JPH0540232Y2 - - Google Patents

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JPH0540232Y2
JPH0540232Y2 JP1986100608U JP10060886U JPH0540232Y2 JP H0540232 Y2 JPH0540232 Y2 JP H0540232Y2 JP 1986100608 U JP1986100608 U JP 1986100608U JP 10060886 U JP10060886 U JP 10060886U JP H0540232 Y2 JPH0540232 Y2 JP H0540232Y2
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JP
Japan
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stile
caulking agent
door
fitting part
caulking
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JP1986100608U
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、住宅等の玄関ドアに用いられる木
製から戸に関し、から戸の鏡板と框との嵌合部の
最奥部のみにコーキング剤を充填することにより
コーキング剤が外部から見えず、かつ嵌合部から
の浸水を防止するようにしたものである。
〔従来技術とその問題点〕
第2図および第3図は、従来の木製から戸の例
を示すものである。この木製から戸1は、上框
2、下框3、立框4,5とで周辺をかこみ、3本
の帯框6,6,6および中立框7でその内部を仕
切り、その仕切られた空間に8枚の鏡板8,8…
を嵌め込んで作られている。上框2、下框3、お
よび帯框6,6,6は、それぞれ立框4,5に、
ほぞ差し割りくさび締めなどの仕口により組み付
けられ、中立框7は上框2と下框3とに、短ほぞ
差しなどの仕口により組み付けられている。ま
た、これら框10と鏡板8とは、第3図に示すよ
うに、框10の側面に形成された溝11に鏡板8
の周辺薄肉部8aを嵌め込むことにより組み付け
られ嵌合部12が構成されている。
このような木製から戸1は、通常アガチスやナ
トーなどの素材によつて作られ、組み付け後これ
らの素材の木目模様を生した透明塗装が施され
て、製品とされる。
ところで、このような木製から戸を玄関ドアな
どとして使用した場合、当然雨がかかつたり、掃
除中の打ち水がかかつたりして水に濡れることに
なる。このように、から戸に水がかかつたりする
と、鏡板と框との嵌合部の接合部分に水が浸入
し、框や鏡板が吸水して変形したり、あるいはこ
れらが腐つたりする恐れがある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、この考案にあつては、鏡板と框との嵌
合部12の最奥部のみに、すなわち溝11の底部
11aにコーキング剤を注入し、空隙部分を充
填、封止することにより上記問題点を解決するよ
うにした。
第1図は、この考案の木製から戸における鏡板
と框との嵌合部12の一実施例を示す断面図であ
る。このから戸1では、鏡板8と框10とを組み
付けるに先立つて、嵌合部の最奥部となる溝11
の底部11aにコーキング剤13が注入されてい
る。コーキング剤13の注入は、通常のコーキン
グガン等を用いて行うことができる。鏡板8と框
10とを組み付けるとコーキング剤13は密閉さ
れるので、加圧されるとともに密着されるが、外
側にはみだしたコーキング剤13があればこれを
拭き取り、常温で乾燥することによつて木製から
戸が形成される。
ここで使用されるコーキング剤としては、シリ
コーン樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系
などのコーキング剤が用いられ、無色透明あるい
は茶系統の着色透明、着色不透明のものなど、塗
料と同系色のコーキング材を用いれば、組み付け
後の拭き取りが不完全であつても素地の木材との
色調上の違和感が生ぜず、また塗装を施してもむ
らが生ずることがない。
コーキング剤13が注入される框10と鏡板8
との嵌合部の最奥部は、鏡板8,8…のすべての
周辺部の嵌合部の最奥部でもよく、また一部の鏡
板8,8…のすべてあるいは一部の周辺部の嵌合
部の最奥部であつてもよい。
〔作用〕
このようなから戸1にあつては、鏡板8と框1
0との嵌合部の最奥部のみにコーキング剤13が
注入、充填されているので、鏡板8と框10とが
組み付けされる際、コーキング剤が鏡板8の周辺
によつて加圧され、鏡板8と框10とは強固に接
続され、また密閉状態となり、コーキング剤の耐
候性が向上するとともに雨水等がかかつても嵌合
部に水が侵入することがない。また、鏡板8と框
10との組み付けが少々変化して嵌合部に動きが
生じても、コーキング剤は弾性を有しているの
で、コーキング剤がこの動きや変動に追従し、水
が浸入する隙間が生ずることがない。さらに、コ
ーキング剤は外部に露出することがなく、鏡板表
面の塗装が劣化することがない。
〔実施例〕
アガチスを用い、框および鏡板を作製するとと
もに、嵌合部の最奥部を形成する框の溝底部にポ
リウレタン樹脂系無色コーキング剤を注入した
後、鏡板と組み付け、幅900mm×高さ1800mmのか
ら戸をつくつた。上記鏡板と框の接合部からはみ
出したコーキング剤を拭き取り、ポリウレタン樹
脂系塗料を用いて表面塗装を行なつたが、塗装む
らは発生しなかつた。
このから戸を屋外に6ケ月放置したのち、再び
框と鏡板とに分解し、嵌合部への雨水の浸入の痕
跡を調べたところ、雨水が浸入した痕跡は全く認
められなかつた。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の木製から戸
は、框と鏡板との嵌合部の最奥部のみにコーキン
グ剤を注入、充填して、鏡板は框とを組み付けて
いるので、コーキング剤は外部に露出することが
なく、これにより鏡板表面の塗装が劣化すること
がなく、外観が優れたものとなる。また、鏡板と
框とが組み付けされる際、コーキング剤は、鏡板
の周辺によつて加圧され、鏡板と框とは強固に接
続され、また密閉状態となり框と鏡板との嵌合部
の空隙が完全にシールされる。従つて、コーキン
グ剤の耐候性が向上するとともに雨水等がかかつ
ても嵌合部に水分が侵入することがなく、框、鏡
板の吸水変形や腐食を確実に防止できるものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の木製から戸の鏡板と框の嵌
合部の断面を示す第3図相当図、第2図および第
3図は従来の木製から戸の例を示すもので、第2
図は正面図、第3図は鏡板と框との嵌合部を示す
断面図である。 1……木製から戸、2……上框、3……下框、
4,5……立框、6……帯框、7……中立框、8
……鏡板、10……框、11……溝、12……嵌
合部、13……コーキング剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 立框、上框、下框、帯框などの框に鏡板を嵌め
    込んでなる木製から戸において、鏡板と框との嵌
    合部の最奥部のみにコーキング剤を充填したこと
    を特徴とする木製から戸。
JP1986100608U 1986-06-30 1986-06-30 Expired - Lifetime JPH0540232Y2 (ja)

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JP1986100608U JPH0540232Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JP1986100608U JPH0540232Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Publication Number Publication Date
JPS638384U JPS638384U (ja) 1988-01-20
JPH0540232Y2 true JPH0540232Y2 (ja) 1993-10-13

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ID=30970588

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JP1986100608U Expired - Lifetime JPH0540232Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JPS638384U (ja) 1988-01-20

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