JPH0541909U - 路上・軌道両用走行車 - Google Patents

路上・軌道両用走行車

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JPH0541909U
JPH0541909U JP10232491U JP10232491U JPH0541909U JP H0541909 U JPH0541909 U JP H0541909U JP 10232491 U JP10232491 U JP 10232491U JP 10232491 U JP10232491 U JP 10232491U JP H0541909 U JPH0541909 U JP H0541909U
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JP
Japan
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track
road
traveling
vehicle body
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP10232491U
Other languages
English (en)
Inventor
秀男 阿波
津義 山崎
武雄 黒川
幸夫 中島
健 山下
光宏 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0541909U publication Critical patent/JPH0541909U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行車を路上走行が可能な状態と軌道走行が
可能な状態とに転換させる。 【構成】 電動モータ11によって回転駆動される駆動
輪5と、この駆動輪5を路上走行位置と軌道走行位置と
へ昇降させる駆動輪昇降手段と、車体1に内外方向への
傾動可能に結合された1対のガルウイング6と、この両
ガルウイン6にそれぞれ軸支されて両ガルウイング6が
内傾動端へ傾動したときに軌道レールBに転動可能に係
合して車体1を軌道レールBに吊支した状態で保持する
1対のガイドローラ8とを設け、車体1を軌道レールB
に吊支した状態で駆動輪5の駆動力を軌道での推動に転
換させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は路上を走行する機能と、軌道を走行する機能とを併有する路上・軌 道両用走行車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車は路上を走行する単一の機能を有し、3輪若しくは4輪上の車輪 を路面上を転動させることによって自動車を走行させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の自動車までは路上走行を目的としているため、その走行面が道路面や整 地された地面等に限定される問題点があり、また、とくに都市中心部等では自動 車総数の増加による交通渋滞や、道路、駐車場の制限のために自動車がもつドア ツウドアのメリットが充分に生かされない問題点がある。 本考案の課題は上記問題点を解消して路上走行が可能で軌道を利用した走行が 可能な路上・軌道両用走行車を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の路上・軌道両用走行車は回転駆動可能な駆動輪と、この駆動輪を軌道 走行位置および路上走行位置へ昇降させる駆動輪昇降手段と、軌道レールに係合 したときに軌道レールによって案内されて進行する軌道係合手段とを備えた構成 を有する。
【0005】
【作用】
回転駆動可能な駆動輪を駆動輪昇降手段によって路上走行位置へ下降させ、前 記駆動輪の駆動力によって路上・軌道両用走行車を路上走行させる。また、前記 駆動輪を駆動輪昇降手段によって軌道走行位置へ上昇させ、かつ、軌道レールに よって案内されて進行する軌道係合手段を軌道レールに係合させ、前記駆動輪の 駆動力を軌道での推進力に転換して路上・軌道両用走行車を軌道走行させる。
【0006】
【考案の効果】
本考案は前記したように構成してあるので、走行車を共通の車体と共通の駆動 輪とによって路上および軌道を走行させることができ、走行車に路上走行機能と 軌道走行機能とを併有させることができる。 また、走行車が走行可能な軌道レールは道路の旋工より安いコストで架設旋工 することができ、かつ、立体的な旋工となるので、都市の3次元空間を利用した 新しい交通システムを構築することができる。 さらに、走行車が軌道走行する場合には自動運転や車間距離制御等が可能とな り、交通渋滞がなく安全で快適な走行が可能となる。 また、走行車が軌道レールに吊支された状態で走行車を駐車することができる ので、路面の上方の空間を有効活用して駐車スペースを確保することができる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の1実施例を図面にしたがって説明する。 路上・軌道両用走行車(以下走行車と略称する)Aが吊支されて軌道走行する 軌道レールBには走行車Aが路面C上から軌道レールBへ移行し、若しくは軌道 レールBから路上へ移行するときに走行車Aを路面Cと並行に走行させる水平誘 導部B1と、走行車Aを上方若しくは下方へ誘導する傾斜誘導部B2とが形成さ れるとともに、軌道レールBには走行車Aを路面Cの上方の高架位置で走行させ る高架部が形成され、軌道レールBの断面形状はほぼ倒H形状に形成されている 。
【0008】 走行車Aの車体1には車体1内の運転室の前方および上方を覆蓋する透明なウ インドウ2が開閉可能に取付けられるとともに、車体1の前部下面に形成された ホイールハウジング1aには路上走行時に運転者によって操舵されて左右方向へ 転向する操舵用前輪3が回転可能で昇降可能に軸支されている。
【0009】 車体1の後端には後方へ延出されたスイングアーム4の基端部が回転可能に結 合され、このスイングアーム4は車体1の下端に取付けられた第1油圧シリンダ 10のピストンロッド10に連結されて傾動中心bを支点として上方若しくは下 方へ傾動し、運転者の操作によって後方に向って上傾した姿勢と後方に向って下 傾した姿勢とに転換される。
【0010】 スイングアーム4にはバッテリによって駆動される電動モータ11と減速機1 2とが取付けられるとともに、スイングアーム4の先端には電動モータ11の回 転が減速機12を介して伝達されて回転駆動される駆動輪5が軸支されている。 駆動輪5には減速機12の出力軸12aに取付けられたプーリ14と車軸15に 取付けられたプーリ13とに掛装されたベルト16を介して減速機12の出力回 転が伝達されるとともに、駆動輪5はその外周面の上端が軌道レールBの下面に 当接する軌道走行位置と、その外周面の下端が路面Cに当接する路上走行位置と へ昇降操作される。
【0011】 車体1の両側部の後端付近の上端にはほぼ直交状に連接された内翼部6aと外 翼部6bとをそれぞれ有し、内外方向へ約90°の範囲にわたって傾動する左右 1対のガルウイング6の基端部が回動可能に結合されている。両ガルウイング6 の共通の傾動中心aは車体1の上端付近の幅方向中央部に配設されている。
【0012】 両ガルウイング6の内翼部6aの基端部には車体1の後部に取付けられた左右 1対の第2油圧シリンダ17のピストンロッド17aが連結されている。
【0013】 両ガルウイング6は運転者の操作によって路上走行時にはそれぞれ外方の傾動 端へ傾動し、軌道走行時にはそれぞれ内方の傾動端へ傾動する。両ガルウイング 6が外方の傾動端へ傾動したときには両内翼部6aがそれぞれ水平姿勢で保持さ れて両外翼部6bがそれぞれほぼ直立姿勢で保持され、両ガルウイング6が内方 の傾動端へ傾動したときには両内翼部6aがそれぞれ直立姿勢で保持されて両外 翼片6bがそれぞれほぼ水平姿勢で保持される。
【0014】 両ガルウイング6の外翼部6bの先端には路上走行のために両ガルウイング6 がそれぞれ外方の傾動端へ傾動したときに路面Cに接触して転動する左右1対の 補助輪7がそれぞれ回転可能に軸支されている。
【0015】 両ガルウイング6の内翼部6aには両ガルウイング6がそれぞれ内方の傾動端 へ傾動して内翼部6aが直立したときに軌道レールBに係合して軌道レールBに よって案内されて進行する左右1対の軌道走行用のガイドローラ8がそれぞれ回 転可能に軸支されている。この両ガイドローラ8は走行車Aの重心位置から後方 へ偏位した位置に配設されている。両ガルウイング6にはバッテリ充電用のソー ラーパネルが埋込み状に取付けられている。
【0016】 軌道走行のために両ガルウイング6がそれぞれ内方の傾動端へ傾動したときに は両ガイドローラ8が軌道レールBの下レール板の上面に形成された左右のガイ ド面D上にそれぞれ転動可能に乗載されて軌道レールBに係合し、車体1が軌道 レールBに両ガイドローラ8を介して吊支され、この状態で両ガイドローラ8が 両ガイド面D上をそれぞれ転動する。両ガイドローラ8が軌道レールBに係合し て車体1が軌道レールBに吊支された状態では走行車Aの自重によって車体1の 後部を両ガイドローラ8を支点として上方へ押上げる押上げ作用が仂き、駆動輪 5が軌道レールBの下面に押付けられる。
【0017】 両ガルウイング6の内翼部6aには両ガイドローラ8が軌道レールBのガイド 面D上を転動するときに軌道レールの左右側縁に接触転動して両ガイドローラ8 の横振れを規制する左右各1対の第1位置決めローラ18が遊転可能に軸支され ている。
【0018】 車体1の後端部上面に突設された支持部材19には車体1を軌道レールBの水 平誘導部B1の直下へ侵入させるときに水平誘導部B1の始端の下面に約2mに わたって取付けられた断面逆U形状の案内部材内に進入して車体1と軌道レール Bとの相対位置を規定する前後1対の第2位置決めローラ20が遊転可能に軸支 されている。
【0019】 走行車Aは路上走行時には両スイングアーム4が下傾しかつ駆動輪5が下降端 へ下降して路面Cに当接し、操舵用前輪3が路面Cに当接し、両ガルウイング6 がそれぞれ外方の傾動端へ傾動して両補助輪7がそれぞれ路面Cに当接した路上 走行形態で保持されて路面C上を走行する。
【0020】 走行車Aを路上走行から軌道走行に移行させる場合には、車体1の後端部を軌 道レールBの水平誘導部B1の始端の直下へ進入させてから、両ガルウイング6 をそれぞれ内方へ傾動させて両ガイドローラ8を軌道レールBの両ガイド面D上 に乗載し、この状態で路面Cに当接した駆動輪5を回転駆動して走行車Aを若干 路面Cに沿って前進させ、次に、両スイングアーム4を上方へ傾動させ、駆動輪 5を上昇端へ上昇させて軌道レールBの水平誘導部B1の下面に当接させ、走行 車Aを軌道走行形態に転換させる。この状態で駆動輪5を回転駆動して走行車A を走行させて水平誘導部B1から傾斜誘導部B2へ進行させ、さらに、車体1が 軌道レールBに吊支されて駆動輪5が軌道レールBに押付けられた状態で走行車 Aを傾斜誘導部B2から軌道レールBの高架部へ進行させて高架部を走行させる 。
【0021】 走行車Aを軌道走行から路上走行へ移行させる場合には軌道走行形態の走行車 Aが軌道レールBの高架部から下降して傾斜誘導部B2を経て水平誘導部B1へ 進行し、操舵輪3が路面Cに接触した時点で、両スイングアーム4を下方へ傾動 させ、駆動輪5を下降端へ下降させて路面Cに当接させ、この状態で駆動輪5を 回転駆動して走行車Aを水平誘導部B1に沿って前進させ、両ガイドローラ8を 水平誘導部B1のガイド面D上を転動させる。両ガイドローラ8が水平誘導部B 1から離脱した時点で両ガルウイング6を外方へ傾動させて両補助輪7を路面C に接触させ、走行車Aを路上走行用形態に転換させる。
【0022】 続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明する。 本例では走行車Aの車体1には電動モータ11によって回転駆動される駆動輪 5と、この駆動輪5を軌道走行位置および路上走行位置へ昇降させる駆動輪昇降 手段と、操舵用前輪3とを設け、車体1に内外方向への傾動可能に結合された左 右1対のガルウイング6にはこの両ガルウイング6が内方の傾動端へ傾動したと きに軌道レールBに転動可能に係合して軌道レールBによって案内されて進行し 、車体を軌道レールBに吊支した状態で保持するガイドローラ8をそれぞれ取付 けてある。
【0023】 このため、走行車Aを1つの共通の車体1と1つの共通の駆動輪5とによって 路上および軌道を走行させることができ、走行車Aに路上走行機能と軌道走行機 能とを併有させることができる。
【0024】 また、走行車Aが走行可能な軌道レールBは道路の旋工より安いコストで架設 旋工することができ、かつ、立体的な旋工となるので、都市の3次元空間を利用 した新しい交通システムを構築することができる。
【0025】 さらに、走行車Aが軌道走行する場合には自動運転や車間距離制御等が可能と なり、交通渋滞がなく安全で快適な走行が可能となる。
【0026】 また、走行車Aが軌道レールBに吊支された状態で走行車Aを駐車することが できるので、路面の上方の空間を有効活用して駐車スペースを確保することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す路上、軌道両用走行車
の側面図である。
【図2】同じく、平面図である。
【図3】同じく、正面図である。
【図4】軌道走行形態の路上・軌道両用走行車の正面図
である。
【図5】駆動輪昇降機構の側面図である。
【図6】図4のX部の拡大正面図である。
【図7】路上・軌道両用走行車が路上から軌道へ移行す
るときの状態を順に示す斜視図である。
【図8】路上・軌道両用走行車が路上から軌道へ移行す
ときの状態を順に示す側面図である。
【図9】路上・軌道両用走行車が軌道から路上へ移行す
るときの状態を順に示す側面図である。
【符号の説明】
1 車体 3 操舵用前輪 5 駆動輪 6 ガルウイング 8 ガイドローラ A 路上・軌道両用走行車 B 軌道レール C 路面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中島 幸夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 山下 健 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 辻 光宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動可能な駆動輪と、この駆動輪を
    軌道走行位置および路上走行位置へ昇降させる駆動輪昇
    降手段と、軌道レールに係合したときに軌道レールによ
    って案内されて進行する軌道係合手段とを備えた路上・
    軌道両用走行車。
JP10232491U 1991-11-15 1991-11-15 路上・軌道両用走行車 Pending JPH0541909U (ja)

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JP10232491U JPH0541909U (ja) 1991-11-15 1991-11-15 路上・軌道両用走行車

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JP10232491U JPH0541909U (ja) 1991-11-15 1991-11-15 路上・軌道両用走行車

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JPH0541909U true JPH0541909U (ja) 1993-06-08

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ID=14324376

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JP (1) JPH0541909U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002032750A1 (fr) * 2000-10-20 2002-04-25 Syouji Hukikoshi Vehicule electrique a double entrainement
KR101393476B1 (ko) * 2013-11-21 2014-05-15 김민창 지상 운행이 가능한 공중 레일 바이크 유닛 및 이를 구비하는 공중 레일 운행 장치
KR101538459B1 (ko) * 2014-03-18 2015-07-22 주식회사 더스페이스코리아 지상주행 및 공중주행이 가능한 레져용 차량장치

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WO2002032750A1 (fr) * 2000-10-20 2002-04-25 Syouji Hukikoshi Vehicule electrique a double entrainement
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KR101538459B1 (ko) * 2014-03-18 2015-07-22 주식회사 더스페이스코리아 지상주행 및 공중주행이 가능한 레져용 차량장치

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