JPH0541649A - 電子タイマ回路 - Google Patents

電子タイマ回路

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Publication number
JPH0541649A
JPH0541649A JP22210691A JP22210691A JPH0541649A JP H0541649 A JPH0541649 A JP H0541649A JP 22210691 A JP22210691 A JP 22210691A JP 22210691 A JP22210691 A JP 22210691A JP H0541649 A JPH0541649 A JP H0541649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
electronic timer
resistor
circuit
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP22210691A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Sato
俊廣 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH0541649A publication Critical patent/JPH0541649A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化及び長期間使用後のタイマ値の変化
を少なくできるようにすること。 【構成】 抵抗R1,コンデンサC1から成る直列型の
CR時定数回路のコンデンサに並列に正温度特性を有す
る感温抵抗R5を接続する。こうすれば低温時にコンデ
ンサC1の容量が低下しても感温抵抗R5の影響により
その変化を少なくすることができる。又長期間不使用後
に電子タイマ回路を使用した場合にも、並列に抵抗R5
が接続されているため、漏れ電流の増大による時定数へ
の変化を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抵抗とコンデンサによる
時定数回路を用いた電子タイマ回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】抵抗とアルミ電解型のコンデンサを時定
数回路として用いて信号を遅延させる従来のオフディレ
ー型の電子タイマ回路の一例を図5に示す。本図におい
てスイッチ回路に設けられる出力トランジスタ1aから
の出力端がダイオードD1を介して抵抗R1と電解型の
コンデンサC1の共通接続端に接続される。抵抗R1,
コンデンサC1は図示のように電源端子2,3間に接続
された時定数回路であって、この電源端子間には又抵抗
R2,R3の直列接続体が接続される。抵抗R2,R3
の中点は基準電圧Vref として比較器4の基準入力端に
接続され、他方の入力端には抵抗R1,コンデンサC1
の共通接続端が接続される。
【0003】このようなオフディレー型の電子タイマ回
路において、スイッチ回路1が物体を検知していない状
態では内部トランジスタ1aがオン状態であり、コンデ
ンサC1の端子電圧は低く、ダイオードD1とトランジ
スタ1aを介して放電している。そして物体が検知され
るとトランジスタ1aがオフ状態となるため、抵抗R1
を介してコンデンサC1が充電される。図6の曲線Aは
このときのコンデンサの端子電圧の時間的な変化を示し
ており、この端子電圧が抵抗R2,R3で定まる閾値V
ref を越えれば、比較器4の出力が反転して比較器4よ
り外部にスイッチ信号が出力される。このタイマ時間を
T1とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこのような従
来の電子タイマ回路においては、アルミ電解コンデンサ
の容量は温度によって大幅に変化する。図7はアルミ電
解コンデンサの温度特性を示すグラフであり、周囲温度
が低下するにつれてその容量が大幅に低下するため、特
に低温時ではコンデンサC1の端子電圧の変化が図6に
破線Bで示すように変化する。従ってオフディレーのタ
イマ時間がT1からT2へと短くなるという欠点があっ
た。
【0005】又長期間電子タイマ回路を使用せず放置し
ておいた後使用した場合には、スイッチ回路のスイッチ
出力によってコンデンサC1に流れる電流が大幅に増加
する。これは等価的にはコンデンサC1に挿入されてい
ると考えられる抵抗R4の抵抗値が小さくなることに等
しい。通常時にはコンデンサC1に等価的に接続される
抵抗R4の抵抗値が例えば 100MΩと十分大きいため、
コンデンサの端子電圧はVccにまで上昇する。しかし長
期間電子タイマ回路を使用しなければその充電時の飽和
電圧は漏れ電流が大きくなるため、図8に破線Cで示す
ように変化する。例えば抵抗R1を 500〜1MΩ、抵抗
R4を2〜3MΩとすると、ピーク値は約40%低下す
る。この場合には電子タイマ回路の動作時間が規定値T
1より大幅に長い時間T3(T1<T3)になってしま
うという欠点があった。
【0006】本発明はこのような従来の電子タイマ回路
の問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で
電子タイマ回路の動作時間を安定化できるようにするこ
とを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はコンデンサ及び
コンデンサに接続された抵抗を含むCR回路と、CR回
路のコンデンサの端子電圧と基準電圧とを比較する比較
回路とを有する電子タイマ回路であって、コンデンサに
並列に正温度特性を有する感温抵抗を接続したことを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、コン
デンサに並列に正温度特性を有する感温抵抗を接続して
いるため、抵抗時には充電特性がコンデンサの端子電圧
の上昇時間が長くなるように変化し、コンデンサの容量
の変化と相殺することとなってタイマ時間の変化量が小
さくなる。又長期間使用しなかったときにはコンデンサ
の漏れ電流が大きくなり、これに相当する並列に接続さ
れる等価抵抗値が小さくなることとなるが、並列に感温
抵抗が接続されているため、その変化量が相殺され動作
時間の変化量を少なくすることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例による電子タイマ回
路の構成を示す回路図であり、前述した従来例と同一部
分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。本実施例
においても電源端子2,3間にスイッチ回路1が接続さ
れ、スイッチ回路1の内部のトランジスタ1aのコレク
タ端がダイオードD1を介して抵抗R1,コンデンサC
1から成る時定数回路に接続される。この時定数回路の
中点の電圧は比較器4の比較入力端に与えられ、比較器
4の他方の入力端には抵抗R2,R3から成る基準電圧
源が接続される。さて本実施例においては図示のように
電解コンデンサC1に並列に感温抵抗R5を接続する。
感温抵抗R5は正の温度特性を有し、温度が低下すれば
抵抗値が減少する特性を持った抵抗とする。この温度係
数は例えば10℃当たりの抵抗変化率が0.15〜5%とし、
温度変化に応じて図2に示すように直線的に抵抗値が変
化するものとする。その他の構成は前述した従来例と同
様である。
【0010】次に本実施例の動作について説明する。こ
のような電子タイマ回路においてスイッチ回路1が物体
を検出していなければ内部トランジスタ1aはオン状態
であって、コンデンサC1は放電している。そしてスイ
ッチ回路1が物体を検出すると、トランジスタ1aはオ
フ状態となって抵抗R1を介してコンデンサC1が充電
される。ここで感温抵抗R5の常温での抵抗値をR5a
とすると、比較器4の反転入力端子に加わるコンデンサ
C1の電圧変化は図3の曲線Dに示すように変化する。
このピーク値は次式(1)で示される。 Vcc・R5a/(R5a+R1) ・・・(1) そして低温時には感温抵抗R5の抵抗値が小さくR5b
となるため、その飽和特性が変化しピーク値が次式
(2)で示すように低下する。 Vcc・R5b/(R5b+R1) ・・・(2) ここでコンデンサC1の容量が変化しないとすれば、図
3に破線Eで示すように飽和特性が変化することとなっ
てオフディレータイマ値T4が長くなる方向(T4>T
1)に変化する。実際には低温時にコンデンサC1の容
量が低下するため、従来例で示したようにタイマ値が短
くなるように変化する。このような変化が相殺されるこ
ととなって低温時にも常温時のオフディレー時間に近い
ディレー時間を得ることができる。
【0011】又長期間使用されなかった後にこの電子タ
イマを再び使用する場合には、コンデンサC1に流れる
電流が増加する。これはコンデンサC1に並列に接続さ
れていると考えられる漏れ電流分の等価抵抗R6の抵抗
値が低下する状態として認識される。等価抵抗R6を含
めた場合には、図4に示すようにコンデンサの充電時の
最大電圧は次式(3)で示される。
【数1】 ここでR6は通常の使用時には例えば数百MΩであるた
め無視することができ、コンデンサC1の端子電圧の変
化は図4の曲線Dとなる。この場合の端子電圧は式
(1)で示される。
【0012】さて長期間使用後に電子タイマを使用した
ときの端子電圧の最大値は、同様にして式(3)で示さ
れるが、抵抗R6を無視することができなくなる。例え
ば漏れ電流に相当する等価抵抗の抵抗値R6を2〜3M
Ω、R5を250K〜1MΩ、抵抗R1を500K〜1MΩ、コ
ンデンサCを47μFとすると、図4の破線Fに示すよう
に約20%のピークの電圧が低下することとなる。しかし
本実施例では並列に感温抵抗R5が接続されているた
め、タイマ時間の変化量をT1からT5と相対的に大幅
に小さくすることができる。そして数回の使用によって
元の状態に復帰することとなる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、CRの時定数回路のコンデンサに並列に正温度特性
を有する感温抵抗を接続しているため、低温時において
も動作時間の変化を少なくすることができる。又長期間
使用しない場合にはコンデンサの漏れ電流が大きくなる
が、この場合にも並列に抵抗が接続されているためその
変化量を少なくすることができ、電子タイマ回路の動作
時間の変化を少なくすることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電子タイマ回路の構成
を示す回路図である。
【図2】本実施例に用いる正特性の感温素子の抵抗の変
化を示すグラフである。
【図3】本実施例の電子タイマ回路を常温時及び低温時
に使用したときのコンデンサの端子電圧の変化を示すグ
ラフである。
【図4】長期間不使用後に電子タイマ回路を使用したと
きのコンデンサの端子電圧の変化を示すグラフである。
【図5】従来の電子タイマ回路の構成を示す回路図であ
る。
【図6】アルミ電解コンデンサの周囲温度に対する容量
変化を示すグラフである。
【図7】従来の電子タイマ回路の常温時及び低温時にお
けるコンデンサの端子電圧の変化を示すグラフである。
【図8】従来の電子タイマ回路を長期間不使用後に使用
したときのコンデンサの端子電圧の変化を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 スイッチ回路 2,3 電源 4 比較器 R1〜R3 抵抗 R4,R6 等価抵抗 R5 感温抵抗 C1 コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ及び前記コンデンサに接続さ
    れた抵抗を含むCR回路と、前記CR回路のコンデンサ
    の端子電圧と基準電圧とを比較する比較回路とを有する
    電子タイマ回路において、 前記コンデンサに並列に正温度特性を有する感温抵抗を
    接続したことを特徴とする電子タイマ回路。
JP22210691A 1991-08-06 1991-08-06 電子タイマ回路 Pending JPH0541649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22210691A JPH0541649A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 電子タイマ回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP22210691A JPH0541649A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 電子タイマ回路

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Publication Number Publication Date
JPH0541649A true JPH0541649A (ja) 1993-02-19

Family

ID=16777238

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22210691A Pending JPH0541649A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 電子タイマ回路

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JP (1) JPH0541649A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027248A (ja) * 2011-05-20 2013-02-04 Easymore Industrial Co Ltd 直流給電絶縁故障検出回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027248A (ja) * 2011-05-20 2013-02-04 Easymore Industrial Co Ltd 直流給電絶縁故障検出回路

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