JPH0539033Y2 - - Google Patents

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JPH0539033Y2
JPH0539033Y2 JP1987186676U JP18667687U JPH0539033Y2 JP H0539033 Y2 JPH0539033 Y2 JP H0539033Y2 JP 1987186676 U JP1987186676 U JP 1987186676U JP 18667687 U JP18667687 U JP 18667687U JP H0539033 Y2 JPH0539033 Y2 JP H0539033Y2
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rod
axle housing
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wheel steering
ball
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は後輪操舵用ロツドの連結構造に係り、
詳しくは自動車の四輪操舵システムに設けられる
後輪操舵用ロツドの連結構造に関する。
(従来の技術) 近時、乗用車等の自動車においては、動力性能
が飛躍的に向上するのに伴い、高速直進性能や高
速旋回性能等の車両の運動性能が重要視され、高
速域での前輪(操向車輪)の操舵状態等に応じた
舵角を後輪に積極的に与える四輪操舵システムが
採用されている。この四輪操舵システムは自動車
の駆動方式やサスペンシヨン形式により異なる後
輪操舵機構を有しており、該後輪操舵機構では、
例えば駆動源からの駆動力を後輪に伝達する後輪
操舵用のロツドを後輪アクスル側に連結させてい
る。
従来この種の後輪操舵用ロツドの連結構造とし
ては、例えば昭和62年1月刊行の「モーターフア
ン」(株式会社 三栄書房発行)56,57頁に記載
されたものがある。この装置においては、リヤサ
スペンシヨンの後端に装着された逆相操舵用パワ
ーシリンダの両端側にサイドロツドが揺動自在に
連結されており、各サイドロツドは左右後輪のア
クスルハウジングにボールジヨイントを介して連
結されている。このボールジヨイントはサイドロ
ツド端部に揺動自在に支持されたボールスタツド
を有しており、ボールスタツドの先端部が後輪ア
クスルハウジングのナツクル部に形成されたテー
パ穴に係合してボルト締結されている。また、各
サイドロツドは中間部で伸縮調整でき、該伸縮調
整により後輪のトーイン調整を行い、サイドロツ
ドが制動力トーインを生むラテラルリンクとして
機能するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の後輪操舵用ロ
ツドの連結構造にあつては、後輪アクスルハウジ
ングにテーパ穴が形成され、該テーパ穴にサイド
ロツド端部のボールスタツドが係合してサイドロ
ツが連結される構成となつていたため、サイドロ
ツドをラテラルリンクとして機能させる他のアク
スルハウジングを共用することができなかつた。
すなわち、従来、このような場合にはアクスルハ
ウジングにゴムブツシユ等を圧入してラテラルリ
ンクを連結するタイプのものが用いられており、
ブツシユ圧入用の穴と前記テーパ穴の形状が異な
るために、後輪操舵専用のアクスルハウジングを
製作する必要があつた。この結果、アクスルハウ
ジングの部品コストが高くなるという問題点があ
つた。
そこで本考案は、ロツドとアクスルハウジング
の連結構造を工夫することにより、ゴムブツシユ
等を圧入するタイプのアクスルハウジングにボー
ルジヨイントを取り付け、アクスルハウジングの
共用化を図つてアクスルハウジングの部品コスト
を低減させることを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するために、車両
の走行状態に応じて作動する駆動源からの駆動力
を受けて軸方向に移動するロツドと、該ロツドに
連結され、ロツドの移動量に応じた舵角を後輪に
与えるアクスルハウジングと、を備えた後輪操舵
用ロツドの連結構造において、前記ロツドおよび
アクスルハウジングの間にボールジヨイントを設
け、該ボールジヨイントは、アクスルハウジング
に形成された円筒状のブツシユ取出穴に嵌合して
収納された円筒状のケース部と、先端部がロツド
に締結され、基端部がケース部の一端側に揺動自
在に支持されたボールスタツド部と、を有するこ
とを特徴としている。
(作用) 本考案では、後輪のアクスルハウジングとロツ
ドの間にボールジヨイントが設けられ、該ボール
ジヨイントのケース部がアクスルハウジングに形
成された円筒状のブツシユ取付穴に嵌合して収納
され、後輪操舵を行わないタイプのアクスルハウ
ジングが後輪操舵用に共用される。この結果、ア
クスルハウジングの部品のコストが低減される。
また、ボールジヨイントのボールスタツド部の
基端部がケース部の一端側に支持され、このため
共用されるアクスルハウジングの取付部高さに関
係なく、ボールスタツドが揺動自在となる。
(実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1〜3図は本考案に係る後輪操舵用ロツドの
連結構造の一実施例を示す図であり、本考案を逆
相操舵用のロツドに適用した例である。
まず、構成を説明する。第1〜3図において、
1はロツドであり、ロツド1は後輪操舵機構2に
設けられている。後輪操舵機構2はサスペンシヨ
ンメンバ3の車体前後方向両側に配設されたパワ
ーシリンダ等の駆動源4,5を有しており、駆動
源5の左右両側にロツド1が揺動自在に連結され
ている。駆動源4には高速時に図外の供給源から
作動油が供給され、駆動源4は高速走行中にマウ
ンテイングインシユレータ6を介してサスペンシ
ヨンメンバ3を移動させ、後輪7を前輪と同相
(旋回方向に対してトーイン)に操舵するように
なつている(第1図の仮想線の状態)。そして、
該同相操舵により後輪7のコーナリングパワーを
大きくして操縦安定性を向上させるようになつて
いる。駆動源5には車速が所定値以下でマニユア
ルの作動切替スイツチがONの場合に前輪操舵の
パワーアシスト用油圧が供給され、駆動源5はこ
の作動油圧により車両の走行状態に応じて作動
し、ロツド1を軸方向に移動させるようになつて
いる。また、ロツド1には左右のアクスルハウジ
ング8が連結されており、アクスルハウジング8
はロツド1の移動によつて回動し、ロツド1の移
動量に応じた舵角を後輪7に与えるようになつて
いる。一方、ロツド1は互いにねじ結合したロツ
ドエンド1aおよび駆動側軸1bを有しており、
両者の結合深さを調節して後輪7のトーイン調整
を行つた後に駆動側軸1bにねじ結合した固定ナ
ツト1cによつてロツドエンド1aおよび駆動側
軸1bを互いに固定するようになつている。
第2図に示すように、ロツド1およびアクスル
ハウジング8の間にはボールジヨイント11が設
けられており、ボールジヨイント11はケース部
12とボールスタツド部13を有している。ケー
ス部12は合成樹脂製のボールシート12aを円
筒状のケース12bに収納、固定した組立体であ
り、ケース部12は軸方向を略車体前後方向に向
け、アクスルハウジング8に形成された円筒状の
ブツシユ取付穴8aに嵌合して収納されている。
ボールスタツド部13にはケース部12のボール
シート12aに係合する球状の基端部13aおよ
びロツド1のロツドエンド1aに嵌合したテーパ
状の先端部13bが形成されており、ボールスタ
ツド部13は基端部13aが揺動自在にケース部
12に支持されている。また、ボールスタツド部
13の基端部13aはケース部12の一端側に配
置されており、ボールスタツド部13が揺動する
ことによつてケース部12のケース12bと干渉
しないようになつている。そして、ケース部12
の外径を通常より小さくし、アクスルハウジング
8のブツシユ取付穴8aに対応する円筒状に形成
できるようにしている。ボールスタツド部13の
先端部13bはロツド1のロツドエンド1aに形
成されたテーパ穴1dに嵌合し、さらに先端側で
ナツト14にねじ結合することによりロツド1に
締結されている。
なお、15はケース部12の他端側に設けられ
た抜け止め用のソケツトであり、ソケツト15は
ケース部12のケース12bに圧入され、ケース
12bと共にボールシート12aを所定位置に位
置決めしている。また、16はダストカバーであ
り、ダストカバー16はボールスタツド部13を
支持するケース部12の一端側に設けられ、ボー
ルシート12aおよびボールスタツド部13の基
端部13aを防塵するようになつている。17は
ボールジヨイント11のケース部12に嵌着され
た抜け止めリングである。
次に、作用を説明する。
まず、ボールジヨイント11のボールスタツド
部13がケース部12のボールシート12aに装
着されると、ボールシート12aおよびボールス
タツド部13がケース12bに他端側から収納さ
れ、次いで、ソケツト15がケース部12のケー
ス12bに圧入される。この状態において、ボー
ルスタツド部13はケース部12の一端側に近接
して位置決め固定され、ボールスタツド部13が
揺動する際にケース12bと干渉しないようセツ
テイングされる。次いで、ボールジヨイント11
のケース部12がボールスタツド部13を車体後
方に向けてアクスルハウジング8のブツシユ取付
穴8aに嵌入され、抜け止めリング17により抜
け止めされる。このとき、ケース部12がアクス
ルハウジング8のブツシユ取付穴8aに対応する
円筒状に形成されているので、ケース部12が容
易にブツシユ取付穴8aに嵌入される。したがつ
て、ゴムブツシユ等を圧入するタイプのアクスル
ハウジング8が後輪操舵用アクスルハウジングと
して共用され、しかも、作業性が良い。
次いで、予め駆動源5に揺動自在に連結された
ロツド1のテーパ穴1dにボールスタツド部13
の先端部13bが嵌合され、ナツト14を締め付
けることによつてボールスタツド部13がロツド
1に締結される。このとき、ボールスタツド部1
3がアクスルハウジング8のブツシユ取付穴8a
から車体後方に向かつて突出しているので、ロツ
ド1の締結作業が極めて容易にできる。また、こ
の状態において、ロツド1の駆動側軸1bを回転
させることによりロツドエンド1aおよび駆動側
軸1bの結合深さが調節され、後輪7のトーイン
調整が行われた後、固定ナツト1cによつてロツ
ドエンド1aおよび駆動側軸1bが互いに固定さ
れる。
そして、ボールスタツド部13の基端部13a
がケース部12の一端側に支持されているので、
ボールジヨイント11をアクスルハウジング8に
取付けたときに、ボールスタツド部13の先端部
13bがアクスルハウジング8から突出し、共用
されるアクスルハウジング8の取付部高さに関係
なく、ボールスタツド部13を揺動自在とするこ
とができる。
このように、本実施例においては、アクスルハ
ウジング8の円筒状のブツシユ取付穴8aにボー
ルジヨイント11の円筒状のケース部12が嵌合
して収納され、後輪操舵を行わないタイプのアク
スルハウジング8が後輪操舵用に共用されるの
で、アクスルハウジング8の部品コストが低減さ
れる。また、ボールジヨイント11のボールスタ
ツド部13の基端部13aがケース部12の一端
側に支持されているので、共用されるアクスルハ
ウジング8の取付部高さに関係なくボールスタツ
ド部13を揺動自在とすることができる。さら
に、ボールジヨイント11が片持ち構造で、しか
も、車体後方側からロツド1の締結作業が行える
ので、ロツド1を締結する際の作業性が大幅に向
上する。
(効果) 本考案によれば、後輪のアクスルハウジングと
ロツドとの間にボールジヨイントを設け、該ボー
ルジヨイントのケース部をアクスルハウジングに
形成された円筒状のブツシユ取付穴に嵌合して収
納することができるので、後輪操舵を行わないタ
イプのアクスルハウジングを後輪操舵用に共用し
てアクスルハウジングの部品コストを低減させる
ことができる。
また、ボールジヨイントのボールスタツド部の
基端部をケース部の一端側に支持しているので、
共用されるアクスルハウジングの取付部高さに関
係なく、ボールスタツドを揺動自在とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案に係る後輪操舵用ロツドの
連結構造を示す図であり、第1図はその後輪操舵
用ロツドの連結構造を用いた後輪操舵機構の全体
構成図、第2図はそのロツドの連結部を示す正面
断面図、第3図はそのロツドの平面図である。 1……ロツド、5……駆動源、7……後輪、8
……アクスルハウジング、8a……ブツシユ取付
穴、11……ボールジヨイント、12……ケース
部、13……ボールスタツド部、13a……基端
部、13b……先端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の走行状態に応じて作動する駆動源からの
    駆動力を受けて軸方向に移動するロツドと、該ロ
    ツドに連結され、ロツドの移動量に応じた舵角を
    後輪に与えるアクスルハウジングと、を備えた後
    輪操舵用ロツドの連結構造において、前記ロツド
    およびアクスルハウジングの間にボールジヨイン
    トを設け、該ボールジヨイントは、アクスルハウ
    ジングに形成された円筒状のブツシユ取付穴に嵌
    合して収納された円筒状のケース部と、先端部が
    ロツドに締結され、基端部がケース部の一端側に
    揺動自在に支持されたボールスタツド部と、を有
    することを特徴とする後輪操舵用ロツドの連結構
    造。
JP1987186676U 1987-12-07 1987-12-07 Expired - Lifetime JPH0539033Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0190669U JPH0190669U (ja) 1989-06-14
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040811A (ja) * 1983-07-23 1985-03-04 テ−エルヴエ−・エ−レンライヒ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフトウング・ウント・コンパニ−・コマンデイ−トゲゼルシヤフト 玉継手

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040811A (ja) * 1983-07-23 1985-03-04 テ−エルヴエ−・エ−レンライヒ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフトウング・ウント・コンパニ−・コマンデイ−トゲゼルシヤフト 玉継手

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JPH0190669U (ja) 1989-06-14

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