JPH054114U - 撮像距離調整機構 - Google Patents

撮像距離調整機構

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JPH054114U
JPH054114U JP4984591U JP4984591U JPH054114U JP H054114 U JPH054114 U JP H054114U JP 4984591 U JP4984591 U JP 4984591U JP 4984591 U JP4984591 U JP 4984591U JP H054114 U JPH054114 U JP H054114U
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JP
Japan
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mount ring
ring
mount
cylindrical
exterior front
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Pending
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JP4984591U
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English (en)
Inventor
信行 藤田
順紀 棚瀬
歳久 中山
信行 堀井
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Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH054114U publication Critical patent/JPH054114U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モニタ−用テレビカメラにおいて、焦点距離
の異なるレンズの取付及びピント調整を容易とする。 【構成】 レンズブロック51,52を固定するマウン
トリング30における円筒部31の外形をテレビカメラ
における外装フロント部20における筒状部21の内径
と一致させた円筒形状とし、該筒状部21の内側後方に
拡大内径部26を形成するように段部25を設け、該段
部25は筒状部先端23からの距離を滑らかに変化させ
る螺旋状の傾斜を有する形状とし、前記円筒部31の後
端33又は後端33近傍の外周に突起部35を形成し、
該突起部35を前記段部25に接触させる様に圧縮状態
とした弾性体41を挿入してマウントリング30を前方
に附勢しておく。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モニタ−用テレビカメラのレンズ取り付け機構に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
今日、店内監視用カメラや車輌の後方監視カメラ等のモニタ−用テレビカメラ では、固体撮像素子を用いたCCDカメラと称される小型のテレビカメラが多用 されており、該テレビカメラ用のレンズには、レンズブロックのフランジ面から 結像面迄の距離であるフランジバック距離が17.526mmとされるCマウントレンズ 及びフランジバック距離が12.5mmとされるCSマウントレンズの2種類が用いら れている。
【0003】 この為、上記CSマウントレンズをカメラに取り付けるに際しては、図10に 示す様に、撮像素子基板固定板15を取り付けた外装フロント部20へ螺入した マウントリング30にレンズブロック51を固定し、該レンズブロック51をマ ウントリング30と一体に回転させつつマウントリング30に形成した雌螺子3 8を例えば雄螺子を形成した外装フロント部20の螺子部部材27と螺合させ、 前記螺子部部材27に形成した雄螺子及び該雄螺子と螺合させる様にマウントリ ング30に形成した雌螺子38のピッチによりレンズブロック51を前後に微調 整し、以てレンズブロック51を通過した光により撮影すべき風景や人物の像を 撮像素子基板13に固定した撮像素子10の位置に正確に結像させることとし、 該位置調整を行ってピントを正しく合わせた後、ストッパ−ネジ49を締め付け ることにより外装フロント部20へマウントリング30をロックする様にしてお り、Cマウントレンズのレンズブロック52をカメラ本体に取り付けるに際して は、図11に示す様に、マウントリング30に対して厚さ、5mm程度のアダプタ −リング55を挿入固定し、該アダプタ−リング55にレンズブロック52を固 定することによりレンズブロック52の取り付け位置をCSマウントレンズのレ ンズブロック51よりも5mm程度前方にずらせる様にしてマウントリング30に 固定しておき、以てフランジバック距離の長いCマウントレンズをカメラ本体部 に取り付けた場合であっても、CSマウントレンズと同様にマウントリング30 の回転調整により結像面をカメラ本体部内に固定された撮像素子10の位置に一 致させる様にしている。
【0004】 尚、フランジバック距離の異なるCマウントレンズ及びCSマウントレンズの 両者を取り付けるモニタ−用テレビカメラとして、撮像素子10の取付位置を前 後に調整可能としたものも有る(例えば、特開平2−111175号)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前述の様に、外装フロント部にマウントリングを螺入し、該マウントリングを レンズブロックと一体として微調整することによりレンズの位置調整を行うこと としているも、この為には、外装フロント部に2次加工として螺子加工を施すか 、又は雄螺子を形成した螺子部部材を外装フロント部に固定することが必要とな り、この螺子加工は微小ピッチにして、マウントリングを回転させたとき、レン ズの光軸をずらすことなくレンズブロックを前後させ得る様にした正確な螺子加 工が必要である故、外装フロント部及びマウントリングの製造を困難とする欠点 が有った。
【0006】 又、CマウントレンズとCSマウントレンズとに対応させる為には、別途アダ プタ−リングを使用しなければならず、部品点数の増加によって部品の在庫管理 や組立作業に手数を要し、作業を繁雑とする欠点が有った。 尚、撮像素子を前後に移動させる機構は、撮像素子の光軸をずらすことなく前 後にスライドさせる様に移動させる機構としなければならず、部品の成形及び組 立が複雑となる欠点が有った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、マウントリングの円筒部外形を外装フロント部の筒状部内径と一致 した外径を有する円筒形状とし、以てマウントリングを外装フロント部に対し、 前後に摺動及び回転可能とすると共に、マウントリング円筒部の後端外周に突起 部を形成し、外装フロント部における筒状部内側には前記突起部が挿入される拡 大内径部を設けて段部を形成し、該段部は外装フロント部における筒状部先端か らの距離を位置により変化させた滑らかな螺旋状の傾斜を有する段部とし、撮像 素子基板固定板に取り付けた弾性体により前記突起部を段部へ押圧する様に附勢 しておくこととする。
【0008】
【作 用】
本考案は、マウントリングの円筒部を外装フロント部における筒状部内へ回転 摺動可能に挿入するものである故、マウントリングの軸線をずらすことなく、比 較的長い距離の前後移動を容易に行い得る様にすることが出来る。
【0009】
【実施例】
本考案の第1実施例は、図1に示す様に、外装フロント部20の前面に形成さ れた筒状部21の内部にマウントリング30の円筒部31を挿入し、更に撮像素 子10を前記円筒部31内に撮像素子基板固定板15をもって配置し、又、マウ ントリング30の円筒部後端33に接触する様に押圧リング45を挿入し、該押 圧リング45の後方に弾性体41を圧縮状態で挿入したものである。
【0010】 このマウントリング30は、図1及び図2に示す様に、リング部32の内側に はレンズブロック51を螺入する雌螺子部36が形成され、リング部32の後方 に形成された円筒部31は外形を真円形の円筒形状とし、その外径を外装フロン ト部20の前面に形成した筒状部21の内径と一致させるものであり、外装フロ ント部20における筒状部21及びマウントリング30の円筒部31は軸方向に 数十mmの長さを持たせ、マウントリング30を10mm程度前後に移動させた場合 においても、その中心軸線をずらすことなく外装フロント部20における筒状部 21内を前後に摺動させ得る様にしておくものである。
【0011】 更に、該マウントリング30の円筒部31における後端33の外周には突起部 35を形成し、又、外装フロント部20においては、図3及び図4に示す様に、 段部25を形成して前記突起部35が挿入され得る拡大内径部26を筒状部21 の内側後方に形成するものであり、この段部25は、筒状部21の先端23から の距離を位置により変化させ、図5の筒状部内側展開図に示す様に、筒状部21 に沿って約180度近くの間で先端23からの距離が最小から最大となる様に滑 らかに傾斜させ、最小距離x1と最大距離x2との差である傾斜幅yを例えば8mm 程度とし、該傾斜幅yにおける前方及び後方の約3mmの区間は中間部よりも変化 を緩やかとした変則的な螺旋形状を形成する様にしておくものである。
【0012】 尚、段部25の螺旋形状は、図6に示す様に、180度の区間をもって右螺旋 形状部分と左螺旋形状部分とを対称に形成することもあり、又、図5に示した様 に一方向の螺旋とする場合及び図6に示した様に右螺旋形と左螺旋形とを組み合 せる場合において、最小距離x1と最大距離x2との区間を180度とすることな く、120度又は90度の区間で繰り返す様にすることもある。
【0013】 そして、本実施例は上述のマウントリング30を外装フロント部20における 筒状部21の後方から挿入し、突起部35を段部25に接触させて拡大内径部2 6に平板環状の押圧リング45を挿入して該押圧リング45をマウントリング3 0における円筒部31の後端33に接触させ、且つ、該押圧リング45と撮像素 子基板固定板15との間に弾性体41を挿入し、前記突起部35を該弾性体41 により前記段部25に押圧する様にしておくものである。
【0014】 尚、本実施例は、マウントリング30の円筒部31及び外装フロント部20の 筒状部21を前後に多少長くし、マウントリング30を筒状部21に対して前後 に摺動させる場合においてもマウントリング30の中心軸が揺れることがない様 にしており、又、撮像素子基板固定板15は、撮像素子基板13の取付位置を前 方に突出させる形状とし、以て該実施例におけるモニタ−用カメラにおいては、 撮像素子基板13の位置を外装フロント部20における筒状部21及びマウント リング30における円筒部31の内方に位置させることとし、マウントリング3 0の円筒部31を多少長くするにも拘らず、モニタ−用テレビカメラの全長が長 くなることを極力防止する様にしている。
【0015】 この様に、当該実施例は、マウントリング30を外装フロント部20に対して 回転可能とすると共に前後に摺動可能とし、外装フロント部20における筒状部 21の内側に設けた段部25にマウントリング30の突起部35を押圧リング4 5を介した弾性体41の押圧力により常に接触させ、該段部25は筒状部21の 先端23からの距離を滑らかに変化させている故、マウントリング30を回転さ せると突起部35を段部25の傾斜に合わせ前後させる様に該マウントリング3 0が前後に移動し、マウントリング30の外径を外装フロント部20における筒 状部21の内径に一致させた真円の円筒形状としている故、マウントリング30 の前後移動はマウントリング30の中心軸をずらすことなく前後に摺動する様に 移動することとなり、この前後移動量は、約8mmの移動量を与える様に外装フロ ント部20における筒状部21やマウントリング30における円筒部31の長さ を長くし且つ段部25の傾斜幅yを設定している為、フランジバック距離の異な るCマウントレンズのレンズブロック52やCSマウントレンズのレンズブロッ ク51をマウントリング30に固定し、この様にレンズブロック51,52を固 定したマウントリング30をレンズブロック51,52と共に回転させることに よってCマウントレンズのレンズブロック52であってもCSマウントレンズの レンズブロック51であってもレンズ位置調整を行うことができ、レンズ位置調 整後に螺子穴47に挿入したストッパ−ネジ49を螺子込むことによりマウント リング30ひいてはレンズブロック51の位置を固定することができる。
【0016】 又、外装フロント部20の成形は、段部25を形成する様に拡大内径部26を 筒状部21の内部後方に形成する様に2次加工を施すか、又は2次加工を省略す る様に1次成形をもって成形製造することもできる故、従来の螺子加工を施した 外装フロント部用の螺子部部材27を用いたり、又、外装フロント部20に直接 雄螺子を形成する螺子加工を2次加工として施す等により外装フロント部20を 成形製造場合に比較して外装フロント部20の成形が容易となり、更にマウント リング30に形成する雌螺子38も不要となる故、外装フロント部20やマウン トリング30の成形製造を容易とすることができる。
【0017】 そして本考案の他の実施例は、マウントリング30における円筒部31の後方 に突起部35を形成するに際し、該突起部35をマウントリング30の円筒部3 1と一体に成形するものでなく、モニタ−用テレビカメラの組立時等に小螺子3 9をマウントリング30の円筒部31に取り付けるものも有る。 この実施例は、図7及び図8に示す様に、フランジ37をリング部32の外周 に有するマウントリング30を外装フロント部20の前方から挿入し、図9に示 す様に、外装フロント部20の拡大内径部26に設けた透孔28から小螺子39 を挿入し、該小螺子39の頭部を突起部35とするものである。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、マウントリングの円筒部外径を外装フロント部内径と一致させた円 筒形状としている故、マウントリングをその中心軸をずらすことなく回転及び前 後移動させることを可能とし、円筒部及び筒状部を長くすることにより前後移動 距離を大きくしつつ中心軸をずらすことのないマウントリングの摺動を可能とす ることができる故、フランジバック距離の異なるレンズブロックを取り付ける際 の組立を容易とし、マウントリング円筒部の後端に形成した突起部を外装フロン ト部筒状部に設けた段部に押圧し、該段部は筒状部先端からの距離を変化させた 滑らかな傾斜を有する故、マウントリングを回転させるのみで段部の傾斜に合わ せてマウントリングを前後に摺動させて容易にレンズの焦点を調整することがで きるものであり、又、外装フロント部の成形製造等部品の製造を容易とすること ができる撮像距離調整機構である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る撮像距離調整機構の第1実施例を
示す断面図である。
【図2】本考案に係る撮像距離調整機構の分解斜視図で
ある。
【図3】本考案に係る撮像距離調整機構の第1実施例に
おける外装フロント部の部分断面斜視図である。
【図4】本考案に係る撮像距離調整機構の第1実施例に
おける外装フロント部の断面側面図である。
【図5】本考案に係る撮像距離調整機構における外装フ
ロント部筒状部内側の展開図である。
【図6】本考案に係る撮像距離調整機構における外装フ
ロント部に形成する段部の他の実施例を示す外装フロン
ト部筒状部内側の展開図である。
【図7】本考案に係る撮像距離調整機構の第2実施例を
示す断面図である。
【図8】本考案に係る撮像距離調整機構の第2実施例の
分解斜視図である。
【図9】本考案に係る撮像距離調整機構の第2実施例に
おける外装フロント部の断面側面図である。
【図10】従来の撮像距離調整機構を示す断面側面図で
ある。
【図11】従来の撮像距離調整機構にアダプタ−リング
を挿入した状態を示す断面側面図である。
【符号の説明】
10 撮像素子 15 撮像素子基板
固定板 20 外装フロント部 21 外装フロント
部筒状部 25 段部 30 マウントリン
グ 31 マウントリング円筒部 35 突起部 41 弾性体 45 押圧リング 51,52 レンズブロック 55 アダプタ−リ
ング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 堀井 信行 埼玉県北葛飾郡庄和町大字大衾496 リズ ム時計工業株式会社庄和工場内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 マウントリングの円筒部外形を外装フロ
    ント部における筒状部の内径と同一の外径を有する円筒
    形状とし、前記マウントリングの円筒部後端又は後端近
    傍に外方への突起部を設けると共に、外装フロント部に
    おける筒状部の内部後方に拡大内径部を設けることによ
    り該筒状部の内側に段部を形成し、該段部は筒状部先端
    からの距離を位置により変化させた滑らかな螺旋状の傾
    斜を有する段部とし、マウントリングの円筒部後端に接
    する押圧リングを外装フロント部筒状部内に配置し、押
    圧リングの後方に圧縮状態の弾性体を挿入して前記突起
    部を前記段部に圧接させたことを特徴とする撮像距離調
    整機構。
JP4984591U 1991-06-28 1991-06-28 撮像距離調整機構 Pending JPH054114U (ja)

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