JP2727336B2 - 留置カテーテル及び留置カテーテルの製造方法 - Google Patents

留置カテーテル及び留置カテーテルの製造方法

Info

Publication number
JP2727336B2
JP2727336B2 JP63306727A JP30672788A JP2727336B2 JP 2727336 B2 JP2727336 B2 JP 2727336B2 JP 63306727 A JP63306727 A JP 63306727A JP 30672788 A JP30672788 A JP 30672788A JP 2727336 B2 JP2727336 B2 JP 2727336B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
synthetic resin
enlarged diameter
diameter portion
needle tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63306727A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02152465A (ja
Inventor
秀己 野口
春好 増永
真司 福谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17960571&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2727336(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kawasumi Laboratories Inc filed Critical Kawasumi Laboratories Inc
Priority to JP63306727A priority Critical patent/JP2727336B2/ja
Publication of JPH02152465A publication Critical patent/JPH02152465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2727336B2 publication Critical patent/JP2727336B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、血液等の体外循環治療、薬液の静脈注入治
療等の際に、患者に留置して使用される合成樹脂製の留
置カテーテル及び留置カテーテルの製造方法に関するも
ので、特に針管の端部を超音波により均一な形状に成形
加工して、針管を針基により安定してインサート成形で
きるようにした留置カテーテルの製造方法である。
[従来の技術及び従来技術の課題] 現在、留置カテーテルとして針管と針基を一体に形成
したものや針管を針基にインサート成形により、植設し
たものが使用されている。
前者の一体型の留置カテーテルは、所定の寸法を切断
したチューブを熱処理により、引張り加工し、針管と針
基を形成するための針基のテーパーサイズを均一に形成
すことが困難であった。
テーパー部分のサイズが大きいものは、使用の際、体
外循環回路等のコネクターと接続する際に密着が悪く気
密性が維持できない等の課題が指摘されていた。
また後者のインサート成形の留置カテーテルは、針管
の端部に拡径部を形成し、射出成型金型内で合成樹脂を
射出成型し該拡径部付近を埋設するように針基を形成し
ている。
この拡径部は、通常、熱により成形加工されるので、
形状や肉厚等を均一に維持するのが困難で、各製品毎
に、バラツキが多かった。
このため拡径部の歪が大きい針管に針基をインサート
成形する場合、合成樹脂が拡径部付近に均一に密着せず
針管と針基の密着部付近に段差が生じやすく、留置カテ
ーテルとして、使用する際に、扱いにくいという課題が
指摘されていた。
そこで本発明は、以上の課題を解決するため、針管の
拡径部と針基のテーパー部の形状、肉厚等を均一にでき
る留置カテーテルの製造方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] (1)本発明は、合成樹脂製の針管2と合成樹脂製の針
基3から構成される留置カテーテルの製造方法であっ
て、 合成樹脂製チューブ11の一端部を加熱して肉厚にする
工程 前記チューブ11の肉厚部13を超音波により拡径しなが
ら、拡径部4を成型加工して針管2を製造する工程 前記針管2を針管の当接部15と拡径部の当接部17間に
段差Δを形成したコアピンに装着して射出成型金型8内
に配置する工程 前記金型18内に合成樹脂を射出成型して針基3を形成
する工程 以上の工程よりなる留置カテーテルの製造方法を提供
するものである。
(2)本発明は、針管2の拡径部4に合成樹脂を埋設し
て針基3を接続し、 拡径部4の外周全域に針基3を構成する合成樹脂を密
着させ、 拡径部4の端部から内周の一部に亘って針基3を構成
する合成樹脂を拡径部4の内周と段差が生じないように
密着させた、 留置カテーテルを提供する。
[作用] 針管2の拡径部4を超音波により成形加工することに
より拡径部4の形状、肉厚等の寸法を均一に維持するこ
とができる。
このため金型18内に射出成型される合成樹脂は拡径部
4付近に、均等に分散して侵入するので、拡径部4は、
針基3を構成する合成樹脂に隙間なく密着することがで
きる。
このように針管2は針基3に密に固定され、針管2と
針基3の密着強度を確実に向上させることができる。
また、針管2を、針管2の当接部16と拡径部4の当接
部17間に段差Δを形成したコアピン15に装着して、金型
19内で針基3に、インサート成形しているので、針管2
と針基3の内面の密着部には段差Δが生じることなく、
血液等は留置カテーテル1内を滑らかに通過することが
できる。
[実施例] 第1図は、留置カテーテル1の概略図である。
留置カテーテル1は、例えばテフロン、エチレン−テ
トラフロロエチレン共重合体等の透明な合成樹脂からな
る針管2と、例えばポリプロピレン等の透明な合成樹脂
からなる針基3より構成される。針管2の後端部には、
均一な形状、寸法に形成された拡径部4が形成され、そ
の周辺は、針基3を構成する透明な合成樹脂に密着して
埋設される。拡径部4の外周全域には針基3を構成する
合成樹脂が密着し、拡径部4の端部から内周の一部に亘
って針基3を構成する合成樹脂が拡径部4の内周と段差
が生じないように密着している。
次に留置カテーテルの製造方法について説明する。
第2図(a)に示すように、所定の寸法に切断した合
成樹脂製チューブ11の一端部をヒーター12により加熱し
て第2図(b)のように肉厚部13を形成する。
第3図(a)に示すように、チューブ11の肉厚部13内
面を超音波ホーン14にあてがい、徐々に拡径しながら成
形加工し拡径部4を形成する。
拡径部4は、第3図(b)のように、V字状に形成さ
れ、形状、肉厚が均一に維持することができ、歪がほと
んど生じない。
このように形成した針管2を、第4図(a)に示すよ
うに、コアピン15に装着する。
コアピン15は、針管2の当接部16と拡径部4の当接部
17を有し、これら当接部16と17の間には、所望により0.
05〜0.4mm程度の段差Δが形成されている。
これにより針管2の位置合せが正確にでき、後述する
ように針管2を針基3にインサート成形する際に、針管
2と針基3内面の密着部に段差が生じるのを防ぐことが
できる。
続いて第4図(b)に示すように、コアピン15に装着
した針管2を射出成形金型18内に配置して、該金型18内
に、注入口19より合成樹脂を射出する。
これらの合成樹脂は、針管2の拡径部4の周辺に均等
に分散して侵入する。
このように、拡径部4は、針基3を構成する合成樹脂
に隙間なく均一に取り囲まれて密着される。
また、前述したように、針管2は、コアピン15に、当
接部16と17間に形成した所望の段差Δの分だけ拡径部4
よりも深く装着されているので、合成樹脂が硬化した後
は、針管2と針基3の内面の密着部に段差が生じるのを
防ぐことができる。
また、本発明においては、第5図(a),(b)のよ
うに孔21を形成しても良いし、また孔21に変えて凹部22
を形成しても良い。
孔21は、コアピン15に、装着する前に、先端が鋭利な
部材等により形成しても良いし、あるいはコアピン15の
拡径部4の当接部17に、あらかじめ凸部を形成し、これ
に拡径部4を当接して、コアピン15に熱を伝導させて孔
21を形成するようにしても良い。
このように拡径部4に孔21等を形成することにより針
管2に針基3をインサート成形する際に、針基3の構成
部材である合成樹脂が孔21、凹部22の隙間に侵入するの
で、拡径部4と針基3の接触面積が大きくなり、針管2
を針基3により強固に固定することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明では、 針管2の拡径部4の形状、肉厚を均一に維持すること
ができるので、針管2の拡径部4付近を針基3を構成す
る合成樹脂に隙間なく密着させることができ、針管2と
針基3の密着強度を向上させることができる。
針管2と針基3の内面の接着部に段差が生じることな
く均一な形状のルアーテーパー部を形成することができ
るので、針管2から針基3を通過する血液等の流れをス
ムーズな状態に維持することができる。このため留置カ
テーテル1内での残血等の発生が皆無で安心して使用で
きる。
製品を画一化して、生産できるので、不良品検査等の
手間が激減し、留置カテーテル1の大量生産に適してい
る。
等の効果を有する優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の留置カテーテルの概略図、第2図か
ら第4図は、留置カテーテルの製造工程を示す概略図、
第5図は、針管の拡径部付近の実施例を示す概略図。 図中、1は留置カテーテル、2は針管、3は針基、4は
拡径部、11はチューブ、15はコアピン、18は金型を示
す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の針管と合成樹脂製の針基から
    構成される留置カテーテルの製造方法であって、 合成樹脂製チューブの一端部を加熱して肉厚にする工
    程、 前記チューブの肉厚部を超音波により拡径しながら、
    拡径部を成型加工して針管を製造する工程、 前記針管を針管の当接部と拡径部の当接部間に段差を
    形成したコアピンに装着して射出成型金型内に配置する
    工程、 前記金型内に合成樹脂を射出成型して針基を形成する
    工程 以上の工程よりなる留置カテーテルの製造方法。
  2. 【請求項2】針管の拡径部に合成樹脂を埋設して針基を
    接続し、 拡径部の外周全域に針基を構成する合成樹脂を密着さ
    せ、 拡径部の端部から内周の一部に亘って針基を構成する合
    成樹脂を拡径部の内周と段差が生じないように密着させ
    た、 ことを特徴とする留置カテーテル。
JP63306727A 1988-12-03 1988-12-03 留置カテーテル及び留置カテーテルの製造方法 Expired - Fee Related JP2727336B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63306727A JP2727336B2 (ja) 1988-12-03 1988-12-03 留置カテーテル及び留置カテーテルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63306727A JP2727336B2 (ja) 1988-12-03 1988-12-03 留置カテーテル及び留置カテーテルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02152465A JPH02152465A (ja) 1990-06-12
JP2727336B2 true JP2727336B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=17960571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63306727A Expired - Fee Related JP2727336B2 (ja) 1988-12-03 1988-12-03 留置カテーテル及び留置カテーテルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2727336B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4603149B2 (ja) * 2000-12-07 2010-12-22 メディキット株式会社 カテーテルイントロデューサ
JP6618335B2 (ja) 2015-11-12 2019-12-11 テルモ株式会社 医療用針の製造方法及び製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02152465A (ja) 1990-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4354495A (en) Method of connecting plastic tube to a plastic part
EP0365993B1 (en) Catheter equipped with expansible member and method of manufacturing the same
EP0824930A2 (en) Method for producing an insert molded catheter with securement windows
US4576671A (en) Method of manufacturing alate medical needle
JPWO2014136239A1 (ja) 針付き外筒の製造方法及び針付き外筒
JP2727336B2 (ja) 留置カテーテル及び留置カテーテルの製造方法
EP0827757B1 (en) Flashless catheter beveling process
JPH01317733A (ja) 有底筒状成形物、有底筒状成形物製造用金型および有底筒状成形物の製造方法
JPH10156942A (ja) カテーテル加工用金型および加工方法
US11590287B2 (en) Needle-equipped outer cylinder and method for manufacturing the same
WO2004065098A1 (en) An elongate member having an internal electrical conductor, and a method of manufacture thereof
JP2011046119A (ja) 金属管と樹脂製保持部材との接合方法及び該接合方法により製作された接合体
JP3695789B2 (ja) 立体基板及びその製造方法
JPH0341057B2 (ja)
JP3232553B2 (ja) カテーテルおよびその製造方法
JPS62243564A (ja) 改良された医療用針の製造法
JPH024305B2 (ja)
JP3324109B2 (ja) 留置針外針の先端成形方法
JPH048518A (ja) 熱可塑性樹脂成形品の成形方法
JP3325335B2 (ja) 電気融着用分岐管継手の製法
JP3143838B2 (ja) 電気融着継手の製造方法
JPH01291875A (ja) 血管カテーテルの製法
JPH08322940A (ja) カテーテル用チューブ並びにその製造方法及び製造装置
KR930003425Y1 (ko) 확장체 부착 카테테르
JPH0286417A (ja) 一端が封止された管状体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees