JPH0540345Y2 - - Google Patents

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JPH0540345Y2
JPH0540345Y2 JP1987143704U JP14370487U JPH0540345Y2 JP H0540345 Y2 JPH0540345 Y2 JP H0540345Y2 JP 1987143704 U JP1987143704 U JP 1987143704U JP 14370487 U JP14370487 U JP 14370487U JP H0540345 Y2 JPH0540345 Y2 JP H0540345Y2
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JP
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belt
folded
base fabric
width
edges
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JP1987143704U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はエンドレスベルト用基布に関し、コン
ベヤベルトから精密機械の高速回転ベルト伝導装
置まで幅広く好適に利用できるように開発したも
のである。
〈従来の技術〉 従来のエンドレスベルト用基布は、ベルトの
幅通りに織つたベルト地を長さ方向と直角でかつ
厚さ方向に対して斜めで所定長に切断したものの
両端をつなぎ合わせたエンドレス状のもの、長
さ方向に対して斜めに切断し、両端同士を重ねて
接着することによつて一度につなぎ目の段差がプ
ーリに接触しないようにしたもの、両切断端の
緯糸をほぐしてつき合せ、相互に手作業により織
込んでエンドレス状としたもの、あるいは、袋
織りして経糸の切断による幅切りをしてエンドレ
ス状としたものがあつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 エンドレスベルト用基布に要求される性能は、
平プーリとの接触摩擦による伝導において、特
に、精密機械等で問題となる、つなぎ目の段差に
よる振動(シヨツク)を無くすることにあり、そ
のために上記〜のような様々なつなぎ目構造
が採られていた。しかし、所定幅のベルト地を所
定の長さに切断して、、の斜め継ぎしたもの
はつぎ目の構造上、多少の振動は免れず、の突
合せて手編みでつないだものは、そのつなぎ目部
分が弱い欠点が避けられず、の袋織りして幅切
りしたものは、耳部がすぐほつれるという欠点が
あつた。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで、上記従来の問題点を解決するために、
本考案では、袋織りした織成物を輪切り状態に切
断し、切口(耳部)をベルトの内側又は外側に向
けて折り返して接着する等の方法によつて、ベル
ト用基布の両側縁に織り組織があり、つなぎ目の
全くないベルトとしたのである。すなわち、本考
案のエンドレスベルト用基布は、所定の直径を有
する筒状の袋織りとしてなる基布の経糸を所要と
するベルト幅より広幅の輪切りに切断してベルト
幅部分1と折返し部分2,2を形成し、これら折
返し部分2,2をベルト幅部分1に対してベルト
内周面側又は外周面側で一回又は複数回折返すこ
とによりベルト両縁部を折返し縁部6,6とし
て、そのベルト両縁部に織組織を表出してなる点
を特徴とするものである。
ベルト幅部分1に対して折返した両側の折返し
部分2,2の縁部同士は突合せた状態にして、ベ
ルトの幅方向の厚みを均一にすると、プーリとの
接触が滑らかで、本考案の目的をより好適に達す
ることができるので好ましい。
また、折返し部分2をベルト幅部分1よりも薄
手になるよう袋織り織成物自体を連続織成した
り、折返し縁部6に相当する部分を粗目に織成す
ると、折返し縁部6の膨らみがなく、より良好な
ものとなる。
〈作用〉 上記のような構造の本考案エンドレスベルト用
基布であると、全くつぎ目が無く、全周に亘つて
シヨツクのないソフトな接触となる。また、ベル
ト両縁部を折返し縁部6,6として、そのベルト
両縁部に織組織を表出しているから、従来のよう
に耳部がほつれて両縁が弱くなるとか、つなぎ目
部分の強度が低下するということがなく、全周に
亘つてベルト材料の強度が完全に発揮でき、精密
伝導や強力伝導等が可能となる。
〈実施例〉 以下図面によつて本考案の実施例を詳細に説明
する。なお、それらの実施例に限定しない。
第1図は本考案のエンドレスベルト用基布の一
実施例を示す一部破断斜視図であり、第2図は第
1図中の切断面Sの拡大端面図である。
例えば、エンドレスベルトの周長が2mのもの
を作成するには、織幅1mの二重になつた袋織り
にするが、第3図に示すように杼14が図中左に
緯入する時は上側の経糸11が開口し、杼14が
図中右に緯入する時は第4図に示すように下側の
経糸11が開口して緯糸12を打込む。これを繰
返すことによつて緯糸12は上下の二層を交互に
織ることになり、第5図の斜視図に示すような筒
状の織物ができる。この筒状の織物を経糸切断で
所定の幅に切断すれば第1図で示すようなエンド
レスベルト状となる。
ここで、本考案が特徴とする、袋織りしてなる
基布の経糸を所要とするベルト幅より広幅に切断
してベルト幅部分1と折返し部分2,2を形成
し、これら折返し部分2,2をベルト幅部分1に
対してベルト内周面側又は外周面側で一回又は複
数回折返すことによりベルト両縁部を折返し縁部
6,6とするに際して、目的とする強度を有する
経糸11と緯糸12とで所要幅のベルト幅部分1
を織つたら、次の折返し部分2は織り密度を粗目
とするとか、経糸11又は緯糸12に細い糸を使
用したり、また、ベルト幅部分1と折返し部分2
を同密度で織成し、折返し部分2の緯糸12を強
く横方向に引張つて、ベルト幅部分1と折返し部
分2との間に粗目の部分を形成するなどしておく
と、第1図のようにベルト内周面側へ折返すの
に、その粗目の部分が折目となつて容易で無理の
ない折返しができて好適である。第1図及び第2
図中の符号5はベルト幅部分1に対して折返した
両側の折返し部分2,2の縁部同士の突合せ部で
ある。
なお、折返し部分2を粗目としたり細い緯糸1
2を用いて形成する場合には、その粗目部分は折
返し部分2に必要とする幅の2倍を織成し、その
中心線Lに沿つて切断する。
第1図に示すものはベルト地が単層のものであ
るが、これを製品にするには接着や樹脂・ゴム等
の含浸又は被覆による補強と摩擦効果を与える等
の手段を施すことにより、薄いベルトでの高速回
転に好適に用いることができる。また、コンベヤ
ベルトのように低速回転に用い、そして強度を必
要とするもには、図示しないが、重ね織りしたベ
ルト地としてベルト強度を高めることによつて良
好に使用できる。重ね織りは必要に応じて二重又
はこれ以上の重ね織りから適宜選択して、所要の
強度を満たすようにすればよい。
ベルト地が重ね織りによる複層の場合は、前述
の単層の例と同様に、ベルト幅部分1を所定幅織
つたり、次の折返し部分2は一重織り等の薄織り
とし、その薄織りの部分のほぼ中心線Lで切断
し、第1図のようにベルト幅部分1の内周面側に
折返し部分2,2が折返し易いようにする。ま
た、用途に応じて第6図のようにベルト幅部分1
の外側に折返してもよい。
また、第7図(拡大縦断面略図)のように一重
織りの基布3で、所要のベルト幅に切断したエン
ドレスベルト単体4の単層又は複層のものを包込
んだ構造や、第8図(拡大縦断面略図)のように
幅の広い一重織りの基布3を多重に巻込んだ構造
のエンドレスベルトにすることもできる。
〈考案の効果〉 以上詳述したように、本考案に係るエンドレス
ベルト用基布は、両縁部が切断面でなく折返し縁
分で織組織を表出しているから、つぎ目が全く存
在せず平滑伝導ができ、かつ耐張力にも優れると
いうことに加えて、強度や耐久性に優れると共に
見た目にも良好であるという有益な効果を奏す
る。また、コンベヤベルトのような高強度を要す
る分野から精密機械のように平滑高速回転が要求
される分野まで幅広く好適に用いられる。更に、
大量生産が可能であり、安価に提供できるという
経済的効果も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案エンドレスベルト用基布の一部
破断斜視図であり、第2図は第1図中の切断面の
拡大端面図である。第3図及び第4図は袋織りの
織成原理を示すいずれも説明図である。第5図は
袋織りされた織成物の一例を示す斜視図であり、
第6図〜第8図は本考案に係るエンドレスベルト
用基布の他の三例を示し、第6図は縦断面図、第
7図及び第8図はいずれも縦断面拡大略図であ
る。 1……ベルト幅部分、2……折返し部分、5…
…突合せ部、6……折返し縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の直径を有する筒状の袋織りとしてなる基
    布の経糸を所要とするベルト幅より広幅の輪切り
    に切断してベルト幅部分1と折返し部分2,2を
    形成し、該折返し部分2,2をベルト幅部分1に
    対して折返して、ベルト両縁部を折返し縁部6,
    6としてなることを特徴とするエンドレスベルト
    用基布。
JP1987143704U 1987-09-19 1987-09-19 Expired - Lifetime JPH0540345Y2 (ja)

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JP1987143704U JPH0540345Y2 (ja) 1987-09-19 1987-09-19

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JP1987143704U JPH0540345Y2 (ja) 1987-09-19 1987-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6448452U JPS6448452U (ja) 1989-03-24
JPH0540345Y2 true JPH0540345Y2 (ja) 1993-10-13

Family

ID=31410762

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JP1987143704U Expired - Lifetime JPH0540345Y2 (ja) 1987-09-19 1987-09-19

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JP (1) JPH0540345Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833318U (ja) * 1981-08-28 1983-03-04 株式会社クボタ トラクタにおける動力取出装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833318U (ja) * 1981-08-28 1983-03-04 株式会社クボタ トラクタにおける動力取出装置

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Publication number Publication date
JPS6448452U (ja) 1989-03-24

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