JPH0540959Y2 - - Google Patents

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JPH0540959Y2
JPH0540959Y2 JP3278189U JP3278189U JPH0540959Y2 JP H0540959 Y2 JPH0540959 Y2 JP H0540959Y2 JP 3278189 U JP3278189 U JP 3278189U JP 3278189 U JP3278189 U JP 3278189U JP H0540959 Y2 JPH0540959 Y2 JP H0540959Y2
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JP
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arm
link
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bevel gear
origin
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は原点割り出し機構を備えたロボツトに
関する。
[従来の技術] 従来、基台と基台に揺動自在に一端が軸承され
た第1アームと、第1アームの他端に揺動自在に
一端が軸承された第2アームとを具備したロボツ
トが知られている。このロボツトは制御部の制御
によりサーボモータに駆動されて作動するもので
ある。
ロボツトには基準座標を初期設定する必要があ
り各アームの原点位置で原点割り出しを行なう。
実開昭59−171095号公報では隣接するアーム相互
の位置関係を決めるための穴又は溝を相互のアー
ム構成品に設け、こられの穴又は溝に棒状部材を
密接に挿入して原点割り出しを行なう方法が採用
されている。また特開昭60−172481号公報では前
記位置関係を決めるために隣接するアーム間に原
点位置で整合するキー溝を設け、キーを挿入して
原点割り出しを行なう方法も開示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかし長尺状物であるアームを上記の方法で位
置決めすると基台から第1アーム、さらには第1
アームから第2アームへと誤差が積算されロボツ
トの原点割り出しを精度よく行なうことができな
いという欠点があつた。
本考案は上記欠点に鑑み案出されたもので精度
よく原点割り出しを行うことのできる原点割り出
し機構を備えたロボツトを提供することを技術課
題とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の原点割り出し機構を備えたロボツトは
基台と、該基台に揺動自在に一端が軸承される第
1アームと、該第1アームの他端に揺動自在に中
腹部が軸承される第2アームと、該第2アームの
一端に設けられた手首部と、該基台に揺動自在に
一端が軸承される第1リンクと、該第2アームの
他端に揺動自在に一端が軸承されるとともに他端
が該第1リンクの他端に軸承される第2リンクと
をもつロボツトにおいて、該第1アームと該第2
アームの原点位置で該第1アームと該基台を位置
決めする第1位置決め係合部、および該第1リン
クと該基台を位置決めする第2位置決め係合部を
設けたことを特徴とする。
[作用] 上記構成により第1アームは基台に軸承され第
2アームを伴なつて揺動する。さらに第2アーム
は第1アームの他端を支軸として第1リンクの基
台に対する揺動とそれに伴う第2リンクの移動に
より他端が付勢されて揺動する。さらに基台の第
1アームを支承する一部が回転することにより第
2アームの一端に設けられた手首部は任意の位置
に移動可能となる。
また第1アームと第2アームの原点位置におい
て第1位置決め係合部により第1アームの基台に
対する位置決めをし、さらに第2位置決め係合部
により第1リンクの基台に対する位置決めをする
ことにより第1アームが基台に対して拘束され第
1アームの原点割り出しができるばかりでなく、
第2リンクにより第2アームが拘束されるため第
2アームの原点割り出しも可能となる。
[実施例] 本実施例の原点割り出し機構を備えたロボツト
は第1図、第2図および第3図に示すように基台
1と、第1アーム2と、第2アーム3と、手首部
4と、第1リンク5と、第2リンク6と、第1ア
ーム2と基台1を位置決めする第1位置決め係合
部7と第1リンク5と基台1を位置決めする第2
位置決め係合部8とからなる。
基台1は、第2図に示すように、床上に載置さ
れるべース11とべース11に保持され旋回自在
なローテータ12とからなる。べース11には上
面中央に突出部11が形成され、この突出部11
1の側面には軸受112が嵌入保持されるととも
に上部には円盤状の平歯車113が一体的に固定
されている。ローテータ12は箱状の枠組構造で
旋回用駆動モータ122(第1図、第3図)を垂
直に保持するモータ保持部121及び後述する第
1アーム2、第1リンク5を揺動させる揺動部1
3を収納保持するギヤボツクス123をもつ。こ
のローテータ12はその下端がべース11のもつ
軸受112に支承されべース11に対し旋回自在
となつており、旋回用駆動モータ122の軸に軸
承された平歯車(図示省略)が平歯車113と噛
合することにより旋回用駆動モータ122に駆動
されて旋回する。
揺動部13は、第3図に示すように、ギヤボツ
クス123内に収納される第1傘歯車131、第
2傘歯車132及びそれらを軸承する軸133と
第1傘歯車131を駆動する第1アーム駆動モー
タ134と第2傘歯車132を駆動する第1リン
ク駆動モータ135とかなる。
ギヤボツクス123は、第2図に示すように、
ギヤボツクス123内部に突出する2つのリング
状のブラケツト部123a,123bをもつ。こ
の2つのブラケツト部123a,123bはそれ
ぞれ背向する第1傘歯車131と第2傘歯車13
2を保持する。詳しくは第1ブラケツト部123
aは軸受136を介して第1傘歯車131の軸部
を保持する。また第2ブラケツト部123bは軸
受137を介して第2傘歯車132の軸部を保持
する。この第1傘歯車131と軸133(第2
図、第3図)の一端とは軸受138を介して軸承
され軸133の他端は第2傘歯車132の軸部に
嵌合され一体的に固定されている。ギヤボツクス
123には上方に延長する突出した2つのバラン
ススプリング取付用ブラケツト123c,123
dをそれぞれもつ。
第1アーム2は揺動部13に軸承されて揺動自
在となつている。即ち第1アーム2の下端の一側
面は第1傘歯車と一体的に結合されるとともに他
の側面は第2傘歯車132に軸受139を介して
保持され第1傘歯車131を駆動する第1アーム
駆動モータ134(第3図)の軸がもつ傘歯車が
第1傘歯車131と噛合することにより駆動され
て揺動する。第1アーム2はその中程で水平方向
に両側に突出したパイプ21を保持し、このパイ
プ21の両端に軸受221を介して回動するリン
グ22c,22dをもつ。一方バランススプリン
グ取付用ブラケツト123c,123dもそれぞ
れ水平に軸部23c,23dをもちこの軸部23
c,23dに軸受241を介して回動するリング
24c,24dをもつ。そしてそれぞれ対応する
リング22cとリング24c、リング22dとリ
ング24dの間に第1アーム2のバランスを保つ
バランススプリング25が介装される。
第1アーム2の上端は、第2図に示すように、
その中央部に凹部が形成されるとともに両側部か
らそれぞれ内側に突出する軸部26をもちこの軸
部26に軸受27を介して第2アーム3の中腹部
に設けられた凸部が回動自在に保持されている。
第2アーム3は上記のように中腹部に突部をも
つ中空の長尺状物で、第1図に示すように、一端
に円筒状の手首部4をもつ。この手首部4は第2
アーム3の他端に設けられた手首部駆動モータ3
1に駆動されて第2アーム3の一端で駆動され
る。
第1リンク5は、第2図および第3図に示すよ
うに、その一端が第2傘歯車132とボルトで締
結されることにより軸133と一体となつて回動
するよう一端が軸133に固定され、第2アーム
3の他端側に伸びる。この第1リンク5は第2傘
歯車132が第1リンク駆動モータ135に駆動
されることによりローテータ12に対して揺動す
る。
第2リンク6は、第3図に示すように、一端が
第1リンク5の他端と軸51により軸受52を介
して軸承されるとともに、他端が、第1図に示す
ように、第2アーム3の手首部駆動モータ31を
もつ他端付近に軸承される。この第2リンク6と
第2アーム3の他端との軸承により第2アーム3
は第1リンク5の揺動に追従して揺動する。
第1位置決め係合部7は、第2図に示すよう
に、バランススプリング取付用ブラケツト123
cに設けられた貫通した挿入孔7aと、第1アー
ム2の原点位置で挿入孔7aと整合する第1アー
ム2に設けられた孔7bと、挿入孔7aと孔7b
に嵌挿されるプラグゲージ7cとからなる。また
第2位置決め係合部8は、第3図に示すように、
第1リンク5の原点位置で第1リンク5の軸51
付近に近接するローテータ12に固定されたブラ
ケツト124に設けられた貫通した挿入孔8a
と、第1リンク5の原点位置で挿入孔8aと整合
する第1リンク5に設けられた孔8bと、挿入孔
8aと孔8bに嵌挿されるプラグゲージ8cとか
らなる。
以下に本実施例の作用について示す。
基台1のローテータ12は、旋回用駆動モータ
122のもつ平歯車が円盤状の平歯車113と噛
合することにより旋回する。これによりまた第1
アーム2は第1アーム駆動モータ134の傘歯車
が第1傘歯車131と噛合することにより駆動さ
れ第1傘歯車131と一体的に揺動する。これに
よりまた第1リンク5は第1リンク駆動モータ1
35の傘歯車が第2傘歯車132と噛合すること
により第2傘歯車132及び軸133と一体的に
揺動する。この第1リンク5の揺動により第2リ
ンク6が移動し第2リンク6の移動により第2ア
ーム3が第1アームに対して揺動する。これら旋
回用駆動モータ122、第1アーム駆動モータ1
34、第1リンク駆動モータ135はCPU等を
もつ図示しない制御部に制御されて作動する。
上記のようなロボツトの動作を行なつた後、各
モータにより第1アーム2及び第2アーム3を当
初のほぼ原点位置に復帰させる。ここでそれぞれ
の挿入孔7aと孔7b、挿入孔8aと孔8bにプ
ラグゲージを挿入し正確な原点割り出しを行な
う。このときプラグゲージにより第1アーム2と
ローテータ12との位置決めが正確に行なわれる
とともに第1リンク5と第2リンク6さらに第2
アーム3が軸承されて正確な位置に固定されるの
で第2アーム3の位置決めが正確に行なわれる。
また、べース11とローテータ12間に原点位
置で整合する孔を設け、この孔にプラグゲージを
嵌挿することによりローテータ12の旋回の原点
割り出しをすることも可能である。
[効果] 本考案は第1アームと第2アームの原点位置で
第1アームと基台を位置決めする第1位置決め係
合部および第1リンクと基台を位置決めする第2
位置決め係合部を設けたことにより、第2アーム
を誤差が累積しないように原点位置の割り出しが
行える効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の原点割り出し機構を備えたロ
ボツトの側面図である。第2図は第1図のA−A
断面図であり、第3図は第1図のB−B断面図で
ある。 1……基台、2……第1アーム、3……第2ア
ーム、4……手首部、5……第1リンク、6……
第2リンク、7……第1位置決め係合部、8……
第2位置決め係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基台と、該基台に揺動自在に一端が軸承される
    第1アームと、該第1アームの他端に揺動自在に
    中腹部が軸承される第2アームと、第2アームの
    一端に設けられた手首部と、該基台に揺動自在に
    一端が軸承される第1リンクと、第2アームの他
    端に揺動自在に一端が軸承されるとともに他端が
    第1リンクの他端に軸承される第2リンクとをも
    つロボツトにおいて、 該第1アームと該第2アームの原点位置で該第
    1アームと該基台を位置決めする第1位置決め係
    合部、および該第1リンクと該基台を位置決めす
    る第2位置決め係合部を設けたことを特徴とする
    原点割り出し機構を備えたロボツト。
JP3278189U 1989-03-23 1989-03-23 Expired - Lifetime JPH0540959Y2 (ja)

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JPH06210586A (ja) * 1993-01-13 1994-08-02 Fanuc Ltd 各軸基準位置設定手段を備えた産業用ロボット

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