JPH053527Y2 - - Google Patents

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JPH053527Y2
JPH053527Y2 JP7046488U JP7046488U JPH053527Y2 JP H053527 Y2 JPH053527 Y2 JP H053527Y2 JP 7046488 U JP7046488 U JP 7046488U JP 7046488 U JP7046488 U JP 7046488U JP H053527 Y2 JPH053527 Y2 JP H053527Y2
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steel
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steel girder
girder
concrete deck
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は橋用PCコンクリート床版に関する。
〈従来の技術〉 鋼桁上に敷き詰める橋用PCコンクリート床版
は、旧来の場所打ちコンクリート床版の枠組み作
業を不要にした。
しかし、既製のPCコンクリート床版を鋼桁上
の敷き詰めるので、両者の間に寸法不定の間〓が
生ずる。
その間〓を埋めるため、鋼桁上面の両側に枠板
を溶接して、鋼桁とPCコンクリート床版との間
〓にモルタルを充填している(実開昭61−198310
号公報)。
〈考案が解決しようとする課題〉 上述の、鋼桁とPCコンクリート床版との間の
間〓を埋めるためモルタル充填用の枠板を鋼桁に
溶接する工法は簡便であるが、溶接によつて鋼桁
を局部加熱急冷することは好ましくない。また一
旦溶接すると枠板を動かせないから、設計図と現
場の状況に照らし、各位置それぞれの間〓に合わ
せた高さにするよう、枠板の溶接取付けに細心の
注意と技術を要した。
この考案はこれらの課題を解決するものであ
る。
〈課題を解決するための手段〉 この考案は、鋼桁上に敷き詰める橋用PCコン
クリート床版において、 上記PCコンクリート床版は、各鋼桁上に載る
位置に、鋼桁と連結するボルトまたはスタツドを
受入れる連結穴と、高さ調整ボルト用ナツトを下
端に固定した高さ調整穴とを備え、 また上記PCコンクリート床版下面の、各鋼桁
に面する位置の両側には、鋼桁上面と該PCコン
クリート床版下面との間〓に充填するモルタルの
枠板を取付けるための埋設メネジを備えることを
特徴とする。
〈作用〉 この考案はPCコンクリート床版に連結穴と高
さ調整穴とを設け、前者には鋼桁と連結するボル
トまたはスタツドを受入れ、モルタル充填による
結合作用、後者には高さ調整ボルト、ナツトによ
る鋼桁に対するPCコンクリート床版の高さ(つ
まり両者の間〓)調整作用をさせる。
そして、従来、鋼桁に溶接していた上述の枠板
を、PCコンクリート床版下面に埋設したメネジ
にねじ止めできるようにした。これで溶接は不要
になり、枠板内面が鋼桁に接しつゝ上下動可能に
なつたから、上記調整ボルトの調整に応じて、間
〓充填モルタル用枠板の有効高さも自動的に調整
される。
〈実施例〉 第1図はこの考案の一実施例を適用した道路橋
を示す。鋼桁1,1a,1bはそれぞれ主桁、縦
桁、中央桁で、これらの上に左右対称形のPCコ
ンクリート床版(以下、PC板と称する)2,2
が敷き詰められ、その上にアスフアルト舗装aを
する。中央桁1b上で左右のPC板2,2がモル
タル3により接続される。各鋼桁1,1a,1b
の上面とPC板2下面との間〓を囲む山形鋼が間
〓充填モルタル用枠板4である。第1図の概観で
は従来との相違点が分からない。
次に第2,3図により、この考案独特のPC板
2を詳細説明する。第2,3図は第1図の左側
PC板2を取り出したもので、鋼桁1,1a上に
載る位置に連結穴5と高さ調整穴6とを交互に設
けている。中央桁1b上に載る端部に両穴5,6
が無いのは、連結用スタツドが左右PC板2,2
の間〓に立つようになるためと、PC板2の高さ
調整は他の三本の鋼桁1,1a上で行えば足りる
からである。
この考案の特徴の一つである埋設メネジ7は、
PC板2下面の各鋼桁1,1a,1bに面する位
置の両側に設けてある。
PC板2の製作時、上記連結穴5、高さ調整穴
6、埋設メネジ7を所要位置に設けるため、PC
板成形用型枠底板の定位置に止める埋込金具8を
第4,5図に示す。第4図は第2図のA−A断面
拡大図に該当するように画いている。
第4,5図の埋込金具8は帯状鋼板8aの上に
連結穴用円筒5a、高さ調整穴用鋼管6aとこれ
に付属するナツト6b,ジベル筋6c、および枠
板取付用埋設メネジ7を取付けたものである。無
論、上記円筒5a、鋼管6a、メネジ7は帯状鋼
板8aに明けたそれぞれの穴の上に溶接して、連
結穴5、調整穴6、メネジ7がPC板下面に通ず
るようにしている。
この埋込金具8をPC板成形用型枠の底板に留
めるには、底板の該当位置に穴をあけ、その穴か
ら仮止用ボルトをさし込んで、埋込金具8の高さ
調整用ナツト6bにねじ込む等、任意の位置決め
法がとれる。埋込金具8を仮止めして、PC板成
形用型枠にコンクリートを投入し、硬化させ、仮
止用ボルトをはずし、製品として型枠から取り出
すと、第2,3図のPC板が得られる。その下面
には、第2,3図では略した埋込金具の帯状鋼板
8aが露出し、その各穴の奥に連結穴用円筒5
a、調整穴用鋼管6a、埋設メネジ7が立つ第4
図鎖線のPC板2となる。この第4図のB−B断
面を第6図に、C−C断面を第7図に示す。いず
れもPC板2が鋼桁1a上に取付けられた状態で
ある。
鋼桁1aには予めスタツド9が溶植されている
ので、これがPC板2の連結穴5に入るようPC板
2を敷き並べ、その下面には、枠板4である山形
鋼の水平辺のバカ穴(ネジの直径より余分に大き
な穴)に座金11を当て、締ネジ12を通して埋
設メネジ7に締め込むことにより、鋼桁1a上面
を挟む左右の枠板4を固定する。
その後かその前に、高さ調整穴6のナツト6b
に調整ボルト10をねじ込む。調整ボルト10の
下端は鋼桁1a上面に当たるから、ボツクススパ
ナ等により、PC板2上の作業員が調整ボルト1
0を回して、PC板2を所要の高さに保持する。
このPC板2は枠板4を固定しており、その枠板
4は従来同様、鋼桁1aを左右から挟んで垂直に
立つものゆえ、PC板2が調整ボルト10により
上下動させられても、左右の枠板4,4は鋼桁1
aを挟んだ状態を保つ。もつともモルタル3を注
入する前に枠板4が鋼桁1aから離れていないか
点検し、離れた部分はハンマー等で軽く打つて枠
板4を寄せればよい。そのためにも枠板4の取付
穴は締ネジ12より十分大きなバカ穴にしてあ
る。モルタル3は大きな連結穴5から流し込む
と、鋼桁1aとPC板2下面との間〓に充満する。
以上、一実施例について説明したが、この考案
は橋の設計、鋼桁と連結するボルト、スタツドの
配置、数、その他実施条件の変化に応じて変化、
応用が行われるのが当然で、特にPCコンクリー
ト床版に設ける連結穴、高さ調整穴、埋設メネジ
の形状、寸法、配置、そして製作方法は設計者、
現場技術者の周知技術、工夫に任せられる。
〈考案の効果〉 橋用PCコンクリート床版において、鋼桁上面
と、その上に敷き詰めるPC板の下面との間〓を
モルタルでもつて埋めるための枠板は、鋼桁に溶
接するものとした従来の固定概念を、この考案は
打破した。
その枠板をPC板下面の埋設メネジにねじ止め
する事により、従来の溶接作業とその前の面倒な
位置決め作業を不要にしただけでなく、この考案
により枠板は初めて鋼桁に接しつゝ上下調整動が
可能になつた。
これにより高さ調整ボルトにより、鋼桁に対す
るPCコンクリート床版の高さを調整すれば、同
時に枠板の型枠としての有効高さが自動調整され
る、という大きな利便を生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した道路橋の一例説明
図、第2,3図はこの考案のPCコンクリート床
版の平面図、立面図、第4,5図は上記PCコン
クリート床版への埋込金具の立面図、平面図で、
第4図は第2図A−A断面に該当させてある。第
6図は第4図B−B断面、第7図は第4図C−C
断面で、いずれも床版取付時の部分拡大図であ
る。図中、1,1a,1bは鋼桁、2はPCコン
クリート床版、5は連結穴、6は高さ調整穴、7
は埋設メネジである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鋼桁上に敷き詰める橋用PCコンクリート床版
    において、 上記PCコンクリート床版は、各鋼桁上に載る
    位置に、鋼桁と連結するボルトまたはスタツドを
    受入れる連結穴と、高さ調整ボルト用ナツトを下
    端に固定した高さ調整穴とを備え、 また上記PCコンクリート床版下面の、各鋼桁
    に面する位置の両側には、鋼桁上面と該PCコン
    クリート床版下面との間隙に充填するモルタルの
    枠板を取付けるための埋設メネジを備えることを
    特徴とする橋用PCコンクリート床版。
JP7046488U 1988-05-30 1988-05-30 Expired - Lifetime JPH053527Y2 (ja)

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JP7046488U JPH053527Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30

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JPH01176106U JPH01176106U (ja) 1989-12-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6192302B2 (ja) * 2013-01-22 2017-09-06 鹿島建設株式会社 鋼桁とコンクリート床版との接合部構造
JP2018204286A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 Jfeエンジニアリング株式会社 型枠
JP7024130B1 (ja) * 2021-06-14 2022-02-22 オリエンタル白石株式会社 PCa床版下の充填型枠

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JPH01176106U (ja) 1989-12-15

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