JPH10180802A - 固着用ウィンドー付きインサート成形カテーテルの製造方法 - Google Patents
固着用ウィンドー付きインサート成形カテーテルの製造方法Info
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- JPH10180802A JPH10180802A JP9237847A JP23784797A JPH10180802A JP H10180802 A JPH10180802 A JP H10180802A JP 9237847 A JP9237847 A JP 9237847A JP 23784797 A JP23784797 A JP 23784797A JP H10180802 A JPH10180802 A JP H10180802A
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- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14598—Coating tubular articles
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0009—Making of catheters or other medical or surgical tubes
- A61M25/0014—Connecting a tube to a hub
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/03—Injection moulding apparatus
- B29C45/04—Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves
- B29C45/0408—Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves involving at least a linear movement
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14065—Positioning or centering articles in the mould
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- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/753—Medical equipment; Accessories therefor
- B29L2031/7542—Catheters
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 低コストで、無駄が少なく、高効率の固着用
ウィンドー付き成形カテーテルの製造方法を提供する。 【解決手段】 カテーテルハブは金型内で、固定したカ
テーテルチューブインサートの周りで、得られるカテー
テルアセンブリが、カテーテルチューブがカテーテルハ
ブを貫通して外界に露出する位置に成形される。一態様
においては、カテーテルチューブは、最初に、金型内の
中央マンドレルに装填する。成形は、二片からなる金型
を使って行われ、各金型片は、これら二つの金型片がマ
ンドレルに装着したカテーテルチューブの周りで合わさ
れ閉じられた後に、カテーテルチューブに接する固定用
突起を区画する。二つの金型片を合わせて閉じた後は、
円筒形のダイが、マンドレルに装着したカテーテルチュ
ーブまで下降してきて、カテーテルチューブを所望の形
状に変形させる。
ウィンドー付き成形カテーテルの製造方法を提供する。 【解決手段】 カテーテルハブは金型内で、固定したカ
テーテルチューブインサートの周りで、得られるカテー
テルアセンブリが、カテーテルチューブがカテーテルハ
ブを貫通して外界に露出する位置に成形される。一態様
においては、カテーテルチューブは、最初に、金型内の
中央マンドレルに装填する。成形は、二片からなる金型
を使って行われ、各金型片は、これら二つの金型片がマ
ンドレルに装着したカテーテルチューブの周りで合わさ
れ閉じられた後に、カテーテルチューブに接する固定用
突起を区画する。二つの金型片を合わせて閉じた後は、
円筒形のダイが、マンドレルに装着したカテーテルチュ
ーブまで下降してきて、カテーテルチューブを所望の形
状に変形させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固着用ウィンドー
付きインサート成形カテーテルの製造方法に係り、より
詳しくは、確立した、力の要る技術、プロセスおよび装
置(すなわちハイテクによるものではない)を用い、低
コストで、無駄が少なく、高効率の固着用ウィンドー付
き成形カテーテルの製造方法に関する。
付きインサート成形カテーテルの製造方法に係り、より
詳しくは、確立した、力の要る技術、プロセスおよび装
置(すなわちハイテクによるものではない)を用い、低
コストで、無駄が少なく、高効率の固着用ウィンドー付
き成形カテーテルの製造方法に関する。
【0002】静脈内(intravenous;IV)カテーテル
は、特に血液、血漿あるいは他の流体を患者の循環系に
導入する医療目的に用いられる。IVカテーテルには、
いくつかのタイプがあり、最も一般的なのは、比較的長
い中空カニューレをわずかな摩擦で密着させて取り付け
る構造のものである。ハブは、カテーテルの一端に取り
付けられ、IV流体供給ラインと取付け・取り外し自由
となるように設計される。カテーテルを患者に挿入する
ためには、カニューレとカテーテルはともに、患者の皮
膚を貫通して静脈内に挿入し、その後カニューレは引き
出し、カテーテルだけを定位置に残す。
は、特に血液、血漿あるいは他の流体を患者の循環系に
導入する医療目的に用いられる。IVカテーテルには、
いくつかのタイプがあり、最も一般的なのは、比較的長
い中空カニューレをわずかな摩擦で密着させて取り付け
る構造のものである。ハブは、カテーテルの一端に取り
付けられ、IV流体供給ラインと取付け・取り外し自由
となるように設計される。カテーテルを患者に挿入する
ためには、カニューレとカテーテルはともに、患者の皮
膚を貫通して静脈内に挿入し、その後カニューレは引き
出し、カテーテルだけを定位置に残す。
【0003】
【従来の技術】カテーテルチューブとカテーテルハブを
組み合わせたカテーテルアセンブリの製造方法は、開発
が待たれている。これまでは、カテーテルチューブをカ
テーテルハブにインサート成形するなどして、カテーテ
ルアセンブリを商業ベースで製造する試みがなされてき
た。インサート成形プロセスは、カテーテルチューブを
インサートとしてカテーテルハブ用の金型中に配置し、
ついでカテーテルハブをカテーテルチューブインサート
の周りで成形するものである。
組み合わせたカテーテルアセンブリの製造方法は、開発
が待たれている。これまでは、カテーテルチューブをカ
テーテルハブにインサート成形するなどして、カテーテ
ルアセンブリを商業ベースで製造する試みがなされてき
た。インサート成形プロセスは、カテーテルチューブを
インサートとしてカテーテルハブ用の金型中に配置し、
ついでカテーテルハブをカテーテルチューブインサート
の周りで成形するものである。
【0004】この試みを始めた当初は、カテーテルチュ
ーブをカテーテルハブにインサート成形すれば、上述の
要求を達成できると考えていた。しかし、カテーテル製
造のためこのインサート成形を行った多くの企業は、こ
のプロセスが十分に信頼性を有するものではないことに
気づき、従来のアイレットアセンブリ技術に戻っていっ
た。
ーブをカテーテルハブにインサート成形すれば、上述の
要求を達成できると考えていた。しかし、カテーテル製
造のためこのインサート成形を行った多くの企業は、こ
のプロセスが十分に信頼性を有するものではないことに
気づき、従来のアイレットアセンブリ技術に戻っていっ
た。
【0005】というのは、インサート成形を用いる従来
のカテーテル設計にみられるいくつかの例は、どれも、
カテーテルチューブの周りでプラスチックハブを成形す
る際、金型内で正確にカテーテルチューブを維持できな
かったのである。このことから、カテーテルハブ用のプ
ラスチック溶融物は、高速・高圧(例えば10,000psi)で
射出されるため、強度が比較的弱いカテーテルチューブ
は、射出されたプラスチック溶融物のせいでしばしば変
形し、射出されたプラスチックから形成されるカテーテ
ルハブには強固に接着しない形状となることがあった。
のカテーテル設計にみられるいくつかの例は、どれも、
カテーテルチューブの周りでプラスチックハブを成形す
る際、金型内で正確にカテーテルチューブを維持できな
かったのである。このことから、カテーテルハブ用のプ
ラスチック溶融物は、高速・高圧(例えば10,000psi)で
射出されるため、強度が比較的弱いカテーテルチューブ
は、射出されたプラスチック溶融物のせいでしばしば変
形し、射出されたプラスチックから形成されるカテーテ
ルハブには強固に接着しない形状となることがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の主要
な目的は、固着用ウィンドー付きインサート成形カテー
テルの製造方法を提供することである。
な目的は、固着用ウィンドー付きインサート成形カテー
テルの製造方法を提供することである。
【0007】本発明はさらに、カテーテルチューブとカ
テーテルハブを組み合わせたカテーテルアセンブリの製
造方法であって、確立した、力の要る技術、プロセスお
よび装置(すなわちハイテクによるものではない)を用
い、低コストで、無駄が少ない製造方法を提供すること
を目的とする。
テーテルハブを組み合わせたカテーテルアセンブリの製
造方法であって、確立した、力の要る技術、プロセスお
よび装置(すなわちハイテクによるものではない)を用
い、低コストで、無駄が少ない製造方法を提供すること
を目的とする。
【0008】本発明は、「ウィンドー」設計を有するカ
テーテルハブのためにインサート成形を利用する。この
インサート成形においては、カテーテルハブの成形中
に、プラスチック製のカテーテルチューブを、このカテ
ーテルチューブに接する金型内の固定用突起によって定
位置にしっかりと保持する。そして、各固定用突起は、
カテーテルハブアセンブリ(カテーテルチューブは最終
製品においては、このカテーテルハブアセンブリから外
界に露出される)にウィンドーを形成する。カテーテル
ハブにウィンドーを形成する固定用突起の付いたスチー
ル製の金型は、カテーテルハブの射出成形プロセスの
間、カテーテルチューブをしっかりと定位置に保持し、
プラスチック製カテーテルチューブが移動したり歪んだ
りするのを防止する。
テーテルハブのためにインサート成形を利用する。この
インサート成形においては、カテーテルハブの成形中
に、プラスチック製のカテーテルチューブを、このカテ
ーテルチューブに接する金型内の固定用突起によって定
位置にしっかりと保持する。そして、各固定用突起は、
カテーテルハブアセンブリ(カテーテルチューブは最終
製品においては、このカテーテルハブアセンブリから外
界に露出される)にウィンドーを形成する。カテーテル
ハブにウィンドーを形成する固定用突起の付いたスチー
ル製の金型は、カテーテルハブの射出成形プロセスの
間、カテーテルチューブをしっかりと定位置に保持し、
プラスチック製カテーテルチューブが移動したり歪んだ
りするのを防止する。
【0009】この技術は、さほどレベルの高くない技術
でできる金型および成形装置を使う、低コストで比較的
簡単なプロトタイプ(原型)によって実証された。得ら
れたアセンブリは、安価でさほど高くないレベルの技術
によるプロトタイプであったが、カテーテルチューブと
カテーテルハブの間で良好な固着性を示した。
でできる金型および成形装置を使う、低コストで比較的
簡単なプロトタイプ(原型)によって実証された。得ら
れたアセンブリは、安価でさほど高くないレベルの技術
によるプロトタイプであったが、カテーテルチューブと
カテーテルハブの間で良好な固着性を示した。
【0010】本発明は、原材料から出発して、その出口
においては最終的に包装された製品を送り出すほぼ自動
化された生産設備である完全セル、特に最小限の技術的
支援で低コストのカテーテルを製造するインライン成形
を利用する完全セルにおいて、特に有用である。
においては最終的に包装された製品を送り出すほぼ自動
化された生産設備である完全セル、特に最小限の技術的
支援で低コストのカテーテルを製造するインライン成形
を利用する完全セルにおいて、特に有用である。
【0011】本発明は、カテーテルチューブとカテーテ
ルハブを組み合わせたカテーテルアセンブリの製造方法
を提供する。このカテーテルアセンブリにおいては、カ
テーテルチューブは、中央インサートとしてカテーテル
ハブ成形用の金型内に配置される。本発明によれば、カ
テーテルチューブは、金型内に取り付けられてカテーテ
ルチューブに接する固定用突起を使って、射出成形プロ
セスの間、カテーテルチューブが移動したり歪んだりし
ないよう、金型内の定位置に固定される。カテーテルハ
ブはついで、金型内で固定されたカテーテルチューブイ
ンサートの周りで成形され、その結果、成形して得られ
るカテーテルハブは、金型内の各固定用突起によって形
成された固着用ウィンドーを有するようになる。カテー
テルチューブはこのカテーテルハブを貫通して外界に露
出される。
ルハブを組み合わせたカテーテルアセンブリの製造方法
を提供する。このカテーテルアセンブリにおいては、カ
テーテルチューブは、中央インサートとしてカテーテル
ハブ成形用の金型内に配置される。本発明によれば、カ
テーテルチューブは、金型内に取り付けられてカテーテ
ルチューブに接する固定用突起を使って、射出成形プロ
セスの間、カテーテルチューブが移動したり歪んだりし
ないよう、金型内の定位置に固定される。カテーテルハ
ブはついで、金型内で固定されたカテーテルチューブイ
ンサートの周りで成形され、その結果、成形して得られ
るカテーテルハブは、金型内の各固定用突起によって形
成された固着用ウィンドーを有するようになる。カテー
テルチューブはこのカテーテルハブを貫通して外界に露
出される。
【0012】より詳しくいうと、カテーテルチューブ
は、最初に金型内の中央マンドレルに装填しておく。そ
して、次にカテーテルチューブを、このカテーテルチュ
ーブに接する二つの固定用突起を使って金型内の定位置
に固定する。成形は、二片金型を使って行い、各金型片
は、カテーテルチューブに接する固定用突起を区画す
る。カテーテルチューブは、最初に金型内のマンドレル
に装填し、次いで二片金型をこのカテーテルチューブの
周りで閉じ合わせる。二片金型を閉じ合わせた後、円筒
形のダイを、マンドレルに装填したカテーテルチューブ
まで下降させ、カテーテルチューブを所望の形状に変形
させる。ダイを引き上げた後、カテーテルハブの端部と
内面を区画する頂部金型を二片金型の位置まで下降さ
せ、ついで溶融したプラスチックを金型の空隙内に射出
する。
は、最初に金型内の中央マンドレルに装填しておく。そ
して、次にカテーテルチューブを、このカテーテルチュ
ーブに接する二つの固定用突起を使って金型内の定位置
に固定する。成形は、二片金型を使って行い、各金型片
は、カテーテルチューブに接する固定用突起を区画す
る。カテーテルチューブは、最初に金型内のマンドレル
に装填し、次いで二片金型をこのカテーテルチューブの
周りで閉じ合わせる。二片金型を閉じ合わせた後、円筒
形のダイを、マンドレルに装填したカテーテルチューブ
まで下降させ、カテーテルチューブを所望の形状に変形
させる。ダイを引き上げた後、カテーテルハブの端部と
内面を区画する頂部金型を二片金型の位置まで下降さ
せ、ついで溶融したプラスチックを金型の空隙内に射出
する。
【0013】本発明の一態様においては、二片金型の第
1および第2の金型片をコンベア上に配置し、カテーテ
ルハブの端部と内面を区画する頂部金型を、各二片金型
まで下降させる。そしてこの後溶融したプラスチックを
金型の空隙内に射出する。操作に当っては、第1の二片
金型を射出成形用に準備している間に、第2の二片金型
には、頂部金型を一緒に用いて射出成形を行う。ついで
第2の二片金型は、成形物を取り出し、次ぎの射出成形
に備えて準備する。この間、第1の二片金型において
は、頂部金型を一緒に用いて射出成形を行う。
1および第2の金型片をコンベア上に配置し、カテーテ
ルハブの端部と内面を区画する頂部金型を、各二片金型
まで下降させる。そしてこの後溶融したプラスチックを
金型の空隙内に射出する。操作に当っては、第1の二片
金型を射出成形用に準備している間に、第2の二片金型
には、頂部金型を一緒に用いて射出成形を行う。ついで
第2の二片金型は、成形物を取り出し、次ぎの射出成形
に備えて準備する。この間、第1の二片金型において
は、頂部金型を一緒に用いて射出成形を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の固着用ウィンドー付きイ
ンサート成形カテーテルに係る上述の目的は、当業者な
らば、以下の添付図面を参照したいくつかの好ましい態
様に関する詳細な記述を読めば、容易に理解できるであ
ろう。なお、各図において、同じような部材には同一の
参照符号を付した。
ンサート成形カテーテルに係る上述の目的は、当業者な
らば、以下の添付図面を参照したいくつかの好ましい態
様に関する詳細な記述を読めば、容易に理解できるであ
ろう。なお、各図において、同じような部材には同一の
参照符号を付した。
【0015】図1は、本発明に係る固着用ウィンドー付
きインサート成形カテーテルアセンブリ10の正面斜視
図であり、二つの固着用ウィンドー12の一方を示す。
このカテーテルアセンブリは、典型的にはポリウレタン
あるいはテフロンRから形成されるカテーテルチューブ
14と、典型的にはポリプロピレンあるいはポリエチレ
ンから形成されるカテーテルハブ16を備える。
きインサート成形カテーテルアセンブリ10の正面斜視
図であり、二つの固着用ウィンドー12の一方を示す。
このカテーテルアセンブリは、典型的にはポリウレタン
あるいはテフロンRから形成されるカテーテルチューブ
14と、典型的にはポリプロピレンあるいはポリエチレ
ンから形成されるカテーテルハブ16を備える。
【0016】図2は、図1に示したインサート成形カテ
ーテル10の端部正面図であり、他方図3と図4はそれ
ぞれ、図2の3−3線と4−4線に沿って見た、インサ
ート成形カテーテル10の軸方向断面図である。そして
図5は、図3の5−5線に沿ってとったインサート成形
カテーテル10の断面図である。
ーテル10の端部正面図であり、他方図3と図4はそれ
ぞれ、図2の3−3線と4−4線に沿って見た、インサ
ート成形カテーテル10の軸方向断面図である。そして
図5は、図3の5−5線に沿ってとったインサート成形
カテーテル10の断面図である。
【0017】本発明の方法は、カテーテルチューブ14
の周りでカテーテルハブ16をインサート成形すること
によりカテーテルアセンブリ10を製造するためのもの
である。このようなインサート成形プロセスの場合は、
カテーテルチューブ14をインサートとして、カテーテ
ルハブ16をキャスティングするための金型中に配置
し、ついでカテーテルハブ16をカテーテルチューブ1
4のインサートの周りで成形する。カテーテルチューブ
14は、典型的には、最初は押し出し成形し、ついで所
望の長さに切断する。押し出され、切断されたカテーテ
ルチューブは、次に、後にこの周りに成形されるカテー
テルハブ16との付着・固着の度合いを高めるプラグ1
8を形成するため、その一端において変形される。
の周りでカテーテルハブ16をインサート成形すること
によりカテーテルアセンブリ10を製造するためのもの
である。このようなインサート成形プロセスの場合は、
カテーテルチューブ14をインサートとして、カテーテ
ルハブ16をキャスティングするための金型中に配置
し、ついでカテーテルハブ16をカテーテルチューブ1
4のインサートの周りで成形する。カテーテルチューブ
14は、典型的には、最初は押し出し成形し、ついで所
望の長さに切断する。押し出され、切断されたカテーテ
ルチューブは、次に、後にこの周りに成形されるカテー
テルハブ16との付着・固着の度合いを高めるプラグ1
8を形成するため、その一端において変形される。
【0018】カテーテルハブ16は、典型的には、業界
ではよく知られたカテーテルを固着させるのに用いるル
アーラグ(Luer lug)20とともに形成される。カテーテ
ルハブ16は、その周囲に、軸方向に離隔した二つの溝
22が形成される。この溝は、内科医がしばしば、縫合
糸ストリングをこれに巻き付けて、カテーテルアセンブ
リを患者に固着するために用いる。
ではよく知られたカテーテルを固着させるのに用いるル
アーラグ(Luer lug)20とともに形成される。カテーテ
ルハブ16は、その周囲に、軸方向に離隔した二つの溝
22が形成される。この溝は、内科医がしばしば、縫合
糸ストリングをこれに巻き付けて、カテーテルアセンブ
リを患者に固着するために用いる。
【0019】本発明は、ウィンドー設計を有するカテー
テルハブをキャスティングするのにインサート成形を用
いる。この場合、カテーテルハブ16の射出成形の間、
プラスチック製のカテーテルチューブ14は、このカテ
ーテルチューブ14に接する金型中で、突起を固定する
ことによって、定位置にしっかりと保持される。固定用
の各突起は、結果として、カテーテルハブ16にウィン
ドー12を形成する。カテーテルチューブ14は、最終
的なカテーテルアセンブリで披露される。
テルハブをキャスティングするのにインサート成形を用
いる。この場合、カテーテルハブ16の射出成形の間、
プラスチック製のカテーテルチューブ14は、このカテ
ーテルチューブ14に接する金型中で、突起を固定する
ことによって、定位置にしっかりと保持される。固定用
の各突起は、結果として、カテーテルハブ16にウィン
ドー12を形成する。カテーテルチューブ14は、最終
的なカテーテルアセンブリで披露される。
【0020】図8と図11に示すように、二片からなる
スチール製金型24は、カテーテルチューブ14の周り
にカテーテルハブ16を射出成形する間、カテーテルチ
ューブ14をしっかりと把持するウィンドー12の形状
に正確に合わせて、固定用突起26と一体形成される。
固定突起26は、プラスチック製カテーテルチューブが
高圧(例えば10,000psi)および高温の射出成形プロセス
のために歪むのを防止する。図1と図5に示したように
二つの固着用ウィンドー12を有するカテーテルアセン
ブリ10を製造するには、カテーテルハブ用の金型にお
ける固定用突起の好ましい数は、2個である。しかし、
他の態様では1〜5個あるいはそれ以上の固定用突起を
使うこともある。
スチール製金型24は、カテーテルチューブ14の周り
にカテーテルハブ16を射出成形する間、カテーテルチ
ューブ14をしっかりと把持するウィンドー12の形状
に正確に合わせて、固定用突起26と一体形成される。
固定突起26は、プラスチック製カテーテルチューブが
高圧(例えば10,000psi)および高温の射出成形プロセス
のために歪むのを防止する。図1と図5に示したように
二つの固着用ウィンドー12を有するカテーテルアセン
ブリ10を製造するには、カテーテルハブ用の金型にお
ける固定用突起の好ましい数は、2個である。しかし、
他の態様では1〜5個あるいはそれ以上の固定用突起を
使うこともある。
【0021】図6〜8は、本発明に係る固着用ウィンド
ー付きインサート成形カテーテル製造方法において、予
め切断したカテーテルチューブ14を、金型24におい
てテーパの付いたマンドレル28の上に被せる第1の工
程を示す。図6は、第1工程における成形装置の正面
図、図7は図6の7−7線断面図、そして図8は、図6
における図7に関連する部分の拡大断面図である。
ー付きインサート成形カテーテル製造方法において、予
め切断したカテーテルチューブ14を、金型24におい
てテーパの付いたマンドレル28の上に被せる第1の工
程を示す。図6は、第1工程における成形装置の正面
図、図7は図6の7−7線断面図、そして図8は、図6
における図7に関連する部分の拡大断面図である。
【0022】成形装置30は、シャトルテーブル36に
配置された第1および第2の型片32,34を含む。第
1および第2の型片32,34は、交互に、シャトルテ
ーブル36によって頂部型片38およびプラスチック射
出装置40の下方の位置まで搬送される。操作にあたっ
ては、一方の型片を図6〜15の各工程に示す射出成形
に用いている間、もう一方の型片は射出成形の準備をし
ておく。先の一方の型片はついで、中身を取り外し、次
の射出成形に備えるが、この間先のもう一方の型片には
射出成形が行われる。この手順はすべて図6〜15に示
してある。図6〜8は、第1の金型片32中でマンドレ
ル28に装填されたカテーテルチューブ14を示すが、
この間、第2の金型片34には射出成形が行われる。
配置された第1および第2の型片32,34を含む。第
1および第2の型片32,34は、交互に、シャトルテ
ーブル36によって頂部型片38およびプラスチック射
出装置40の下方の位置まで搬送される。操作にあたっ
ては、一方の型片を図6〜15の各工程に示す射出成形
に用いている間、もう一方の型片は射出成形の準備をし
ておく。先の一方の型片はついで、中身を取り外し、次
の射出成形に備えるが、この間先のもう一方の型片には
射出成形が行われる。この手順はすべて図6〜15に示
してある。図6〜8は、第1の金型片32中でマンドレ
ル28に装填されたカテーテルチューブ14を示すが、
この間、第2の金型片34には射出成形が行われる。
【0023】図9〜11は、本発明に係る固着用ウィン
ドー付きインサート成形カテーテル製造方法における第
2および第3の工程を示す。第2の工程中、金型32の
二つの型片は合わせて閉じられ、このとき突起26は、
カテーテルチューブを定位置にしっかりと保持する。第
3の工程においては、熱成形ダイ42は、マンドレル2
8とカテーテルチューブの位置まで下降し、カテーテル
チューブを金型の環状のくぼみ44の中で所望の形状1
8に変形させる。図9は、第2、第3工程における成形
装置の正面図、図10は図9の10−10線断面図、図
11は 図9における図10に関連する部分の拡大断面
図である。
ドー付きインサート成形カテーテル製造方法における第
2および第3の工程を示す。第2の工程中、金型32の
二つの型片は合わせて閉じられ、このとき突起26は、
カテーテルチューブを定位置にしっかりと保持する。第
3の工程においては、熱成形ダイ42は、マンドレル2
8とカテーテルチューブの位置まで下降し、カテーテル
チューブを金型の環状のくぼみ44の中で所望の形状1
8に変形させる。図9は、第2、第3工程における成形
装置の正面図、図10は図9の10−10線断面図、図
11は 図9における図10に関連する部分の拡大断面
図である。
【0024】図12と図13は、本発明に係る固着用ウ
ィンドー付きインサート成形カテーテル製造方法におけ
る第4および第5の工程を示す。第4の工程において
は、金型38の頂部とプラスチック射出装置が金型34
の一方の型片(この型片はこの段階では完成したハブと
カテーテルチューブを収める)を持ち上げる。他方、第
5の工程では、シャトルテーブル36が、第1の金型3
2が金型頂部の下に位置するよう、間欠的に前進する。
図12は、第4、第5工程における成形装置の正面図
で、図13は、成形装置の拡大断面図である。
ィンドー付きインサート成形カテーテル製造方法におけ
る第4および第5の工程を示す。第4の工程において
は、金型38の頂部とプラスチック射出装置が金型34
の一方の型片(この型片はこの段階では完成したハブと
カテーテルチューブを収める)を持ち上げる。他方、第
5の工程では、シャトルテーブル36が、第1の金型3
2が金型頂部の下に位置するよう、間欠的に前進する。
図12は、第4、第5工程における成形装置の正面図
で、図13は、成形装置の拡大断面図である。
【0025】図14と図15は、本発明に係る固着用ウ
ィンドー付きインサート成形カテーテル製造方法におけ
る第6および第7の工程を示す。第6の工程において
は、金型38の頂部とプラスチック射出装置が未充填金
型片32まで下降し、溶融したプラスチックが、カテー
テルチューブの支持・成形された端部を包囲・保持しな
がらハブの空隙に射出される。また、第7の工程におい
ては、第2の放出用金型片が開放して、成形されたカテ
ーテルアセンブリがこの放出用金型片から取り外され
る。
ィンドー付きインサート成形カテーテル製造方法におけ
る第6および第7の工程を示す。第6の工程において
は、金型38の頂部とプラスチック射出装置が未充填金
型片32まで下降し、溶融したプラスチックが、カテー
テルチューブの支持・成形された端部を包囲・保持しな
がらハブの空隙に射出される。また、第7の工程におい
ては、第2の放出用金型片が開放して、成形されたカテ
ーテルアセンブリがこの放出用金型片から取り外され
る。
【0026】しかし、カテーテルチューブは、カテーテ
ルハブとは反対側のなまくらの遠方端に傾斜が必要であ
る。カテーテルは、患者の皮膚を貫通して挿入される遠
方端を有する。ところが、なまくらな遠方端を有するカ
テーテルを用いるのは好ましいことではない。なぜな
ら、なまくらな先端は、皮膚を通して挿入するときに抵
抗を生じて挿入を困難にしたり、外傷を生じさせたりす
るからである。さらに、なまくらな先端を有するカテー
テルを挿入すると、周囲の組織に刺激を生じ、おそらく
より重要なことに、患者に大きな痛みや不快感を生じさ
せる。そこで、IVカテーテル18の遠方端は、これら
の問題を生じないよう傾斜を付ける。
ルハブとは反対側のなまくらの遠方端に傾斜が必要であ
る。カテーテルは、患者の皮膚を貫通して挿入される遠
方端を有する。ところが、なまくらな遠方端を有するカ
テーテルを用いるのは好ましいことではない。なぜな
ら、なまくらな先端は、皮膚を通して挿入するときに抵
抗を生じて挿入を困難にしたり、外傷を生じさせたりす
るからである。さらに、なまくらな先端を有するカテー
テルを挿入すると、周囲の組織に刺激を生じ、おそらく
より重要なことに、患者に大きな痛みや不快感を生じさ
せる。そこで、IVカテーテル18の遠方端は、これら
の問題を生じないよう傾斜を付ける。
【0027】好ましい成形の配置においては、多空隙型
のカム付き二片金型を用いるが、他の態様においては異
なる成形配置も使用できる。この成形配置をとると、ホ
ットランナーゲート48の位置で小さなくぼみ46が形
成される。
のカム付き二片金型を用いるが、他の態様においては異
なる成形配置も使用できる。この成形配置をとると、ホ
ットランナーゲート48の位置で小さなくぼみ46が形
成される。
【0028】本発明は、商業ベースでカテーテルアセン
ブリを製造できるよう、確立した、力の要る技術、プロ
セスおよび装置(すなわちハイテクによるものではな
い)を用い、低コストで、無駄が少なく、高効率の固着
用ウィンドー付き成形カテーテルアセンブリの製造方法
を提供する。本発明は、最小の技術的な支援で低コスト
のカテーテル製品を製造するインライン成形を利用する
完全セルにおいては特に有用である。
ブリを製造できるよう、確立した、力の要る技術、プロ
セスおよび装置(すなわちハイテクによるものではな
い)を用い、低コストで、無駄が少なく、高効率の固着
用ウィンドー付き成形カテーテルアセンブリの製造方法
を提供する。本発明は、最小の技術的な支援で低コスト
のカテーテル製品を製造するインライン成形を利用する
完全セルにおいては特に有用である。
【0029】以上、本発明に係る固着用ウィンドー付き
インサート成形カテーテルの製造方法のいくつかの態様
と変形例を説明してきたが、本明細書の記述は、当業者
には他の多くの代替設計を示唆するものとなろう。
インサート成形カテーテルの製造方法のいくつかの態様
と変形例を説明してきたが、本明細書の記述は、当業者
には他の多くの代替設計を示唆するものとなろう。
【0030】本発明の具体的な実施態様は以下の通りで
ある。 1)前記の方法で成形されるカテーテルアセンブリは、
前記金型内の各突起によって形成され、カテーテルチュ
ーブがカテーテルハブを貫通して外界に露出する箇所と
なる固着用ウィンドーを有して成形される請求項1記載
の方法。2)前記カテーテルチューブは二つの固定用突
起によって二つの相対向する側で金型内の定位置に固定
される請求項1記載の方法。 3)前記カテーテルチューブは、前記金型内の中央マン
ドレルに装填される請求項1記載の方法。 4)前記成形は、前記カテーテルチューブに接する各金
型片が固定突起を区画する二片金型で行う請求項1記載
の方法。 5)最初に前記カテーテルチューブを前記金型内のマン
ドレルに装填し、ついで画する二片金型をこのマンドレ
ルに装着したカテーテルチューブの周りで閉じ合わせる
上記実施態様4)記載の方法。
ある。 1)前記の方法で成形されるカテーテルアセンブリは、
前記金型内の各突起によって形成され、カテーテルチュ
ーブがカテーテルハブを貫通して外界に露出する箇所と
なる固着用ウィンドーを有して成形される請求項1記載
の方法。2)前記カテーテルチューブは二つの固定用突
起によって二つの相対向する側で金型内の定位置に固定
される請求項1記載の方法。 3)前記カテーテルチューブは、前記金型内の中央マン
ドレルに装填される請求項1記載の方法。 4)前記成形は、前記カテーテルチューブに接する各金
型片が固定突起を区画する二片金型で行う請求項1記載
の方法。 5)最初に前記カテーテルチューブを前記金型内のマン
ドレルに装填し、ついで画する二片金型をこのマンドレ
ルに装着したカテーテルチューブの周りで閉じ合わせる
上記実施態様4)記載の方法。
【0031】6)前記二片金型を閉じ合わせた後、カテ
ーテルチューブを所望の形状に変形させるため、円筒形
のダイを前記マンドレルに装着したカテーテルチューブ
まで下降させる上記実施態様4)記載の方法。 7)前記ダイを引き上げた後、カテーテルハブの端部と
内面を区画する頂部金型を二片金型まで下降させ、その
後溶融したプラスチックを金型の空隙に射出する上記実
施態様6)記載の方法。 8)前記カテーテルアセンブリは、カテーテルハブの端
部と内面を区画し、前記二片金型まで下降する頂部金型
を含み、前記頂部金型の下降後溶融したプラスチックを
前記二片金型と前記頂部金型により区画される空隙に射
出する上記実施態様4)記載の方法。
ーテルチューブを所望の形状に変形させるため、円筒形
のダイを前記マンドレルに装着したカテーテルチューブ
まで下降させる上記実施態様4)記載の方法。 7)前記ダイを引き上げた後、カテーテルハブの端部と
内面を区画する頂部金型を二片金型まで下降させ、その
後溶融したプラスチックを金型の空隙に射出する上記実
施態様6)記載の方法。 8)前記カテーテルアセンブリは、カテーテルハブの端
部と内面を区画し、前記二片金型まで下降する頂部金型
を含み、前記頂部金型の下降後溶融したプラスチックを
前記二片金型と前記頂部金型により区画される空隙に射
出する上記実施態様4)記載の方法。
【0032】9)前記方法は、コンベア上に配置された
第1および第2の二片金型用の型片、およびカテーテル
ハブの端部および内面を区画し、各二片金型まで下降す
る頂部金型を使用し、前記頂部金型の下降後溶融したプ
ラスチックが前記二片金型と前記頂部金型により区画さ
れる空隙に射出され、そして成形の操作時には、前記第
1の二片金型を射出成形に備えて準備し、他方前記第2
の二片金型は、前記頂部金型とともに射出成形に使用さ
れ、ついで前記第2の二片金型は、成形したカテーテル
ハブを取り外し、この後次の射出成形に備えて準備し、
他方前記第1の二片金型は、前記頂部金型とともに射出
成形に使用される上記実施態様4)記載の方法。
第1および第2の二片金型用の型片、およびカテーテル
ハブの端部および内面を区画し、各二片金型まで下降す
る頂部金型を使用し、前記頂部金型の下降後溶融したプ
ラスチックが前記二片金型と前記頂部金型により区画さ
れる空隙に射出され、そして成形の操作時には、前記第
1の二片金型を射出成形に備えて準備し、他方前記第2
の二片金型は、前記頂部金型とともに射出成形に使用さ
れ、ついで前記第2の二片金型は、成形したカテーテル
ハブを取り外し、この後次の射出成形に備えて準備し、
他方前記第1の二片金型は、前記頂部金型とともに射出
成形に使用される上記実施態様4)記載の方法。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
確立した、力の要る技術、プロセスおよび装置(すなわ
ちハイテクによるものではない)を用い、低コストで、
無駄が少なく、高効率の固着用ウィンドー付き成形カテ
ーテルの製造方法が提供される。
確立した、力の要る技術、プロセスおよび装置(すなわ
ちハイテクによるものではない)を用い、低コストで、
無駄が少なく、高効率の固着用ウィンドー付き成形カテ
ーテルの製造方法が提供される。
【図1】本発明による固着用ウィンドー付きインサート
成形カテーテルの斜視図で、インサート成形カテーテル
に設けられた二つの固着用ウィンドーの一方を示す。
成形カテーテルの斜視図で、インサート成形カテーテル
に設けられた二つの固着用ウィンドーの一方を示す。
【図2】図1に示した固着用ウィンドー付きインサート
成形カテーテル終端の正面図。
成形カテーテル終端の正面図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】図2の4−4線断面図。
【図5】図3の5−5線断面図。
【図6】本発明に係る固着用ウィンドー付きインサート
成形カテーテル製造方法において金型内でカテーテルチ
ューブにマンドレル(心棒)を装填する第1工程を示
す、成形装置の正面図。
成形カテーテル製造方法において金型内でカテーテルチ
ューブにマンドレル(心棒)を装填する第1工程を示
す、成形装置の正面図。
【図7】図6の7−7線断面図。
【図8】図6における図7に関連する部分の拡大断面
図。
図。
【図9】本発明に係る固着用ウィンドー付きインサート
成形カテーテル製造方法において二つの金型片を合わせ
て閉じカテーテルチューブを定位置にしっかりと保持す
る第2工程と、熱成形ダイがマンドレルまで下降し、カ
テーテルチューブを所望の形状に形成する第3工程を示
す、成形装置の正面図。
成形カテーテル製造方法において二つの金型片を合わせ
て閉じカテーテルチューブを定位置にしっかりと保持す
る第2工程と、熱成形ダイがマンドレルまで下降し、カ
テーテルチューブを所望の形状に形成する第3工程を示
す、成形装置の正面図。
【図10】図9の10−10線断面図。
【図11】図9における図10に関連する部分の拡大断
面図。
面図。
【図12】本発明に係る固着用ウィンドー付きインサー
ト成形カテーテル製造方法において、金型の頂部とプラ
スチック射出装置が成形装置の二つのエジェクタ側の一
方(この側は完成したハブとカテーテルチューブを収め
る)を持ち上げる第4工程と、成形装置のもう一方のエ
ジェクタ側が金型頂部の下に位置するよう、シャトルテ
ーブルが間欠的に前進する第5工程を示す、成形装置の
正面図。
ト成形カテーテル製造方法において、金型の頂部とプラ
スチック射出装置が成形装置の二つのエジェクタ側の一
方(この側は完成したハブとカテーテルチューブを収め
る)を持ち上げる第4工程と、成形装置のもう一方のエ
ジェクタ側が金型頂部の下に位置するよう、シャトルテ
ーブルが間欠的に前進する第5工程を示す、成形装置の
正面図。
【図13】図12の成形装置における左の未充填金型片
側の拡大断面図。
側の拡大断面図。
【図14】本発明に係る固着用ウィンドー付きインサー
ト成形カテーテル製造方法において、金型の頂部とプラ
スチック射出装置が左の未充填金型片まで下降し、溶融
したプラスチックが、カテーテルチューブの支持・成形
された端部を包囲・保持しながらハブの空隙に射出され
る第6工程と、右のエジェクタ金型片が開放して、成形
カテーテルアセンブリがこのエジェクタ金型片から取り
外される第7工程を示す、成形装置の正面図。
ト成形カテーテル製造方法において、金型の頂部とプラ
スチック射出装置が左の未充填金型片まで下降し、溶融
したプラスチックが、カテーテルチューブの支持・成形
された端部を包囲・保持しながらハブの空隙に射出され
る第6工程と、右のエジェクタ金型片が開放して、成形
カテーテルアセンブリがこのエジェクタ金型片から取り
外される第7工程を示す、成形装置の正面図。
【図15】図14の成形装置におけるプラスチック射出
装置の部分拡大断面図。
装置の部分拡大断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 カテーテルチューブとカテーテルハブを
含むカテーテルアセンブリの製造方法であって、 a.カテーテルチューブを中央インサートとしてカテー
テルハブ成形する金型内に配置する工程と、 b.射出成形プロセスの間、金型内でのカテーテルチュ
ーブの移動あるいは歪みを防止するため、金型内にあっ
てカテーテルチューブに接する少なくとも一個の固定用
突起を使って、カテーテルチューブを射出成形プロセス
の間金型内の定位置に固定する工程と、 c.金型内で固定されたカテーテルチューブインサート
の周りでカテーテルハブを成形する工程を含む方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US70000396A | 1996-08-20 | 1996-08-20 | |
US700003 | 1996-08-20 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10180802A true JPH10180802A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=24811821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9237847A Pending JPH10180802A (ja) | 1996-08-20 | 1997-08-20 | 固着用ウィンドー付きインサート成形カテーテルの製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0824930A3 (ja) |
JP (1) | JPH10180802A (ja) |
KR (1) | KR19980018803A (ja) |
CN (1) | CN1183345A (ja) |
AU (1) | AU3516997A (ja) |
BR (1) | BR9704467A (ja) |
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WO2003002043A2 (en) | 2001-06-29 | 2003-01-09 | Coloplast A/S | A bag for collection of bodily fluids |
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-
1997
- 1997-08-19 EP EP97306280A patent/EP0824930A3/en not_active Withdrawn
- 1997-08-20 BR BR9704467A patent/BR9704467A/pt not_active Application Discontinuation
- 1997-08-20 CN CN97119294A patent/CN1183345A/zh active Pending
- 1997-08-20 AU AU35169/97A patent/AU3516997A/en not_active Abandoned
- 1997-08-20 JP JP9237847A patent/JPH10180802A/ja active Pending
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