JPH0540690U - フランジ付パイプの結合構造 - Google Patents

フランジ付パイプの結合構造

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JPH0540690U
JPH0540690U JP8880891U JP8880891U JPH0540690U JP H0540690 U JPH0540690 U JP H0540690U JP 8880891 U JP8880891 U JP 8880891U JP 8880891 U JP8880891 U JP 8880891U JP H0540690 U JPH0540690 U JP H0540690U
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JP
Japan
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pipe
flange
groove
flanged
expanded
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Pending
Application number
JP8880891U
Other languages
English (en)
Inventor
安 弘 志 貞
村 繁 行 田
Original Assignee
株式会社ヒロテツク
株式会社ユーメツクス
株式会社美和
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプの円周方向の結合力が堅固になされ、
かつ、フランジの位置決めが正確にできるフランジ付パ
イプの結合構造の提供を目的とする。 【構成】 端部を拡径カーリングしたパイプとフランジ
とをかしめ結合したフランジ付パイプにおいて、フラン
ジの内径部に溝部を形成すると共に、フランジの溝部に
適合する凸部をパイプに形成したフランジ付パイプの結
合構造とした。また、フランジの内径面に形成する溝部
を連続波形形状とし、フランジの溝部に適合する凸部を
パイプに形成したフランジ付パイプの結合構造とした。
さらに、フランジの内径面に形成した溝よりも長い溝形
形状でパイプを拡管したフランジ付パイプの結合構造と
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、端部を拡径カーリングしたパイプとフランジを結合したフランジ 付パイプの結合構造に関し、特に、結合面から内側にかけて凹凸を形成させたフ ランジ付パイプの結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パイプ端を拡径カーリングしたパイプとフランジを結合したフランジ付 パイプとして図6で示すようなものがある。 この図6において、フランジ付パイプFは、端部を断面J字形に拡径カーリン グしたパイプ11と、内径側に断面U字形の嵌合溝12aを形成したフランジ1 2とをかしめ加工により一体的に結合したものである。 フランジ12の外周側同心円上には、セットボルト(図示しない)を挿通させ るボルト穴12cが穿孔されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図6に示すようなフランジ付パイプにあっては、パイプの円周方向の結合力が 十分でなく、かつ、フランジの位置決めが完全になされていない等の問題点があ った。
【0004】 この考案は、上記のような点に鑑みてなされたもので、パイプの円周方向の結 合力が堅固になされ、かつ、フランジの位置決めが正確にできるフランジ付パイ プの結合構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案においては、端部を拡径カーリングし たパイプとフランジとをかしめ結合したフランジ付パイプにおいて、フランジの 内径面に溝部を形成すると共に、フランジの溝部に適合する凸部をパイプに形成 したフランジ付パイプの結合構造とした。
【0006】 また、フランジの内径面に形成する溝部を連続波形形状とし、フランジの溝部 に適合する凸部をパイプに形成したフランジ付パイプの結合構造とした。
【0007】 さらに、フランジの内径面に形成した溝よりも長い溝形形状でパイプを拡管し たフランジ付パイプの結合構造とした。
【0008】 さらにまた、パイプを拡管して形成する溝を、長短交互にしたフランジ付パイ プの結合構造とした。
【0009】
【作用】
実施第1例において、かしめ加工時にフランジ2の溝部2aに適合するかしめ 型によってパイプ1が拡管され、そのパイプ1の一部がフランジ2の溝部2aに 膨出し、パイプ1に凸部1bがフランジ2の厚さより長く形成される。
【0010】 実施第2例において、かしめ加工時にフランジ2の波形連続凹凸形状に適合す るかしめ型によってパイプ1が拡管され、そのパイプ1の内面に波形連続凹凸1 cがフランジ2の厚さよりも長く形成される。
【0011】 実施第3例において、かしめ加工時にフランジ2の溝部2aに適合し長短交互 に凸部のあるかしめ型によってパイプ1が拡管され、そのパイプ1の内面に長短 の凸部が交互に形成される。
【0012】
【実施例】
以下、この考案に係るフランジ付パイプの結合構造の実施例について、図面を 参照して詳細に説明する。 図1は、この考案に係るフランジ付パイプの結合構造における実施第1例の正 面図である。図2は、図1(イ)−(イ)線に沿って切断した断面図である。ま た、図3は、実施第1例におけるフランジの斜視図である。
【0013】 図1において、フランジ付パイプAは、端部を拡径カーリングしたパイプ1と 内径部に凹を形成したフランジ2をかしめ加工によって結合する。 パイプ1は、図2で示すように端部を断面J字状に拡径カーリング1aした金 属管である。
【0014】 また、フランジ2は、図3で示すように内径面に溝部2aを90度間隔に4箇 所形成し、パイプ1の拡径カーリング1aの折返し部を嵌合する環状溝2bを設 けると共に、セットボルト3を挿通するボルト穴2cを穿設する。なお、4は接 続するフランジ2′側でセットボルト3に螺合するナットである。 そして、かしめ加工時において、フランジ2の溝部2aに適合するかしめ型に よってパイプ1が拡管され、パイプ1の一部がフランジ2の溝部2aに膨出し、 凸部1bが形成される。 このパイプ1に膨出形成した凸部1bは、フランジ2の厚さより長く形成する 。なお、かしめ加工前のパイプカーリング時において、フランジ2の溝部2bに 適合する凸部1bを拡管成形することによって、かしめ加工時に凸部の変形を防 止させることもできる。
【0015】 図4は、この考案に係るフランジ付パイプの結合構造における実施第2例の正 面図である。 図4において、フランジ付パイプBは、端部を拡径カーリングしたパイプ1と 内径面に波形連続凹凸形状を形成したフランジ2とをかしめ加工によって結合す る。 上記パイプ1は、実施第1例と同じく端部を断面J字状に拡径カーリングした 鋼管である。
【0016】 また、フランジ2は、内径面に半円が連続した形状の波形凹凸形状を形成し、 パイプ1の拡径カーリングの折返し部を嵌合する環溝を設けると共に、セットボ ルト3を挿通させるボルト穴2cを穿設する。 そして、かしめ加工時において、フランジ2の波形連続凹凸形状に適合するか しめ型によってパイプ1が拡管され、そのパイプ1の折返した内側における端部 がフランジ2の波形連続凹凸形状に沿って膨出し、波形連続凹凸1cが形成され る。この波形連続凹凸1cも、フランジ2の厚さよりも長く形成される。
【0017】 図5は、この考案に係るフランジ付パイプの結合構造における実施第3例の断 面図である。 図5において、フランジ付パイプCは、パイプ1の拡管に際し、長短交互の突 状のあるかしめ型によって拡管する。 すると、図5で示すようにパイプ1の内面に長短の溝1d、1bが形成される 。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係るフランジ付パイプの結合構造は、端部を拡径カ ーリングしたパイプとフランジとをかしめ結合したフランジ付パイプにおいて、 フランジの内径部に溝部を形成し、フランジの溝部に適合する凸部をパイプに形 成したものである。 したがって、かしめ部と溝部でフランジとパイプが強固に固定でき、回転に対 して抵抗力が大きくなり、径が部分的に大となっているので曲げ剛性があると共 に、溝部を拡管することによって円形のかしめに対し1ランク大きい径の強度が 得られる。また、予めパイプにフランジの溝に沿う様な拡管をすることにより、 フランジの位置決めが可能となり(曲りパイプ等の場合)、さらに、凸形状の長 さを長短交互にすることで軸方向の曲げに柔軟に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るフランジ付パイプの結合構造に
おける実施第1例の正面図である。
【図2】図1(イ)−(イ)線に沿って切断した断面図
である。
【図3】実施第1例におけるフランジの斜視図である。
【図4】この考案に係るフランジ付パイプの結合構造に
おける実施第2例の正面図である。
【図5】この考案に係るフランジ付パイプの結合構造に
おける実施第3例の断面図である。
【図6】従来のフランジ付パイプの1例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
A,B,C フランジ付パイプ 1 パイプ 1a 拡径カーリング 1b 凸部 1c 波形連続凹凸 1d 凸部 2 フランジ 2a 溝部 2b 環状溝 2c ボルト穴 3 セットボルト 4 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 貞 安 弘 志 広島県広島市東区温品一丁目3番1号 株 式会社ヒロテツク内 (72)考案者 田 村 繁 行 広島県広島市東区温品一丁目3番1号 株 式会社ヒロテツク内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部を拡径カーリングしたパイプとフラ
    ンジとをかしめ結合したフランジ付パイプにおいて、 フランジの内径面に溝部を形成すると共に、フランジの
    溝部に適合する凸部をパイプに形成したことを特徴とす
    るフランジ付パイプの結合構造。
  2. 【請求項2】 フランジの内径面に形成する溝部を連続
    波形形状とし、フランジの溝部に適合する凸部をパイプ
    に形成したことを特徴とする請求項1記載のフランジ付
    パイプの結合構造。
  3. 【請求項3】 フランジの内径面に形成した溝よりも長
    い凸部でパイプを拡管したことを特徴とする請求項1記
    載のフランジ付パイプの結合構造。
  4. 【請求項4】 パイプを拡管して形成する凸部を、長短
    交互にしたことを特徴とする請求項3記載のフランジ付
    パイプの結合構造。
JP8880891U 1991-10-29 1991-10-29 フランジ付パイプの結合構造 Pending JPH0540690U (ja)

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JPH0540690U true JPH0540690U (ja) 1993-06-01

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247432A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の排気ポートライナおよびシリンダヘッドの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247432A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の排気ポートライナおよびシリンダヘッドの製造方法
JP4595843B2 (ja) * 2006-03-14 2010-12-08 日産自動車株式会社 内燃機関の排気ポートライナおよびシリンダヘッドの製造方法

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