JPH05418U - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH05418U
JPH05418U JP5637791U JP5637791U JPH05418U JP H05418 U JPH05418 U JP H05418U JP 5637791 U JP5637791 U JP 5637791U JP 5637791 U JP5637791 U JP 5637791U JP H05418 U JPH05418 U JP H05418U
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cavity
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勝久 大内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状部分を備え、前記筒状部分に所要数の穴
を備えた成形品を成形する射出成形用金型について、前
記筒状部分の外周面に金型のパーティング部によるバリ
や段差が発生するのを防止する。 【構成】 キャビティ6の外周壁を1つの金型部材13
によって画成することとして該外周壁から金型のパーテ
ィング部をなくし、前記筒状部分の外周面にバリや段差
が発生するのを未然に防止する。固定プレート1と移動
プレート3の間に第1のスプリング2を設け、型開きと
同時に移動プレート3とコア5とを持ち上げてスライド
部材8の突起9をキャビティ6から引っ込ませる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、射出成形に用いられる金型の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4ないし図6に示すような、筒状部分52を備え、前記筒状部分52に所要 数の穴53を備えた成形品51を射出成形する場合、従来は、図7に示すような 金型が用いられている。 図7において、31は上型、32は下型、33はコア、34はスプル、35は キャビティ、36は上型31に突設されたアンギュラピン、37はキャビティ3 5の外周側に配置され、アンギュラピン36によって図上左右方向にスライドせ しめられるスライドコア、38はスライドコア37に突設され、該スライドコア 37のスライドによりキャビティ35に対し突没して成形品51に穴53を形成 する突起である。突起38を備えたスライドコア37は穴53の数と同数のスラ イドコア37がキャビティ35の回りに並べられ、キャビティ35の外周壁はこ の複数のスライドコア37により分担して画成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の金型に対しては、次の問題が指摘される。すなわち、キャビティ3 5の外周壁が複数のスライドコア37により分担して画成されているために、成 形品51の筒状部分52の外周面にスライドコア37同士のパーティング部によ るバリが発生する。また図8に示すように、スライドコア37同士のパーティン グ部にずれaが生じる虞があるために、成形品51の筒状部分52に段差が発生 する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、筒状部分を備え、前記筒状部分に所 要数の穴を備えた成形品を成形する射出成形用金型において、固定プレートと、 前記固定プレートに第1のスプリングを介して支持された移動プレートと、前記 移動プレートに支持され、前記筒状部分を成形するキャビディの内周壁をその全 部に亙って画成し、中空であり、周壁に所要数の挿通孔を形成した第1の金型部 材と、先端部に前記挿通孔から前記キャビティへ突没自在に突出する突起を形成 し、前記第1の金型部材にスライド自在に内挿された所要数のスライド部材と、 前記突起が前記挿通孔内に引っ込む方向に前記スライド部材を弾性付勢する第2 のスプリングと、前記固定プレートに突設され、前記移動プレートを貫通し、先 端を前記第1の金型部材の内部に挿入し、前記先端に前記スライド部材の後端部 を押圧する傾斜面を形成したロッキングピンと、前記キャビディの外周壁をその 全部に亙って画成し、型開き時に移動する第2の金型部材と、を有し、前記移動 プレートは、型締め時、前記第2の金型部材によって前記固定プレート側へ押し 付けられ、型開き時、前記第1のスプリングによって前記固定プレート側から押 し離され、前記スライド部材は、型締め時、前記ロッキングピンによって前記突 起を突出させ、型開き時、前記第2のスプリングによって突起を没入させること を特徴とする射出成形用金型を提供する。
【0005】
【作用】
成形品の筒状部分を成形するキャビティの外周壁をその全部に亙って1つの金 型部材により画成すれば、パーティング部がなく、成形品に上記バリや段差が発 生することがない。 型締め時、移動プレートは第2の金型部材によって第1のスプリングの弾性に 抗して固定プレート側へ押し付けられており、固定プレートに突設されたロッキ ングピンの先端は移動プレートによって支持された第1の金型部材の内部の奥深 くに達している。この状態から型開きが始まると、第2の金型部材が移動するの に伴って移動プレートが第1のスプリングの弾性によって固定プレート側から押 し離され、第1の金型部材を移動させる。固定プレートに突設されたロッキング ピンは動かないままである。したがってロッキングピンの先端は第1の金型部材 の内部で挿入の深さを浅くするように相対に移動する。ロッキングピンの先端に はスライド部材の後端部を押圧する傾斜面が形成されており、前記相対移動に応 じてスライド部材の突起をキャビティに突没させる。
【0006】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0007】 図1に示す金型は、上記従来技術と同様に、図4ないし図6に示した成形品5 1を成形するものである。 符号1は固定プレートであり、該固定プレート1に第1のスプリング2を介し て移動プレート3が昇降自在に支持されている。固定プレート1と移動プレート 3とはそれぞれ2枚重ねである。4はストップピンである。移動プレート3に第 1の金型部材である有天筒状のコア5が支持されている。コア5は成形品51の 筒状部分52を成形するキャビディ6の内周壁をその全部に亙って画成するもの で、中空であり、周壁に筒状部分52に形成する穴53と同数の挿通孔7が形成 されている。コア5に挿通孔7と同数のスライド部材8がスライド自在に内挿さ れ、該スライド部材8の先端部に挿通孔7からキャビティ6へ突没自在に突出す る突起9が形成されている。10は突起9が挿通孔7内に引っ込む方向にスライ ド部材8を弾性付勢する第2のスプリングである。固定プレート1にロッキング ピン11が突設されている。ロッキングピン11は移動プレート3を貫通し、先 端をコア5に挿入したものであって、該先端は先細とされ、該先端にスライド部 材8の後端部を押圧する傾斜面12が形成されている。13はキャビディ6の外 周壁をその全部に亙って画成し、型開き時に上方へ移動する第2の金型部材とし ての上型である。 移動プレート3は、型締め時、上型13によって固定プレート1側へ押し付け られ、型開き時、第1のスプリング2の弾性によって固定プレート1側から押し 離される。またスライド部材8は、型締め時、ロッキングピン11によって突起 9をキャビティ6へ突出させ、型開き時、第2のスプリング10の弾性によって 突起9を挿通孔7内へ没入させる。14は成形機のエジェクタロッド、15は2 枚重ねのエジェクタプレート、16はエジェクタピンである。
【0008】 図1は型締め状態を示している。この型締め状態において、移動プレート3は 上型13によって第1のスプリング2の弾性に抗して固定プレート1側へ押し下 げられており、ロッキングピン11の先端はコア5の内部の奥深くに達している 。ロッキングピン11はその傾斜面12の大径部でスライド部材8の後端部を押 圧し、スライド部材8は第2のスプリング10の弾性に抗して突起9をキャビテ ィ6へ突出させている。この状態で成形材料を射出し、更に、成形材料を硬化さ せる。 型開きが開始されると、図2に示すように、上型13が上方へ移動し、移動プ レート3が第1のスプリング2の弾性によって上方へ持ち上げられ、コア5が成 形品51と一緒に上方へ持ち上げられる。一方、固定プレート1に突設したロッ キングピン11は動かないままであり、このためロッキングピン11の先端はコ ア5の内部で挿入の深さを浅くするように相対に移動し、傾斜面12の大径部で スライド部材8を押圧するのを止める。スライド部材8は第2のスプリング10 の弾性によってコア5の内部へ向けてスライドせしめられ、突起9を挿通孔7内 へ引っ込ませる。 次いで、図3に示すように、エジェクタロッド14を駆動させ、エジェクタピ ン16によって成形品51を上方へ突き出す。
【0009】 上記構成を備える金型はキャビティ6の外周壁を上型13のみによって画成す るもので、該外周壁に金型のパーティング部がないために成形品51の筒状部分 52の外周面にバリや段差が発生するのを未然に防止することができる。またキ ャビティ6の外周側に上型13を配置するだけであって従来のように型開きの方 向と直交する方向にスライドするスライドコアを配置することがないために、当 該金型をその平面について小型化して占有面積を小さくすることができる。また 第1のスプリング2を設けて型開きと同時に移動プレート3とコア5とを持ち上 げて突起9をキャビティ6から引っ込ませるようにしたために、型開きの終了と 同時に従来と同じ方法で成形品51を突き出すことができる。なお成形品51に 形成する穴53の数は任意であり、穴53の形状は先止まりでも良い。
【0010】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、キャビティの外周壁を1つの金型部材 によって画成することとして該外周壁から金型のパーティング部をなくしたため に、成形品の筒状部分の外周面にバリや段差が発生するのを未然に防止すること ができる。またキャビティの外周側に第2の金型部材を配置するだけであって従 来のように型開きの方向と直交する方向にスライドするスライドコアを配置する ことがないために、当該金型をその平面について小型化して占有面積を小さくす ることができる。このことは、特に、多数個取りの金型において有利である。ま た第1のスプリングを設けて型開きと同時に移動プレートと第1の金型部材とを 持ち上げて突起をキャビティから引っ込ませるようにしたために、型開きの終了 と同時に従来と同じ方法で成形品を突き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る射出成形用金型の要部縦
断面図
【図2】同射出成形用金型の作動を示す要部縦断面図
【図3】同射出成形用金型の作動を示す要部縦断面図
【図4】成形品の平面図
【図5】図4におけるA−A線断面図
【図6】成形品の側面図
【図7】従来例に係る射出成形用金型の要部縦断面図
【図8】同射出成形用金型の要部横断面図
【符号の説明】
1 固定プレート 2 第1のスプリング 3 移動プレート 4 ストップピン 5 コア(第1の金型部材) 6 キャビティ 7 挿通孔 8 スライド部材 9 突起 10 第2のスプリング 11 ロッキングピン 12 傾斜面 13 上型(第2の金型部材) 14 エジェクタロッド 15 エジェクタプレート 16 エジェクタピン 51 成形品 52 筒状部分 53 穴

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 筒状部分52を備え、前記筒状部分52
    に所要数の穴53を備えた成形品51を成形する射出成
    形用金型において、固定プレート1と、前記固定プレー
    ト1に第1のスプリング2を介して支持された移動プレ
    ート3と、前記移動プレート3に支持され、前記筒状部
    分52を成形するキャビディ6の内周壁をその全部に亙
    って画成し、中空であり、周壁に所要数の挿通孔7を形
    成した第1の金型部材5と、先端部に前記挿通孔7から
    前記キャビティ6へ突没自在に突出する突起9を形成
    し、前記第1の金型部材5にスライド自在に内挿された
    所要数のスライド部材8と、前記突起9が前記挿通孔7
    内に引っ込む方向に前記スライド部材8を弾性付勢する
    第2のスプリング10と、前記固定プレート1に突設さ
    れ、前記移動プレート3を貫通し、先端を前記第1の金
    型部材5の内部に挿入し、前記先端に前記スライド部材
    8の後端部を押圧する傾斜面12を形成したロッキング
    ピン11と、前記キャビディ6の外周壁をその全部に亙
    って画成し、型開き時に移動する第2の金型部材13
    と、を有し、前記移動プレート3は、型締め時、前記第
    2の金型部材13によって前記固定プレート1側へ押し
    付けられ、型開き時、前記第1のスプリング2によって
    前記固定プレート1側から押し離され、前記スライド部
    材8は、型締め時、前記ロッキングピン11によって前
    記突起9を突出させ、型開き時、前記第2のスプリング
    10によって突起9を没入させることを特徴とする射出
    成形用金型。
JP5637791U 1991-06-25 1991-06-25 射出成形用金型 Expired - Lifetime JP2541324Y2 (ja)

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JPH05418U true JPH05418U (ja) 1993-01-08
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS552306U (ja) * 1978-06-19 1980-01-09
KR20030030212A (ko) * 2001-10-09 2003-04-18 현대자동차주식회사 수지용 금형
JP2016215601A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 ワン チュエイ−リウ 成形補助アセンブリ、モールド装置、及び、成形方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS552306U (ja) * 1978-06-19 1980-01-09
KR20030030212A (ko) * 2001-10-09 2003-04-18 현대자동차주식회사 수지용 금형
JP2016215601A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 ワン チュエイ−リウ 成形補助アセンブリ、モールド装置、及び、成形方法

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JP2541324Y2 (ja) 1997-07-16

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