JPH0541012U - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ４本の照明器具単体を方形状に組み立てなる
照明器具において、天井部分に取り付けるための作業を
容易とするとともに、その取り付けに使用する吊りボル
トの使用数を少なくすることを目的とする。 【構成】 一対の照明器具単体を、それぞれ別個に平行
に吊りボルトに取り付ける。取り付けられた照明器具単
体に、別の一対の照明器具単体を連結して固定する。こ
のように固定することによって別の一対の照明器具単体
を取り付けるための吊りボルトは不要となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の詳細な説明】

本考案は照明器具、特に方形状に組み立てられた照明器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

この種照明器具において、４本の照明器具単体を方形状に組み立てた構成が知 られている。このような照明器具は建築物の天井部分から吊り下がるように取り 付けられた吊りボルトによって取り付けられる。その照明器具の下端面は、別の 吊りボルトによって取り付けられる天井面と同じ高さ位置とされる。

【０００３】 ところで従来では予め照明器具単体の４本を方形状に組み立てておき、これを そのまま持ち上げて吊りボルトに取り付けるようにしていた。このように組み立 てられた照明器具は相当の重量となるので、その持上作業並びに吊りボルトへの 取付作業は極めて面倒であり、そのため４人〜６人の作業者を必要とし、しかも その取り付けに多大の時間を要している。

【０００４】 また各照明器具単体をそれぞれ吊りボルトに取り付けるようにしており、１本 の照明器具単体に最低２本の吊りボルトを必要としているので、照明器具全体と しては少なくとも８本の吊りボルトが必要となる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、方形状に構成された照明器具を天井面に取り付けるにあたり、その 取付作業の容易化並びに吊りボルトの使用数の減少化を図ることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、２本の長尺の照明器具単体と、２本の短尺の照明器具単体とからな り、２本の長尺の照明器具単体を互いに平行にして吊りボルトに取り付け、２本 の短尺の照明器具単体のそれぞれを、その各端面が各長尺の照明器具単体の端部 の側面に当接するようにして方形状となるように配置し、各短尺の照明器具単体 の端面を各長尺の照明器具単体の側面の当接部分で互いに固定してなることを特 徴とする。

【０００７】

【作用】

２本の長尺の照明器具単体は互いに平行となるように、それぞれ別個に吊りボ ルトに取り付けられる。各照明器具単体は別個に取り付けられるので、その取付 作業は、予め方形状に組み立てられている照明器具を持ち上げ、かつ吊りボルト に取り付ける作業に比較して極めて簡単となる。

【０００８】 このようにして取り付けられた２本の長尺の照明器具単体に対して、２本の短 尺の照明器具単体を、その各端面が長尺の照明器具単体の端部側面に当接するよ うに配置する。この配置によって各照明器具単体が方形状の配置構成となる。そ してその各当接個所で、照明器具単体同志を互いに固定する。この固定によって 短尺の照明器具単体は長尺の照明器具単体に支持される。したがってその支持の ための吊りボルトは不要となり、それだけ吊りボルトの使用数は少なくてすむよ うになる。

【０００９】

【実施例】

本考案の実施例を図によって説明する。１、２は長尺の照明器具単体、３、４ は短尺の照明器具単体である。各照明器具単体は断面をコ字状とする器具本体か らなり、内部にソケット５を備え、このソケット５によって蛍光ランプ（図示し ていない。）が支持される。そして最終的にはこれら照明器具単体を図３に示す ように、方形状に組み立てることによって照明器具が構成される。

【００１０】 照明器具単体１、２は最初に吊りボルト６にそれぞれ別個に、かつ互いに平行 となるように取り付けられる。このように各照明器具単体１、２は別個に取り付 けることができるので、その取付作業は１人〜２人の作業者で十分可能である。

【００１１】 ついで照明器具単体３、４を、その端面７が照明器具単体１、２の各端部にお ける側面８に当接するように配置する。この配置によって、各照明器具単体が方 形状の配置構成となる。この配置状態で前記した当接個所において互いに連結固 定する。

【００１２】 この連結固定のためには、図示する例では、照明器具単体３、４の端面７に、 切り込みを入れて押し出すことによりブリッジ部９を形成する。また照明器具単 体１、２の端部における側面８には窓１０を開け、この窓１０の上縁に下方に向 かって延びる突出部１１を形成する。

【００１３】 そしてブリッジ部９を窓１０に挿入し、そのあと照明器具単体３、４を押し上 げて、ブリッジ部９内に突出部１１を挿通させて係合させる。これによって照明 器具単体１、２の側面に照明器具単体３、４の端面が当接された状態で固定連結 されることになる。したがって照明器具単体３、４の取り付けに、従来のように 専用の吊りボルトは不要となる。

【００１４】 なお照明器具単体３、４を押し上げてブリッジ部９と突出部１１とを係合させ た場合、その係合後においてその係合が緩んで、ブリッジ部９が突出部１１より 抜け出て照明器具単体３、４が落下するのを防止するために、ビス１２によって 端面７と側面８とを固定しておくようにしておくとよい。

【００１５】 また前記のように照明器具単体３、４を押し上げてブリッジ部９と突出部１１ とを係合させているが、これは照明器具単体１、２の上壁と天井部分との間の間 隔がほとんどなく、そのため照明器具単体３、４を照明器具単体１、２より高く 押し上げられないこともあり得るためである。

【００１６】 前記間隔が十分広ければ、突出部１１を窓１０の下縁に上方に向けて延びるよ うに形成しておき、照明器具単体３、４を押し下げるようにして係合させるとよ い。この場合はビス１２による固定は不要である。

【００１７】

【考案の効果】

以上詳述したように本考案によれば、照明器具単体を方形状に組み立てて構成 される照明器具において、その取付作業は簡単となり、また吊りボルトの使用数 も少なくてすむといった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の一部を示す分解斜視図であ
る。

【図２】本考案の実施例の一部を示す斜視図である。

【図３】本考案の実施例の全体を示す斜面図である。

【符号の説明】

１、２ 長尺の照明器具単体 ３、４ 短尺の照明器具単体 ６ 吊りボルト ７ 短尺の照明器具単体の端面 ８ 長尺の照明器具単体の側面 ９ ブリッジ部 １１ 突出部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２本の長尺の照明器具単体と、２本の短
   尺の照明器具単体とからなり、前記２本の長尺の照明器
   具単体を互いに平行にして吊りボルトに取り付け、前記
   ２本の短尺の照明器具単体のそれぞれを、その各端面が
   前記各長尺の照明器具単体の端部の側面に当接するよう
   にして方形状となるように配置し、前記各短尺の照明器
   具単体の端面を前記各長尺の照明器具単体の側面の当接
   部分で互いに固定してなる照明器具。