JPH054105B2 - - Google Patents

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JPH054105B2
JPH054105B2 JP60160890A JP16089085A JPH054105B2 JP H054105 B2 JPH054105 B2 JP H054105B2 JP 60160890 A JP60160890 A JP 60160890A JP 16089085 A JP16089085 A JP 16089085A JP H054105 B2 JPH054105 B2 JP H054105B2
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JP
Japan
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needle
needle tube
rear end
base
tube
Prior art date
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JP60160890A
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English (en)
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JPS6222660A (ja
Inventor
Yukio Noji
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Nippon Medical Supply Corp
Original Assignee
Nippon Medical Supply Corp
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生体に穿刺して使用する医療用針の
製造方法に関する。
〔従来の技術〕
生体内、特に血管等に薬液を注入したり血液を
生体外へ導出したりするために、従来より種々の
医療用針が使用されている。医療用針は、基本的
には中空で先端部に穿刺用の刃先が形成されてい
る金属製の針管と針管の後端部に固定された合成
樹脂製の針基より形成されているが、針管の太さ
や針基の形状は使用目的に応じて種々のものが使
用されている。例えば、通常の針基は指で保持し
やすいように適度の凹凸が付けられた円筒状のも
のが多いが、血液の体外循環のように長時間にわ
たつて血管に留置するものの場合には、翼(ウイ
ング)が取り付けられて生体に固定しやすいよう
な構造になつている。これら医療用針の製造方法
としては、針管と針基とを別々に製造しておき、
針管と針基とを接着剤を用いて固定する接着法
と、針管を針基成形用の金型にセツトし、次いで
合成樹脂を金型内に射出して針基の製造と針管の
固定を同時に実施するインサート成形法とがあ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
接着法により製造される医療用針は、針管と針
基との固定強度が大きい利点があるが、製造の際
に1つずつ接着剤を固定部に付与しなければなら
ないので、製造効率が悪くコストの上昇は免れな
い。これに対して、インサート成形法は製造効率
の点で優れているが、針管と針基との固定強度が
不足しやすい欠点がある。また、生体への穿刺を
スムーズに行い痛みを軽減したり血栓の生成を防
止するために、針管の内外表面にはシリコーン・
オイルを塗布する(以下これをシリコーン処理と
略記する)が、針と針基との固定前にシリコーン
処理を行うと、針管と針基とが剥離しやすくな
り、固定強度が極端に低下してしまう。したがつ
て、固定後に1つずつシリコーン処理をしなけれ
ばならず、インサート成形法の利点である高い生
産効率を維持することが困難になる。
本発明の目的は、針管と針基との固定強度の高
い医療用針を、インサート成形法によつて達成す
る方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、以下に示すような製造方法
を採用することにより、上記の目的を達成した。
すなわち本発明は、中空で先端部に刃先が形成さ
れてなり、その後端部付近の側面に孔を穿設した
針管の表面にシリコーン・オイルを塗布し、しか
る後に針基成形用の射出成形金型に針管をセツト
するとともに該針管の後端部より成形用コア・ピ
ンを挿入して後端開口部と後端側面に穿設した前
記孔の内側を塞ぎ、しかる後に合成樹脂を前記金
型内に射出して針基を成形するとともに前記孔に
も合成樹脂を侵入させて針基と一体化することを
特徴とする医療用針の製造法である。
〔作用〕
本発明により製造される医療用針は、針管の後
端部付近の側面に穿設した孔に針基を形成する合
成樹脂が侵入しているので、針管に外部から力が
作用しても孔に侵入した合成樹脂が針管を係止す
るので、針管が抜けるのを防止できる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明をさらに具体的に説
明する。
第1図は本発明により製造される医療用針の1
実施例についての断面正面図である。図から分か
るように、医療用針は金属製の中空針管1と合成
樹脂製の針基4より構成されている。針管1の先
端部には生体に穿刺するための刃先2が形成され
ており、後端部付近には孔3が設けられている。
そして、孔3には針基を形成する合成樹脂が侵入
している。これによつて、針管に力が作用しても
孔3に侵入した合成樹脂部分が針管を針基に係止
するように作用するので、針管が抜けるのが防止
される。孔3の形状は特に限定されるものではな
く、第2図a〜cに例示するように種々の形状に
することができる。また、孔は1つであつてもよ
いし2つ以上であつてもよい。
次に、第3図に本発明の方法の1例を示す。図
示するように、後端部側面に孔3を穿設した針管
の表面にシリコーン・オイルを塗布したものを針
基成形用の金型6にセツトし、針管の後端部より
成形用のコア・ピン5を挿入して針管の後端開口
部と孔3の内側を塞ぎ、針管内部に合成樹脂が侵
入しないようにする。そして、金型6内に形成さ
れた空間7に合成樹脂を射出することにより針基
を形成する。このようにすることによつて、針基
を形成する合成樹脂は孔3内にも侵入して針基と
一体化され、第1図に示すような医療用針が得ら
れる。
このようにして得られた医療用針の針管と針基
との固定強度を測定した結果を以下に示す。
実施例 1 外径1.5mmの針管の後端部より3mmの位置に、
直径1mmの孔を1つ穿設したものを10本作成し
た。次いで、針管の内外表面全体をシリコーン処
理し、第3図に示すように金型にセツトし、ポリ
カーボネートを射出して針基を成形し、医療用針
を得た。得られて医療用針の針管を針基から引き
抜くのに必要な力を測定したところ、6〜8Kgで
あつた。これに対して、孔を穿設しないで同様な
方法で製造したものは、2Kg以下の力で容易に抜
けてしまつた。この結果からも、本発明が優れた
効果を奏することが分かる。
〔発明の効果〕
本発明により製造される医療用針は、針管と針
基との固定強度が大きいので、針管が針基から抜
けるおそれがない。さらに、予めシリコーン処理
をした針管を用いて針基を射出成形できるので、
多数の針管をまとめてシリコーン処理することが
でき、従来のように針基成形後に1本ずつ処理す
るのにくらべて製造効率が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明により製造される医療用針の
1実施例についての断面正面図である。また、第
2図は本発明において使用する針管のいくつか例
を示す平面図である。第3図は、本発明により医
療用針の針基を成形している状態を示す部分断面
正面図である。 1……針管、2……刃先、3,3′,3″……
孔、4……針基、5……コア・ピン、6……金
型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空で先端部に刃先が形成されてなり、その
    後端部付近の側面に孔を穿設した針管の表面にシ
    リコーン・オイルを塗布し、しかる後に針基成形
    用の射出成形金型に針管をセツトするとともに該
    針管の後端部より成形用コア・ピンを挿入して後
    端開口部と後端側面に穿設した前記孔の内側を塞
    ぎ、しかる後に合成樹脂を前記金型内に射出して
    針基を成形するとともに前記孔にも合成樹脂を侵
    入させて針基と一体化することを特徴とする医療
    用針の製造法。
JP60160890A 1985-07-20 1985-07-20 医療用針の製造法 Granted JPS6222660A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60160890A JPS6222660A (ja) 1985-07-20 1985-07-20 医療用針の製造法

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JP60160890A JPS6222660A (ja) 1985-07-20 1985-07-20 医療用針の製造法

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JPS6222660A JPS6222660A (ja) 1987-01-30
JPH054105B2 true JPH054105B2 (ja) 1993-01-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613748Y2 (ja) * 1989-10-20 1994-04-13 株式会社シー・エス・ケーリサーチパーク 注射針
CN103313745A (zh) * 2011-01-19 2013-09-18 泰尔茂株式会社 带针注射器及带针注射器的制造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114789A (en) * 1974-07-25 1976-02-05 Oomya Purasuchitsuku Kogyo Kk Chushabario habunitoritsukeru hohonarabinisochi

Patent Citations (1)

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JPS6222660A (ja) 1987-01-30

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