JPH0541894U - テープ式字消し器 - Google Patents

テープ式字消し器

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JPH0541894U
JPH0541894U JP10013191U JP10013191U JPH0541894U JP H0541894 U JPH0541894 U JP H0541894U JP 10013191 U JP10013191 U JP 10013191U JP 10013191 U JP10013191 U JP 10013191U JP H0541894 U JPH0541894 U JP H0541894U
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JP
Japan
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tape
paper surface
eraser
holder
coating film
Prior art date
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Pending
Application number
JP10013191U
Other languages
English (en)
Inventor
裕 野見山
宏一 松川
和典 中山
厚 野沢
Original Assignee
オート株式会社
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Publication date
Application filed by オート株式会社 filed Critical オート株式会社
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Publication of JPH0541894U publication Critical patent/JPH0541894U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で信頼性の高いテープ式字消し器
の提供。 【構成】 修正テープ6の押圧片としてローラ12を配
設している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テープ式字消し器に関するもので、詳しくは、テープ上の塗膜を紙 面上の修正個所に転着させる字消し器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テープ式字消し器は、樹脂製のテープ素体の一面に固形のうすい塗膜を形成し た修正テープを使用し、該テープを紙面上の修正を必要とする個所に置き、テー プの裏面側から該テープを紙面に押付け、塗膜のテープ素体に対する付着力と紙 面に対する粘着力との差を利用して、基テープ上の塗膜を紙面に転着させ、塗膜 で紙面の修正個所を覆って、文字等を消している。
【0003】 図7および図8は、このようなテープ式字消し器を示している。
【0004】 図7に示したテープ式字消し器は、繰出リールaに巻付けた修正テープbの先 端を押圧片cを経て巻取リールdに巻付けている。そして、巻取リールdと繰出 リールaは図示しないギヤ等によって連係されている。
【0005】 このような字消し器では、押圧片cでテープbを紙面eに押付けながら、ホル ダfを矢印方向へ引くと、テープb上の塗膜gが紙面eに転着され、テープ素体 bが巻取リールdに強制的に巻取られる。
【0006】 一方、図8に示したテープ式字消し器は、繰出リールaに巻付けた修正テープ bの先端を押圧片cを経て、ホルダfのガイドiまで位置させている。
【0007】 この字消し器では、押圧片cでテープbを紙面eに押付けながら、ホルダfを 矢印方向へ押すと、テープb上の塗膜gが紙面eに転着され、テープ素体hがガ イドiを経てホルダfの後方へ延出される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図7に示した前者の字消し器は、テープ素体hを巻取るためのリー ルdが必要なばかりか、該リールdをリールaに連動させる機構が必要になり、 構造が複雑になってしまう。
【0009】 一方、図8に示した後者の字消し器は、構造が単純であるが、ホルダfと紙面 eとの角度が適当でないと、テープ素体hと塗膜gとの剥離が行われずに、テー プ素体hが塗膜gと共に紙面e上に残ってしまう場合がある。
【0010】 即ち、この後者の字消し器では、通常図9に示したように、テープ素体hがそ の剛性によって、ガイドiに沿って斜上方へ押上げられ、その際にA部において 紙面eに粘着された塗膜gから剥離されるのであるが、図10に示したように、 押圧片cと紙面eとの角度αが大きくなると、テープ素体hをガイドi方向へ押 すための分力が小さくなり、テープ素体hの塗膜gからの剥離ができなくなる。
【0011】 さらに、上記いずれの字消し器でも、修正テープbが繰出される要件として、 修正テープbと紙面eとの摩擦力が修正テープbと押圧片cとの摩擦力よりも大 きいことが必要である。常態、即ち修正テープbの塗膜gが紙面eに接触してい る状態では、塗膜gの粘着力によって、上記要件は満足されるが、一旦使用し、 字消し器を紙面eより離し、その後再度使用するに際して、修正テープbの塗膜 gが途切れた部分、即ちテープ素体hが紙面eに直接接触した場合には、テープ 素体hと紙面eとの摩擦力は小さいため、テープ素体hが紙面e上を滑ってしま い、修正テープbが繰出せない虞れがある。
【0012】 そこで本考案の目的は、構造が単純で、かつ信頼性の高いテープ式字消し器を 提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】 本考案のテープ式字消し器では、テープ素体の一方面全体に亘って塗膜を形成 した修正テープを使用し、ホルダの一部にロール状の修正テープを保持させ、該 修正テープの一端を上記ホルダの押圧片まで引出すとともに、上記押圧片と紙面 との間に挟込み、上記押圧片で上記テープを押圧しながら上記押圧片を上記テー プ上で移動させ、上記テープ上の塗膜を上記紙面の修正個所に転着させるテープ 式字消し器において、上記押圧片としてローラを配設し、該ローラを介して上記 テープを押圧させている。
【0014】 このような構成のテープ式字消し器によれば、ホルダと紙面との角度が変化し ても、テープ素体と紙面との剥離が確実に行われ、テープ素体は所定方向へ押し 出される。
【0015】 このことは、ホルダと紙面との角度が変化しても、ローラによって張設された テープ素体に該素体がローラに巻込まれる方向巻癖が付くことにより、テープ素 体にはガイド方向に一定の分力が与えられることによるものと考えられる。
【0016】 さらに、上記構成のテープ式字消し器では、ローラが修正テープを紙面との間 に押付けつつ修正テープと連れまわるため、修正テープは紙面上を上滑りするこ となく、修正テープの繰出しは確実に行われる。
【0017】 また、本考案のテープ式字消し器では、さらにホルダを、ロール状の修正テー プを保持させる円筒形の支持部と、該支持部の周面から突出させ、先端に上記ロ ーラを備えた棒状の把持部とによって形成している。
【0018】 このようなホルダを採用すると、把持部が棒状になっているため、例えばペン を持つように掴み易く、また先端の修正作業を行う個所が見易い。
【0019】
【実施例】
図1乃至図6は本考案に係るテープ式字消し器の一実施例を示している。
【0020】 この字消し器のホルダ1は、図1に示したように、一端に円筒形の支持部2と 、該支持部2の周面から突出させた棒状の把持部3とによって構成されている。
【0021】 ホルダ1は、図2に示したように、リール4を収容する空所を有している。ホ ルダ1の中心部には孔5が形成されており、該孔5にはリール4の軸4aが嵌入 されている。そして、このリール4には修正テープ6が巻付けられている。修正 テープ6は、図4に示したように、合成樹脂製のテープ素体7の一面に塗膜8が 形成されたものである。この塗膜8の表面は粘着性を有し、紙面9に粘着する。
【0022】 一方、把持部3は、テープ6を案内する空間を有している。この把持部3の先 端部にはテープガイド10が形成されている。このテープガイド10は、把持部 の長手方向に対して内方に傾斜して設置されている。そして、このガイド10の 外端には刃11が形成されている。また、この把持部3の先端には、ローラ12 が回転自在に支持されている。
【0023】 この字消し器1は、図1および図2に示したように、リール4に巻付けた修正 テープ6の一端部を把持部3の先端切欠13からロール12まで引出し、該ロー ル12とガイド10との間隙14を経て、先端6aを把持部3の内部に位置させ る。
【0024】 この状態のホルダ1の把持部3を図1に示したように掴み、紙面9に押付ける ようにして矢印方向に押出す。すると、図6に示したように、ホルダ1のローラ 12は、二点鎖線で示した位置から実線で示した位置まで紙面9に沿って移動す る。すると、テープ6はローラ12によって紙面9に押付けられ、ローラ12の 直下B点でテープ6の塗膜8が紙面9に粘着される。一方、テープ素体7は、ロ ーラ12に沿って引上げられ、かつガイド10に案内されて矢印C方向に押上げ られる。したがってテープ素体7と塗膜8は、互いに剥離され、塗膜8は紙面9 に転着される。
【0025】 したがって、この作業を修正しようとする文字等の個所で行えば、文字等は塗 膜8に覆われて消される。なお、剥離後のテープ素体7が長くなった場合には、 該テープ素体7をガイド10の刃11に押当てて切断する。
【0026】 なお、上記ローラ12は、ゴム,樹脂,金属等のいずれの材質によって構成さ れてもよく、また硬質および軟質の材料のいずれによっても構成し得る。特に軟 質のゴムまたは樹脂および良く磨かれた金属等によって構成された場合には、修 正テープ6のテープ素体7との密着性,親和性が得られるとともに、修正テープ 6を介しての紙面9への圧接および回転が円滑となり、字消し器の使用感が良好 になる。
【0027】 また、上記実施例のホルダ1は、断面がコ字状をなすように形成し、一方の側 を開口させている。このようにした場合には、テープ6の残量の確認、テープ6 の導通路等での不具合の修正作業がやり易くなり、構造も極めて単純にできる。 しかし、ホルダ1を、ローラ12の周辺およびカッタ11の周辺のみを開口させ 、他を密閉させた形状にしても良いことは勿論である。
【0028】
【考案の効果】
上記したように、本考案に係るテープ式字消し器は、構造が簡単であり、かつ 塗膜の剥離が確実で信頼性が極めて高く、しかも作業性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るテープ式字消し器の使用状態を示
した斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図2におけるIII −III 線断面図である。
【図4】本考案に係るテープ式字消し器で使用される修
正テープの構造を示した斜視図である。
【図5】本考案に係るテープ式字消し器の先端部を示し
た断面図である。
【図6】本考案に係るテープ式字消し器の作用を説明す
るための断面図である。
【図7】従来のテープ式字消し器の一例を示した概念図
である。
【図8】従来のテープ式字消し器の他の例を示した概念
図である。
【図9】図8に示したテープ式字消し器の作用を説明す
るための概念図である。
【図10】図8に示したテープ式字消し器の問題点を説
明するための概念図である。
【符号の説明】
1 ホルダ 2 支持部 3 把持部 4 リール 6 修正テープ 7 テープ素体 8 塗膜 9 紙面 10 テープガイド 11 刃 12 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野沢 厚 東京都台東区蔵前4丁目5番9号 オート 株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ素体の一方面全体に亘って塗膜を
    形成した修正テープを使用し、ホルダの一部にロール状
    の上記修正テープを保持させ、該修正テープの一端を上
    記ホルダの押圧片まで引出すとともに、上記押圧片と紙
    面との間に挟込み、上記押圧片で上記テープを押圧しな
    がら上記押圧片を上記テープ上で移動させ、上記テープ
    上の塗膜を上記紙面の修正個所に転着させるテープ式字
    消し器において、上記押圧片としてローラを配設し、該
    ローラを介して上記テープを押圧させることを特徴とす
    るテープ式字消器。
  2. 【請求項2】 上記ホルダは、ロール状の修正テープを
    保持させる円筒形の支持部と、該支持部の周面から突出
    させ、先端に上記ローラを備えた棒状の把持部とによっ
    て形成されていることを特徴とするテープ式字消し器。
JP10013191U 1991-11-08 1991-11-08 テープ式字消し器 Pending JPH0541894U (ja)

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JP10013191U JPH0541894U (ja) 1991-11-08 1991-11-08 テープ式字消し器

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JP10013191U JPH0541894U (ja) 1991-11-08 1991-11-08 テープ式字消し器

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JPH0541894U true JPH0541894U (ja) 1993-06-08

Family

ID=14265766

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JP10013191U Pending JPH0541894U (ja) 1991-11-08 1991-11-08 テープ式字消し器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316499A (ja) * 2001-04-19 2002-10-29 Plus Stationery Corp 塗布膜転写具の転写ヘッドに用いる小径ローラーの製造方法

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JP2002316499A (ja) * 2001-04-19 2002-10-29 Plus Stationery Corp 塗布膜転写具の転写ヘッドに用いる小径ローラーの製造方法

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