JPH0435441Y2 - - Google Patents

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JPH0435441Y2
JPH0435441Y2 JP15939087U JP15939087U JPH0435441Y2 JP H0435441 Y2 JPH0435441 Y2 JP H0435441Y2 JP 15939087 U JP15939087 U JP 15939087U JP 15939087 U JP15939087 U JP 15939087U JP H0435441 Y2 JPH0435441 Y2 JP H0435441Y2
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girder
slab
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floor slab
steel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプレキヤスト床版の桁との固定具に関
する。
〔従来の技術〕
桁上にコンクリート床版を載設することは橋
梁、高速道路、建築物、建造物、架構などに広く
用いられている。またこのコンクリート床版とし
てプレキヤストコンクリートを用いることも知ら
れている。この場合に従来、桁側にジベル筋を取
り付け、これを床版と結合するのが通常の技術で
あつた。
一方、桁上にコンクリート床版を載設した既設
の構造物では経年劣化により床版の取替を要する
ものも多出している。特に鋼桁上に現場打コンク
リート床版を施工した既設構造物において著し
い。このような既設床版の取替の場合には、交通
制限を可及的に排除するために夜間工事等短時間
に完全取替施工を要し、既設床版を撤去してジベ
ル筋を再利用してコンクリートを打設することな
どは到底不可能である。従つて、プレキヤストコ
ンクリート床版を用いる種々の迅速施工工法が開
発されている。
例えば、プレストレストコンクリート技術協会
編『プレストレストコンクリート』29巻4号
(1987(昭和62)年、7,8月号)36〜44頁にはこ
のような技術が開示されている。第5図に鋼桁と
床版との取付部を示した。この技術は旧床版を撤
去した後、旧床版と新床版21の据付高さを一致
させるため、旧床版ハツチ高さ相当部に主桁3の
フランジ3a側面に沿つて山形鋼22を取付け、
この上にプレキヤスト床版21を添設し、床版上
面より主桁フランジ3aに削孔し、この孔を通し
て床版と主桁を高張力ボルト23で連結してい
る。
この連結ボルト23は床版21の縦締め緊張完
了後主桁フランジ3a上の空間に無収縮モルタル
2を充填硬化させた後に本締付けする。
このような取付構造は、床版の高さを合わせる
のに手間を要し、床版21の上面より主桁フラン
ジ3aに削孔する大掛かりな機械装置と手間と時
間を要し、鋼桁3と床版21との間にモルタル2
4を十分に充填することも容易でないなどの問題
がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
桁材上にコンクリート床版を載設する場合、特
に既設床版を取り替える場合、プレキヤストコン
クリート床版を用いることは交通制限を最小限に
止めて迅速短工期に信頼性の高い施工ができる利
点がある。この場合、例えば上述の床版と桁とを
高張力ボルトで結合する構造では、現場で床版の
孔に合わせて鋼桁に削孔する必要があり、そのた
めの装置、手間、時間を要するほか、床版の高さ
合わせなどの現場作業が容易でなく、短時間に確
実正確な施工を行うことが難しい。
本考案はこのような問題を解決したプレキヤス
トコンクリート床版の桁との固定具を提供しよう
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はプレキヤストコンクリート床版を桁に
固定するための新規な固定具であつて、 床版の上下面貫通孔内に埋設固定される雌ね
じ付き埋込材と、 この雌ねじに螺合する雄ねじを有し、かつ貫
通孔を有し、その径/高さ比が0.6以上で下端
部に切欠を有する内筒を組み合わせて構成した
ものである。
この固定具は鋼またはその他の金属、硬質ゴム
その他の高分子材料、またはそれらを組み合わせ
た複合材料などから成る。
〔作用〕
第1図〜第4図を参照して本考案の構成および
作用を以下詳述する。
本考案の固定具1は床版の上下面貫通孔内に埋
設される雌ねじ付埋込材10と、この雌ねじに螺
合する雄ねじを有する内筒20とから成り、床版
2の桁3と接する部分に埋込まれて使用されるも
のである。
雌ねじ付埋込材10は内部に雌ねじ11を有
し、床版コンクリート中に床版の上下面貫通孔の
内壁をなすように確実に埋込み固定される。この
ためにコンクリート内に埋込まれる半径方向外側
に延出する多数の脚ないしは突起12を外周に固
定している。この埋込材10はプレキヤストコン
クリート打設時に埋込み施工され、床版の厚さよ
りも低い高さをもち、床版の厚さ以内に埋込ま
れ、その上下は貫通孔が開口している。
雄ねじ付内筒20は中空円筒であつてその外径
に雄ねじが切つてあり、この円筒を埋込材10内
で捻回させると床版が上下方向に移動し、床版の
桁に対する高さの調整を正確かつ微細に行うこと
ができる。雄ねじ付内筒20の上縁には捻回させ
るためのハンドル等を係合させる切欠22aを設
けておくと好適である。また、内筒20は径/高
さ比を0.6以上としているので、上方から中空部
に溶接棒を挿入して円筒の下端を溶接することが
容易にでき、また、桁または円筒20が鋼製以外
の場合、円筒と桁とを接着剤によつて固着させる
ことができる。従つてジベル筋等を必要とせずに
桁と床版とを容易に、確実に結合することができ
る。さらに第1図b、第3図に示すように円筒2
0の下端部に切欠22を設けてあるので、第2図
に示すように空所にモルタル4を充填するとき床
版と桁間のモルタルの充填も容易完全に行うこと
ができる。
以上のように本考案の固定具は迅速短時間に高
品質の施工をすることができる。
〔実施例〕
本考案の固定具として鋼製金具を用いた鋼桁上
の床版の例を第4図に示した。
床版には鋼桁3の直上に本考案の固定具1を埋
込んである。この固定具1と鋼桁3との取付部の
部分拡大断面図を第2図に示した。固定具1は床
版2の上下貫通鋼内に埋込まれた雌ねじ付埋込材
10とその雌ねじ11に螺合する雄ねじ付内筒2
0とから成つている。
実施例の寸法は次の通りである。
床版:2m×6m×160mm厚 雌ねじ付埋込材: 内径100mm×高100mm 雄ねじ付鋼製内筒: 鋼管89.1mmφ×高140mm ×厚5.5mm 切 欠:高40mm×幅35.3mm×4個 雄ねじ付鋼製内筒20は中空管であつて、ねじ
により雌ねじ付埋込材10を昇降し、床版2と鋼
桁3との高さ調整をするようになつている。雄ね
じ付鋼製内筒20の下端は溶接によつて鋼桁3と
固着するもので、床版2の上面から内筒20の中
空部を通つて溶接棒を差し込んで溶接する。また
この雄ねじ付鋼製内筒の下端は第1図bに示すよ
うに切欠22を設けてあり、第2図に示すように
無収縮モルタル4を充填したとき、鋼桁3と床版
2の間の空間も一度にモルタル充填される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、桁とプレキヤストコンクリー
トとの正確な高さ合せが容易となり、桁とコンク
リート床版との結合施工が容易確実で、短時間に
施工することができ、モルタル充填も極めて容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の固定具の分解斜視図、第2図
は桁と固定具の関係を示す床版の部分拡大断面
図、第3図は固定具の下端部を示す説明図、第4
図は実施例を用いた床版の三面図、第5図は従来
技術の説明図である。 1……固定具、2……床版、3……桁、4……
モルタル、10…… 雌ねじ付埋込材、20……
雄ねじ付内筒、21……雄ねじ、22……切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレキヤストコンクリート床版の上下面貫通孔
    内に埋設固定される雌ねじ付き埋込体と、該雌ね
    じに螺合する雄ねじおよび貫通孔を有し、径/高
    さ比が0.6以上で下端部に切欠を有する内筒とか
    らなることを特徴とするプレキヤスト床版の桁と
    の固定具。
JP15939087U 1987-10-20 1987-10-20 Expired JPH0435441Y2 (ja)

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JP15939087U JPH0435441Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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JP15939087U JPH0435441Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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JPH0164506U JPH0164506U (ja) 1989-04-25
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JP2741288B2 (ja) * 1990-12-20 1998-04-15 株式会社竹中工務店 鋼材とプレキャスト・コンクリート版との荷重伝達構造
JP4473762B2 (ja) * 2005-03-30 2010-06-02 日立造船株式会社 Pc床版の架設工法およびpc床版
JP4568657B2 (ja) * 2005-08-10 2010-10-27 ショーボンド建設株式会社 鋼合成コンクリートプレキャスト床版
JP6969909B2 (ja) * 2017-06-07 2021-11-24 ショーボンド建設株式会社 鋼合成桁の補強方法

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