JPH0542487A - ボルト、ナツトの締緩装置 - Google Patents

ボルト、ナツトの締緩装置

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JPH0542487A
JPH0542487A JP20187991A JP20187991A JPH0542487A JP H0542487 A JPH0542487 A JP H0542487A JP 20187991 A JP20187991 A JP 20187991A JP 20187991 A JP20187991 A JP 20187991A JP H0542487 A JPH0542487 A JP H0542487A
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JP
Japan
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reaction force
socket
fixing portion
tightening
plate fixing
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Pending
Application number
JP20187991A
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English (en)
Inventor
Takao Hanazawa
孝夫 花澤
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 反力受20は、上部ケーシング9に取付けら
れたプレート固定部22と、その下端部にネジ止め手段
により固定され、反力を与えるべき構造物の壁面へ当接
させるための当接プレート24とからなる。プレート固
定部22に、上下方向に延びる長孔28を設ける。上部
ケーシング9にネジ孔30を設け、長孔28にネジ32
を挿入してネジ孔30に螺着することにより、プレート
固定部22と上部ケーシング9とを位置変更自由に取着
する。 【効果】 使用時にソケット14よりも下方に位置して
いた反力受20の下端を、ソケットよりも上の位置まで
調整することができるので、締緩装置A自身が収納しや
すくコンパクト化でき、また作業中一時的に起立状態で
置いておくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種構造物の鉄骨や型
鋼等を、ボルトやナットで締結する際に使用する、ボル
ト、ナットの締緩装置に関するものであり、詳しくは、
装置本体に反力受を取付けてなるボルト、ナットの締緩
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来より
ボルト、ナットの締緩作業に使用されるナットランナー
等の電動の締緩装置にあっては、締緩時に強力な反力が
操作用把持部に作用しないように、装置本体に反力受を
設け、この反力受を型鋼等の構造物の一部に当接させて
締緩を行なっている。これにより、前記構造物に反力を
逃がすことができ、前記反力が操作用把持部に伝わらな
い。
【0003】このような締緩装置の形態としては、図6
に示すように、装置本体110の下端部における、ボル
ト頭部Bあるいはナット等を係合するソケット114を
駆動させるための伝動部のケーシング111に、ソケッ
ト114の軸心と平行に延びる反力受124を付設した
ものがある。
【0004】この反力受124は、前記ケーシング11
1に固設された突出固定部120と、この突出固定部1
20の内側にネジ止め手段により取付けられてなる当接
板123とからなる。
【0005】ボルトを締緩する際、ボルト頭部Bをソケ
ット114に係合するとともに、前記当接板123にお
ける当接面121と構造物150の端面151とを当接
させて行なう。これにより、前述したように、前記構造
物150に反力を逃がすことができ、操作用把持部には
反力が伝わらない。
【0006】しかしながら、上記構成の締緩装置にあっ
ては、反力受124が前記ケーシング111から下方に
突出してなり、その下端が前記ソケット114よりも下
方に位置しているので、例えば作業中一時的に手を離す
時など、前記締緩装置を起立させた状態で置いておくこ
とができなかった。
【0007】また、現場に向かう時、現場から引き上げ
る時あるいは、商品として搬入する時などの搬送時にあ
っては、ケーシングより突出した反力受の部分が邪魔あ
るいは嵩高となり、例えばトラックの荷台での収納性に
支障をきたした。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記の問題を解
決するために、次のような手段を講じた。すなわち、第
1の発明であるボルト、ナットの締緩装置(以下、単に
「締緩装置」という。)は、装置本体に反力受が取付け
られ、少なくとも使用時における前記反力受の下端部
が、前記ソケットよりも下方に位置してなる締緩装置で
あって、装置本体に対する前記反力受の取付け位置が、
上下方向に変移可能となるように設けられ、取付け位置
を調整することにより、前記プレート固定部の下端の位
置を調整できるようにしたものである。
【0009】第2の発明である締緩装置は、ボルト頭部
もしくはナットに係合するソケットを駆動させる伝動部
のケーシングに反力受が取付けられ、少なくとも使用時
における前記反力受の下端部が、前記ソケットよりも下
方に位置してなるボルト、ナットの締緩装置であって、
前記反力受は、前記ケーシングに取付けられたプレート
固定部と、前記プレート固定部の下端部にネジ止め手段
により固定され、反力を与えるべき構造物等の壁面へ当
接させるための当接プレートとからなり、前記プレート
固定部に、厚み方向に貫通し上下方向に延びる長孔が設
けられ、前記ケーシングにおける前記長孔に対応する所
定の位置にネジ孔が設けられ、前記長孔にボルトやネジ
等の締結部材を挿入して前記ネジ孔に螺着することによ
り、プレート固定部とケーシングとを取付け、ケーシン
グに対するプレート固定部の取付け位置を、前記長孔の
長さ範囲において変移させることにより、プレート固定
部の下端部に取付けた当接プレートの位置を調整できる
ようにしたものである。
【0010】
【作用】第1の発明の締緩装置において、装置本体に対
する前記反力受の取付け位置を上方向に変移させること
により、使用時に前記ソケットよりも下方に位置してい
た前記反力受の下端を、ソケットと同レベルか、あるい
はソケットよりも上の位置に配するように調整すること
ができる。これにより、締緩装置自身がコンパクトにな
って収納性しやすくなり、また作業中において、一時的
に手を離す時でも締緩装置を起立させた状態で置いてお
くことができる。
【0011】第2の発明の締緩装置において、プレート
固定部のケーシングに対するネジ止めによる取付け位置
を、長孔の長さ範囲において上方向に変移させることに
より、使用時に前記ソケットよりも下方に位置していた
前記反力受の下端部、すなわち当接プレートの位置を、
ソケットと同レベルか、あるいはソケットよりも上の位
置に配するように調整することができる。これにより、
締緩装置自身を収納しやすくなるようにコンパクト化で
き、また作業中において、一時的に手を離す時でも締緩
装置を起立させた状態で置いておくことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2において、符号10は、駆動用モータ(図
示省略)を装備する締緩装置Aの装置本体である。
【0013】符号11は前記装置本体10の下部におけ
る下部ケーシング、符号9は、前記下部ケーシング11
の上端より上方に続く鋼製の上部ケーシングである。前
記下部ケーシング11内には伝動部材として駆動ギヤー
12とこの駆動ギヤー12に噛合する従動ギヤー13と
が収納保持されている。前記上部ケーシング9内にはモ
ータの出力軸15の角形端部15aが配されているとと
もに、この角形端部15aが嵌入されている係合部材8
が収納保持されている。
【0014】モータの出力軸15の角形端部15aが駆
動ギヤー12に有する係合孔部12aに嵌入されて回転
伝達可能に係合連結されている。また、前記従動ギヤー
13の下端に締緩対象の六角ボルトの頭部もしくは六角
ナット(以下、「ボルト頭部B」という)に嵌合し係合
するソケット14が取付けられている。これにより、出
力軸15の回転が減速されてソケット14に伝達される
ようになっている。
【0015】上記締緩装置Aにおいて、モータから駆動
ギアー12を経て従動ギアー13に至までがソケット1
4を駆動させる伝動部である。
【0016】符号20は前記上部ケーシング9に取付け
られた鋼製の反力受である。この反力受20は、平面コ
の字状のプレート固定部22と、当接プレート24とか
らなっており、この当接プレート24を前記プレート固
定部22の下端部にネジ26により取付けることによ
り、前記当接プレート24の内方側に、反力を与えるべ
き構造物50等の壁面51への当接が可能となるよう
な、ソケット14の軸方向と平行な当接面21が形成す
る。
【0017】前記プレート固定部22は、図1、図3及
び図4に示されているように、平板22aと、この平板
22aの上端から3分の2程度までの部分の左右両側部
より上部ケーシング9側に延びる抱持板22bとからな
っている、平板22aの上部には、上下方向に延びる長
孔28が2本並設されている。
【0018】符号30は、上部ケーシング9に設けられ
たネジ孔であり、前記長孔28に対応する所定位置にそ
れぞれ設けられている。
【0019】ネジ32をそれぞれの長孔28に挿入した
あと、前記ネジ孔30に螺着する。これにより、プレー
ト固定部22を上部ケーシング9に取付けることができ
る。なお、使用時にあっては、プレート固定部22の下
端部に取付けた当接プレート24が、図1〜図2に示す
ように、ソケット14の下端部よりも下方に配置される
ように、プレート固定部22を上部ケーシング9に取付
ける。この状態で、当接プレート24の当接面21を型
鋼や鉄骨等の構造物50の端面51に当接させ、ボルト
の締緩時に生じる反力をこの構造物50に逃がすことが
できる。
【0020】現場に向かう時、現場から引き上げる時、
あるいは商品として搬入する時などの搬送時にあって
は、前記ネジ32を少し緩めてプレート固定部22の上
部ケーシング9に対する取付けを一時的に解除し、上部
ケーシング9に対するプレート固定部22の取付け位置
を、図4の2点鎖線や図5に示すように、長孔28の長
さ範囲において上方向に変移させる。これにより、使用
時に前記ソケット14よりも下方に位置していた前記反
力受20の下端部、すなわち当接プレート24の位置
を、ソケット14と同レベルか、あるいはソケット14
よりも上の位置に配するように調整することができる。
これにより、締緩装置A自身がコンパクトになり、収納
性が向上し、また作業中において、一時的に手を離す時
でも締緩装置Aを起立させた状態で置いておくことがで
きる。
【0021】なお図中、符号45は、鋼製の反力伝達部
材であって半円弧状をなし、出力軸15の先端部近傍を
囲むように、かつその両端部が、反力受20における抱
持板22bの端部と当接するように配されている。この
反力伝達部材45は、必ずしも必要ではないが、このよ
うにすることにより、前記反力受20へ反力が伝わりや
すくなるので好適である。
【0022】本実施例では、反力受20を上部ケーシン
グ9に取付けたが、これに限らず、下部ケーシング11
に取付けても構わない。
【0023】
【発明の効果】使用時に前記ソケットよりも下方に位置
していた前記反力受の下端部を、ソケットと同レベル
か、あるいはソケットよりも上の位置に配するように調
整することができる。これにより、締緩装置自身を収納
しやすくなるようにコンパクト化でき、また作業中にお
いて、一時的に手を離す時でも締緩装置を起立させた状
態で置いておくことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す締緩装置の側面図であ
る。
【図2】前図の縦断面図である。
【図3】図1におけるC−C線断面図である。
【図4】プレート固定部の取付け位置を上下方向に変移
させた状態を示す正面図である。
【図5】プレート固定部の取付け位置を上方向に変移さ
せた状態を示す締緩装置の縦断面図である。
【図6】従来の締緩装置を示す側面図である。
【符号の説明】
A……締緩装置 B……ボルト頭部 9……上部ケーシング、 11……下部ケーシング 14……ソケット 20……反力受 22……プレート固定部 24……当接プレート 28……長孔 30……ネジ孔 32……ネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に反力受が取付けられ、少なくと
    も使用時における前記反力受の下端部が、前記ソケット
    よりも下方に位置してなるボルト、ナットの締緩装置で
    あって、 装置本体に対する前記反力受の取付け位置が、上下方向
    に変移可能となるように設けられ、 取付け位置を調整することにより、前記プレート固定部
    の下端の位置を調整できるようにしたことを特徴とする
    ボルト、ナットの締緩装置。
  2. 【請求項2】ボルト頭部もしくはナットに係合するソケ
    ットを駆動させる伝動部のケーシングに反力受が取付け
    られ、少なくとも使用時における前記反力受の下端部
    が、前記ソケットよりも下方に位置してなるボルト、ナ
    ットの締緩装置であって、 前記反力受は、 前記ケーシングに取付けられたプレート固定部と、 前記プレート固定部の下端部にネジ止め手段により固定
    され、反力を与えるべき構造物等の壁面へ当接させるた
    めの当接プレートとからなり、 前記プレート固定部に、厚み方向に貫通し上下方向に延
    びる長孔が設けられ、 前記ケーシングにおける前記長孔に対応する所定の位置
    にネジ孔が設けられ、 前記長孔にボルトやネジ等の締結部材を挿入して前記ネ
    ジ孔に螺着することにより、プレート固定部とケーシン
    グとを取付け、 ケーシングに対するプレート固定部の取付け位置を、前
    記長孔の長さ範囲において変移させることにより、プレ
    ート固定部の下端部に取付けた当接プレートの位置を調
    整できるようにしたことを特徴とするボルト、ナットの
    締緩装置。
JP20187991A 1991-08-12 1991-08-12 ボルト、ナツトの締緩装置 Pending JPH0542487A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005004038A1 (de) * 2005-01-27 2006-08-03 Guilleaume-Werk Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Schleifen von keramischen Kugeln

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005004038A1 (de) * 2005-01-27 2006-08-03 Guilleaume-Werk Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Schleifen von keramischen Kugeln
US7722440B2 (en) 2005-01-27 2010-05-25 Atlantic Gmbh Method and device for grinding ceramic spheres

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