、前記公報
の如く、オゾン発生器、高電圧発生装置及びオゾン分解
フィルター等の部品が必要であるので、設置により貯蔵
室の有効容積を狭める結果となる。
本発明は斯かる課題を解決することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明の冷蔵庫は、冷却器で冷却された冷気を冷蔵室
に導くように断熱材で形成された通風路と、この通風路
内に配置される脱臭器とを備えたものであって、さらに
前記通風路内に臨むように前記断熱材に凹所を形成し、
前記脱臭器をケースのこのケース内に収納されたオゾン
発生器とこのオゾン発生器の風上側と風下側とに位置し
前記ケース内に収納されたオゾン分解触媒と前記ケース
の外側に取り付けられた高電圧発生装置とで構成し、前
記高電圧発生装置が奥側になり前記オゾン発生器が前記
通風路内に臨むようにしてこの脱臭器を前記凹所内に収
納したものである。
(ホ)作用 本発明によれば、ケース内にオゾン発生器と2つのオ
ゾン分解触媒がケース外に高電圧発生装置がそれぞれ位
置するように予め脱臭器を組み立てておき、この組み立
てた脱臭器を高電圧発生装置が断熱材に形成した凹所の
奥側に位置するようにして凹所内に収納するだけで、脱
臭器が位置決めされ且つオゾン発生装置及びオゾン分解
触媒が通風路内に臨むように配置される。このため脱臭
器の取付作業の簡素化、脱臭器及び脱臭器を収納する断
熱材の小型化が促進され、冷蔵庫の収納容積減少が抑制
される。
(ヘ)実施例 次に図面において実施例を説明する。第1図は実施例
としての冷蔵庫1の正面図を示す。冷凍冷蔵庫1の正面
開口は上下にそれぞれ一組ずつの観音開き式の扉2,3及
び4,5により閉塞され、更に最下段は引き出し式扉6に
て閉塞される。更に、扉2,3と4,5間にはコントロールボ
ックス7が突設されている。
第2図は扉2,3,4,5及び内扉40を除く冷凍冷蔵庫1の
正面図を示し、第3図は第2図のA−A線断面図を示
し、第4図は冷蔵室用冷却器を被覆する断熱材部分の分
解斜視図を示す。前方に開口する外箱8とそれに組み込
まれた内箱9間には断熱材10が現場発泡方式にて充填さ
れ断熱箱体11が構成されている。この断熱箱体11内は断
熱性の仕切壁12によって上下に区画され、相互に区画さ
れ且つ空気循環において独立した上部室と下部室とが形
成され、この上部室は更に断熱性の区画壁13にて左右に
区画され、第1の冷凍室14と第2の冷凍室15とが形成さ
れている。前記上部室背部には左右全幅に渡る区画板16
によって上下方向に冷却室17が形成され、ここに冷凍室
用冷却器18が縦設される。
冷却器18の上方であって区画壁13背方に位置する冷却
室17内には冷凍室用の送風機20が配設される。又、両冷
凍室14と15に対応する区画板16には吹出口21,22がそれ
ぞれ形成され、更に第1の冷凍室14下部に位置して製氷
用吹出口23と第2の冷凍室15下部に位置して吹出口24が
形成されている。吹出口21と23及び22と24はそれぞれ冷
凍室用冷却器18と区画板16間に設けた断熱板25に独立し
て形成したダクト26と27により連通せられており送風機
20とその前方の区画板16との空間19と吹出口21,22及び
ダクト26は連通せられている。送風機20はプロペラファ
ンで、回転して冷凍室用冷却器18と熱交換した冷気を吸
引して吹出口21及び22、吹出口23及び24よりそれぞれ両
冷凍室14,15に吹き出し、室内を循環した冷気に仕切壁1
2前部の吸込口28から吸引される。
第1の冷凍室14内は製氷用吹出口23に対応して取付け
られる図示しない仕切板によって上下に区画し、その下
方をこれも図示しない製氷皿を収容する製氷室とする。
この様に第1の冷凍室14と第2の冷凍室15を区画し、別
々の扉2及び3によって閉塞すれば、全体を一枚の扉で
閉じるよりも片方の開放面積は小さいので、扉開放時の
暖気の流入を極力押さえることができる。
仕切壁12下方の下部室は冷蔵室38とされ、更に断熱材
の仕切板39によって上下に仕切られてその上方に仕切板
39と内扉40によって氷温室41が形成される。氷温室41背
方の冷蔵室38上部には、カバー42により冷却室43が構成
され、その内部の冷蔵室用冷却器44が縦設される。冷蔵
室用冷却器44上方には冷蔵室用の送風機45が取付けら
れ、その前方のカバー42には氷温室41上方に延在するダ
クト42aが形成されている。冷蔵室用冷却器44とカバー4
2間には送風機45前方の空間から冷却器44の上方を通
り、その両側を下方に延在する冷蔵室38に開口する通風
路としてのダクト47を作る断熱材48が冷蔵室用冷却器44
を被覆して設けられる。送風機45はプロペラファンであ
り、回転して冷蔵室用冷却器44と熱交換した冷気を吸引
し、前方に吹き出してダクト42aの両側に形成した複数
の吐出口49から氷温室41内に冷気を吹き出すと共に、ダ
クト47から吹出口46によって冷蔵室38に冷気を供給す
る。氷温室41を冷却した冷気はカバー42に形成した吸込
口50から、又、冷蔵室38を冷却した冷気は仕切板39下面
に形成され、カバー42から延在すると共に、前面及び側
面に吸込口51を複数形成された吸込ダクト52内を通って
冷却室43に帰還する。
ダクト42aには中央棚受29が垂下して取付けられ、
又、氷温室41内左右側部に対向して棚受30,30が吊り下
げられている。これら棚受29,30,30間には2枚の棚31,3
1が並列して支持される。この中央棚受29内に吐出口49
を開閉する手動ダンパーDが取付けられており、これに
よって氷温室41内の温度を調節することができる様にな
っている。棚受30,30には上下に貫通した透孔30a,30aが
穿設されており、これによって吐出口49から吹き出され
た冷気は棚31,31下方にも流下し、氷温室41内に斑なく
冷却できる。
冷蔵室38下部は更に仕切板53と仕切前54によって区画
され、その下方に扉6に枠55にて支持された上方開口の
容器56が収容されてその内部を野菜室57とされる。58は
容器56内に設けた小容器である。60は断熱箱体11下部に
形成した機械室であり、機械室60内後部に設けた基台61
にコンプレッサ62が設置される。
冷蔵室38に冷気を供給するダクト47には第2図の如く
脱臭器65が取付けられる。第4図にカバー42及び断熱材
48部分の分解斜視図を、第5図に脱臭器65の斜視図を、
又、第6図に脱臭器65の縦断面図を示す。第4図で断熱
材48にはダクト47を作る溝66,66が形成され、断熱板67,
68にてそれぞれ前面を間隔を存して閉塞される。69はダ
クト42aに連続する断熱板であり、溝66,66の上部を前面
より間隔を存して閉塞する。
第5図及び第6図において70は底壁に対向する面と両
側が開放した断面略コ字状のケースであり、このケース
70の底壁外側に高電圧発生装置71が係合或いはネジ止め
によって固定される。高電圧発生装置71からは2本の高
圧ケーブル72,73が延び、それらの先端にオゾン発生器7
4が接続されている。オゾン発生器74はセラミック等の
誘電体の板に電極を形成したもので、ケース70底壁に穿
設したスリット状の切欠75よりケース70内側に導入さ
れ、支持部76によりケース70内に配置される。ケース70
の両側開放端の内側には二対のリブ77,77及び78,78が突
出形成され、そこにハニカム状のオゾン分解触媒79及び
80が両側開口を閉塞するように取付けられる。
一方、断熱材48の上部に位置するダクト47には高電圧
発生装置71の外面形状に合致した形状の凹所81が形成さ
れている。即ち、凹所81は冷却器44の存在しない断熱材
48の無効部分を有効に利用して形成する。
次に組立て手順を説明する。先ず、第5図及び第6図
の如く予め組立てた脱臭器65を準備し、オゾン分解触媒
79を風上側、80を風下側として高電圧発生装置71を凹所
81内に収納する。これによって脱臭器65の位置決めが完
了する。次に断熱板69にて溝66,66の上部を閉塞する。
この時、ケース70の底壁に対向する開放端は断熱板69の
内面に当接して閉塞されると共に、ダクト47の上部が構
成される。又、これによってオゾン発生器74及びオゾン
分解触媒79,80はダクト47内に配置されることになり、
冷気の流れに対する配置は、風上から触媒79、発生器7
4、触媒80の順となる。次に断熱板67,68を取付けて両側
部のダクト47,47を構成し、最後にカバー42を取付け
る。
即ち、予め本発明の如く脱臭器65を組立てておくこと
により、高電圧発生装置71を凹所81内に収納するだけで
脱臭器65の位置決めと取付けが完了し、同時に発生器7
4、触媒79及び80はダクト47内に配置されることにな
る。又、ケース70は、その長手方向の側壁によって発生
器74等の存在できる空間を確保すると共に、断熱板69に
よって閉塞されてオゾンの漏れを防止されるから、底壁
に対向する面が開放した形状と成すことが可能となり、
発生器74等の取付けが容易となると共に、閉塞するため
の格別な蓋等も不要となる。
次に脱臭器65の動作を説明する。オゾン発生器74では
電極間に印加される高電圧によって沿面放電が発生して
おり、送風機45から吐出されてダクト47からオゾン分解
触媒79を通過して流入する冷気中の酸素を原料としてオ
ゾン(O3)を発生する。発生したオゾンは冷気中の悪臭
成分と共にオゾン分解触媒80に至る。触媒79,80は非常
に大なる幾何学的表面積を有し、悪臭成分を保持してオ
ゾンと反応させ、酸化分解せしめる。これによって冷気
の脱臭が成される。この時余ったオゾンは触媒80によっ
て分解され、酸素分子となる。又、送風機45の停止中に
逆流出しようとする残存オゾンは触媒79によって分解さ
れるので、人体や物品に有害なオゾンが外部に流出する
ことはない。
(ト)発明の効果 以上のように本発明によれば、ケース内にオゾン発生
器と2つのオゾン分解触媒がケース外に高電圧発生装置
がそれぞれ位置するように予め脱臭器を組み立ててお
き、この組み立てた脱臭器を高電圧発生装置が断熱材に
形成した凹所の奥側に位置するようにして凹所内に収納
するだけで、脱臭器の位置決めが行える一方、オゾン発
生装置及びオゾン分解触媒を通風路内に臨むように配置
することができ、脱臭器の取付作業の簡素化、脱臭器及
び脱臭器を収納する断熱材の小型化が図れ、冷蔵庫の収
納容積減少を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷凍冷蔵庫の正面図、第2図は一部扉を除く冷
凍冷蔵庫の正面図、第3図は第2図のA−A線断面図、
第4図は冷蔵室用冷却器を被覆する断熱材部分の分解斜
視図、第5図は脱臭器の斜視図、第6図は同縦断面図で
ある。 38……冷蔵室、44……冷蔵室用冷却器、45……送風機、
47……ダクト、48……断熱材、65……脱臭器、70……ケ
ース、71……高電圧発生装置、74……オゾン発生器、81
……凹所。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却器で冷却された冷気を冷蔵室に導くよ
    うに断熱材で形成された通風路と、この通風路内に配置
    される脱臭器とを備えた冷蔵庫において、前記通風路内
    に臨むように前記断熱材に凹所を形成し、前記脱臭器を
    ケースとこのケース内に収納されたオゾン発生器とこの
    オゾン発生器の風上側と風下側とに位置し前記ケース内
    に収納されたオゾン分解触媒と前記ケースの外側に取り
    付けられた高電圧発生装置とで構成し、前記高電圧発生
    装置が奥側になり前記オゾン発生器が前記通風路内に臨
    むようにしてこの脱臭器を前記凹所内に収納したことを
    特徴とする冷蔵庫。
JP1238584A 1989-09-14 1989-09-14 冷蔵庫 Expired - Lifetime JP2632050B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63318477A (ja) * 1987-06-22 1988-12-27 松下冷機株式会社 冷蔵庫

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