JPH01291875A - 血管カテーテルの製法 - Google Patents
血管カテーテルの製法Info
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- JPH01291875A JPH01291875A JP63122289A JP12228988A JPH01291875A JP H01291875 A JPH01291875 A JP H01291875A JP 63122289 A JP63122289 A JP 63122289A JP 12228988 A JP12228988 A JP 12228988A JP H01291875 A JPH01291875 A JP H01291875A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野〕
本発明は血管カテーテルに関する。さらに詳しくは、チ
ューブ先端部のテーバリングや曲げ加工が不要であり、
かつ、経時的に形状が変化することのない復元力の強い
チューブ先端部を有する血管カテーテルの製法に関する
。
ューブ先端部のテーバリングや曲げ加工が不要であり、
かつ、経時的に形状が変化することのない復元力の強い
チューブ先端部を有する血管カテーテルの製法に関する
。
従来より血管カテーテルは、心臓の血管や腹部動脈、冠
動脈、頭部の血管などに挿入して造影剤を注入したり、
狭窄部の拡大などの治療を行うばあいに用いられている
。血管カテーテルは、一般にポリエチレンなどの合成樹
脂製のインナーチューブ、該インナーチューブの外周に
装着された(編み込まれた)ワイヤーメツシュ、および
該ワイヤーメツシュ上に被覆されたアウターチューブか
らなるチューブ本体と、該チューブ本体の一端部に形成
された中空の合成樹脂製チューブ先端部とから構成され
ている。チューブ先端部には血管内での移動がスムーズ
に行なえるようにテーパリングが施されており、また血
管の曲がり具合や臓器の形状に合わせて適宜の曲げ加工
が施されている。かかる血管カテーテルは、インナーチ
ューブ内にガイドワイヤーを挿入した状態で血管内を移
動させられる。
動脈、頭部の血管などに挿入して造影剤を注入したり、
狭窄部の拡大などの治療を行うばあいに用いられている
。血管カテーテルは、一般にポリエチレンなどの合成樹
脂製のインナーチューブ、該インナーチューブの外周に
装着された(編み込まれた)ワイヤーメツシュ、および
該ワイヤーメツシュ上に被覆されたアウターチューブか
らなるチューブ本体と、該チューブ本体の一端部に形成
された中空の合成樹脂製チューブ先端部とから構成され
ている。チューブ先端部には血管内での移動がスムーズ
に行なえるようにテーパリングが施されており、また血
管の曲がり具合や臓器の形状に合わせて適宜の曲げ加工
が施されている。かかる血管カテーテルは、インナーチ
ューブ内にガイドワイヤーを挿入した状態で血管内を移
動させられる。
そして目的とする臓器付近にチューブ先端部が達してか
らガイドワイヤーを引き抜くと、チューブ先端部はもと
の曲げられた状態に戻り、臓器内の所定の箇所にチュー
ブ最先端を位置せしめることができる。
らガイドワイヤーを引き抜くと、チューブ先端部はもと
の曲げられた状態に戻り、臓器内の所定の箇所にチュー
ブ最先端を位置せしめることができる。
こうした血管カテーテルは、現状にあっては、主として
以下のごとき2種類の方法で製造されている。
以下のごとき2種類の方法で製造されている。
まず、第1の方法では、熱可塑性樹脂からなるインナー
チューブが押出し成形され、えられたインナーチューブ
外周にステンレス鋼などからなるワイヤーメツシュが編
み込まれる。そして、一定間隔ごとに編み目が切りとら
れ、編み目のある部分と編み目のない部分とが交互にあ
られれるようにされる(第5図参照)。そののち、ワイ
ヤーメツシュ切断面をけば立たない様に固定し、前記イ
ンナーチューブを被覆押出しすることで、インナーチュ
ーブの外周に合成樹脂製のアウターチューブが形成され
る。アウターチューブ形成後に、チューブ本体をカテー
テル1本分の長さに切断しく第5図においてカテーテル
1本分の長さを(II)であられす)、このチューブを
約160℃のポリエチレングリコール液に浸漬し加熱し
て、先端部(第5図の旧)参照)に延伸処理を施してチ
ューブ先端部の先端処理(テーパリングおよび曲げ加工
)が行なわれる。最後にチューブ最先端部の面とりが行
なわれる。チューブ先端部の曲げ加工は、該チューブ先
端部をたとえば熱風や熱水、前記のポリエチレングリコ
ール液(・約180℃)などで加熱しながら行なっても
よい。。
チューブが押出し成形され、えられたインナーチューブ
外周にステンレス鋼などからなるワイヤーメツシュが編
み込まれる。そして、一定間隔ごとに編み目が切りとら
れ、編み目のある部分と編み目のない部分とが交互にあ
られれるようにされる(第5図参照)。そののち、ワイ
ヤーメツシュ切断面をけば立たない様に固定し、前記イ
ンナーチューブを被覆押出しすることで、インナーチュ
ーブの外周に合成樹脂製のアウターチューブが形成され
る。アウターチューブ形成後に、チューブ本体をカテー
テル1本分の長さに切断しく第5図においてカテーテル
1本分の長さを(II)であられす)、このチューブを
約160℃のポリエチレングリコール液に浸漬し加熱し
て、先端部(第5図の旧)参照)に延伸処理を施してチ
ューブ先端部の先端処理(テーパリングおよび曲げ加工
)が行なわれる。最後にチューブ最先端部の面とりが行
なわれる。チューブ先端部の曲げ加工は、該チューブ先
端部をたとえば熱風や熱水、前記のポリエチレングリコ
ール液(・約180℃)などで加熱しながら行なっても
よい。。
一方、第2の方法としては、米国特許節3.485,2
34号明細書に記載されたものがある。
34号明細書に記載されたものがある。
この明細書に記載された方法では、第1の方法と同様に
して、押出し成形されたインナーチューブ上にワイヤー
メツシュが編み込まれる。アウターチューブをインナー
チューブ上に被覆押出しにより形成したのちに、えられ
たチューブ本体をカテーテル1本分の長さに切断し、そ
の一端部のアウターチューブのみが所定の長さだけはぎ
とられる。そののち、別途用意しておいた、テーパー形
成されたチューブ先端部の内径の大きい方の端部をおし
広げ、この部分に前記アウターチューブのはぎとられた
部分が挿入される。最後に、接続部分に熱収縮性材料か
らなるスリーブをはめて加熱することで、チューブ先端
部とチューブ本体との接続が行なわれる。
して、押出し成形されたインナーチューブ上にワイヤー
メツシュが編み込まれる。アウターチューブをインナー
チューブ上に被覆押出しにより形成したのちに、えられ
たチューブ本体をカテーテル1本分の長さに切断し、そ
の一端部のアウターチューブのみが所定の長さだけはぎ
とられる。そののち、別途用意しておいた、テーパー形
成されたチューブ先端部の内径の大きい方の端部をおし
広げ、この部分に前記アウターチューブのはぎとられた
部分が挿入される。最後に、接続部分に熱収縮性材料か
らなるスリーブをはめて加熱することで、チューブ先端
部とチューブ本体との接続が行なわれる。
前記スリーブは、接続が完了したのちに、取り除かれる
。また、チューブ先端部の曲げ加工は、前記第1の方法
と同様にチューブ先端部を加熱しつつ曲げることにより
行なわれる。
。また、チューブ先端部の曲げ加工は、前記第1の方法
と同様にチューブ先端部を加熱しつつ曲げることにより
行なわれる。
しかしながら、前述した2つの方法のうち第1の方法に
ついては、チューブ先端部のテーパリングが加熱下にお
ける延伸処理により行なわれており、温度条件や引っ張
り速度を制御したとしてもテーパー度やチューブの肉厚
などの寸法にどうしてもバラツキができてしまうという
問題や、チューブ先端部の曲げ加工が加熱により行なわ
れているため曲がった状態を長時間維持することができ
ず時間の経過とともにどうしても変形してしまうという
問題や、さらに加熱下で形成された曲げ加工部分はいわ
ゆる腰が弱いので、血管内に挿入するためにガイドワイ
ヤーによって強制的にまっすぐな状態にし目的とする場
所でガイドワイヤーを抜いてもとの曲がった状態に戻そ
うとしても正確にもとの形状に戻らず、チューブ先端部
を所定の位置に配置することができないという問題があ
る。
ついては、チューブ先端部のテーパリングが加熱下にお
ける延伸処理により行なわれており、温度条件や引っ張
り速度を制御したとしてもテーパー度やチューブの肉厚
などの寸法にどうしてもバラツキができてしまうという
問題や、チューブ先端部の曲げ加工が加熱により行なわ
れているため曲がった状態を長時間維持することができ
ず時間の経過とともにどうしても変形してしまうという
問題や、さらに加熱下で形成された曲げ加工部分はいわ
ゆる腰が弱いので、血管内に挿入するためにガイドワイ
ヤーによって強制的にまっすぐな状態にし目的とする場
所でガイドワイヤーを抜いてもとの曲がった状態に戻そ
うとしても正確にもとの形状に戻らず、チューブ先端部
を所定の位置に配置することができないという問題があ
る。
一方、第2の方法については、チューブ先端部のテーバ
リングがどのようにして行なわれるかについては記載が
ないため、該チューブ先端部の寸法精度については不明
であるが、チューブ先端部の曲げ加工が不充分であり、
経時的に形状が変化してしまう点や腰が弱い点について
は第1の方法と同様の問題点がある。
リングがどのようにして行なわれるかについては記載が
ないため、該チューブ先端部の寸法精度については不明
であるが、チューブ先端部の曲げ加工が不充分であり、
経時的に形状が変化してしまう点や腰が弱い点について
は第1の方法と同様の問題点がある。
さらに、いずれの方法にも共通して言えることであるが
、血管カテーテルをうるためにはチューブ先端部のテー
バリングおよび曲げ加工という手間のかかる工程を要す
るということであり、このことは血管カテーテルの製造
に時間がかかるとともにコストアップの原因ともなって
いた。
、血管カテーテルをうるためにはチューブ先端部のテー
バリングおよび曲げ加工という手間のかかる工程を要す
るということであり、このことは血管カテーテルの製造
に時間がかかるとともにコストアップの原因ともなって
いた。
本発明は、叙上の事情に鑑み、前記従来技術の有する欠
点が解消された血管カテーテルの製法を提供することを
目的とする。すなわち、本発明の目的はテーバリングや
曲げ加工を省略することができ、経時的な形状変化を防
止することができ、かつ、寸法精度を著しく向上させる
ことのできる血管カテーテルの製法を提供することであ
る。
点が解消された血管カテーテルの製法を提供することを
目的とする。すなわち、本発明の目的はテーバリングや
曲げ加工を省略することができ、経時的な形状変化を防
止することができ、かつ、寸法精度を著しく向上させる
ことのできる血管カテーテルの製法を提供することであ
る。
本発明の血管カテーテルの製法は、管状の合成樹脂製イ
ンナーチューブ、該インナーチューブの外周に装着され
たワイヤーメツシュ、および該ワイヤーメツシュ上に被
覆された合成樹脂製アウターチューブからなるチューブ
本体と、該チューブ本体の一端に先細に形成された中空
のチューブ先端部とを有する血管カテーテルの製法であ
って、 インナーチューブの外周にワイヤーメツシュを編み込む
工程と、 該ワイヤーメツシュ付インナーチューブの外周にアウタ
ーチューブを被覆成形してチューブ本体を形成する工程
と、 えられたチューブ本体を所定の長さに切断し、切断後の
チューブ本体の一端部のアウターチューブを所定の長さ
だけはぎとる工程と、アウターチューブがはぎとられた
側からインナーチューブ内に内ピンを挿入する工程と、
内ピンが挿入されたチューブ本体をチューブ先端部の外
形に対応するよう加工された側方の一方の型内に配置す
る工程と、 前記割型の他方の型を前記一方の型に合わせ、型内にチ
ューブ先端部を構成する合成樹脂を流し込む工程 とを有することを特徴としている。
ンナーチューブ、該インナーチューブの外周に装着され
たワイヤーメツシュ、および該ワイヤーメツシュ上に被
覆された合成樹脂製アウターチューブからなるチューブ
本体と、該チューブ本体の一端に先細に形成された中空
のチューブ先端部とを有する血管カテーテルの製法であ
って、 インナーチューブの外周にワイヤーメツシュを編み込む
工程と、 該ワイヤーメツシュ付インナーチューブの外周にアウタ
ーチューブを被覆成形してチューブ本体を形成する工程
と、 えられたチューブ本体を所定の長さに切断し、切断後の
チューブ本体の一端部のアウターチューブを所定の長さ
だけはぎとる工程と、アウターチューブがはぎとられた
側からインナーチューブ内に内ピンを挿入する工程と、
内ピンが挿入されたチューブ本体をチューブ先端部の外
形に対応するよう加工された側方の一方の型内に配置す
る工程と、 前記割型の他方の型を前記一方の型に合わせ、型内にチ
ューブ先端部を構成する合成樹脂を流し込む工程 とを有することを特徴としている。
つぎに図面に基づき本発明の血管カテーテルの製法を説
明する。
明する。
まず、通常の押出成形法などによりえられた管状の合成
樹脂製インナーチューブ(1)(第1図参照)の外周に
、ステンレス鋼などからなるワイヤーメツシュ(2)が
編み込まれる。ワイヤーの線径は、本発明においてとく
に限定されるものはないが、概ね0.02〜0.5mm
程度のものが好適に用いられる。このワイヤーは、8本
取りないし24本取りの編組機)などによりインナーチ
ューブ(1)上に編み込まれる。インナーチューブ(1
)の材料としては、加工性、柔軟性、生体適合性、耐薬
品性などを考慮して選定すればよく、たとえばポリエチ
レン、ポリウレタン、オレフィン系エラストマーなどを
好適に用いることができる。
樹脂製インナーチューブ(1)(第1図参照)の外周に
、ステンレス鋼などからなるワイヤーメツシュ(2)が
編み込まれる。ワイヤーの線径は、本発明においてとく
に限定されるものはないが、概ね0.02〜0.5mm
程度のものが好適に用いられる。このワイヤーは、8本
取りないし24本取りの編組機)などによりインナーチ
ューブ(1)上に編み込まれる。インナーチューブ(1
)の材料としては、加工性、柔軟性、生体適合性、耐薬
品性などを考慮して選定すればよく、たとえばポリエチ
レン、ポリウレタン、オレフィン系エラストマーなどを
好適に用いることができる。
つぎにワイヤーメッシ、 (2)が編み込まれたインナ
ーチューブ(1)の外周に、被覆成形押出機などにより
アウターチューブ(3)が被覆成形され、チューブ本体
(9)が形成される。アウターチューブ(3)の材質は
前述したインナーチューブ(1)と同様のものが用いら
れる。
ーチューブ(1)の外周に、被覆成形押出機などにより
アウターチューブ(3)が被覆成形され、チューブ本体
(9)が形成される。アウターチューブ(3)の材質は
前述したインナーチューブ(1)と同様のものが用いら
れる。
えられたチューブ本体図は、カテーテル1本分の長さに
切断される。チューブ切断後にカッターなどを用いてチ
ューブ本体図の一端部のアウターチューブ(3)を所定
の長さだけはぎとる。
切断される。チューブ切断後にカッターなどを用いてチ
ューブ本体図の一端部のアウターチューブ(3)を所定
の長さだけはぎとる。
このアウターチューブがはぎとられた部分は、後述する
チューブ先端部(4)がその外周にオーバーラツプして
形成される部分であって、その長さくa)(第1図参照
)はチューブ本体図とチューブ先端部の接続の強さや先
端形状(挿入部位)を考慮して選定すればよく、本発明
においてとくに限定されるものではないが概ね20〜6
0 anが目安である。
チューブ先端部(4)がその外周にオーバーラツプして
形成される部分であって、その長さくa)(第1図参照
)はチューブ本体図とチューブ先端部の接続の強さや先
端形状(挿入部位)を考慮して選定すればよく、本発明
においてとくに限定されるものではないが概ね20〜6
0 anが目安である。
ついで、アウターチューブのはぎとられた側からインナ
ーチューブ(1)内に内ピン(5)が挿入される。内ピ
ン(5)はつづくインサート成形法により形成される中
空のチューブ先端部(4)の孔を確保するために用いら
れる。
ーチューブ(1)内に内ピン(5)が挿入される。内ピ
ン(5)はつづくインサート成形法により形成される中
空のチューブ先端部(4)の孔を確保するために用いら
れる。
内ピン(5)が挿入されたチューブ本体図はチューブ先
端部(4)の外形に対応するように加工された割型の一
方の型(6a)内に配置される。配置後、前記割型の他
方の型(6b)を前記一方の型に合わせる(第2図参照
)。
端部(4)の外形に対応するように加工された割型の一
方の型(6a)内に配置される。配置後、前記割型の他
方の型(6b)を前記一方の型に合わせる(第2図参照
)。
割型を配置した後に型内にチューブ先端部を構成する、
たとえばポリエチレン、ポリウレタンなどの合成樹脂を
適宜の場所から流し込む。
たとえばポリエチレン、ポリウレタンなどの合成樹脂を
適宜の場所から流し込む。
なお、チューブ先端部の材料としてインナーチューブお
よびアウターチューブと同じものを用いると溶着しやす
いので強固な接続部をうろことができる。割型内に配設
された適宜の冷却手段を利用して、流し込んだ合成樹脂
を所定の時間冷却したのちに割型が解体される。
よびアウターチューブと同じものを用いると溶着しやす
いので強固な接続部をうろことができる。割型内に配設
された適宜の冷却手段を利用して、流し込んだ合成樹脂
を所定の時間冷却したのちに割型が解体される。
第2図に示される割型(6a)、(6b)は直線状のチ
ューブ先端部を形成することができるように加工された
ものであるが、第3図に示されるような割型(lea)
(一方のみを示す)を用いれば曲線状のチューブ先
端部を形成することができる。このように、本発明にお
いては、金型を用いてチューブ先端部をインサート成形
しているので、チューブ先端部(4)の形成、テーバリ
ングおよび曲げ加工を同時に行なうことができるという
利点がある。そして、単に曲げ加工の工程が省略できる
だけでなく、流し込んだ合成樹脂が曲がった状態で固化
するので腰が非常に強くなり、前述した従来技術のよう
に経時的に形状が変化したりすることがなく、変形を加
えても復元力が強いので容易にもとの形状に復帰するこ
とができる。
ューブ先端部を形成することができるように加工された
ものであるが、第3図に示されるような割型(lea)
(一方のみを示す)を用いれば曲線状のチューブ先
端部を形成することができる。このように、本発明にお
いては、金型を用いてチューブ先端部をインサート成形
しているので、チューブ先端部(4)の形成、テーバリ
ングおよび曲げ加工を同時に行なうことができるという
利点がある。そして、単に曲げ加工の工程が省略できる
だけでなく、流し込んだ合成樹脂が曲がった状態で固化
するので腰が非常に強くなり、前述した従来技術のよう
に経時的に形状が変化したりすることがなく、変形を加
えても復元力が強いので容易にもとの形状に復帰するこ
とができる。
以上の説明においては、チューブ先端部形成に先だって
アウターチューブのみがひきはがされたが、第4図に示
されるようにアウターチューブとともにワイヤメツシュ
の一部を切りとるようにしてもよい。このようにして、
チューブ先端がオーバーラツプする部分を長くとるよう
にすれば、接続部分の強度をより向上させることができ
るという効果がある。
アウターチューブのみがひきはがされたが、第4図に示
されるようにアウターチューブとともにワイヤメツシュ
の一部を切りとるようにしてもよい。このようにして、
チューブ先端がオーバーラツプする部分を長くとるよう
にすれば、接続部分の強度をより向上させることができ
るという効果がある。
以上説明したとおり、本発明の血管カテーテルの製法に
よれば以下のごとき効果を奏することができる。
よれば以下のごとき効果を奏することができる。
■ 金型を用いてのインサート成形によりチューブ先端
部が形成されるので、チューブ先端部のテーバリング工
程や曲げ加工を省略することができ、製造工程全体が簡
略化され、短時間にしかも低コストで血管カテーテルを
うろことができる。
部が形成されるので、チューブ先端部のテーバリング工
程や曲げ加工を省略することができ、製造工程全体が簡
略化され、短時間にしかも低コストで血管カテーテルを
うろことができる。
■ 加熱により曲げ形状を付与するのではなく、金型内
で曲がった状態で合成樹脂が固化するので、経時的に形
状が変化することがなく、復元力の強いチューブ先端部
を有する血管カテーテルをうろことができる。
で曲がった状態で合成樹脂が固化するので、経時的に形
状が変化することがなく、復元力の強いチューブ先端部
を有する血管カテーテルをうろことができる。
■ 金型により成形が行なわれるので、チューブ先端部
の寸法精度を格段に向上させることができる。
の寸法精度を格段に向上させることができる。
第1図はアウターチューブがはぎとられたチューブ本体
の概略説明図、第2図は本発明の血管カテーテルの製法
において用いられる割型に第1図に示されるチューブ本
体が配置されたときの様子をあられす説明図、第3図は
本発明の製法において用いられる割型の他の例をあられ
す説明図、第4図はアウターチューブとトモニワイヤー
メッシュが一部切りとられたチューブ本体の概略説明図
、第5図はワイヤーメツシュが一定間隔をおいてはぎと
られた従来の製法におけるチューブ本体の概略説明図で
ある。 (図面の主要符号) (A):チューブ本体 (1):インナーチューブ (2):ワイヤーメッシュ (3):アウターチューブ (4):チューブ先端部 (5):内ピン (6a)、(eb) :割 型 特許出願人 株式会社 ニッショー
の概略説明図、第2図は本発明の血管カテーテルの製法
において用いられる割型に第1図に示されるチューブ本
体が配置されたときの様子をあられす説明図、第3図は
本発明の製法において用いられる割型の他の例をあられ
す説明図、第4図はアウターチューブとトモニワイヤー
メッシュが一部切りとられたチューブ本体の概略説明図
、第5図はワイヤーメツシュが一定間隔をおいてはぎと
られた従来の製法におけるチューブ本体の概略説明図で
ある。 (図面の主要符号) (A):チューブ本体 (1):インナーチューブ (2):ワイヤーメッシュ (3):アウターチューブ (4):チューブ先端部 (5):内ピン (6a)、(eb) :割 型 特許出願人 株式会社 ニッショー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 管状の合成樹脂製インナーチューブ、該インナーチ
ューブの外周に装着されたワイヤーメッシュ、および該
ワイヤーメッシュ上に被覆された合成樹脂製アウターチ
ューブからなるチューブ本体と、該チューブ本体の一端
に先細に形成された中空のチューブ先端部とを有する血
管カテーテルの製法であって、 インナーチューブの外周にワイヤーメッシュを編み込む
工程と、 該ワイヤーメッシュ付インナーチューブの外周にアウタ
ーチューブを被覆成形してチューブ本体を形成する工程
と、 えられたチューブ本体を所定の長さに切断し、切断後の
チューブ本体の一端部のアウターチューブを所定の長さ
だけはぎとる工程と、 アウターチューブがはぎとられた側からインナーチュー
ブ内に内ピンを挿入する工程と、内ピンが挿入されたチ
ューブ本体をチューブ先端部の外形に対応するよう加工
された割型の一方の型内に配置する工程と、 前記割型の他方の型を前記一方の型に合わせ、型内にチ
ューブ先端部を構成する合成樹脂を流し込む工程 とを有することを特徴とする血管カテーテルの製法。 2 アウターチューブをはぎとったのちにあらわれたワ
イヤーメッシュを所望の長さだけ切りとる工程をさらに
有する請求項1記載の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63122289A JPH088931B2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 血管カテーテルの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63122289A JPH088931B2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 血管カテーテルの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01291875A true JPH01291875A (ja) | 1989-11-24 |
JPH088931B2 JPH088931B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=14832270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63122289A Expired - Lifetime JPH088931B2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 血管カテーテルの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088931B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611746U (ja) * | 1992-01-14 | 1994-02-15 | 川澄化学工業株式会社 | カテ−テル |
JP2001333985A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 鼻腔誘導チューブ |
-
1988
- 1988-05-19 JP JP63122289A patent/JPH088931B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611746U (ja) * | 1992-01-14 | 1994-02-15 | 川澄化学工業株式会社 | カテ−テル |
JP2001333985A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 鼻腔誘導チューブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH088931B2 (ja) | 1996-01-31 |
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