JPH0542472A - ベルト研磨装置 - Google Patents
ベルト研磨装置Info
- Publication number
- JPH0542472A JPH0542472A JP22636291A JP22636291A JPH0542472A JP H0542472 A JPH0542472 A JP H0542472A JP 22636291 A JP22636291 A JP 22636291A JP 22636291 A JP22636291 A JP 22636291A JP H0542472 A JPH0542472 A JP H0542472A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- polishing
- bearing
- workpiece
- bearing table
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルト研磨装置において被加工物を持ち替え
ることなくその上下両面を研磨できるようにする。 【構成】 支承テーブル4を水平な枢軸3によって上下
揺動自在に構成してその揺動端部にガイドプーリ9を介
して研磨ベルト5を添接させる。支承テーブル4の揺動
端部の上下両側に支承板26,27を設けた。支承テー
ブル4に、研磨時に支承テーブル4を被加工物側へ付勢
する加圧装置6を連結した。支承テーブル4の上下両側
で研磨できるようになり、被加工物を持ち替える動作が
不要になる。このため、被加工物の上下両面を能率よく
研磨できるようになる。
ることなくその上下両面を研磨できるようにする。 【構成】 支承テーブル4を水平な枢軸3によって上下
揺動自在に構成してその揺動端部にガイドプーリ9を介
して研磨ベルト5を添接させる。支承テーブル4の揺動
端部の上下両側に支承板26,27を設けた。支承テー
ブル4に、研磨時に支承テーブル4を被加工物側へ付勢
する加圧装置6を連結した。支承テーブル4の上下両側
で研磨できるようになり、被加工物を持ち替える動作が
不要になる。このため、被加工物の上下両面を能率よく
研磨できるようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する研磨ベルトに
被加工物を押し付けて研磨するベルト研磨装置に関する
ものである。
被加工物を押し付けて研磨するベルト研磨装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルト研磨装置としては、外周面
に研磨材が固着された無端ベルト状の研磨ベルトを水平
な回転軸線をもって装置本体に回転自在に巻掛け、この
研磨ベルトを回転させた状態で研磨ベルトに上方から被
加工物を押し付けて研磨するように構成されたものがあ
る。
に研磨材が固着された無端ベルト状の研磨ベルトを水平
な回転軸線をもって装置本体に回転自在に巻掛け、この
研磨ベルトを回転させた状態で研磨ベルトに上方から被
加工物を押し付けて研磨するように構成されたものがあ
る。
【0003】そして、この種のベルト研磨装置では研磨
ベルトの裏側となる部分に支承テーブルが設けられ、被
加工物を研磨ベルトに押し付けて研磨するときの押圧力
をこの支承テーブルの平坦な支承面で受ける構造とされ
ていた。
ベルトの裏側となる部分に支承テーブルが設けられ、被
加工物を研磨ベルトに押し付けて研磨するときの押圧力
をこの支承テーブルの平坦な支承面で受ける構造とされ
ていた。
【0004】前記支承テーブルは、水平な揺動軸線をも
って装置本体に揺動自在に支持されており、揺動端部の
上面に前記支承面が形成されると共に、研磨時に支承面
側を上方へ付勢してこの支承テーブルを揺動させる加圧
装置が連結されていた。
って装置本体に揺動自在に支持されており、揺動端部の
上面に前記支承面が形成されると共に、研磨時に支承面
側を上方へ付勢してこの支承テーブルを揺動させる加圧
装置が連結されていた。
【0005】このように研磨時に支承面を上方へ(被加
工物側へ)一定圧力をもって押し上げるように構成する
と、被加工物の研磨面を均一に研磨できるようになる。
工物側へ)一定圧力をもって押し上げるように構成する
と、被加工物の研磨面を均一に研磨できるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来のベルト研磨装置では、研磨箇所は支承テーブルの
支承面と対応する部分のみであり、上側からしか研磨す
ることができない。このため、被加工物の上下両面を研
磨するようなときには、片側を研磨してから被加工物を
持ち替えて反転させ、しかる後、反対側を研磨してい
た。特に、工業ロボットで被加工物を把持させる場合に
は、上述したような持ち替え動作が必要であるために作
業能率が低下してしまう。作業能率を向上させるために
持ち替えずに上下両面を研磨しようとすると、ロボット
ハンドに無理な姿勢を強いることになってしまう。
従来のベルト研磨装置では、研磨箇所は支承テーブルの
支承面と対応する部分のみであり、上側からしか研磨す
ることができない。このため、被加工物の上下両面を研
磨するようなときには、片側を研磨してから被加工物を
持ち替えて反転させ、しかる後、反対側を研磨してい
た。特に、工業ロボットで被加工物を把持させる場合に
は、上述したような持ち替え動作が必要であるために作
業能率が低下してしまう。作業能率を向上させるために
持ち替えずに上下両面を研磨しようとすると、ロボット
ハンドに無理な姿勢を強いることになってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベルト研磨
装置は、支承テーブルを略水平な揺動軸線をもって上下
揺動自在に構成してその揺動端部にプーリを介して研磨
ベルトを添接させると共に、この支承テーブルにおける
揺動端側となる部位の上下両側に研磨ベルト支承面を設
けてその研磨ベルト支承面上に研磨ベルトを通してな
り、この支承テーブルに、被加工物が前記研磨ベルト支
承面と対応する位置で研磨ベルトに押し付けられたとき
に支承テーブルを被加工物側へ付勢して揺動させる加圧
装置を連結したものである。
装置は、支承テーブルを略水平な揺動軸線をもって上下
揺動自在に構成してその揺動端部にプーリを介して研磨
ベルトを添接させると共に、この支承テーブルにおける
揺動端側となる部位の上下両側に研磨ベルト支承面を設
けてその研磨ベルト支承面上に研磨ベルトを通してな
り、この支承テーブルに、被加工物が前記研磨ベルト支
承面と対応する位置で研磨ベルトに押し付けられたとき
に支承テーブルを被加工物側へ付勢して揺動させる加圧
装置を連結したものである。
【0008】
【作用】支承テーブルの上下両側で研磨できるようにな
るから、被加工物の上下両面を研磨するには、被加工物
の下面を研磨ベルトに上方から押し付けて研磨した後、
その被加工物を支承テーブルの下方に搬送してその上面
を研磨ベルトに下方から押し付けて研磨する。このた
め、被加工物を持ち替える動作が不要になる。
るから、被加工物の上下両面を研磨するには、被加工物
の下面を研磨ベルトに上方から押し付けて研磨した後、
その被加工物を支承テーブルの下方に搬送してその上面
を研磨ベルトに下方から押し付けて研磨する。このた
め、被加工物を持ち替える動作が不要になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るベルト研磨
装置の正面図、図2は同じく平面図、図3は側面図であ
る。なお、図2および図3においては研磨ベルトを省略
して示した。図4は本発明に係るベルト研磨装置によっ
て被加工物を研磨している状態を示す斜視図である。こ
れらの図において、1は本発明に係るベルト研磨装置
で、このベルト研磨装置1は、角筒によって形成された
基台2と、この基台2に水平な枢軸3を介して揺動自在
に支持された支承テーブル4と、この支承テーブル4に
巻掛けられた研磨ベルト5と、前記基台2と支承テーブ
ル4との間に介装された加圧装置6等とから構成されて
いる。
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るベルト研磨
装置の正面図、図2は同じく平面図、図3は側面図であ
る。なお、図2および図3においては研磨ベルトを省略
して示した。図4は本発明に係るベルト研磨装置によっ
て被加工物を研磨している状態を示す斜視図である。こ
れらの図において、1は本発明に係るベルト研磨装置
で、このベルト研磨装置1は、角筒によって形成された
基台2と、この基台2に水平な枢軸3を介して揺動自在
に支持された支承テーブル4と、この支承テーブル4に
巻掛けられた研磨ベルト5と、前記基台2と支承テーブ
ル4との間に介装された加圧装置6等とから構成されて
いる。
【0010】前記研磨ベルト5としては、外周面に研磨
材が固着された無端ベルト状のものが使用されている。
材が固着された無端ベルト状のものが使用されている。
【0011】前記支承テーブル4は水平方向に細長く形
成されており、その長手方向略中央部に枢軸3が貫通固
定されている。なお、枢軸3は、前記基台2の上部に固
定された軸受部材7に回転自在に支持されている。ま
た、支承テーブル4の一方の(図1において右側の)揺
動端部には後述する電動機によって駆動される駆動プー
リ8が回転自在に取付けられ、他方の揺動端部にはガイ
ドプーリ9,9が回転自在に取付けられている。10は
支承テーブル4の直下に配置されたガイドプーリ、11
はテンションプーリである。これらのプーリは、回転軸
が水平となるようにそれぞれ取付けられている。
成されており、その長手方向略中央部に枢軸3が貫通固
定されている。なお、枢軸3は、前記基台2の上部に固
定された軸受部材7に回転自在に支持されている。ま
た、支承テーブル4の一方の(図1において右側の)揺
動端部には後述する電動機によって駆動される駆動プー
リ8が回転自在に取付けられ、他方の揺動端部にはガイ
ドプーリ9,9が回転自在に取付けられている。10は
支承テーブル4の直下に配置されたガイドプーリ、11
はテンションプーリである。これらのプーリは、回転軸
が水平となるようにそれぞれ取付けられている。
【0012】なお、前記ガイドプーリ10は、支承テー
ブル4の側部に下方へ向けて突設されたブラケット12
に回転自在に支持されており、テンションプーリ11
は、基台2に取付けられたテンションシリンダー13の
昇降部14に回転自在に支持されている。
ブル4の側部に下方へ向けて突設されたブラケット12
に回転自在に支持されており、テンションプーリ11
は、基台2に取付けられたテンションシリンダー13の
昇降部14に回転自在に支持されている。
【0013】そして、前記研磨ベルト5は、前記駆動プ
ーリ8,ガイドプーリ9,10およびテンションプーリ
11に添接されて支承テーブル4に巻掛けられており、
図1に示すように、駆動プーリ8とガイドプーリ9との
間では支承テーブル4に沿ってその直上を通され、それ
以外では支承テーブル4の下方を通されている。なお、
支承テーブル4の揺動端に位置するガイドプーリ9と、
支承テーブル4の真下に位置するガイドプーリ10との
間では、研磨ベルト5は支承テーブル4に沿ってその直
下を通されている。
ーリ8,ガイドプーリ9,10およびテンションプーリ
11に添接されて支承テーブル4に巻掛けられており、
図1に示すように、駆動プーリ8とガイドプーリ9との
間では支承テーブル4に沿ってその直上を通され、それ
以外では支承テーブル4の下方を通されている。なお、
支承テーブル4の揺動端に位置するガイドプーリ9と、
支承テーブル4の真下に位置するガイドプーリ10との
間では、研磨ベルト5は支承テーブル4に沿ってその直
下を通されている。
【0014】15は前記研磨ベルト5を回転させるため
の電動機である。この電動機15の出力軸15aにはV
プーリ16がキー結合され、このVプーリ16は、前記
枢軸3に回転自在に支持されたアイドルプーリ17にV
ベルト18を介して連結されている。また、前記アイド
ルプーリ17は、前記駆動プーリ8の枢軸にキー結合さ
れたVプーリ19にVベルト20を介して連結されてい
る。すなわち、電動機15の出力軸15aが回転する
と、その回転はVプーリ16からアイドルプーリ17を
介して支承テーブル側のVプーリ19に伝えられ、この
Vプーリ19と共に駆動プーリ8が回転して研磨ベルト
5が駆動されることになる。
の電動機である。この電動機15の出力軸15aにはV
プーリ16がキー結合され、このVプーリ16は、前記
枢軸3に回転自在に支持されたアイドルプーリ17にV
ベルト18を介して連結されている。また、前記アイド
ルプーリ17は、前記駆動プーリ8の枢軸にキー結合さ
れたVプーリ19にVベルト20を介して連結されてい
る。すなわち、電動機15の出力軸15aが回転する
と、その回転はVプーリ16からアイドルプーリ17を
介して支承テーブル側のVプーリ19に伝えられ、この
Vプーリ19と共に駆動プーリ8が回転して研磨ベルト
5が駆動されることになる。
【0015】前記加圧装置6は、ピストン21を内蔵す
る空気シリンダからなる本体22と、この本体22に上
側空気管23および下側空気管24を介して連通された
空気供給装置25とから構成されている。
る空気シリンダからなる本体22と、この本体22に上
側空気管23および下側空気管24を介して連通された
空気供給装置25とから構成されている。
【0016】この加圧装置6の本体22は、前記支承テ
ーブル4に突設されたブラケット12の下端部に上端部
が枢支され、ピストン21と連結された下端部が基台2
のシリンダ用ブラケット2aに枢支されている。また、
この本体22は、上側空気管23に空気供給装置25か
ら空気を圧送することにより全長が伸び、下側空気管2
4に空気を圧送することによって全長が縮むように構成
されている。
ーブル4に突設されたブラケット12の下端部に上端部
が枢支され、ピストン21と連結された下端部が基台2
のシリンダ用ブラケット2aに枢支されている。また、
この本体22は、上側空気管23に空気供給装置25か
ら空気を圧送することにより全長が伸び、下側空気管2
4に空気を圧送することによって全長が縮むように構成
されている。
【0017】すなわち、この本体22が伸びることで支
承テーブル4が枢軸3を中心として図1において右回り
に揺動し、また、縮むことでその反対方向へ揺動するこ
とになる。なお、本体22が最も伸びたときの支承テー
ブル4の揺動位置を図1中二点鎖線Aで示し、最も縮ん
だときの揺動位置を二点鎖線Bで示す。
承テーブル4が枢軸3を中心として図1において右回り
に揺動し、また、縮むことでその反対方向へ揺動するこ
とになる。なお、本体22が最も伸びたときの支承テー
ブル4の揺動位置を図1中二点鎖線Aで示し、最も縮ん
だときの揺動位置を二点鎖線Bで示す。
【0018】26および27は後述する被加工物Wを研
磨ベルト5に押し付けて研磨するときの加圧力を受ける
ための支承板である。これらの支承板26,27は、支
承テーブル4におけるガイドプーリ9側の揺動端部であ
って、支承テーブル4の上面と下面とにそれぞれ固着さ
れている。また、支承板26の上面および支承板27の
下面は、それぞれ平坦面(支承面)とされ、支承テーブ
ル4に巻掛けられた研磨ベルト5の裏面と対向してい
る。
磨ベルト5に押し付けて研磨するときの加圧力を受ける
ための支承板である。これらの支承板26,27は、支
承テーブル4におけるガイドプーリ9側の揺動端部であ
って、支承テーブル4の上面と下面とにそれぞれ固着さ
れている。また、支承板26の上面および支承板27の
下面は、それぞれ平坦面(支承面)とされ、支承テーブ
ル4に巻掛けられた研磨ベルト5の裏面と対向してい
る。
【0019】上述したように構成されたベルト研磨装置
1は、図4に示すように工業ロボットに隣接して設置さ
れる。図4において31は垂直多関節式の工業ロボット
で、基台31aが鉛直な軸線C1 を中心に回転し、アー
ム32〜35が軸線C2〜軸線C6を中心に揺動または回
転するように構成されている。そして、先端側に位置す
るアーム35が被加工物Wを把持している。
1は、図4に示すように工業ロボットに隣接して設置さ
れる。図4において31は垂直多関節式の工業ロボット
で、基台31aが鉛直な軸線C1 を中心に回転し、アー
ム32〜35が軸線C2〜軸線C6を中心に揺動または回
転するように構成されている。そして、先端側に位置す
るアーム35が被加工物Wを把持している。
【0020】次に、本発明に係るベルト研磨装置1の動
作について説明する。被加工物Wの下面側を研磨するに
は、電動機15を始動させて研磨ベルト5を回転させた
状態で、図4に実線で示すように工業ロボット31によ
って被加工物Wを研磨ベルト5に上方から押し付けて行
なう。押し付け位置としては、支承テーブル4の上側に
位置する支承板26と対応する位置とされる。そして、
このときには、加圧装置6の上側空気管23に空気を供
給し、支承テーブル4のガイドプーリ9側揺動端部が上
方へ移行するよう支承テーブル4を付勢する。
作について説明する。被加工物Wの下面側を研磨するに
は、電動機15を始動させて研磨ベルト5を回転させた
状態で、図4に実線で示すように工業ロボット31によ
って被加工物Wを研磨ベルト5に上方から押し付けて行
なう。押し付け位置としては、支承テーブル4の上側に
位置する支承板26と対応する位置とされる。そして、
このときには、加圧装置6の上側空気管23に空気を供
給し、支承テーブル4のガイドプーリ9側揺動端部が上
方へ移行するよう支承テーブル4を付勢する。
【0021】このように支承テーブル4の支承面側を上
方へ(被加工物側へ)付勢することで被加工物Wの下面
が均一に研磨されることになる。
方へ(被加工物側へ)付勢することで被加工物Wの下面
が均一に研磨されることになる。
【0022】また、被加工物Wの上面側を研磨するに
は、工業ロボット31を動作させて被加工物Wを支承テ
ーブル4の下方へ搬送させ、図4に二点鎖線で示すよう
に被加工物Wの上面を研磨ベルト5に下方から押し付け
て行なう。このときの押し付け位置としては、支承テー
ブル4の下側に位置する支承板27と対応する位置とさ
れる。さらに、このときには、加圧装置6の下側空気管
24に空気を圧送し、支承テーブル4を上述した場合と
は反対方向へ付勢する。
は、工業ロボット31を動作させて被加工物Wを支承テ
ーブル4の下方へ搬送させ、図4に二点鎖線で示すよう
に被加工物Wの上面を研磨ベルト5に下方から押し付け
て行なう。このときの押し付け位置としては、支承テー
ブル4の下側に位置する支承板27と対応する位置とさ
れる。さらに、このときには、加圧装置6の下側空気管
24に空気を圧送し、支承テーブル4を上述した場合と
は反対方向へ付勢する。
【0023】このように支承テーブル4の支承面側を下
方へ(被加工物側へ)付勢することで被加工物Wの上面
が均一に研磨されることになる。
方へ(被加工物側へ)付勢することで被加工物Wの上面
が均一に研磨されることになる。
【0024】したがって、支承テーブル4の上下両側で
研磨できるようになるから、被加工物Wの上下両面を研
磨するには、被加工物Wの下面を研磨ベルト5に上方か
ら押し付けて研磨した後、その被加工物Wを支承テーブ
4ルの下方に搬送してその上面を研磨ベルト5に下方か
ら押し付けて研磨する。このため、被加工物Wを持ち替
える動作が不要になる。
研磨できるようになるから、被加工物Wの上下両面を研
磨するには、被加工物Wの下面を研磨ベルト5に上方か
ら押し付けて研磨した後、その被加工物Wを支承テーブ
4ルの下方に搬送してその上面を研磨ベルト5に下方か
ら押し付けて研磨する。このため、被加工物Wを持ち替
える動作が不要になる。
【0025】なお、本実施例では支承テーブル4を1個
の空気シリンダによって上下両方に揺動させた例を示し
たが、図5に示すように上昇用と下降用との2個の空気
シリンダを使用することもできる。
の空気シリンダによって上下両方に揺動させた例を示し
たが、図5に示すように上昇用と下降用との2個の空気
シリンダを使用することもできる。
【0026】図5はベルト研磨装置の他の実施例を示す
正面図で、同図において前記図1ないし図4で説明した
ものと同一もしくは同等部材については、同一符号を付
し詳細な説明は省略する。
正面図で、同図において前記図1ないし図4で説明した
ものと同一もしくは同等部材については、同一符号を付
し詳細な説明は省略する。
【0027】図5において、41は支承テーブル4をガ
イドプーリ9側揺動端部が上方へ移行するように付勢し
て揺動させるための空気シリンダ、42は支承テーブル
4をガイドプーリ9側揺動端部が下側へ向かうように付
勢して揺動させるための空気シリンダである。これらの
空気シリンダ41,42は枢軸3を挟んで対向する位置
に配設されており、それぞれの進退ロッド41a,42
aが支承テーブル4に枢支されている。このように構成
しても上記実施例と同等の効果が得られる。
イドプーリ9側揺動端部が上方へ移行するように付勢し
て揺動させるための空気シリンダ、42は支承テーブル
4をガイドプーリ9側揺動端部が下側へ向かうように付
勢して揺動させるための空気シリンダである。これらの
空気シリンダ41,42は枢軸3を挟んで対向する位置
に配設されており、それぞれの進退ロッド41a,42
aが支承テーブル4に枢支されている。このように構成
しても上記実施例と同等の効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るベルト
研磨装置は、支承テーブルを略水平な揺動軸線をもって
上下揺動自在に構成してその揺動端部にプーリを介して
研磨ベルトを添接させると共に、この支承テーブルにお
ける揺動端側となる部位の上下両側に研磨ベルト支承面
を設けてその研磨ベルト支承面上に研磨ベルトを通して
なり、この支承テーブルに、被加工物が前記研磨ベルト
支承面と対応する位置で研磨ベルトに押し付けられたと
きに支承テーブルを被加工物側へ付勢して揺動させる加
圧装置を連結したため、支承テーブルの上下両側で研磨
できるようになるから、被加工物の上下両面を研磨する
には、被加工物の下面を研磨ベルトに上方から押し付け
て研磨した後、その被加工物を支承テーブルの下方に搬
送してその上面を研磨ベルトに下方から押し付けて研磨
する。このため、被加工物を持ち替える動作が不要にな
るから、加工物の上下両面を能率よく研磨できるように
なる。なお、工業ロボットに無理な姿勢を強いるような
こともない。
研磨装置は、支承テーブルを略水平な揺動軸線をもって
上下揺動自在に構成してその揺動端部にプーリを介して
研磨ベルトを添接させると共に、この支承テーブルにお
ける揺動端側となる部位の上下両側に研磨ベルト支承面
を設けてその研磨ベルト支承面上に研磨ベルトを通して
なり、この支承テーブルに、被加工物が前記研磨ベルト
支承面と対応する位置で研磨ベルトに押し付けられたと
きに支承テーブルを被加工物側へ付勢して揺動させる加
圧装置を連結したため、支承テーブルの上下両側で研磨
できるようになるから、被加工物の上下両面を研磨する
には、被加工物の下面を研磨ベルトに上方から押し付け
て研磨した後、その被加工物を支承テーブルの下方に搬
送してその上面を研磨ベルトに下方から押し付けて研磨
する。このため、被加工物を持ち替える動作が不要にな
るから、加工物の上下両面を能率よく研磨できるように
なる。なお、工業ロボットに無理な姿勢を強いるような
こともない。
【図1】本発明に係るベルト研磨装置の正面図である。
【図2】本発明に係るベルト研磨装置の平面図である。
【図3】本発明に係るベルト研磨装置の側面図である。
【図4】本発明に係るベルト研磨装置によって被加工物
を研磨している状態を示す斜視図である。
を研磨している状態を示す斜視図である。
【図5】ベルト研磨装置の他の実施例を示す正面図であ
る。
る。
1 ベルト研磨装置 3 枢軸 4 支承テーブル 5 研磨ベルト 6 加圧装置 26 支承板 27 支承板 41 空気シリンダ 42 空気シリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 外周面が加工面とされた無端ベルト状の
研磨ベルトが略水平な回転軸線をもって回転自在に巻掛
けられ、かつ前記研磨ベルトの裏側となる部分に、被加
工物を研磨ベルトに押し付けて研磨するときの押圧力を
受ける支承テーブルが設けられたベルト研磨装置におい
て、前記支承テーブルを略水平な揺動軸線をもって上下
揺動自在に構成してその揺動端部にプーリを介して研磨
ベルトを添接させると共に、この支承テーブルにおける
揺動端側となる部位の上下両側に研磨ベルト支承面を設
けてその研磨ベルト支承面上に研磨ベルトを通してな
り、この支承テーブルに、被加工物が前記研磨ベルト支
承面と対応する位置で研磨ベルトに押し付けられたとき
に支承テーブルを被加工物側へ付勢して揺動させる加圧
装置を連結したことを特徴とするベルト研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22636291A JP3127423B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | ベルト研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22636291A JP3127423B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | ベルト研磨装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542472A true JPH0542472A (ja) | 1993-02-23 |
JP3127423B2 JP3127423B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=16843960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1991
- 1991-08-13 JP JP22636291A patent/JP3127423B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006035342A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Takahashi Teknia Kk | サンダー機 |
CN113492347A (zh) * | 2020-03-19 | 2021-10-12 | 株式会社三信 | 电动机用转子研磨方法及其装置 |
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JP3127423B2 (ja) | 2001-01-22 |
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