JPH0133678Y2 - - Google Patents

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JPH0133678Y2
JPH0133678Y2 JP15510685U JP15510685U JPH0133678Y2 JP H0133678 Y2 JPH0133678 Y2 JP H0133678Y2 JP 15510685 U JP15510685 U JP 15510685U JP 15510685 U JP15510685 U JP 15510685U JP H0133678 Y2 JPH0133678 Y2 JP H0133678Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (利用分野) この考案は主として抄紙用乾燥工程において有
端状のドライヤーカンバスを抄紙機上において無
端状にする場合に使用される継手に関するもので
ある。また、その他工業資材用布帛の継手として
も利用することができる。以下本考案についてド
ライヤーカンバスを例示して説明する。
(従来技術) 端部に接合部をもつた抄紙用ドライヤーカンバ
スの継手としては、従来から既に多種多様のもの
が知られている。その中の一つとしてスパイラル
線条をカンバス本体を構成する経糸にからませて
取り付け、両端部のスパイラル線条を噛み合わ
せ、その噛み合わせ共通環状部に合成樹脂製の芯
線を挿通してカンバスを無端状に接合するように
した継手である。
これらの詳細は特公昭48−11792号公報、実開
昭53−162802号公報等に開示されている。
他の一つの継手としてワープループ継手と言わ
れるものがある。これは本体を構成する経糸をカ
ンバス端部より延長して折り返し、その折り返し
部にできるループを接合用ループとなし、両端部
に作つたループを噛み合わせてできる共通孔に接
合用芯線を挿通してカンバスを無端状に接合する
ようにした継手である。この詳細は実公昭51−
46483号公報等に開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点) 従来技術として述べたスパイラル継手はカンバ
ス構成糸が合成樹脂のモノフイラメント製の場合
は剛直であるので綴込み作業は困難で組織も合わ
せにくく、また、綴込んだ端部の表面性も好まし
くない。スパイラル線条体の直径もカンバスの厚
みより大きく、この部分で段付になることも欠点
の一つであつた。
一方ワープループ継手はモノフイラメント経糸
を用いたカンバスにはコンパクトで好適な継手と
して多用されているが継手の強力が本体強力の約
1/4にすぎない。これは4本の経糸を用いて一つ
のループを作ることに起因する。また、本体構成
糸はカンバスの表面性を考慮してそれ程太い糸を
使わないので、糸そのものの耐久性(耐摩性)等
もそれ程大きくないので継手部の損傷の頻度も大
きかつた。更にカンバスの使用途中における接合
芯線の取り替え時にはカンバス張力によつてルー
プ形状が変形し作業が非常に困難な場合があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこれらの点を解決するため、長手方向
糸をカンバス本体より延長して折り返し、スパイ
ラル線条を保持してカンバス端部に綴込むに際
し、この綴り込まれる端部に幅方向の糸を1層付
加して3層となし、この中の2層を交互に用い
て、長手方向糸を綴り込んだ継手とすることによ
つて解決した。
以下、本考案を図面を用いて詳細に説明する。
第1図は本考案を示すカンバス端部の長手方向
断面図である。A,Bの2図で1リピートを構成
する。まず、A図において、カンバス端部に付加
の幅方向糸10を複数本(本図の場合7本)並列
に配設する。実際作業の場合本体が緯2層である
ので幅方向に3層の糸を配設することになる。し
たがつて、カンバス端部では幅方向糸(緯糸)は
2層から3層に変化することになる。次いでA図
においては上部2層の幅方向糸を用いて折り返し
経糸と組織させ端部を形成する。すなわち経糸1
1をカンバス端面Tより延長して折り返しループ
13を形成し、このループ13内にカンバス幅全
長にわたる長さの固定芯線14を挿通しておく。
折り返した経糸は本体部と同一組織で上部2層の
幅方向糸と組織させて11′等において別の短経
糸と突き合わせて収める。
この図の場合は最下層の幅方向糸は経糸と組織
せずにそのまま残る形となる。次いでカンバスの
幅方向に隣の経糸列に移る。すなわちB図におい
て折り返された経糸11は下2層の幅方向糸と組
織され糸端11′において本体の切断経糸と突き
合わせて収める。
したがつて図Aと図Bをもつて1リピートの綴
込みとなる。付加糸のない2層の本体部は2リピ
ートとなる。これを全幅にわたつて作成すること
によつて端面に固定芯線14、スパイラル線条1
5を持つた継手を作成することができる。すなわ
ち、このようにすることによつて本体部分から綴
込み部分、スパイラル部分に至る厚みを徐々に増
加していくことができる。このことをより一層強
調するために、付加糸の太さを本体部より順次に
太くしてスパイラル線条に向かつて傾斜がつくよ
うに線径を調節することが可能である。幅方向付
加糸の列数は3〜10列を他の条件に合わせて選択
可能である。表面性を考えた場合本体部に比し
て、綴込み部では経糸が1本おき、場合によつて
は2本おきに表面に現われる形となるので付加幅
方向糸の材質を本体部と変えて嵩高性のある太い
スパン撚糸を使用することによつてカバーし、な
お一層の表面性向上を期待することができる。本
図においては本体が2層織りのものについて説明
したがこれにこだわることはなく単層織り、3層
織りまたは2.5層織りにも適用可能である。
(実施例) 第1図において糸の太さは次のようなものが1
例として使用可能である。
本体経糸 ポリエステルモノフイラメント 0.4φ 本体緯糸 ポリエステルモノフイラメント 0.5φ 付加の幅方向糸 7列 (ポリエステルモノフ
イラメント 0.40 0.46 0.24/2 0.50φ 以下同
じ)、またはすべてアクリルスパン糸 6s/4 固定芯線 ポリエステルモノフイラメント
0.55φ スパイラル線条 ポリエステルモノフイラメン
ト 0.6φ 接合芯線 ポリエステルモノフイラメント 1.0φ ※モノフイラメント糸の直径の単位はmm (考案の効果) 従来、経糸がモノフイラメント糸よりなるカン
バスの継手における問題点はスパイラル線条を用
いた場合、本体と継手部とくにスパイラル線条の
太さに起因した段差であり、また、本体構成の経
糸そのもので継手ループを作成したり、この糸で
スパイラル線条を保持した場合の継手強度の弱い
ことであつた。これを本考案による継手を使用す
ることによつて解決することができた。すなわ
ち、本体部の組織からスパイラル線条に移る間に
付加層を持つた端部域を形成し、また、更に端部
の追加幅方向糸(ヨコ糸)の太さをスパイラルに
向かつた順次に太くすることによつてゆるい傾斜
をつけることができる。これにより段差を防止す
ることができる。スパイラル線条は端部組織の厚
みに対応する従来より大きい太さの線径を用いた
ものが使用可能であり、これはとりもなおさず在
来品より強力、耐久性が向上することになる。
また、スパイラル線条を固定する固定芯線を保
持する本体の折り返し経糸の利用度は従来の継手
が1/4であつたのに比較して1/2となり約2倍の保
持力でスパイラル線条を保持するのでスパイラル
線条の保持はより強固なものとなる。
継手部の表面性について特に要求されるものは
追加の幅方向糸に嵩高スパン糸を用いることによ
つて平滑、柔軟性を向上させることも併せて可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカンバス端部の継手部を示す
長手方向(経糸方向)の断面図を示す。第1−A
図はある経糸にそつた断面図で第1−B図はそれ
の隣接経糸にそつた断面図である。 11:経糸、12:緯糸、13:ループ、1
4:固定芯線、15:スパイラル線条、10:付
加緯糸、S:接紙面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂モノフイラメント製2重織のカンバス
    端部より長手方向糸(経糸)を延長して折り返
    し、その折り返しによつて作成したループにスパ
    イラル線条を取り付けた後、糸端をカンバス端部
    に綴込み、両端部のスパイラル線条を噛み合わせ
    てその噛み合わせ共通環状部に芯線を挿通してカ
    ンバスを無端状に接合するようにした継手におい
    て、長手方向糸(経糸)が綴込まれる端部に幅方
    向糸を1層付加して3層となし、この中の2層を
    交互に用いて長手方向糸を綴り込んだことを特徴
    とする抄紙用ドライヤーカンバスの継手。
JP15510685U 1985-10-08 1985-10-08 Expired JPH0133678Y2 (ja)

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JP15510685U JPH0133678Y2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08

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JP15510685U JPH0133678Y2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08

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Publication Number Publication Date
JPS6264799U JPS6264799U (ja) 1987-04-22
JPH0133678Y2 true JPH0133678Y2 (ja) 1989-10-12

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