JPH0540301U - 自動車用テストコース路の舗装体 - Google Patents

自動車用テストコース路の舗装体

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JPH0540301U
JPH0540301U JP8931391U JP8931391U JPH0540301U JP H0540301 U JPH0540301 U JP H0540301U JP 8931391 U JP8931391 U JP 8931391U JP 8931391 U JP8931391 U JP 8931391U JP H0540301 U JPH0540301 U JP H0540301U
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JP
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pavement
holes
concrete block
hole
tiles
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亘 湯川
章夫 三谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業能率の向上を図り、設定された均一な精
度のテストコース路を確保する。 【構成】 コンクリートブロック3に、タイル5によっ
て閉塞可能な孔径に形成された上下に貫通する第1の貫
通孔7と、雌ねじ部9を有する第2の貫通孔11とを複
数設けると共にコンクリートブロックの前後壁面に連結
部材19,21を設け、前記第1,第2の貫通孔7,1
1を除いたコンクリートブロック3の上面全領域にわた
り所定の滑り抵抗値を有するタイル5を整列配置すると
共に搬送可能なユニットとしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用テストコース路に適する舗装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用テストコース路にあっては、路盤の上にコンクリート舗装層を 形成し、そのコンクリート舗装層の上面に、所定の滑り抵抗値を有するタイルを 接着剤を介して貼りつけることでテストコース路の構築を行なっていたものであ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した如くテストコース路の構築は、コンクリート舗装を行ない、そのコン クリート舗装層の上面にタイルを一個ずつ貼っていくところから、作業に時間が かかり作業能率の面で望ましくないことと、仕上面にバラツキが起き易く設定し た仕上り精度が得られにくい面があった。
【0004】 そこで、この考案は作業能率の向上と、設定した仕上がり精度が得られるよう にした自動車用テストコース路の舗装体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案は、コンクリートブロックに、タイルに よって閉塞可能な孔径に形成された上下に貫通する第1の貫通孔と、雌ねじ部を 有する第2の貫通孔とを複数設けると共にコンクリートブロックの前後壁面に連 結部材を設け、前記第1,第2の貫通孔を除いたコンクリートブロックの上面全 領域にわたり所定の滑り抵抗値を有するタイルを整列配置し搬送可能なユニット としてある。
【0006】
【作用】 かかる舗装体によれば、舗装体を現場まで搬送した後、第2の貫通孔から雌ね じ部にボルトを螺合して吊下げ金具を取付ける。次に、吊下げ金具をクレーン車 で吊下げ、テストコースの路盤に仮設置する。次に吊下げ金具を取外し、次の舗 装体に取付け、以下順次並べていく。この時、連結部材によって各コンクリート ブロックを結合する。次に、雌ねじ部に調整ボルトを螺合し、その先端を路面に 当るまで下方へ突出させ、その突出量を制御することでコンクリートブロックを 水平状態に位置決めする。その後、第1の貫通孔からセメント等の充填材を一杯 に流し込み、その充填材の硬化後に、調整ボルトを取り外し、前記第1,第2の 貫通孔の上方をタイルで閉塞することで作業が完了するようになる。したがって 迅速に作業が完了すると共に設定された均一な精度のテストコース路が得られる ようになる。
【0007】
【実施例】
以下、図1乃至図14の図面を参照しながらこの考案の一実施例を詳細に説明 する。
【0008】 図1において、1は工場内で作られる舗装体を示している。舗装体1は、コン クリートブロック3に、タイル5によって閉塞可能な孔径に形成された上下に貫 通する第1の貫通孔7と、雌ねじ部9を有する第2の貫通孔11とが前後(図に おいて左右)及び中央に複数設けられている。第1の貫通孔7は、セメント等の 充填材を流し込む流し込み孔となっている。また、第2の貫通孔11内に設けら れた雌ねじ部9には調整ボルト13及び吊下げ金具15に設けられた取付ボルト 17の螺合が可能となっており、雌ねじ部9はコンクリートブロック3内に埋設 されている。
【0009】 また、コンクリートブロック73の前後壁面には一対の連結部材19,21が それぞれ設けられ、前方の連結部材19は、結合金具23の結合部23aが挿入 される連結孔の形状となっている。後方の連結部材21は結合金具23のねじ部 23bが螺合されるねじ孔の形状となっている。
【0010】 さらに、コンクリートブロック3の上面には、前記第1,第2の貫通孔7,1 1を除いた全領域にわたって所定の滑り抵抗値を有するタイル5が整列配置され 一体に固着された形状となっている。
【0011】 次に、舗装体1の作り方について説明すると、図3,図4に示すように型枠2 5内に、連結部材19,21と、前記第1,第2の貫通孔7,11と対応する部 位を除いてタイル5を整列配置し、タイル5とタイル5の間に目地調整材27を 挿し込むようにする。次に、図5に示すように、擬似タイル29と孔用のパイプ 31と蓋33とから成る第1の貫通孔用治具35と、図6に示すように、疑似タ イル37と位置決め部材38及びパイプ39と雌ねじ金具41とから成る第2の 貫通孔用治具43を各ボルト45,45によって型枠25にセットした後、型枠 25内にセメントを流し込み、硬化するのをまって型枠25を取外すことで成形 できるようになる。
【0012】 このように構成された舗装体をテストコース路に敷設する手順について説明す る。まず、舗装体1を現場まで搬送した後、図7,図8,図9に示すように雌ね じ部9に吊下げ金具15の取付ボルト17を螺合し、その吊下げ金具15をクレ ーン車47で吊下げ仮敷設する。次に吊下げ金具15を取外し、次の舗装体1に 結合した後、順次並べていく。この時、図11に示すように結合金具23のねじ 部23bを連結部材21のねじ孔に螺合しておき、次の舗装体3の連結部材19 を結合金具23の結合部23aに挿入するようにすることで各コンクリートブロ ック3,3の結合状態を確保するものである。次に、図12に示すように、雌ね じ部9に調整ボルト13を螺合し、先端を予めセットしたプレート板材49に当 てて、その調整ボルト13の突出量を制御することで、各コンクリートブロック 3,3の水平状態を位置決めする。次に、充填用器51を第1の貫通孔7に挿し 込み、セメント等の充填材53を流し込む。この時、まだ充填されていない近く の貫通孔7を観察して、充填材53が十分に流し込まれていることを確認しなが ら作業を進める。そして、貫通孔7の上まで、しっかり充填してから次の貫通孔 7へ移動する。これらの作業を順次繰返す。次に、充填材53の硬化をまって、 調整ボルト13を取外し、図13,図14に示すように第1,第2の貫通孔7, 11の上面をタイル5で塞ぐことで作業は完了するようになる。
【0013】 したがって、作業は迅速に完了すると共に、しかも設定された均一な精度のテ ストコース路が得られるようになる。
【0014】
【考案の効果】
以上、説明したようにこの考案の舗装体によれば、次のような効果を奏する。
【0015】 (1) ユニットとなっているため現場まで容易に運べるようになる。
【0016】 (2) 連結部材によって各コンクリートブロックの確実な結合状態が得られ る。
【0017】 (3) 雌ねじ部を有する第2の貫通孔により、コンクリートブロックを水平 状態に正しく位置決めできるようになり、設定された均一な精度が得ら れる。
【0018】 (4) 第1の貫通孔により流し込む充填材によって路盤に対して確実に固定 することができる。
【0019】 (5) 作業が迅速に完了し作業能率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる舗装体の切断側面図。
【図2】図1の概要平面図。
【図3】型枠に治具をセットした切断側面図。
【図4】図3の概要平面図。
【図5】第1の貫通孔用治具の取付状態を示した切断面
図。
【図6】第2の貫通孔用治具の取付状態を示した切断面
図。
【図7】舗装体に吊下げ金具を取付けた切断側面図。
【図8】図7の概要平面図。
【図9】舗装体の敷設状態を示した説明図。
【図10】敷設完了時の各舗装体の切断面図。
【図11】連結部材と結合金具の結合状態を示した切断
面図。
【図12】充填材を流し込んでいる動作説明図。
【図13】第1の貫通孔の上面をタイルで塞いだ切断面
図。
【図14】第2の貫通孔の上面をタイルで塞いだ切断面
図。
【符号の説明】
3 コンクリートブロック 5 タイル 7 第1の貫通孔 9 雌ねじ部 11 第2の貫通孔 19,21 連結部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートブロックに、タイルによっ
    て閉塞可能な孔径に形成された上下に貫通する第1の貫
    通孔と、雌ねじ部を有する第2の貫通孔とを複数設ける
    と共にコンクリートブロックの前後壁面に連結部材を設
    け、前記第1,第2の貫通孔を除いたコンクリートブロ
    ックの上面全領域にわたり所定の滑り抵抗値を有するタ
    イルを整列配置し搬送可能なユニットとしたことを特徴
    とする自動車用テストコース路の舗装体。
JP8931391U 1991-10-30 1991-10-30 自動車用テストコース路の舗装体 Expired - Lifetime JP2539543Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8931391U JP2539543Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 自動車用テストコース路の舗装体

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JP8931391U JP2539543Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 自動車用テストコース路の舗装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0540301U true JPH0540301U (ja) 1993-06-01
JP2539543Y2 JP2539543Y2 (ja) 1997-06-25

Family

ID=13967180

Family Applications (1)

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JP8931391U Expired - Lifetime JP2539543Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 自動車用テストコース路の舗装体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06336704A (ja) * 1993-05-26 1994-12-06 Katsuya Hiraoka コンクリートプレキャスト床板及びその施工並びに製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06336704A (ja) * 1993-05-26 1994-12-06 Katsuya Hiraoka コンクリートプレキャスト床板及びその施工並びに製造方法

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JP2539543Y2 (ja) 1997-06-25

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