JPH02232065A - カテーテルとその製造方法 - Google Patents
カテーテルとその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
■ 発明の背景
技術分野
本発明はカテーテルとその製造方法に関する。
従来技術
第1図に示すようなカテーテル1は、例えばガイドワイ
ヤ等に導かれて、血管等体腔内に挿入され、その先端の
方向を制御されつつ目的の部位に到達可能とされ、治療
や検査を行うことを可能としている. そこで、このカテーテル1にあっては、本体部2にある
程度の硬さすなわち比較的小なる可撓性を備えることを
必要とされるとともに、先端部3にある程度の柔軟さす
なわち比較的大なる可撓性を備えることを必要とされる
.特に血管系のカテーテル1においては、血管内に挿入
され押し進めされるものであることから、その先端部3
は血管壁を傷つけることのないように比較的大なる可撓
性を備えなければならず、その本体部2は押し進める力
を先端部3に適確に伝えるべく比較的小なる可撓性を備
えなければならない. 従来、上記のような可撓性が比較的小なる本体部2と、
可撓性が比較的大なる先端部3とからなるカテーテル1
として、本体部2と先端部3とを接着剤や融着等によっ
て接続してなるカテーテル1が提案されている。しかし
ながら、上記従来提案されているカテーテル1にあって
は、製作工程が煩雑になるとともに、本体部2と先端部
3との接続部に段差を生じ、血管等への挿入を円滑に行
うことが困難であり、血栓を生ずるおそれがある.また
、本体部2と先端部3との接続不良により、両者間での
離脱にともなう切断等を生ずるおそれがある. ■ 発明の目的 本発明は第1に、可撓性が比較的小なる本体部と、可撓
性が比較的大なる先端部とを、確実にかつ両者間に段差
を形成することなく一体成形することにより、上記従来
技術の欠点を解消したカテーテルを提供することを目的
とする.また、本発明は第2に、可撓性が比較的小なる
本体部と、可撓性が比較的大なる先端部とが、確実に両
者間に段差を形成することなく一体成形されてなるカテ
ーテルを容易に製造可能とする製造方法を提供すること
を目的とする. ■ 発明の構成 上記目的を達成するために、本発明は第1に、可撓性が
比較的小なる管状本体部と、可撓性が比較的大なる管状
先端部とが軸方向に一体に成形されてなるカテーテルに
おいて、該先端部にに内層として存在し、可撓性を比較
的大とする管状の第1の層と、該本体部および該先端部
に連続して存在し、該第1の層上に一部を一体的に被覆
成形され、可撓性を比較的小とする管状の第2の層とか
らなり、該第1の層の内面と該第2の層の内面は少なく
とも該両層の境界部において滑らかに連続してなるよう
にしたものである. また,本発明は、本体部の曲げ弾性率が2.800〜3
,200Kg/cm2であり、先端部の曲げ弾性率が1
,000〜1,400κg/cta”であるようにした
ものである. また、本発明は第2に、撓性が比救的小なる管状本体部
と、可撓性が比較的大なる管状先端部とが軸方向に一体
に成形されてなるカテーテルの製造方法において、該先
端部に内層として存在し、可撓性を比教的大とする管状
の第1の層を成形し、該本体部および該先端部に連続し
て存在し、可撓性を比較的小とする第2の屑を該第1の
層を貫通して位置させた芯棒上および該第1の層上に被
覆成形し、その後、該第1の層および該第2の層から該
芯棒な引抜き、該第1の層の内面と該第2の層の内面を
少なくとも該両層の境界部において滑らかに連続させる
ようにしたものである.また、本発明は、本体部の曲げ
弾性率がz,aoo〜3,200Kg/cm”であり、
先端部の曲げ弾性率が1,000〜1,400Kg/c
m2であるようにしたものである. ■ 発明の具体的説明 第2図は本発明の一実施例に係るカテーテル30を示す
断面図、第3図(A)および(B)は同カテーテル30
の製造過程を示す断面図である. カテーテル30は、第2図に示すように、長さL2の先
端部31にのみ存在する、本発明における第1の層とし
ての円筒状の第1の樹脂層32と、先端部31および長
さL1の本体部33に連続して存在し、その先端部31
を形成する一部を第1の樹脂層32上に一体的に被覆成
形してなる、本発明における第2の層としての略円筒状
の第2の樹脂層34とからなっている。
ヤ等に導かれて、血管等体腔内に挿入され、その先端の
方向を制御されつつ目的の部位に到達可能とされ、治療
や検査を行うことを可能としている. そこで、このカテーテル1にあっては、本体部2にある
程度の硬さすなわち比較的小なる可撓性を備えることを
必要とされるとともに、先端部3にある程度の柔軟さす
なわち比較的大なる可撓性を備えることを必要とされる
.特に血管系のカテーテル1においては、血管内に挿入
され押し進めされるものであることから、その先端部3
は血管壁を傷つけることのないように比較的大なる可撓
性を備えなければならず、その本体部2は押し進める力
を先端部3に適確に伝えるべく比較的小なる可撓性を備
えなければならない. 従来、上記のような可撓性が比較的小なる本体部2と、
可撓性が比較的大なる先端部3とからなるカテーテル1
として、本体部2と先端部3とを接着剤や融着等によっ
て接続してなるカテーテル1が提案されている。しかし
ながら、上記従来提案されているカテーテル1にあって
は、製作工程が煩雑になるとともに、本体部2と先端部
3との接続部に段差を生じ、血管等への挿入を円滑に行
うことが困難であり、血栓を生ずるおそれがある.また
、本体部2と先端部3との接続不良により、両者間での
離脱にともなう切断等を生ずるおそれがある. ■ 発明の目的 本発明は第1に、可撓性が比較的小なる本体部と、可撓
性が比較的大なる先端部とを、確実にかつ両者間に段差
を形成することなく一体成形することにより、上記従来
技術の欠点を解消したカテーテルを提供することを目的
とする.また、本発明は第2に、可撓性が比較的小なる
本体部と、可撓性が比較的大なる先端部とが、確実に両
者間に段差を形成することなく一体成形されてなるカテ
ーテルを容易に製造可能とする製造方法を提供すること
を目的とする. ■ 発明の構成 上記目的を達成するために、本発明は第1に、可撓性が
比較的小なる管状本体部と、可撓性が比較的大なる管状
先端部とが軸方向に一体に成形されてなるカテーテルに
おいて、該先端部にに内層として存在し、可撓性を比較
的大とする管状の第1の層と、該本体部および該先端部
に連続して存在し、該第1の層上に一部を一体的に被覆
成形され、可撓性を比較的小とする管状の第2の層とか
らなり、該第1の層の内面と該第2の層の内面は少なく
とも該両層の境界部において滑らかに連続してなるよう
にしたものである. また,本発明は、本体部の曲げ弾性率が2.800〜3
,200Kg/cm2であり、先端部の曲げ弾性率が1
,000〜1,400κg/cta”であるようにした
ものである. また、本発明は第2に、撓性が比救的小なる管状本体部
と、可撓性が比較的大なる管状先端部とが軸方向に一体
に成形されてなるカテーテルの製造方法において、該先
端部に内層として存在し、可撓性を比教的大とする管状
の第1の層を成形し、該本体部および該先端部に連続し
て存在し、可撓性を比較的小とする第2の屑を該第1の
層を貫通して位置させた芯棒上および該第1の層上に被
覆成形し、その後、該第1の層および該第2の層から該
芯棒な引抜き、該第1の層の内面と該第2の層の内面を
少なくとも該両層の境界部において滑らかに連続させる
ようにしたものである.また、本発明は、本体部の曲げ
弾性率がz,aoo〜3,200Kg/cm”であり、
先端部の曲げ弾性率が1,000〜1,400Kg/c
m2であるようにしたものである. ■ 発明の具体的説明 第2図は本発明の一実施例に係るカテーテル30を示す
断面図、第3図(A)および(B)は同カテーテル30
の製造過程を示す断面図である. カテーテル30は、第2図に示すように、長さL2の先
端部31にのみ存在する、本発明における第1の層とし
ての円筒状の第1の樹脂層32と、先端部31および長
さL1の本体部33に連続して存在し、その先端部31
を形成する一部を第1の樹脂層32上に一体的に被覆成
形してなる、本発明における第2の層としての略円筒状
の第2の樹脂層34とからなっている。
ここで、第1の樹脂層32の内径と第2の樹脂層34の
内径は同一とされ、両樹脂層32、34の境界部は滑ら
かに連続化されている。尚、本発明において滑らかに連
続するとは、境界部において実質上段差がなく連続する
ことを意味する.すなわち、カテーテル30は、第2の
樹脂層34の外径をその外径とされ、第1の樹脂層32
および第2の樹脂層34の内径をその内径とされている
。
内径は同一とされ、両樹脂層32、34の境界部は滑ら
かに連続化されている。尚、本発明において滑らかに連
続するとは、境界部において実質上段差がなく連続する
ことを意味する.すなわち、カテーテル30は、第2の
樹脂層34の外径をその外径とされ、第1の樹脂層32
および第2の樹脂層34の内径をその内径とされている
。
また、第1の樹脂層32は、先端部31に存在するもの
であることからその可撓性を第2の樹脂層34の可撓性
に比して比較的大とされ、例えば、曲げ弾性率1,00
0 〜1,400Kg/cm”、好ましくは 1,20
0Kg/cm2のポリアミドエラストマーから形成され
ている.これに対し、第2の樹脂層34は、その可撓性
を比較的小とされ、例えば曲げ弾性率2,800〜3,
200Kg/am”、好ましくは3, 000κg/c
a”のポリアミドエラストマーから形成されている.す
なわち、カテーテル30の先端部31は、可撓性の比較
的大なる第1の樹脂/i!l32と可撓性の比較的小な
る第2の樹脂層34によって構成され、全体としてその
可撓性を比較的大とされている.また、カテーテル30
の本体部33は、可撓性の比較的小なる第2の樹脂層3
4によってのみ構成され、その可撓性を比較的小とされ
ている. なお、このカテーテル30にあっては、本体部33の端
部にカテーテル八ブを接続し、先端部31に必要な屈曲
形状を与太らえた後、使用に供される. 上記第1実施例によれば、可撓性が比較的小なる本体部
33と可撓性が比較的大なる先端部31とが一体成形さ
れてなるカテーテル30を得ることが可能となる.した
がって、本体部33と先端部31との接続部に段差を生
ずることなく、血管等への挿入を円滑に行うことが可能
となるとともに、血栓を生じにくく、また本体部33と
先端部31との間で離説な生ずるおそれもない.次に上
記カテーテル30の製造方法について説明する.まず、
必要なカテーテル30の長さよりも長い、本発明におけ
る芯棒としての、例えば銀線、銅線等からなる芯金15
上に、第3図(A)に示すように、可撓性の比較的大な
る第1の樹脂層32を被覆成形する.この第1の樹脂層
32は、円筒状とされ先端部31の長さL2よりも長い
範囲に被覆される.例えば、長さ 150c■、外径1
.4amの芯金15に、芯金15の一端から40cmの
長さで、外径1.9■の第1の樹脂層32を被覆する。
であることからその可撓性を第2の樹脂層34の可撓性
に比して比較的大とされ、例えば、曲げ弾性率1,00
0 〜1,400Kg/cm”、好ましくは 1,20
0Kg/cm2のポリアミドエラストマーから形成され
ている.これに対し、第2の樹脂層34は、その可撓性
を比較的小とされ、例えば曲げ弾性率2,800〜3,
200Kg/am”、好ましくは3, 000κg/c
a”のポリアミドエラストマーから形成されている.す
なわち、カテーテル30の先端部31は、可撓性の比較
的大なる第1の樹脂/i!l32と可撓性の比較的小な
る第2の樹脂層34によって構成され、全体としてその
可撓性を比較的大とされている.また、カテーテル30
の本体部33は、可撓性の比較的小なる第2の樹脂層3
4によってのみ構成され、その可撓性を比較的小とされ
ている. なお、このカテーテル30にあっては、本体部33の端
部にカテーテル八ブを接続し、先端部31に必要な屈曲
形状を与太らえた後、使用に供される. 上記第1実施例によれば、可撓性が比較的小なる本体部
33と可撓性が比較的大なる先端部31とが一体成形さ
れてなるカテーテル30を得ることが可能となる.した
がって、本体部33と先端部31との接続部に段差を生
ずることなく、血管等への挿入を円滑に行うことが可能
となるとともに、血栓を生じにくく、また本体部33と
先端部31との間で離説な生ずるおそれもない.次に上
記カテーテル30の製造方法について説明する.まず、
必要なカテーテル30の長さよりも長い、本発明におけ
る芯棒としての、例えば銀線、銅線等からなる芯金15
上に、第3図(A)に示すように、可撓性の比較的大な
る第1の樹脂層32を被覆成形する.この第1の樹脂層
32は、円筒状とされ先端部31の長さL2よりも長い
範囲に被覆される.例えば、長さ 150c■、外径1
.4amの芯金15に、芯金15の一端から40cmの
長さで、外径1.9■の第1の樹脂層32を被覆する。
次に、芯金15上および上記第1の樹脂N32上に、第
1の樹脂層32に比して可撓性の比較的小なる樹脂材料
からなる第2の樹脂M34を被覆成形する.この第2の
樹脂層34は、長さLlの本体部33および長さL2の
先端部31にわたって連続的に被覆される.例えば、外
径2.3msの第2の樹脂層34を、芯金15と第1の
樹脂層32の上面に被覆する. 次に、上記第1の樹脂層32および第2の樹脂層34か
ら芯金15を引抜き、泌要な長さに切断し、カテーテル
30を得る.すなわち、第1の樹脂層32と第2の樹脂
層34が重なっている部分を先端部31とし、第2の樹
脂層34のみからなっている部分を本体部33として用
いる。例えば,第1の樹脂層32に曲げ弾性率1, 0
00〜1,400Kg/am” 、好ましくは1,20
0Kg/am”のポリアミドエラストマーを用い、第2
の樹脂層34に曲げ弾性率2,800〜3,200Kg
/cm2 好ましくは3, 000κg/c@”のポ
リアミドエラストマーを用いるものとすれば、可撓性が
比較的小なる本体部33と可撓性が比較的大なる先端部
31からなるカテーテル30を得ることが可能となる.
すなわち、上記製遣方法によれば、本発明に係るカテー
テル30を容易に製造することが可能となる.なお、カ
テーテル30の構成材料としては、ポリアミドエラスト
マーに限らず、ポリウレタンエラストマー、ボリエステ
ルエラストマー、ポリエチレン等の可撓性プラスチック
を広く用いることが可能である。
1の樹脂層32に比して可撓性の比較的小なる樹脂材料
からなる第2の樹脂M34を被覆成形する.この第2の
樹脂層34は、長さLlの本体部33および長さL2の
先端部31にわたって連続的に被覆される.例えば、外
径2.3msの第2の樹脂層34を、芯金15と第1の
樹脂層32の上面に被覆する. 次に、上記第1の樹脂層32および第2の樹脂層34か
ら芯金15を引抜き、泌要な長さに切断し、カテーテル
30を得る.すなわち、第1の樹脂層32と第2の樹脂
層34が重なっている部分を先端部31とし、第2の樹
脂層34のみからなっている部分を本体部33として用
いる。例えば,第1の樹脂層32に曲げ弾性率1, 0
00〜1,400Kg/am” 、好ましくは1,20
0Kg/am”のポリアミドエラストマーを用い、第2
の樹脂層34に曲げ弾性率2,800〜3,200Kg
/cm2 好ましくは3, 000κg/c@”のポ
リアミドエラストマーを用いるものとすれば、可撓性が
比較的小なる本体部33と可撓性が比較的大なる先端部
31からなるカテーテル30を得ることが可能となる.
すなわち、上記製遣方法によれば、本発明に係るカテー
テル30を容易に製造することが可能となる.なお、カ
テーテル30の構成材料としては、ポリアミドエラスト
マーに限らず、ポリウレタンエラストマー、ボリエステ
ルエラストマー、ポリエチレン等の可撓性プラスチック
を広く用いることが可能である。
なお、所望によりカテーテル30の外表面に生体適合性
のある材料、例えばシリコーン樹脂、シリコーンーウレ
タン共重合体、セグメントポリウレタン等の層を設ける
ことによりさらに生体適合性に優れたカーテンを得るこ
とかできる.また、本発明に係るカテーテルの製造方法
においては、第1の屑を成形後、その内部に芯棒を挿入
し、それらの上に第2の層を被覆成形し、その後芯棒を
引抜くようにしてもよい. ■ 発明の具体的効果 以上のように、本発明の第1は、可撓性が比較的小なる
管状本体部と、可撓性が比較的大なる管状先端部とが軸
方向に一体に成形されてなるカテーデルにおいて、該先
端部にに内層として存在し、可撓性を比較的大とする管
状の第1の層と、該本体部および該先端部に連続して存
在し、該第1の層上に一部を一体的に被覆成形され、可
撓性を比較的小とする管状の第2の層とからなり、註第
1の層の内面と該第2の層の内面は少なくとも該両層の
境界部において滑らかに連続してなるようにしたもので
ある.したがって、本発明の第1によれば、本体部と先
端部とが確実にかつ両者間に段差を形成することなく一
体成形されてなるカテーテルを得ることが可能となる. よって、カテーテルの本体部と先端部の境界部は滑らか
であり、血管等への挿入を円滑に行うことができる.ま
た、両者間に段差がないことにより血液に対して悪影響
を与えることがなく、血管内での血液凝固すなわち血栓
を生じさせたりすることがない.さらに,本体部と先端
部の夫々は切れ目がなく連続して成形されているため、
両者を接着剤等により接続した場合のような接続不良に
よる両者の離脱といった危険がない. また、本体部と先端部はその内面が境界部において滑ら
かに連続しているため、ガイドワイヤ等への挿入も円滑
に行うことができる. また、本発明の第2は、可撓性が比較的小なる管状本体
部と、可撓性が比較的大なる管状先端部とが軸方向に一
体に成形されてなるカテーテルの製造方法において、該
先端部に内層として存在し、可撓性を比較的大とする管
状の第1の層を成形し、該本体部および該先端部に連続
して存在し、可撓性を比較的小とする第2の層を該第1
の層を貫通して位置させた芯棒上および該第1の層上に
被覆成形し、その後、該第1の層および該第2の層から
該芯棒な引抜き、該第1の層の内面と該第2の層の内面
を少なくとも該両層の境界部において滑らかに連続させ
るようにしたものである。
のある材料、例えばシリコーン樹脂、シリコーンーウレ
タン共重合体、セグメントポリウレタン等の層を設ける
ことによりさらに生体適合性に優れたカーテンを得るこ
とかできる.また、本発明に係るカテーテルの製造方法
においては、第1の屑を成形後、その内部に芯棒を挿入
し、それらの上に第2の層を被覆成形し、その後芯棒を
引抜くようにしてもよい. ■ 発明の具体的効果 以上のように、本発明の第1は、可撓性が比較的小なる
管状本体部と、可撓性が比較的大なる管状先端部とが軸
方向に一体に成形されてなるカテーデルにおいて、該先
端部にに内層として存在し、可撓性を比較的大とする管
状の第1の層と、該本体部および該先端部に連続して存
在し、該第1の層上に一部を一体的に被覆成形され、可
撓性を比較的小とする管状の第2の層とからなり、註第
1の層の内面と該第2の層の内面は少なくとも該両層の
境界部において滑らかに連続してなるようにしたもので
ある.したがって、本発明の第1によれば、本体部と先
端部とが確実にかつ両者間に段差を形成することなく一
体成形されてなるカテーテルを得ることが可能となる. よって、カテーテルの本体部と先端部の境界部は滑らか
であり、血管等への挿入を円滑に行うことができる.ま
た、両者間に段差がないことにより血液に対して悪影響
を与えることがなく、血管内での血液凝固すなわち血栓
を生じさせたりすることがない.さらに,本体部と先端
部の夫々は切れ目がなく連続して成形されているため、
両者を接着剤等により接続した場合のような接続不良に
よる両者の離脱といった危険がない. また、本体部と先端部はその内面が境界部において滑ら
かに連続しているため、ガイドワイヤ等への挿入も円滑
に行うことができる. また、本発明の第2は、可撓性が比較的小なる管状本体
部と、可撓性が比較的大なる管状先端部とが軸方向に一
体に成形されてなるカテーテルの製造方法において、該
先端部に内層として存在し、可撓性を比較的大とする管
状の第1の層を成形し、該本体部および該先端部に連続
して存在し、可撓性を比較的小とする第2の層を該第1
の層を貫通して位置させた芯棒上および該第1の層上に
被覆成形し、その後、該第1の層および該第2の層から
該芯棒な引抜き、該第1の層の内面と該第2の層の内面
を少なくとも該両層の境界部において滑らかに連続させ
るようにしたものである。
したかって、本発明の第2によれば−、可撓性の異なる
本体部と先端部とが確実にかつ両者間に段差を形成する
ことなく一体成形されてなるカテーテルを容易に製造す
ることが可能となる.また本体部と先端部の内面をその
境界部において滑らかに連続して形成することができる
.さらに本体部の曲げ弾性率を2,800〜3, 20
0κg/cta”、好ましくは3,DOOKg/c+*
”とすることにより、カテーテルを血管内に挿入すると
きに押し進める力を先端部に適確に伝えることができる
。また、先端部の曲げ弾性率1,QOQ〜1, 400
Kg/am”、好ましくは l, 200κg/am”
とすることにより、カテーテルを血管内に挿入するとき
に血管壁を傷つけることなく挿入可能な可撓性を与える
ことができる.
本体部と先端部とが確実にかつ両者間に段差を形成する
ことなく一体成形されてなるカテーテルを容易に製造す
ることが可能となる.また本体部と先端部の内面をその
境界部において滑らかに連続して形成することができる
.さらに本体部の曲げ弾性率を2,800〜3, 20
0κg/cta”、好ましくは3,DOOKg/c+*
”とすることにより、カテーテルを血管内に挿入すると
きに押し進める力を先端部に適確に伝えることができる
。また、先端部の曲げ弾性率1,QOQ〜1, 400
Kg/am”、好ましくは l, 200κg/am”
とすることにより、カテーテルを血管内に挿入するとき
に血管壁を傷つけることなく挿入可能な可撓性を与える
ことができる.
第1図は一般のカテーテルを示す平面図,第2図は本発
明の一実施例に係るカテーテルを示す断面図、第3図(
A)および(B)は同実施例に係るカテーテルの製造過
程を示す断面図である。 15・・・芯金、 30・・・カテーテル、 3 1 −・・先端部、 32・・・第1の樹脂層、 33・・・本体部、 34・・・第2の樹脂層.
明の一実施例に係るカテーテルを示す断面図、第3図(
A)および(B)は同実施例に係るカテーテルの製造過
程を示す断面図である。 15・・・芯金、 30・・・カテーテル、 3 1 −・・先端部、 32・・・第1の樹脂層、 33・・・本体部、 34・・・第2の樹脂層.
Claims (4)
- (1)可撓性が比較的小なる管状本体部と、可撓性が比
較的大なる管状先端部とが軸方向に一体に成形されてな
るカテーテルにおいて、該先端部にに内層として存在し
、可撓性を比較的大とする管状の第1の層と、該本体部
および該先端部に連続して存在し、該第1の層上に一部
を一体的に被覆成形され、可撓性を比較的小とする管状
の第2の層とからなり、該第1の層の内面と該第2の層
の内面は少なくとも該両層の境界部において滑らかに連
続してなることを特徴とするカテーテル。 - (2)本体部の曲げ弾性率が2,800〜3,200K
g/cm^2であり、先端部の曲げ弾性率が1,000
〜1,400Kg/cm^2である特許請求の範囲第1
項記載のカテーテル。 - (3)可撓性が比較的小なる管状本体部と、可撓性が比
較的大なる管状先端部とが軸方向に一体に成形されてな
るカテーテルの製造方法において、該先端部に内層とし
て存在し、可撓性を比較的大とする管状の第1の層を成
形し、該本体部および該先端部に連続して存在し、可撓
性を比較的小とする第2の層を該第1の層を貫通して位
置させた芯棒上および該第1の層上に被覆成形し、その
後、該第1の層および該第2の層から該芯棒を引抜き、
該第1の層の内面と該第2の層の内面を少なくとも該両
層の境界部において滑らかに連続させることを特徴とす
るカテーテルの製造方法。 - (4)本体部の曲げ弾性率が2,800〜3,200K
g/cm^2であり、先端部の曲げ弾性率が1,000
〜1,400Kg/cm^2である特許請求の範囲第3
項記載のカテーテルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002438A JPH02232065A (ja) | 1983-07-18 | 1990-01-11 | カテーテルとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58129351A JPS6021767A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | カテ−テルとその製造方法 |
JP2002438A JPH02232065A (ja) | 1983-07-18 | 1990-01-11 | カテーテルとその製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58129351A Division JPS6021767A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | カテ−テルとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02232065A true JPH02232065A (ja) | 1990-09-14 |
JPH0374588B2 JPH0374588B2 (ja) | 1991-11-27 |
Family
ID=26335804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002438A Granted JPH02232065A (ja) | 1983-07-18 | 1990-01-11 | カテーテルとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02232065A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004209243A (ja) * | 2002-12-31 | 2004-07-29 | Abbott Lab Vascular Enterprises Ltd | カテーテルおよびカテーテルの製造方法 |
JP2012527935A (ja) * | 2009-05-28 | 2012-11-12 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 気管切開チューブ |
-
1990
- 1990-01-11 JP JP2002438A patent/JPH02232065A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004209243A (ja) * | 2002-12-31 | 2004-07-29 | Abbott Lab Vascular Enterprises Ltd | カテーテルおよびカテーテルの製造方法 |
US7972324B2 (en) | 2002-12-31 | 2011-07-05 | Abbott Laboratories Vascular Enterprises Limited | Catheter and method of manufacturing same |
JP2012527935A (ja) * | 2009-05-28 | 2012-11-12 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 気管切開チューブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0374588B2 (ja) | 1991-11-27 |
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