JP3073713B2 - 留置針セット - Google Patents

留置針セット

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JP3073713B2
JP3073713B2 JP09288745A JP28874597A JP3073713B2 JP 3073713 B2 JP3073713 B2 JP 3073713B2 JP 09288745 A JP09288745 A JP 09288745A JP 28874597 A JP28874597 A JP 28874597A JP 3073713 B2 JP3073713 B2 JP 3073713B2
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十二郎 御澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟な合成樹脂か
らなる針先を具えた使い捨てタイプの留置針セットに関
し、特に、内針を後退させシリンダーに内蔵させたまま
とすることによって、内針の除去作業を不要とし、さら
に、内針を内蔵させたことによる不利益、すなわち、内
針の針管内部を薬液等が経由することに基づく流路抵抗
の増大という欠点のない留置針セットに関する。
【0002】また、本発明は、別個に成形したシリンダ
と外針とを一体的に固着して形成することにより、部品
点数の減少及び加工性の向上を図って製造コストの低廉
化を実現するとともに、資源の有効活用も図ることがで
きる留置針セットに関する。
【0003】
【従来の技術】これまで、合成樹脂製の可撓性外針を外
側に具えた金属製の内針の針先を、患者に刺通すること
により、内針と共に外針の針先を血管内に挿入し、その
後、内針のみを取り去り、残された外針の針基に連絡チ
ューブを接続し、それらを介して点滴その他の処置を行
う留置針セットが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の留置針セットでは、血管に外針を刺通した状
態でその内針のみを取り除き、その後、外針の針基に連
絡チューブを接続するという手順が採られていたため、
感染防止その他の点で煩雑かつ慎重な作業が要求される
という問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、内針を後
退させシリンダーに内蔵させたままとすることによっ
て、内針の除去作業を不要とし、さらに、内針を内蔵さ
せたことによる不利益、即ち、内針の針管内部を薬液等
が経由することに基づく流路抵抗の増大という欠点のな
い留置針セットの提供を目的とする。
【0006】また、本発明は、別個に成形したシリンダ
と外針とを一体的に固着して形成することにより、部品
点数の減少及び加工性の向上を図って製造コストの低廉
化を実現するとともに、資源の有効活用も図ることがで
きる留置針セットの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の留置針セットは、一側に、先端
が開口した可撓性の外針を有する管状のシリンダと、一
側に内針を具えるとともに、他側に連絡チューブが接続
される開口を具え、前記シリンダ内に進退自在に挿入さ
れて、前記内針が前記シリンダの外針先端から出没自在
に突出するプランジャとを具備し、前記外針の先から内
針の針先が突出する穿刺位置と、前記内針が後退してシ
リンダ内に収納される留置位置との間を相対的に摺動可
能となるように、前記シリンダに対して前記プランジャ
が挿入されるとともに、前記プランジャに、前記シリン
ダの内壁面に摺接するピストンを具え、このプランジャ
のピストン前方に前記シリンダ内に開口する孔を穿設
し、かつ、このプランジャ内に前記孔と前記連絡チュー
ブが接続される開口とを連通する導通路を形成し、前記
シリンダと外針とが別体に形成され、かつ、この別体の
シリンダと外針が固着されて一体をなす構成としてあ
る。
【0008】また、請求項2記載の留置針セットは、前
記外針の後端部が、コーン状に拡大形成されるととも
に、前記シリンダの先端部分に、このコーン状の外針後
端部の内側に嵌合する金属製のブッシュを配設し、この
ブッシュが前記外針の後端部に嵌合することにより、前
記シリンダと外針が固着されて一体をなす構成としてあ
る。
【0009】また、請求項3記載の留置針セットは、前
記外針の後端部が前記シリンダの先端部に係入されると
ともに熱溶着されることにより、前記シリンダと外針が
固着されて一体をなす構成としてある。
【0010】また、請求項4記載の留置針セットは、前
記外針の後端部が前記シリンダの先端部に係入されると
ともに高周波加熱により熱溶着されることにより、前記
シリンダと外針が固着されて一体をなす構成としてあ
る。
【0011】また、請求項5記載の留置針セットは、前
記外針の後端部が前記シリンダの先端部に係入されると
ともに接着剤に接着されることにより、前記シリンダと
外針が固着されて一体をなす構成としてある。
【0012】また、請求項6記載の留置針セットは、前
記外針が、合成樹脂部材からなる構成としてある。
【0013】また、請求項7記載の留置針セットは、前
記シリンダと外針が、同一の材料により形成された構成
としてある。
【0014】さらに、請求項8記載の留置針セットは、
前記プランジャの他側に、当該プランジャを進退操作す
る管状のピストン棒を具え、このピストン棒により前記
導通路が形成された構成としてある。
【0015】このような構成からなる本発明の留置針セ
ットによれば、内針を後退させシリンダーに内蔵させた
ままとすることによって、内針の除去作業を不要とし、
さらに、内針を内蔵させたことによる不利益、即ち、内
針の針管内部を薬液等が経由することに基づく流路抵抗
の増大という欠点もない。
【0016】また、合成樹脂からなる外針とシリンダと
を高周波加熱等の手段により熱溶着して一体とすること
で、部品点数を少なくすることができるとともに、シリ
ンダ側へ外針の針基を挿入しこれを加熱するのみでシリ
ンダと外針を固着することができるので、製造工程が簡
略化される。これによって、迅速かつ確実に外針とシリ
ンダを固着させることができ、製造ミスが発生すること
もなく、歩留まりの良い製品を提供できる。
【0017】さらに、本発明では、外針とシリンダを同
一の合成樹脂部材により形成することで、使い捨てられ
た外針とシリンダは、直ちに一括して再生処理にかける
ことができ、資源の有効活用を容易に行うことも可能と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の留置針セットの実
施形態について、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の第一実施形態にかかる
留置針セットを、図1を参照して説明する。図1は、本
発明の留置針セットの第一実施形態を模式的に示す断面
図であり、(a)は内針及び外針が穿刺位置にある状態
を、(b)は外針が留置位置にある状態を示している。
【0019】同図に示す本実施形態にかかる留置針セッ
ト1は、透明又は半透明の合成樹脂からなるシリンダ2
と、このシリンダ2の中空部に前進、後退可能に納めら
れているプランジャ3とを備えている。シリンダ2の先
端には外針4が連続して固着されている。
【0020】ここで、本実施形態の留置針セット1で
は、シリンダ2と外針4とが別体に構成されている。す
なわち、透明又は半透明の合成樹脂からなるシリンダ2
の筒先には、透明又は半透明のポリウレタンや塩化ビニ
ル等の可撓性合成樹脂からなる別体の外針4が取り付け
られている。
【0021】なお、本明細書において、合成樹脂とは合
成ゴムをも包含する概念である。また、シリンダ2と外
針4とを同一の合成樹脂等の部材により形成することも
でき、後述する第三実施形態のような場合には、外針と
シリンダを同一の合成樹脂部材により形成することで、
使い捨てられた外針とシリンダを一括して再生処理にか
けることができる。
【0022】外針4は、別途成形された可撓性樹脂針管
の一端に肉薄の針先が形成され、多端にコーン状に拡大
した針基41が形成されている。この拡大された針基4
1の内側に対して、対応する形状のステンレス製のブッ
シュ23が、シリンダ2の先端に取り付けられている。
そして、外針4の針基41とブッシュ23が圧入状態で
係合され、これによってシリンダ2の筒先に外針4の針
基41が固着されている。
【0023】このように外針4が一体的に固着されたシ
リンダ2内には、プランジャ3が配設されている。この
プランジャ3は、シリンダ2の中心の空隙内を前進及び
後退可能に配置されており、中間部にピストン5を具え
るとともに、このピストン5の先部には合成樹脂製の突
部51が設けられ、この突部51の先端に金属製の中実
内針7が植立固定されている。さらに、このピストン5
の後方には、これを前後方向に摺動操作するための可撓
性樹脂からなる別体の中空のピストン棒9が接続固定さ
れている。
【0024】プランジャ3のピストン5,ピストン棒
9,突部51の中心部の軸線方向には、これらを一体的
に貫通する導通路8が形成されている。この導通路8の
一端は、ピストン5より先端側の突部51に設けられて
いるシリンダ2内に開口する孔8aと連通しており、ま
た、他端は、ピストン棒9の後端開口8bと連通してい
る。
【0025】このようなシリンダ2とプランジャ3と
は、従来公知の注射器と同様に組み合わされて、本発明
にかかる留置針本体を構成している。この留置針本体の
後端、すなわち、プランジャ3のピストン棒後端開口8
bには、従来の留置針と同様に、適当なコネクタ及び/
又は開閉コックを介して連絡チューブ(いずれも図示せ
ず)が接続されるようになっている。
【0026】そして、シリンダ2内のプランジャ3は、
外針4の先端から内針7の針先が突出した穿刺位置(図
1(a)に示す状態)から、シリンダ2内に内針7が後
退して(図1(b)に示す状態)、シリンダ2内に収納
されて、内針7の針先と外針4及び内針7とシリンダ2
の内壁面との間に、それぞれ薬液等の流路が形成される
留置位置まで、相対的に摺動可能に組み合わされてい
る。
【0027】また、シリンダ2の後端部の内壁には一対
の係止突起24,24(詳しくは後述する図2(b)参
照)が形成してある。そして、これら係止突起24の間
にピストン5を挟むことにより、プランジャ3を留置位
置に固定し、この留置位置を越えてプランジャ3が後退
されることを阻止し、また一旦、留置位置まで後退され
たプランジャ3の再前進を阻止している(図1(b)参
照)。
【0028】次に、このような構成からなる本実施形態
にかかる留置針セットの作用について説明する。図1
(a)に示す穿刺位置においては、外針4の先端から突
出した内針7の針先を先導役として、二重構造の留置針
の針先を血管に刺通し、プランジャ3を少し後退操作す
ることによって、血液のフラッシュバックを透明又は半
透明の外針4を介して確認する。
【0029】その後、プランジャ3を図1(b)に示す
留置位置まで完全に後退させると、ピストン5がシリン
ダ2側部材の対応する一対の突起24の中間に位置す
る。これによって、プランジャ3の前進及び脱落が阻止
される。
【0030】この状態では、内針7がシリンダ2の中へ
後退して収納され、その針先は金属製のブッシュ23に
よって保護されている。また、外針4の針先とプランジ
ャ3の後端開口8bとは導通路8を介して連通されてい
る。
【0031】このように本実施形態の留置針セットによ
れば、内針を取り除いた後に連絡チューブを外針に接続
するという操作が不要になり、従来品に比べて操作が簡
単で、特に血液を感染源とする疫病の予防に役立つ。ま
た、内針内空部を経由することによる流路抵抗の増加を
阻止することができ、その分だけ施術の際の患者の負担
を軽減させることができる。
【0032】[第二実施形態]次に、本発明の第二実施
形態に係る留置針セットを、図2を参照しつつ説明す
る。図2は、本発明の留置針セットの第二実施形態を模
式的に示す拡大断面図であり、(a)は内針及び外針が
穿刺位置にある状態の先端部を、(b)は外針が留置位
置にある状態の後端部を示している。
【0033】ここで、本実施形態の留置針セットは、基
本的に第一実施形態と同様であり、異なるのはプランジ
ャの先端に植立された内針7が通常の針と同様に中空に
なっている点である。そのため、図2においては、図1
に示した第一実施形態と同一の構成部品には同一の符号
を付し、その説明は省略する。
【0034】同図に示す本実施形態の留置針セットで
は、図2(a)に示す穿刺位置において、外針4の先端
から突出した内針7の針先を先導役として二重構造の留
置針針先を血管に刺通し、血液が内針内を通ったことを
視認して、血管のフラッシュバックを確認することがで
きる。このとき、内針7が血管を刺通した直後にバック
ラッシュを確認できるので、第一実施形態の場合よりも
早く確認することができる。
【0035】そして、図2(b)に示すような留置位置
にまでプランジャ3を後退させてロックさせ、プランジ
ャ3の後端から外針7の先端までを連通させ、プランジ
ャの後端に接続した連絡チューブから薬液を血管に注入
したり、血液を連絡チューブに取り出す操作を行うこと
ができる。
【0036】[第三実施形態]第三実施形態にかかる留
置針セットを図3を参照して説明する。本発明の留置針
セットの第三実施形態を模式的に示す断面図であり、
(a)は内針及び外針が穿刺位置にある状態を、(b)
は外針が留置位置にある状態を示している。
【0037】ここで、本実施形態にかかる留置針セット
は、上述した第一実施形態を改良したものであり、外針
とシリンダの固定手段として、金属製のブッシュを廃し
て、外針とシリンダを熱溶着の手段により一体的に固着
したものである。その他の構成部分については、上述し
た第一実施形態とほぼ同様の構成となっている。したが
って、第一実施形態の留置針セットと同一の構成部品に
ついては同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0038】同図に示すように、本実施形態の留置針セ
ット1では、シリンダ2と外針4とが別体に構成される
とともに、そして、外針4の後端部(針基)をシリンダ
2の先端部に係入するとともに、これを高周波加熱によ
り熱溶着することによって、シリンダ2の筒先に外針4
の後端が固着されるようになっている。
【0039】ここで、本実施形態では、局部加熱が容易
で、しかも温度のコントロールも容易となることから、
高周波加熱による熱溶着によって外針4とシリンダ2を
固着してある。ただし、高周波加熱による他、マイクロ
波加熱や赤外線加熱等、外針4とシリンダ2とを熱溶着
できる手段であれば、どのようなものであってもよい。
【0040】このような構成からなる本実施形態の留置
針セットによれば、合成樹脂からなる外針4とシリンダ
2とを高周波加熱等の手段により熱溶着して一体として
あるので、上述した第一実施形態のようにステンレス製
のブッシュ23を用いて外針4とシリンダ2を固着する
場合と比較して部品点数を減少させることができる。
【0041】また、このように外針4とシリンダ2を熱
溶着により一体的に固着する構造により、製造工程は、
シリンダ2側へ外針4の後端側針基を挿入しこれを加熱
する工程のみとなり、製造工程が簡略化され、迅速かつ
確実に外針4とシリンダ2を固着させることができると
ともに、製造ミスの発生も少なくなり、より歩留まりの
良い製品を提供することができる。
【0042】さらに、本実施形態では、外針4とシリン
ダ2を同一の合成樹脂部材のみにより形成することがで
きるので、金属製のブッシュを取り除くといった作業を
必要とすることなく、使い捨てられた外針とシリンダ
は、直ちに一括して再生処理にかけることができ、資源
の有効活用を容易に行うことも可能となる。
【0043】なお、図3に示した本実施形態では、第一
実施形態の場合と同様、プランジャ先端の内針7は中実
のものを採用してあるが、これを上述した第二実施形態
の場合と同様、通常の針と同じ中空とすることもでき
る。
【0044】図4は、本実施形態の内針7を中空にした
実施形態を模式的に示す拡大断面図であり、(a)は内
針及び外針が穿刺位置にある状態の先端部を、(b)は
外針が留置位置にある状態の後端部を示している。この
ような中空の内針7を用いることにより、本実施形態の
留置針セットにおいても、第二実施形態の場合と同様の
効果を得ることができる。
【0045】なお、以上説明した本発明の第三実施形態
では、外針4とシリンダ2を熱溶着により一体化してお
り、また、上述した第一及び第二実施形態においては、
外針4はシリンダ2に対して金属製のブッシュ23で嵌
合固定してあるが、このような熱溶着手段や金属製ブッ
シュを使用せず、他の手段、例えばエポキシ系接着剤等
の接着剤で固定したり、注射針と注射筒の結合手段とし
て用いられている公知の方法によって外針4とシリンダ
2を一体的に構成することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の留針セット
によれば、内針を後退させシリンダーに内蔵させたまま
とすることによって、内針の除去作業を不要とし、さら
に、内針を内蔵させたことによる不利益、即ち、内針の
針管内部を薬液等が経由することに基づく流路抵抗の増
大という欠点もなくすことができる。
【0047】また、本発明によれば、シリンダと外針と
を、合成樹脂材を一体的に固着して形成することによ
り、部品点数の減少及び加工性の向上を図って製造コス
トの低廉化を実現するとともに、資源の有効活用も図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の留置針セットの第一実施形態を模式的
に示す断面図であり、(a)は内針及び外針が穿刺位置
にある状態を、(b)は外針が留置位置にある状態を示
している。
【図2】本発明の留置針セットの第二実施形態を模式的
に示す拡大断面図であり、(a)は内針及び外針が穿刺
位置にある状態の先端部を、(b)は外針が留置位置に
ある状態の後端部を示している。
【図3】本発明の留置針セットの第三実施形態を模式的
に示す断面図であり、(a)は内針及び外針が穿刺位置
にある状態を、(b)は外針が留置位置にある状態を示
している。
【図4】本発明の留置針セットの第三実施形態の他の実
施形態を模式的に示す拡大断面図であり、(a)は内針
及び外針が穿刺位置にある状態の先端部を、(b)は外
針が留置位置にある状態の後端部を示している。
【符号の説明】
1 留置針セット 2 シリンダ 3 プランジャ 4 外針 7 内針 8 導通路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に、先端が開口した可撓性の外針を
    有する管状のシリンダと、 一側に内針を具えるとともに、他側に連絡チューブが接
    続される開口を具え、前記シリンダ内に進退自在に挿入
    されて、前記内針が前記シリンダの外針先端から出没自
    在に突出するプランジャとを具備し、 前記外針の先から内針の針先が突出する穿刺位置と、前
    記内針が後退してシリンダ内に収納される留置位置との
    間を相対的に摺動可能となるように、前記シリンダに対
    して前記プランジャが挿入されるとともに、 前記プランジャに、前記シリンダの内壁面に摺接するピ
    ストンを具え、このプランジャのピストン前方に前記シ
    リンダ内に開口する孔を穿設し、かつ、このプランジャ
    内に前記孔と前記連絡チューブが接続される開口とを連
    通する導通路を形成し、 前記シリンダと外針とが別体に形成され、かつ、この別
    体のシリンダと外針が固着されて一体をなすことを特徴
    とする留置針セット。
  2. 【請求項2】 前記外針の後端部が、コーン状に拡大形
    成されるとともに、前記シリンダの先端部分に、このコ
    ーン状の外針後端部の内側に嵌合する金属製のブッシュ
    を配設し、 このブッシュが前記外針の後端部に嵌合することによ
    り、前記シリンダと外針が固着されて一体をなす請求項
    1記載の留置針セット。
  3. 【請求項3】 前記外針の後端部が前記シリンダの先端
    部に係入されるとともに熱溶着されることにより、前記
    シリンダと外針が固着されて一体をなす請求項1記載の
    留置針セット。
  4. 【請求項4】 前記外針の後端部が前記シリンダの先端
    部に係入されるとともに高周波加熱により熱溶着される
    ことにより、前記シリンダと外針が固着されて一体をな
    す請求項1記載の留置針セット。
  5. 【請求項5】 前記外針の後端部が前記シリンダの先端
    部に係入されるとともに接着剤に接着されることによ
    り、前記シリンダと外針が固着されて一体をなす請求項
    1記載の留置針セット。
  6. 【請求項6】 前記外針が、合成樹脂部材からなる請求
    項1,2,3,4又は5記載の留置針セット。
  7. 【請求項7】 前記シリンダと外針が、同一の材料によ
    り形成された請求項1,2,3,4,5又は6記載の留
    置針セット。
  8. 【請求項8】 前記プランジャの他側に、当該プランジ
    ャを進退操作する管状のピストン棒を具え、 このピストン棒により前記導通路が形成された請求項
    1,2,3,4,5,6又は7記載の留置針セット。
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