JPH0374588B2 - - Google Patents
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- JPH0374588B2 JPH0374588B2 JP2002438A JP243890A JPH0374588B2 JP H0374588 B2 JPH0374588 B2 JP H0374588B2 JP 2002438 A JP2002438 A JP 2002438A JP 243890 A JP243890 A JP 243890A JP H0374588 B2 JPH0374588 B2 JP H0374588B2
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Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
技術分野
本発明はカテーテルとその製造方法に関する。
従来技術
第1図に示すようなカテーテル1は、例えばガ
イドワイヤ等に導かれて、血管等体腔内に挿入さ
れ、その先端の方向を制御されつつ目的の部位に
到達可能とされ、治療や検査を行うことを可能と
している。
イドワイヤ等に導かれて、血管等体腔内に挿入さ
れ、その先端の方向を制御されつつ目的の部位に
到達可能とされ、治療や検査を行うことを可能と
している。
そこで、このカテーテル1にあつては、本体部
2にある程度の硬さすなわち比較的小なる可撓性
を備えることを必要とされるとともに、先端部3
にある程度の柔軟さすなわち比較的大なる可撓性
を備えることを必要とされる。時に血管系のカテ
ーテル1においては、血管内に挿入され押し進め
されるものであることから、その先端部3は血管
壁を傷つけることのないように比較的大なる可撓
性を備えなければならず、その本体部2は押し進
める力を先端部3に適確に伝えるべく比較的小な
る可撓性を備えなければならない。
2にある程度の硬さすなわち比較的小なる可撓性
を備えることを必要とされるとともに、先端部3
にある程度の柔軟さすなわち比較的大なる可撓性
を備えることを必要とされる。時に血管系のカテ
ーテル1においては、血管内に挿入され押し進め
されるものであることから、その先端部3は血管
壁を傷つけることのないように比較的大なる可撓
性を備えなければならず、その本体部2は押し進
める力を先端部3に適確に伝えるべく比較的小な
る可撓性を備えなければならない。
従来、上記のような可撓性が比較的小なる本体
部2と、可撓性が比較的大なる先端部3とからな
るカテーテル1として、本体部2と先端部3とを
接着剤や融着等によつて接続してなるカテーテル
1が提案されている。しかしながら、上記従来提
案されているカテーテル1にあつては、製作工程
が煩雑になるとともに、本体部2と先端部3との
接続部に段差を生じ、血管等への挿入を円滑に行
なうことが困難であり、血栓を生ずるおそれがあ
る。また、本体部2と先端部3との接続不良によ
り、両者間での離脱にともなう切断等を生ずるお
それがある。
部2と、可撓性が比較的大なる先端部3とからな
るカテーテル1として、本体部2と先端部3とを
接着剤や融着等によつて接続してなるカテーテル
1が提案されている。しかしながら、上記従来提
案されているカテーテル1にあつては、製作工程
が煩雑になるとともに、本体部2と先端部3との
接続部に段差を生じ、血管等への挿入を円滑に行
なうことが困難であり、血栓を生ずるおそれがあ
る。また、本体部2と先端部3との接続不良によ
り、両者間での離脱にともなう切断等を生ずるお
それがある。
発明の目的
本発明は第1に、可撓性が比較的小なる本体部
と、可撓性が比較的大なる先端部とを、確実にか
つ両者間に段差を形成することなく一体成形する
ことにより、上記従来技術の欠点を解消したカテ
ーテルを提供することを目的とする。
と、可撓性が比較的大なる先端部とを、確実にか
つ両者間に段差を形成することなく一体成形する
ことにより、上記従来技術の欠点を解消したカテ
ーテルを提供することを目的とする。
また、本発明は第2に、可撓性が比較的小なる
本体部と、可撓性が比較的大なる先端部とが、確
実に両者間に段差を形成することなく一体成形さ
れてなるカテーテルを容易に製造可能とする製造
方法を提供することを目的とする。
本体部と、可撓性が比較的大なる先端部とが、確
実に両者間に段差を形成することなく一体成形さ
れてなるカテーテルを容易に製造可能とする製造
方法を提供することを目的とする。
発明の構成
上記目的を達成するために、本発明は第1に、
可撓性が比較的小なる管状本体部と、可撓性が比
較的大なる管状先端部とが軸方向に一体に成形さ
れてなるカテーテルにおいて、該先端部にに内層
として存在し、可撓性を比較的大とする管状の第
1の層と、該本体部および該先端部に連続して存
在し、該第1の層上に一部を一体的に被覆成形さ
れ、可撓性を比較的小とする管状の第2の層とか
らなり、該第1の層の内面と該第2の層の内面は
少なくとも該両層の境界部において滑らかに連続
してなるようにしたものである。
可撓性が比較的小なる管状本体部と、可撓性が比
較的大なる管状先端部とが軸方向に一体に成形さ
れてなるカテーテルにおいて、該先端部にに内層
として存在し、可撓性を比較的大とする管状の第
1の層と、該本体部および該先端部に連続して存
在し、該第1の層上に一部を一体的に被覆成形さ
れ、可撓性を比較的小とする管状の第2の層とか
らなり、該第1の層の内面と該第2の層の内面は
少なくとも該両層の境界部において滑らかに連続
してなるようにしたものである。
また、本発明は、本体部の曲げ弾性率が2800〜
3200Kg/cm2であり、先端部の曲げ弾性率が1000〜
1400Kg/cm2であるようにしたものである。
3200Kg/cm2であり、先端部の曲げ弾性率が1000〜
1400Kg/cm2であるようにしたものである。
また、本発明は第2に、撓性が比較的小なる管
状本体部と、可撓性が比較的大なる管状先端部と
が軸方向に一体に成形されてなるカテーテルの製
造方法において、該先端部に内層として存在し、
可撓性を比較的大とする管状の第1の層を成形
し、該本体部および該先端部に連続して存在し、
可撓性を比較的小とする第2の層を該第1の層を
貫通して位置させた芯棒上および該第1の層上に
被覆成形し、その後、該第1の層および該第2の
層から該芯棒を引抜き、該第1の層の内面と該第
2の層の内面を少なくとも該両層の境界部におい
て滑らかに連続させるようにしたものである。
状本体部と、可撓性が比較的大なる管状先端部と
が軸方向に一体に成形されてなるカテーテルの製
造方法において、該先端部に内層として存在し、
可撓性を比較的大とする管状の第1の層を成形
し、該本体部および該先端部に連続して存在し、
可撓性を比較的小とする第2の層を該第1の層を
貫通して位置させた芯棒上および該第1の層上に
被覆成形し、その後、該第1の層および該第2の
層から該芯棒を引抜き、該第1の層の内面と該第
2の層の内面を少なくとも該両層の境界部におい
て滑らかに連続させるようにしたものである。
また、本発明は、本体部の曲げ弾性率が2800〜
3200Kg/cm2であり、先端部の曲げ弾性率が1000〜
1400Kg/cm2であるようにしたものである。
3200Kg/cm2であり、先端部の曲げ弾性率が1000〜
1400Kg/cm2であるようにしたものである。
発明の具体的説明
第2図は本発明の一実施例に係るカテーテル3
0を示す断面図、第3図AおよびBは同カテーテ
ル30の製造過程を示す断面図である。
0を示す断面図、第3図AおよびBは同カテーテ
ル30の製造過程を示す断面図である。
カテーテル30は、第2図に示すように、長さ
L2の先端部31にのみ存在する、本発明におけ
る第1の層としての円筒状の第1の樹脂層32
と、先端部31および長さL1の本体部33に連
続して存在し、その先端部31を形成する一部を
第1の樹脂層32上に一体的に被覆成形してな
る、本発明における第2の層としての略円筒状の
第2の樹脂層34とからなつている。
L2の先端部31にのみ存在する、本発明におけ
る第1の層としての円筒状の第1の樹脂層32
と、先端部31および長さL1の本体部33に連
続して存在し、その先端部31を形成する一部を
第1の樹脂層32上に一体的に被覆成形してな
る、本発明における第2の層としての略円筒状の
第2の樹脂層34とからなつている。
ここで、第1の樹脂層32の内径と第2の樹脂
層34の内径は同一とされ、両樹脂層32,34
の境界部は滑らかに連続化されている。尚、本発
明において滑らかに連続するとは、境界部におい
て実質上段差がなく連続することを意味する。す
なわち、カテーテル30は、第2の樹脂層34の
外径をその外径とされ、第1の樹脂層32および
第2の樹脂層34の内径をその内径とされてい
る。
層34の内径は同一とされ、両樹脂層32,34
の境界部は滑らかに連続化されている。尚、本発
明において滑らかに連続するとは、境界部におい
て実質上段差がなく連続することを意味する。す
なわち、カテーテル30は、第2の樹脂層34の
外径をその外径とされ、第1の樹脂層32および
第2の樹脂層34の内径をその内径とされてい
る。
また、第1の樹脂層32は、先端部31に存在
するものであることからその可撓性を第2の樹脂
層34の可撓性に比して比較的大とされ、例え
ば、曲げ弾性率1000〜1400Kg/cm2、好ましくは、
1200Kg/cm2のポリアミドエラストマーから形成さ
れている。これに対し、第2の樹脂層34は、そ
の可撓性を比較的小とされ、例えば曲げ弾性率
2800〜3200Kg/cm2、好ましくは3000Kg/cm2のポリ
アミドエラストマーから形成されている。すなわ
ち、カテーテル30の先端部31は、可撓性の比
較的大なる第1の樹脂層32と可撓性の比較的小
なる第2の樹脂層34によつて構成され、全体と
してその可撓性を比較的大とされている。また、
カテーテル30の本体部33は、可撓性の比較的
小なる第2の樹脂層34によつてのみ構成され、
その可撓性を比較的小とされている。
するものであることからその可撓性を第2の樹脂
層34の可撓性に比して比較的大とされ、例え
ば、曲げ弾性率1000〜1400Kg/cm2、好ましくは、
1200Kg/cm2のポリアミドエラストマーから形成さ
れている。これに対し、第2の樹脂層34は、そ
の可撓性を比較的小とされ、例えば曲げ弾性率
2800〜3200Kg/cm2、好ましくは3000Kg/cm2のポリ
アミドエラストマーから形成されている。すなわ
ち、カテーテル30の先端部31は、可撓性の比
較的大なる第1の樹脂層32と可撓性の比較的小
なる第2の樹脂層34によつて構成され、全体と
してその可撓性を比較的大とされている。また、
カテーテル30の本体部33は、可撓性の比較的
小なる第2の樹脂層34によつてのみ構成され、
その可撓性を比較的小とされている。
なお、このカテーテル30にあつては、本体部
33の端部にカテーテルハブを接続し、先端部3
1に必要な屈曲形状を与えられた後、使用に供さ
れる。
33の端部にカテーテルハブを接続し、先端部3
1に必要な屈曲形状を与えられた後、使用に供さ
れる。
上記第1実施例によれば、可撓性が比較的小な
る本体部33と可撓性が比較的大なる先端部31
とが一体成形されてなるカテーテル30を得るこ
とが可能となる。したがつて、本体部33と先端
部31との接続部に段差を生ずることなく、血管
等への挿入を円滑に行うことが可能となるととも
に、血栓を生じにくく、また本体部33と先端部
31との間で離脱を生ずるおそれもない。
る本体部33と可撓性が比較的大なる先端部31
とが一体成形されてなるカテーテル30を得るこ
とが可能となる。したがつて、本体部33と先端
部31との接続部に段差を生ずることなく、血管
等への挿入を円滑に行うことが可能となるととも
に、血栓を生じにくく、また本体部33と先端部
31との間で離脱を生ずるおそれもない。
次に上記カテーテル30の製造方法について説
明する。まず、必要なカテーテル30の長さより
も長い、本発明における芯棒としての、例えば銀
線、銅線等からなる芯金15上に、第3図Aに示
すように、可撓性の比較的大なる第1の樹脂層3
2を被覆成形する。この第1の樹脂層32は、円
筒状とされ先端部31の長さL2よりも長い範囲
に被覆される。例えば、長さ150cm、外径1.4mmの
芯金15に、芯金15の一端から40cmの長さで、
外径1.9mmの第1の樹脂層32を被覆する。
明する。まず、必要なカテーテル30の長さより
も長い、本発明における芯棒としての、例えば銀
線、銅線等からなる芯金15上に、第3図Aに示
すように、可撓性の比較的大なる第1の樹脂層3
2を被覆成形する。この第1の樹脂層32は、円
筒状とされ先端部31の長さL2よりも長い範囲
に被覆される。例えば、長さ150cm、外径1.4mmの
芯金15に、芯金15の一端から40cmの長さで、
外径1.9mmの第1の樹脂層32を被覆する。
次に、芯金15上および上記第1の樹脂層32
上に、第1の樹脂層32に比して可撓性の比較的
小なる樹脂材料からなる第2の樹脂層34を被覆
成形する。この第2の樹脂層34は、長さL1の
本体部33および長さL2の先端部31にわたつ
て連続的に被覆される。例えば、外径2.3mmの第
2の樹脂層34を、芯金15と第1の樹脂層32
の上面に被覆する。
上に、第1の樹脂層32に比して可撓性の比較的
小なる樹脂材料からなる第2の樹脂層34を被覆
成形する。この第2の樹脂層34は、長さL1の
本体部33および長さL2の先端部31にわたつ
て連続的に被覆される。例えば、外径2.3mmの第
2の樹脂層34を、芯金15と第1の樹脂層32
の上面に被覆する。
次に、上記第1の樹脂層32および第2の樹脂
層34から芯金15を引抜き、必要な長さに切断
し、カテーテル30を得る。すなわち、第1の樹
脂層32と第2の樹脂層34が重なつている部分
を先端部31とし、第2の樹脂層34のみからな
つている部分を本体部33として用いる。例え
ば、第1の樹脂層32に曲げ弾性率1000〜1400
Kg/cm2、好ましくは1200Kg/cm2のポリアミドエラ
ストマーを用い、第2の樹脂層34に曲げ弾性率
2800〜3200Kg/cm2、好ましくは3000Kg/cm2のポリ
アミドエラストマーを用いるものとすれば、可撓
性が比較的小なる本体部33と可撓性が比較的大
なる先端部31からなるカテーテル30を得るこ
とが可能となる。すなわち、上記製造方法によれ
ば、本発明に係るカテーテル30を容易に製造す
ることが可能となる。
層34から芯金15を引抜き、必要な長さに切断
し、カテーテル30を得る。すなわち、第1の樹
脂層32と第2の樹脂層34が重なつている部分
を先端部31とし、第2の樹脂層34のみからな
つている部分を本体部33として用いる。例え
ば、第1の樹脂層32に曲げ弾性率1000〜1400
Kg/cm2、好ましくは1200Kg/cm2のポリアミドエラ
ストマーを用い、第2の樹脂層34に曲げ弾性率
2800〜3200Kg/cm2、好ましくは3000Kg/cm2のポリ
アミドエラストマーを用いるものとすれば、可撓
性が比較的小なる本体部33と可撓性が比較的大
なる先端部31からなるカテーテル30を得るこ
とが可能となる。すなわち、上記製造方法によれ
ば、本発明に係るカテーテル30を容易に製造す
ることが可能となる。
なお、カテーテル30の構成材料としては、ポ
リアミドエラストマーに限らず、ポリウレタンエ
ラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリエ
チレン等の可撓性プラスチツクを広く用いること
が可能である。
リアミドエラストマーに限らず、ポリウレタンエ
ラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリエ
チレン等の可撓性プラスチツクを広く用いること
が可能である。
なお、所望によりカテーテル30の外表面に生
体適合性のある材料、例えばシリコーン樹脂、シ
リコーン−ウレタン共重合体、セグメントポリウ
レタン等の層を設けることによりさら生体適合性
に優れたカーテンを得ることができる。
体適合性のある材料、例えばシリコーン樹脂、シ
リコーン−ウレタン共重合体、セグメントポリウ
レタン等の層を設けることによりさら生体適合性
に優れたカーテンを得ることができる。
また、本発明に係るカテーテルの製造方法にお
いては、第1の層を成形後、その内部に芯棒を挿
入し、それらの上に第2の層を被覆成形し、その
後芯棒を引抜くようにしてもよい。
いては、第1の層を成形後、その内部に芯棒を挿
入し、それらの上に第2の層を被覆成形し、その
後芯棒を引抜くようにしてもよい。
発明の具体的効果
以上のように、本発明の第1は、可撓性が比較
的小なる管状本体部と、可撓性が比較的大なる管
状先端部とが軸方向に一体に成形されてなるカテ
ーテルにおいて、該先端部にに内層として存在
し、可撓性を比較的大とする管状の第1の層と、
該本体部および該先端部に連続して存在し、該第
1の層上に一部を一体的に被覆成形され、可撓性
を比較的小とする管状の第2の層とからなり、該
第1の層の内面と該第2の層の内面は少なくとも
該両層の境界部において滑らかに連続してなるよ
うにしたものである。したがつて、本発明の第1
によれば、本体部と先端部とが確実にかつ両者間
に段差を形成することなく一体成形されてなるカ
テーテルを得ることが可能となる。
的小なる管状本体部と、可撓性が比較的大なる管
状先端部とが軸方向に一体に成形されてなるカテ
ーテルにおいて、該先端部にに内層として存在
し、可撓性を比較的大とする管状の第1の層と、
該本体部および該先端部に連続して存在し、該第
1の層上に一部を一体的に被覆成形され、可撓性
を比較的小とする管状の第2の層とからなり、該
第1の層の内面と該第2の層の内面は少なくとも
該両層の境界部において滑らかに連続してなるよ
うにしたものである。したがつて、本発明の第1
によれば、本体部と先端部とが確実にかつ両者間
に段差を形成することなく一体成形されてなるカ
テーテルを得ることが可能となる。
よつて、カテーテルの本体部と先端部の境界部
は滑らかであり、血管等への挿入を円滑に行うこ
とができるが、また、両者間に段差がないことに
より血液に対して悪影響を与えることがなく、血
管内での血液凝固すなわち血栓を生じさせたりす
ることがない。さらに、本体部と先端部の夫々は
切れ目がなく連続して成形されているため、両者
を接着剤等により接続した場合のような接続不良
による両者の離脱といつた危険がない。
は滑らかであり、血管等への挿入を円滑に行うこ
とができるが、また、両者間に段差がないことに
より血液に対して悪影響を与えることがなく、血
管内での血液凝固すなわち血栓を生じさせたりす
ることがない。さらに、本体部と先端部の夫々は
切れ目がなく連続して成形されているため、両者
を接着剤等により接続した場合のような接続不良
による両者の離脱といつた危険がない。
また、本体部と先端部はその内面が境界部にお
いて滑らかに連続しているため、ガイドワイヤ等
への挿入も円滑に行うことができる。
いて滑らかに連続しているため、ガイドワイヤ等
への挿入も円滑に行うことができる。
また、本発明の第2は、可撓性が比較的小なる
管状本体部と、可撓性が比較的大なる管状先端部
とが軸方向に一体に成形されてなるカテーテルの
製造方法において、該先端部に内層として存在
し、可撓性を比較的大とする管状の第1の層を成
形し、該本体部および該先端部に連続して存在
し、可撓性を比較的小とする第2の層を該第1の
層を貫通して位置させた芯棒上および該第1の層
上に被覆成形し、その後、該第1の層および該第
2の層から該芯棒を引抜き、該第1の層の内面と
該第2の層の内面を少なくとも該両層の境界部に
おいて滑らかに連続させるようにしたものであ
る。
管状本体部と、可撓性が比較的大なる管状先端部
とが軸方向に一体に成形されてなるカテーテルの
製造方法において、該先端部に内層として存在
し、可撓性を比較的大とする管状の第1の層を成
形し、該本体部および該先端部に連続して存在
し、可撓性を比較的小とする第2の層を該第1の
層を貫通して位置させた芯棒上および該第1の層
上に被覆成形し、その後、該第1の層および該第
2の層から該芯棒を引抜き、該第1の層の内面と
該第2の層の内面を少なくとも該両層の境界部に
おいて滑らかに連続させるようにしたものであ
る。
したがつて、本発明の第2によれば、可撓性の
異なる本体部と先端部とが確実にかつ両者間に段
差を形成することなく一体成形されてなるカテー
テルを容易に製造することが可能となる。
異なる本体部と先端部とが確実にかつ両者間に段
差を形成することなく一体成形されてなるカテー
テルを容易に製造することが可能となる。
また本体部と先端部の内面をその境界部におい
て滑らかに連続して形成することができる。
て滑らかに連続して形成することができる。
さらに本体部の曲げ弾性率を2800〜3200Kg/
cm2、好ましくは3000Kg/cm2とすることにより、カ
テーテルを血管内に挿入するときに押し進める力
を先端部に適確に伝えることができる。また、先
端部の曲げ弾性率1000〜1400Kg/cm2、好ましくは
1200Kg/cm2とすることにより、カテーテルを血管
内に挿入するときに血管壁を傷つけることなく挿
入可能な可撓性を与えることができる。
cm2、好ましくは3000Kg/cm2とすることにより、カ
テーテルを血管内に挿入するときに押し進める力
を先端部に適確に伝えることができる。また、先
端部の曲げ弾性率1000〜1400Kg/cm2、好ましくは
1200Kg/cm2とすることにより、カテーテルを血管
内に挿入するときに血管壁を傷つけることなく挿
入可能な可撓性を与えることができる。
第1図は一般のカテーテルを示す平面図、第2
図は本発明の一実施例に係るカテーテルを示す断
面図、第3図AおよびBは同実施例に係るカテー
テルの製造過程を示す断面図である。 15……芯金、30……カテーテル、31……
先端部、32……第1の樹脂層、33……本体
部、34……第2の樹脂層。
図は本発明の一実施例に係るカテーテルを示す断
面図、第3図AおよびBは同実施例に係るカテー
テルの製造過程を示す断面図である。 15……芯金、30……カテーテル、31……
先端部、32……第1の樹脂層、33……本体
部、34……第2の樹脂層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 可撓性が比較的小なる管状本体部と、可撓性
が比較的大なる管状先端部とが軸方向に一体に成
形されてなるカテーテルにおいて、該先端部にに
内層として存在し、可撓性を比較的大とする管状
の第1の層と、該本体部および該先端部に連続し
て存在し、該第1の層上に一部を一体的に被覆成
形され、可撓性を比較的小とする管状の第2の層
とからなり、該第1の層の内面と該第2の層の内
面は少なくとも該両層の境界部において滑らかに
連続してなることを特徴とするカテーテル。 2 本体部の曲げ弾性率が2800〜3200Kg/cm2であ
り、先端部の曲げ弾性率が1000〜1400Kg/cm2であ
る特許請求の範囲第1項記載のカテーテル。 3 可撓性が比較的小なる管状本体部と、可撓性
が比較的大なる管状先端部とが軸方向に一体に成
形されてなるカテーテルの製造方法において、該
先端部に内層として存在し、可撓性を比較的大と
する管状の第1の層を成形し、該本体部および該
先端部に連続して存在し、可撓性を比較的小とす
る第2の層を該第1の層を貫通して位置させた芯
棒上および該第1の層上に被覆成形し、その後、
該第1の層および該第2の層から該芯棒を引抜
き、該第1の層の内面と該第2の層の内面を少な
くとも該両層の境界部において滑らかに連続させ
ることを特徴とするカテーテルの製造方法。 4 本体部の曲げ弾性率が2800〜3200Kg/cm2であ
り、先端部の曲げ弾性率が1000〜1400Kg/cm2であ
る特許請求の範囲第3項記載のカテーテルの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002438A JPH02232065A (ja) | 1983-07-18 | 1990-01-11 | カテーテルとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58129351A JPS6021767A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | カテ−テルとその製造方法 |
JP2002438A JPH02232065A (ja) | 1983-07-18 | 1990-01-11 | カテーテルとその製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58129351A Division JPS6021767A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | カテ−テルとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02232065A JPH02232065A (ja) | 1990-09-14 |
JPH0374588B2 true JPH0374588B2 (ja) | 1991-11-27 |
Family
ID=26335804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002438A Granted JPH02232065A (ja) | 1983-07-18 | 1990-01-11 | カテーテルとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02232065A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE50209306D1 (de) | 2002-12-31 | 2007-03-08 | Abbott Lab Vascular Entpr Ltd | Katheter mit einem flexibleren Bereich zwischen Schaft und Spitze sowie Verfahren zu seiner Herstellung |
US20100300448A1 (en) * | 2009-05-28 | 2010-12-02 | Kenowski Michael A | Tracheostomy Tube |
-
1990
- 1990-01-11 JP JP2002438A patent/JPH02232065A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02232065A (ja) | 1990-09-14 |
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