JPH0313610A - 橋梁壁高欄の施工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は橋梁壁高欄の施工法に係るものである。

（従来の技術） 第６図は従来の道路橋壁高欄を示し、壁高欄（ａ）は鉄
筋コンクリート構造で、鉄筋コンクリート構造の床版（
ｂｌと一体化されている。

図中（Ｃ）は舗装部である。

（発明が解決しようとする課題） 前記従来の鉄筋コンクリート構造の壁高欄は、コンクリ
ートの乾燥収縮、温度応力、繰返し荷重等によってクラ
ックが発生し、同タラツク部分より遊離石灰が発生、滲
出して美観を損なうとともに、クラック幅の進展によっ
て雨水が流入して、内部鉄筋の腐蝕、及び発錆に伴なう
鉄筋の膨脹によって、コンクリートの落下事故を招来す
る危険性がある。

またこのようなりラックの発生を早期の段階で発現でき
ても、補修方法として確実なものがなく、また補修中は
供用中の交通体系に規制を加えることになり、対外的な
影響度合が大きい。

更にまた鉄筋コンクリート製高欄は施工現場における型
枠の組立、脱型、配筋、コンクリート打設の作業があり
、工期的に可成りの時間を要する。

本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて従業され
たもので、その目的とする処は、構造的に信軽性が高く
、現場施工の割合が大幅に減少し、美観的にも優れ、将
来の補修が可能な橋梁壁高欄の施工法を提供する点にあ
る。

（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係る橋梁壁高欄の
施工法は、間隔保持材を介して所定間隔に保持された１
対の鋼板の間に下端部空間を残してコンクリートが打設
充填されたプレキャスト鋼板コンクリート高欄ブロック
を、床板上に碇着された相対する１対のアングル材間に
嵌入し、前記ブロックの高低位置を調整したのち、同ブ
ロックにおける下端部空間を挟んで相対する前記１対の
鋼板を前記１対のアングル材に接合し、同両アングル材
及び前記ブロックの下端部空間並に前記床版の間にモル
タルを充填するように構成されている。

（作用） 本発明によれば前記したように、間隔保持材を介して所
定の間隔に保持された１対の鋼板間に、下端部空間を残
してコンクリートが打設填装されたプレキャスト鋼板コ
ンクリート高欄ブロックを予め製作しておいて、同ブロ
ックの下端部を床版上に碇着された相対する＝双のアン
グル材間に嵌入するとともに、前記ブロックの高低位置
を調整する。

かくして前記ブロックの取付位置が決定されると、同ブ
ロックにおける前記下端部空間を挟んで相対する前記１
対の鋼板におけるコンクリート部より下端に突出する部
分を、前記１対のアングル）材に接合して前記高欄ブロ
ックを所定の取付位装置に仮止めし、しかるのち、同ブ
ロックの前記下端部空間及び前記１対のアングル材並に
前記床版の上面の間に形成された空間にモルタルを充填
することによって、前記ブロックを底版に所定位置にお
いて一体に接合するものである。

前記のようにして施工された橋梁の壁高欄においては、
その主体を構成する前記高欄ブロックが鋼板とコンクリ
ートとが一体となって外力に抵抗し、床版との結合部に
おいて外力は前記ブロックの鋼板からアングル材、同ア
ングル材の床版に対する碇着部を介して同床版に伝達さ
れ、前記モルタルを介して高壁と床版とが一体となって
外力に抵抗するものである。

（実施例） 以下、本発明を図示の実施例について説明する６（Ａ）
は予め工場で製作された高欄ブロックで、剪断補強を兼
ねた間隔保持材（１）を介して所定間隔に保持された１
対の鋼板（２）（２）間に、下端部空間（３）を残して
コンクリート（４）を打設、充填して構成されている。

前記間隔保持材（１）は鋼製の枠体より構成され、前記
鋼板（１）に設けた透孔を貫通する端部に設けたねじ部
にナツト（５）が螺着緊締されている。

図中（６）は鋼板（２）の裏面に植設され、同鋼板（２
）とコンクリート（４）とを一体化するスタッドボルト
である。

更に前記鋼板（２）における下端部空間（３）を挟んで
対向する部分にはナツト（７）が溶着されている。

（８）は鉄筋コンクリート構造の床版（Ｂ）上に配設さ
れた相対する１対のアングル材で、下端部を床版（Ｂ）
の鉄筋（９）に固着されたアンカー鉄筋（１０）を介し
て同床版（Ｂ）に碇着され、アングル材（８）の垂直片
には高欄ブロックの高低位置調整用長講孔（８ａ）が穿
設されている。

而して前記高欄ブロック（Ａ）を相対する１対のアング
ル材（８）（８）間に建込み、前記ブロック（Ａ）の下
端部空間（３）を利用して同ブロック（＾）の両端にお
けるコンクリート（４）部と、床版（Ｂ）上における１
対のアングル材（８）（８）の中間部分との間にスクリ
ュウジヤツキ（Ｃ）を介装する。

同スクリュウジヤツキ（Ｃ）は市販品でよ（、ハウジン
グ（１１）内に垂直軸回りに回転自在に装架された水平
歯車（１２）の中心ねじ孔に昇降螺桿（１３）が螺挿さ
れ、更に前記ハウジング（１１）の側方部（１２ａ）に
は前記歯車（１２）に噛合する歯車（１４）が水平軸回
りに回転自在に装架されている。

同歯車（１４）の回転軸の延長部には中間軸（１５）の
一端が連結され、同中間軸（１５）におけるアングル材
（８）に設けた開口部（８ｂ）を貫通した他端部には、
スクリュウジヤツキ昇降用ハンドル（１６）が着脱自在
に連結されている。

而して前記ハンドル（１６）を操作して前記歯車（１４
）　（１２）を回転せしめ、昇降螺桿（１３）を昇鋒せ
しめることによって前記高欄ブロック（Ａ）の高低調整
を行ない、同高欄ブロック（Ａ）の取付位置を決定した
のち、前記アングル材（８）の長溝孔（８ａ）に貫挿し
た取付ポル）　（１７）を鋼板（２）の裏面に溶着され
たナツト（７）に螺着緊締し、しかるのち同鋼板（２）
におけるコンクリート（４）部分より下方に突出する端
部に穿設されたモルタル注入口（１８）より、前記高欄
ブロック（Ａ）における下端部空間（３）、及び１対の
アングル材（８）（８）並に床版（Ｂ）上面との間に形
成された空間にコンクリートモルタル（Ｄ）を注入して
、前記高欄ブロック（Ａ）を床版（Ｂ）に一体に接合す
るものである。

なお第１図中（Ｅ）は地覆、（Ｆ）は舗装部である。

（発明の効果） 本発明は前記したように、間隔保持材を介して所定間隔
に保持された１対の鋼板の間に、下部空間を残してコン
クリートを打設充填してプレキャスト鋼板コンクリート
高欄ブロックを予め製作し、同ブロックを床版上に碇着
された相対する１対のアングル材間に嵌太し、前記下部
空間を利用して前記ブロックの高低位置を調整したのち
、同下部空間を挟んで突出する前記１対の鋼板を前記１
対のアングル材に接合し、同各アングル、前記ブロック
の下端部空間並に前記床版との間にモルタルを充填した
ことによって、前記高欄ブロックを床版上の所定位置に
一体に接合し、構造上信顛性の高い高欄ブロックと床版
との接合部を構成しうるものである。また橋梁の高欄を
このようにプレキャスト方式の鋼板コンクリートブロッ
クより構成したことによって、現場施工範囲が大幅に減
少し、熟練労務者の不足が解消され、現場工期の短縮が
図られる。

更にまた本発明によれば前記したように高欄が綱板コン
クリートブロックより構成されているので、高欄のコン
クリート部分の表面が鋼板で被覆され、コンクリートの
クラックによる美観の悪化、コンクリートの剥離事故が
防止され、将来の補修及び追加付属物の取付が溶接作業
によって簡単且つ短期間に行なわれるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係る橋梁壁高欄の施工法の
一実施例の工程を示す斜視図で、第１図は施工完了後の
状態を示し、第２図は施工完了前の状態を示す、第３図
は高欄ブロックの高低調節装置を示す平面図、第４図は
第３図の矢視ＩＶ−ＩＶ図、第５図はスクリュウジヤツ
キの斜視図、第６図は従来の橋梁の壁高欄と床版との接
合部の構造を示す縦断面図である。 （Ａ）・・・高欄ブロック、　（Ｂ）・・・床版、（Ｃ
）・・・スクリュウジヤツキ、 （Ｄ）・・・コンクリートモルタル、 （１）・・・間隔保持材、　　　（２）・・・鋼板、（
３）・・・下端部空間、　　　（４）・・・コンクリー
ト、（８）・・・アングル材、　　　（９）・・・ナツ
ト、（ｌＯ）・・・７７カー鉄筋、　（１７）・・・取
付ボルト、（１８）・・・モルタル注入孔。 第１圓 Ｂ末成。 第２皿 ７０アンカー電Ｕ凸 晃３図 第４ｒ：Ａ ７０１ンカー９Ｕ山

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 間隔保持材を介して所定間隔に保持された１対の鋼板の
   間に下端部空間を残してコンクリートが打設充填された
   プレキヤスト鋼板コンクリート高欄ブロックを、床板上
   に碇着された相対する１対のアングル材間に嵌入し、前
   記ブロックの高低位置を調整したのち、同ブロックにお
   ける下端部空間を挟んで相対する前記１対の鋼板を前記
   １対のアングル材に接合し、同両アングル材及び前記ブ
   ロックの下端部空間並に前記床版の間にモルタルを充填
   することを特徴とする橋梁壁高欄の施工法。