JPH0542049U - タイロツド - Google Patents

タイロツド

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Publication number
JPH0542049U
JPH0542049U JP10102291U JP10102291U JPH0542049U JP H0542049 U JPH0542049 U JP H0542049U JP 10102291 U JP10102291 U JP 10102291U JP 10102291 U JP10102291 U JP 10102291U JP H0542049 U JPH0542049 U JP H0542049U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tie rod
shaft portion
tapered
ball joint
ball stud
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10102291U
Other languages
English (en)
Inventor
三喜 中安
Original Assignee
株式会社リズム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リズム filed Critical 株式会社リズム
Priority to JP10102291U priority Critical patent/JPH0542049U/ja
Publication of JPH0542049U publication Critical patent/JPH0542049U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】パイプ材からなるタイロッド本体1の一端部に
インナボールジョイント2のボールスタッド21を結合
したタイロッドにおいて、ボールスタッド21の軸部を
テーパ軸部21bの先端にねじ軸部21cをもった構造
とし、タイロッド本体1の一端部内周をテーパ軸部21
bに適合するテーパ穴部11の奥に雌ねじ部12をもっ
た構造とし、テーパ軸部21bとテーパ穴部11とを圧
接嵌合させてねじ込み結合固定する構造とした。 【効果】テーパ面同士の圧接嵌合によりタイロッド本体
1とボールスタッド21との結合が安定化すると共に、
上記テーパ面同士の圧接によるフリクションにてねじ締
め部の弛みがなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用ステアリング装置のタイロッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用ステアリング装置として、ステアリングホイールの回転操作により回転 するピニオンと、該ピニオンに噛み合いピニオンの回転に伴ない軸方向に摺動す るラックシャフトとを、ステアリングギヤハウジング内に内装し、該ラックシャ フトの両端と左右の操舵輪とを左右のタイロッドにて連結したラックピニオン式 ステアリング装置が従来より広く用いられている。
【0003】 上記タイロッドは、ラックシャフト端に固着されたソケットとタイロッドの一 端に設けたボールスタッドの先端球状部との球面嵌合構造のインナボールジョイ ントによりラックシャフトに連結され、またタイロッドの他端に固着したソケッ トと操舵輪側の部材(ナックルアーム)に固着したボールスタッドの球状部との 球面嵌合構造のアウタボールジョイントによりナックルアームに連結される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記インナボールジョイントのボールスタッドは、タイロッドを丸棒素材で構 成するものの場合は該丸棒の先端に球状部を機械加工又はアップセット加工によ り形成してタイロッドとボールスタッドとを一体に構成するのが普通であるが、 タイロッドを内部中空のパイプ材で構成するものの場合はタイロッドの一端部内 周面に雌ねじ部を形成しこの雌ねじ部にボールスタッドの軸部をねじ込み固定す るという固定手段が採られるのが普通である。
【0005】 このようにタイロッドの雌ねじ部にボールスタッド軸部を単にねじ込み固定し た従来のものは、結合がかなり不安定であり又車両の走行時の振動にてねじが弛 むことがあるという課題を有している。
【0006】 本考案は上記従来の課題に対処することを主目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、パイプ材からなるタイロッド本体の両端部にインナボールジョイン トとアウタボールジョイントとをそれぞれ結合したタイロッドにおいて、該タイ ロッド本体とインナボールジョイントのボールスタッドとのねじ締め固着部にテ ーパ嵌合部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
上記のように構成したことにより、テーパ嵌合部におけるテーパ面同士の圧接 にて結合の安定化をはかり得ると共に、上記テーパ面同士の圧接によるフリクシ ョンによってねじ締め部の弛みが防止される。
【0009】
【実施例】
以下本稿案の実施例を図面を参照して説明する。
【0010】 図1はラックピニオン式ステアリング装置に適用されるタイロッドを示してお り、1は内部中空のパイプ材よりなるタイロッド本体、2はインナボールジョイ ント、3はアウタボールジョイントである。
【0011】 インナボールジョイント2は、一端部に球状部21aをもったボールスタッド 21と、該ボールスタッド21の球状部21aを嵌装抱持するボールシート22 と、該ボールシート22を嵌着するソケット23とからなり、該ソケット23は 図示しないラックシャフトの端部にねじ込み固定される。ボールスタッド21の 軸部はテーパ軸部21bの先端にねじ軸部21cを有する構造に構成され、タイ ロッド本体1の一端部の内周面は上記ボールスタッド21のテーパ軸部21bに 適合するテーパ穴部11の奥に上記ねじ軸部21cが螺合する雌ねじ部12を持 った構造に構成され、ボールスタッド21のねじ軸部21cをタイロッド本体1 の雌ねじ部12にねじ込むことにより、テーパ軸部21bの外周面がテーパ穴部 11の内周面に圧接接合してしっかりと締めつけ固定される。
【0012】 タイロッド本体1の他端部の内周面には従来通りアウタボールジョイント3の ソケット33がねじ込み固定され、該ソケット33にボールシート(図示省略) を介して球状部を球面嵌合保持されたボールスタッド31が図示しないナックル アームに取り付け固定されるものである。13はロックナット、34はアウタボ ールジョイント3のダストカバーである。
【0013】 上記のようにタイロッド本体1とインナボールジョイント2のボールスタッド 21とのねじ込み固定部にテーパ嵌合部を設けたことにより、該テーパ嵌合部の 相互圧接にて結合が安定化すると共に、該テーパ嵌合部のフリクションによりね じ締め部の弛みの発生が防止され、長期にわたり安定した結合を維持できる。
【0014】 尚必要に応じて、上記テーパ軸部21bとテーパ穴部11との圧接部に接着剤 を塗布しテーパ嵌合部を接着固定するとか、あるいは又Wの符号を付して示すよ うにテーパ嵌合部を溶接にて固定してもよく、このように接着又は溶接で固定す るという手段を追加することにより、より一層確実な弛み防止をはかることがで きる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、パイプ材よるなるタイロッド本体の両端にイン ナボールジョイントとアウタボールジョイントとをそれぞれ結合したタイロッド において、ボールスタッド該タイロッドの一端部とインナボールジョイントのボ ールスタッドとのねじ締め固着部にテーパ嵌合部を設けたことにより、該テーパ 嵌合部のテーパ面同士の圧接にて結合の安定化をはかり得ると共に、そのフリク ションによりねじ締め部の弛みを防止することができ、長期にわたり安定した結 合を維持できるもので、コストが低廉なること及び結合作業が容易なることと相 俟って実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 タイロッド本体 2 インナボールジョイント 3 アウタボールジョイント 11 テーパ穴部 12 雌ねじ部 21 ボールスタッド 21a 球状部 21b テーパ軸部 21c ねじ軸部 22 ボールシート 23 ソケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ材よりなるタイロッド本体の一端
    部にインナボールジョイントのボールスタッドを結合し
    他端部にアウタボールジョイントのソケットを結合した
    タイロッドにおいて、上記インナボールジョイントのボ
    ールスタッドの軸部を、テーパ軸部の先端にねじ軸部を
    有する構造に構成し、タイロッド本体の一端部内周を、
    上記テーパ軸部に適合するテーパ穴部の奥に上記ねじ軸
    部が螺合する雌ねじ部を有する構造に構成し、ねじ軸部
    を雌ねじ部にねじ込みテーパ軸部外周面をテーパ穴部内
    周面に圧接させて締め付け固定することにより、インナ
    ボールジョイントのボールスタッドをタイロッド本体に
    結合したことを特徴とするタイロッド。
JP10102291U 1991-11-12 1991-11-12 タイロツド Pending JPH0542049U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10102291U JPH0542049U (ja) 1991-11-12 1991-11-12 タイロツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10102291U JPH0542049U (ja) 1991-11-12 1991-11-12 タイロツド

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Publication Number Publication Date
JPH0542049U true JPH0542049U (ja) 1993-06-08

Family

ID=14289578

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10102291U Pending JPH0542049U (ja) 1991-11-12 1991-11-12 タイロツド

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JP (1) JPH0542049U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109641502A (zh) * 2016-09-05 2019-04-16 日本发条株式会社 稳定器的制造方法及稳定器连杆的接合构造

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