JPH08215999A - 段付き軸部材の研磨装置 - Google Patents

段付き軸部材の研磨装置

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JPH08215999A
JPH08215999A JP2319495A JP2319495A JPH08215999A JP H08215999 A JPH08215999 A JP H08215999A JP 2319495 A JP2319495 A JP 2319495A JP 2319495 A JP2319495 A JP 2319495A JP H08215999 A JPH08215999 A JP H08215999A
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JP
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polishing
stepped
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stepped shaft
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JP2319495A
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Kunio Matsumoto
邦雄 松本
Koichi Sato
晃一 佐藤
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人手によらずに、段付き軸部材のテーパー部
を滑らかに研磨できる、低コストで生産性に優れた、段
付き軸部材の研磨装置を提供する。 【構成】 被研磨材である段付管10は、一対の駆動ロ
ーラ15とバックアップローラ18a,18bとによ
り、その軸線回りに回転駆動される。複数の同一構造の
研磨ヘッド14a,14b,14cは、段付管10の各
テーパー部に対応して設けられている。研磨ヘッド14
aは、砥石13を上端部に備えたエアシリンダー16を
有し、エアシリンダー16により砥石13を、段付管1
0のテーパー部に押圧し、さらに、エアシリンダー16
をその上端部を中心Oに揺動させて、砥石13を矢印G
で示すように揺動させることにより、砥石13により段
付管10の研磨領域Kを研磨する。2本の引っ張りコイ
ルばね17a,17bは、エアシリンダー16を下方へ
付勢して、砥石13の前記押圧力を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段付き軸部材の外周面
を研磨するための研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、段付き軸部材の一例としての、図
5中符号1で示すような段付管のテーパー部(大径部と
小径部との境界部で、段差部ともいう)を研磨するに
は、段付管を回転させつつ、砥石を前記テーパー部に押
し付けるというような手作業に頼っていた。この手作業
による長時間の研磨作業により、テーパー部の外周面を
極めて滑らかに仕上げることができる。
【0003】また、段付管の複数のテーバー部を自動的
に研磨する研磨装置の一例としては、図5に示すよう
に、複数の大径部と小径部からなる段付管1を一対の駆
動ローラ4(一方の駆動ローラは不図示)に搭載して水
平方向(矢印B方向参照)に延びる状態とし、その段付
管1の大径部2a,2bを複数のバックアップローラ9
a,9bにより上方から押圧して支持する(矢印C方向
参照)。段付管1の各テーパー部に対応して設けられた
エアシリンダー5a,5b,5cをそれぞれ駆動するこ
とにより、それらにそれぞれ保持された砥石6a,6
b,6cを、段付管1のテーパー部にそれぞれ押圧する
(矢印D方向参照)。そして、一対の駆動ローラ4をそ
の軸線回りにそれぞれ回転させることにより、段付管1
をその軸線回りに回転させる(矢印A方向参照)。これ
と同時に、各エアシリンダー5a,5b,5cを矢印E
方向にそれぞれ往復移動させることにより、前記砥石6
a,6b,6cにより各テーパー部の外周面を研磨す
る。なお、図中ハッチングを施した部分は研磨部分(領
域)Kを示している。なお、段付管1の大径部2a,2
bの外径および小径部3a,3bの外径は、例えばそれ
ぞれ10mm〜14mm程度,8mm〜12mm程度
で、テーパー部の傾斜角度θは例えば10度程度であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記手
作業による研磨では、研磨面を極めて滑らかな仕上げ面
に仕上げることができるが、その反面、研磨作業に時間
がかかって生産性が低い上に、人件費が嵩むという問題
点がある。また、上述したような研磨装置では、図6に
示すように、砥石6a,6b,6cを水平方向に往復移
動させることにより、研磨するものなので、段付管1の
研磨領域Kの端部7,8に段差が形成され、この段差部
が傷となり、段付管1の品質が低下するという問題点が
ある。
【0005】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、人手によらずに、段付き軸
部材のテーパー部の外周面を良好な仕上げ面に研磨でき
る、低コストで生産性に優れた、段付き軸部材の研磨装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、段付き軸部材のテーパー部の外周面を研磨
するための研磨装置であって、前記段付き軸部材を保持
して、その軸線回りに回転させるための回転保持手段
と、砥石を備え、かつ前記砥石を、前記回転保持手段に
より保持された段付き軸部材のテーパー部の外周面に押
圧させるための押圧手段と、前記砥石が、段付き軸部材
の軸線方向および前記砥石の押圧方向を含む平面内で揺
動するように、前記押圧手段を揺動させるための揺動手
段と、を備えていることを特徴とするものである。ま
た、前記押圧手段を、前記押圧方向とは反対方向へ付勢
するための弾性部材を備えている。さらに、前記砥石と
して、ポリビニール・アルコールのアセタール化物を結
合剤とするスポンジ状の弾性砥石を用いることができ
る。
【0007】
【作用】上記のとおりに構成された請求項1に記載の発
明では、段付き軸部材を回転保持手段により保持し、押
圧手段により砥石を、段付き軸部材のテーパー部の外周
面に押圧する。そして、回転保持手段により段付き軸部
材をその軸線回りに回転させるとともに、揺動手段によ
り前記砥石を、段付き軸部材の軸線方向および前記砥石
の押圧方向を含む平面内で揺動させる。これにより、テ
ーパー部の外周面の研磨が連続的に行われ、また、テー
パー部の研磨領域の端部においては、砥石が段付き軸部
材の径方向に遠ざかるように逃げるので、研磨領域と非
研磨領域との間に段差が付かず、研磨領域と非研磨領域
との間が滑らかに連続的になる。請求項2に記載の発明
では、弾性部材により前記押圧手段が、前記押圧方向と
は反対方向へ付勢されることにより、砥石の押圧力を小
さく設定できて、テーパー部の外周面面に対する砥石の
追従性が向上し、テーパー部の局所的な研磨が阻止され
る。請求項3に記載の発明では、弾性砥石の結合剤の弾
性効果により砥粒切り込みが均一化され、研磨面に深い
傷がつかず、また、独立の気泡とその調整により、研削
熱の発生が少なく、目詰りを起こすことがない。さら
に、曲面にもよくなじむ。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の段付き軸部材の研磨装置
の一実施例の概略図、図2および図3はそれぞれ、図1
に示した研磨ヘッドの正面図および側面図、図4は砥石
による研磨態様を示す拡大図である。
【0009】先ず、図1に示すように、この研磨装置
は、段付き軸部材(被研磨材)としての段付管10の複
数のテーパー部(図1ではテーパー部は3箇所しか図示
されていない)の外周面を研磨するものであり(ハッチ
ングを施した研磨領域K参照)、各テーパー部は、それ
ぞれのテーパー部に対応して配置された各別の研磨ヘッ
ド14a,14b,14cにより研磨される。各研磨ヘ
ッド14a,14b,14cは、テーパー部の位置に応
じて、それぞれ段付管10の軸線方向(矢印B方向参
照)に位置設定されるように構成されている。
【0010】被研磨材である段付管10は、一対の駆動
ローラ15(一方の駆動ローラは不図示)に搭載され
て、水平方向(矢印B方向参照)に延びるように支持さ
れている。この段付管10の研磨時には、その大径部1
1a,11bは、上方より複数のバックアップローラ1
8a,18bにより若干の押し付け力で一対の駆動ロー
ラ15に押し付けられている(矢印C方向参照)。一対
の駆動ローラ15(一方の駆動ローラは不図示)は図示
しないモータ等の駆動手段により、その軸線回りに回転
し、これにより、段付管10は、一対の駆動ローラ15
とバックアップローラ18a,18bとの協動により、
静止状態でその軸線回りに回転駆動される(矢印A方向
参照)。一対の駆動ローラ15およびバックアップロー
ラ18a,18bにより、段付管10の回転保持手段が
構成されている。
【0011】各研磨ヘッド14a,14b,14cのエ
アシリンダー16は、それぞれ砥石13を備え、この砥
石13をエアシリンダー16により段付管10のテーパ
ー部の押圧し(矢印D方向参照)、さらに、エアシリン
ダー16の上端部を矢印G方向で示すように揺動させる
ことにより、研磨領域Kを研磨するものである。
【0012】各研磨ヘッド14a,14b,14cは同
一構造であるので、以下、1つの研磨ヘッド14aを例
に挙げ、その詳細構造について、図1の他に図2および
図3を参照して説明する。図1乃至図3に示すように、
研磨ヘッド14aは、側面視略コ字状のヘッド本体20
を備え、このヘッド本体20の背面には、後述する砥石
13を揺動させるための駆動モータ21が固定されてい
る。駆動モータ21の回転軸(出力軸)21aは、ヘッ
ド本体20に形成された回転軸貫通孔22を貫通して、
その先端にはリンク部材26の一端部(上端部)が固着
されている。リンク部材26の他端部(下端部)には連
結部材(ピン部材)24の小径部が固着されている。連
結部材24の大径部は、後述する揺動台19に一体的に
固定されている。また、連結部材24の大径部は、後述
する揺動板28に鉛直方向に延びるように形成された貫
通長孔23を貫通している。揺動板28は、その上端部
がヘッド本体20の上端部に回転自在に支持されている
(支点O参照)。
【0013】駆動モータ21を駆動させて、その回転軸
21aを正逆方向に交互に回転駆動(揺動)させること
により、リンク部材26は回転軸21aを支点として揺
動し(矢印H方向参照)、さらに、連結部材24を介し
て揺動台19が揺動する。このとき、連結部材24が揺
動板28の貫通長孔23の両側壁を交互に押圧すること
により、揺動板28はその上端部を支点Oとして揺動す
る。
【0014】揺動台19には、鉛直方向に延びるエアシ
リンダー16のロッド16aの先端(下端)が固着さ
れ、エアシリンダー16のシリンダー部16bの上端に
は、ヘッド本体20の上端部に回転自在に支持された略
コ字状のシリンダー支持部材29が固着されている。こ
のシリンダー支持部材29は、ヘッド本体20の上端部
に回転自在に取り付けられた基端部(シャフト)29d
と、この基端部29dと一体でかつシリンダー部16b
への後述する取り付け部29aと、この取り付け部29
aの両側の後述するばね係止部29b,29cとにより
構成されている。前記取り付け部29aは、エアシリン
ダー16の上端部に、エアシリンダー16がその軸方向
(矢印D方向)に移動自在に取り付けられている。すな
わち、エアシリンダー16は取り付け部29aに、軸方
向(矢印D方向)に移動自在に支持されている。ばね係
止部29b,29cと揺動台19とには、2本の引っ張
りコイルばね17a,17b(弾性部材)がそれぞれ掛
け渡されており、これら2本の引っ張りコイルばね17
a,17bにより、エアシリンダー16が揺動台19側
に付勢されている。エアシリンダー16は、連結部材2
4および貫通長孔23の作用により、揺動台19ととも
に、それ自身の軸線方向に移動可能である。前記取り付
け部29aは、揺動板28に対して固定されており、前
記基端部(シャフト)29dは、揺動板28およびヘッ
ド本体20を貫通して、後述する押えナット37,38
により支持されている。
【0015】エアシリンダー16のシリンダー部16b
の前面側には、砥石支持台27が複数本のねじ25によ
り固着されており、この砥石支持台27には、砥石ホル
ダ31を保持するブラケット30が複数本のねじ32に
より固着されている。砥石ホルダ31の中心には砥石装
着溝31aが形成され、この砥石装着溝31aには砥石
13が嵌合され、さらに複数本のセットねじ33により
固定されている。砥石13の上端部は砥石ホルダ31よ
り突出している。
【0016】上記構成により、揺動板28がシリンダー
支持部材29の基端部29dの中心O回りに揺動する
と、砥石13は、段付管10の軸線方向(矢印B方向)
および砥石13の押圧方向(矢印D方向)を含む平面内
で、前記中心O回りに揺動する(矢印G方向参照)。上
記説明から明らかなように、砥石ホルダ31、ブラケッ
ト30およびエアシリンダー16により、砥石13の押
圧手段が構成され、また、駆動モータ21、揺動台1
9、揺動板28、シリンダー支持部材29およびリンク
部材26により、砥石13の揺動手段が構成されてい
る。なお、揺動板28の支点となる部分で、基端部(シ
ャフト)29dの両サイドからドライブッシュ34,3
5を挿入し、一方のドライブッシュ35を、平ワッシャ
ー36と基端部(シャフト)29dに螺合された押えナ
ット37,38のダブルナットで支持する構成されてい
る。
【0017】次に、本実施例の研磨装置の動作について
説明する。図1乃至図3に示すように、ストッカ(不図
示)より被研磨物である段付管10(大径部11a,1
1bの外径が例えば10mmから14mm程度で、小径
部12a,12bの外径が例えば8mmから12mm程
度)を、軸方向(矢印B方向)移動させて一対の駆動ロ
ーラ15上に載せ、そして、バックアップローラ18
a,18bを下降させて、一対の駆動ローラ15とで段
付管10を支持する。そして、各エアシリンダー16へ
の供給エア圧力を所定の圧力に設定して、各砥石13を
段付管10の小径部12a,12bに押圧する(このと
きの押圧力は例えば2Kgf/cm2程度である)。一
対の駆動ローラ15を駆動させて段付管10をその軸線
回りに回転させるとともに、駆動モータ(揺動モータ)
21を駆動して、砥石13を揺動させる。すると、エア
シリンダー16は、砥石13がそれに接する段付管10
のテーパー部の外径に追従するように、その軸線方向
(矢印D方向)に移動し、段付管10のテーパー部の外
周面は一定の押圧力で連続的に研磨される。
【0018】そして、図4に示すように、テーパー部の
研磨領域Kの端部K1,K2において、砥石13は、一点
鎖線13a,13bで示すように、段付管10の径方向
に遠ざかるように逃げるので、研磨領域Kと非研磨領域
との間に段差が付かず、研磨領域Kと非研磨領域との間
が滑らかに連続的になる。一対の引っ張りコイルばね1
7a,17b(弾性部材)によりエアシリンダー16
が、前記押圧方向とは反対方向(反矢印D方向)へ付勢
されていることにより、その分、砥石13の押圧力を前
記2Kgf/cm2より小さく設定できて、テーパー部
の外周面に対する砥石13の追従性が向上し、テーパー
部の局所的な研磨が阻止される。さらに、段付管10を
軸方向に送らず、回転運動のみさせつつ研磨を行うの
で、段付管10にハンドリングによる傷が付きにくい。
研磨の進行に伴い、砥石13の研磨面が曲面状になり、
砥石13の摩耗が使用に耐えることができない程度にな
ったら、複数本のセットねじ33を弛めて、砥石13を
砥石ホルダ31からさらに突出させ、こののち、複数本
のセットねじ33を締める。
【0019】本実施例では、砥石は13として、ポリビ
ニール・アルコールのアセタール化物を結合剤とするス
ポンジ状の弾性砥石を用いてあり、具体的には、湿式の
PVA砥石(登録商標、日本特殊研砥株式会社製)を用
いている。この弾性砥石の仕様は、型式:WP−1,砥
粒C,粒度220,特性16W−2である。なお、特性
16W−2については、ヤング率:16×100Kg/
cm2,W:湿式,ひずみ:2%である。弾性砥石の結
合剤の弾性効果により砥粒切り込みが均一化され、研磨
面に深い傷がつかず、また、独立の気泡とその調整によ
り、研削熱の発生が少なく、目詰りを起こすことがな
い。さらに、この弾性砥石は、段付管の外周面のような
曲面にもよくなじむ。
【0020】上記実施例のように、被研磨物が、大径部
と小径部が交互にかつ複数形成された、段付管の場合
に、上記した本発明を利用することにより、研磨作業の
自動化による手作業の削除、品質の向上に寄与される。
もちろん、被研磨材は段付管に限らず、大径部と小径部
との間にテーパー部(段差部)がある軸部材であれば、
全ての被研磨材の研磨に本発明を適用できる。そして、
テーパー部を一つしか有しない段付管を非研磨対象物と
してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、砥石を揺動させて研磨を行うこ
とにより、段付き軸部材(被研磨材)のテーパー部の研
磨領域の端部において、砥石は段付き軸部材の径方向に
遠ざかるように逃げるので、研磨領域と非研磨領域との
間に段差が付かず、研磨領域と非研磨領域との間が滑ら
かに連続的になる。結果的に、研磨領域の端部に傷を付
けることなく、仕上げ面を良好に研磨できる。結果的
に、人手によらずに、段付き軸部材を効率良く研磨で
き、低コストで生産性が大幅に向上する。また、段付き
軸部材が、大径部と小径部が交互にかつ複数形成され
た、段付管の場合に、上記した本発明を利用することに
より、研磨作業の自動化による手作業の削除、品質の向
上に大きく寄与される。請求項2に記載の発明は、弾性
部材により前記押圧手段を、前記押圧方向とは反対方向
へ付勢することにより、砥石の押圧力を小さく設定でき
て、テーパー部の外周面に対する砥石の追従性が向上
し、テーパー部の局所的な研磨が阻止され、仕上げ面の
精度をさらに向上させることができる。請求項3に記載
の発明は、弾性砥石の結合剤の弾性効果により砥粒切り
込みが均一化され、研磨面に深い傷がつかず、また、独
立の気泡とその調整により、研削熱の発生が少なく、目
詰りを起こすことがない。さらに、砥石が曲面にもよく
なじむ。結果的に、早く、長時間の連続研磨ができ、安
定した仕上げ面(研磨面)が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、段付き軸部材の研磨装置の一実施例
の概略図である。
【図2】図1に示した研磨ヘッドの正面図である。
【図3】図1に示した研磨ヘッドの側面図である。
【図4】本実施例における、砥石による研磨態様を示す
拡大図である。
【図5】従来の、段付き軸部材の研磨装置の一例の概略
図である。
【図6】図5における、砥石による研磨態様を示す拡大
図である。
【符号の説明】
10 段付管(段付き軸部材) 11a,11b 大径部 12a,12b 小径部 13 砥石(チップ) 14a,14b,14c 研磨ヘッド 15 駆動ローラ 16 エアシリンダー 17a,17b 引っ張りコイルばね(弾性部
材) 18a,18b バックアップローラ 19 揺動台〓 20 ヘッド本体 21 駆動モータ(揺動モータ) 21a 駆動軸(揺動軸) 22 駆動軸貫通孔 23 貫通長孔 24 連結部材(ピン部材) 25 ねじ 26 リンク部材 27 砥石支持台 28 揺動板 29 シリンダー支持部材 29a 取り付け部 29b,29c ばね係止部 29d 基端部 30 ブラケット 31 砥石ホルダ 31a 砥石装着溝 32 ねじ 33 セットねじ 34,35 ドライブッシュ 36 平ワッシャー 37,38 押えナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段付き軸部材のテーパー部の外周面を研
    磨するための研磨装置であって、 前記段付き軸部材を保持して、その軸線回りに回転させ
    るための回転保持手段と、 砥石を備え、かつ前記砥石を、前記回転保持手段により
    保持された段付き軸部材のテーパー部の外周面に押圧さ
    せるための押圧手段と、 前記砥石が、段付き軸部材の軸線方向および前記砥石の
    押圧方向を含む平面内で揺動するように、前記押圧手段
    を揺動させるための揺動手段と、を備えていることを特
    徴とする、段付き軸部材の研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段を、前記押圧方向とは反対
    方向へ付勢するための弾性部材を備えている請求項1に
    記載の段付き軸部材の研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記砥石として、ポリビニール・アルコ
    ールのアセタール化物を結合剤とするスポンジ状の弾性
    砥石を用いる請求項1または請求項2に記載の段付き軸
    部材の研磨装置。
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