JPH0539376Y2 - - Google Patents

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JPH0539376Y2
JPH0539376Y2 JP1988143679U JP14367988U JPH0539376Y2 JP H0539376 Y2 JPH0539376 Y2 JP H0539376Y2 JP 1988143679 U JP1988143679 U JP 1988143679U JP 14367988 U JP14367988 U JP 14367988U JP H0539376 Y2 JPH0539376 Y2 JP H0539376Y2
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JP
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eliminator
air
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moisture
protrusion
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気調和機内に余分な水分を除去す
べく配されるエリミネータに関する。
〔従来の技術〕
エアハンドリングユニツト等の空気調和機は、
空気の温湿度を調節するための機器であり、該空
気調和機にかけられる空気は、熱交換器等の機器
を用いて適宜温度に加熱又は冷却されると共に、
加湿器等の機器を用いて水分が供給されて適当な
湿分が付与されるようになつている。そして水分
が供給された空気の中には、霧状に細分化しない
余分な水分が水滴状となつて存在する。然るに前
記空気の中に前記余分な水分を含ませたまま空調
負荷側へ送り出すことは回避される必要があるの
で、前記加湿された空気の流れの中に前記余分な
水分を除去するためのエリミネータが配置され
る。そして該エリミネータによつて前記余分な水
分が前記空気の流れの中で水滴状態で掛止され、
その飛散が防止されるようになつている。なお、
従来のエリミネータとしては、亜鉛メツキ鋼板や
合成樹脂からなる三つ折エリミネータが最も一般
的に採用されており、該エリミネータは、前記余
分な水分を水滴状態で掛止し、その飛散を防止す
ることのみに利用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、従来のエリミネータが配された空気調
和機において、加湿器等の機器によつて供給され
た空気の中の水分のうち、前記エリミネータに至
るまでに霧状に細分化しない水分は、余分な水分
として前記エリミネータに掛止されて除去される
ため、その除去される分を見越した上で前記加湿
器等の機器による水分の供給を行う必要があつ
た。従つて従来のエリミネータが配された空気調
和機においては加湿効率が劣化するという問題点
があつた。
本考案は、かかる実情に着目して創案されたも
のであり、余分な水分を有効に除去できる上、新
たな問題点を発生させることなく、上述の問題点
を解消し得る手段を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る空気調和機のエリミネータは、加
湿のために水分が付与された空気の中に含まれる
余分な水分を除去すべく、前記空気の流れの中に
配置される空気調和機のエリミネータであつて、
水を保持し易い素材を用いて構成してあると共
に、前記空気の流れに対して交叉する交叉部を有
せしめてある点に特徴を有している。
なお、前記交叉部の一部に突起を設けてあるも
のが好ましく、また該突起が前記空気の流れの下
流側へ延在しているものが好ましい。
〔作用〕
かかる空気調和機のエリミネータは、空気の流
れに対して交叉する交叉部を有しているため、前
記空気は前記交叉部と或る交叉角をもつて交叉す
るように流れ、該空気中の余分な水分が前記エリ
ミネータによつて有効に掛止された後、前記交叉
部に沿つて移動する。そして前記エリミネータは
水を保持し易い素材を用いて構成されているた
め、前記エリミネータによつて掛止されて上述の
如く移動する余分な水分は、前記エリミネータ自
体に有効に保持されて加湿源となり、該水分は前
記空気の流れの中へ発散されて霧状に細分化され
る結果、前記エリミネータは加湿手段としても機
能することとなる。
なお、前記交叉部の一部に突起を設けてある場
合は、前記エリミネータ自体に保持される水分が
前記突起の部分に特に著しく滞つてそこから前記
空気の流れの中へ有効に発散されることとなり、
前記エリミネータの加湿手段としての機能が増大
する。
しかも、前記突起部が前記空気の流れの下流側
へ延在している場合は、該突起部の存在によつて
前記空気の流れが大きく乱されるということがな
く、また該突起部の存在によつて前記空気の流れ
に大きな抵抗が生じることもない。
〔考案の効果〕
従つて、本考案に係るエリミネータを備えた空
気調和機を用いる場合は、前記余分な水分を有効
に除去できると共に、その除去のために前記余分
な水分を掛止したりエリミネータが加湿手段とし
て有効に機能するため、その加湿効果が従来より
向上することとなる。また前記突起部の存在によ
つて空気の流れに大きな乱れ及び大きな抵抗が生
じないため、前記突起部を設けることによつて新
たな問題点が生じることがない。例えば、新たな
騒音が発生すること、或いは流れを得るのに大き
な駆動源が必要となること等の新たな問題点が生
じない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は本考案に係る空気調和機の一例たるエ
アハンドリングユニツトを模式的に示す縦断面で
ある。図中、1は熱交換器を示しており、空気取
入口2から取り入れられる空気は、前記熱交換器
1によつて熱交換されて適宜温度に加熱または冷
却された後、前記熱交換器1の下方に配置されて
いる加湿器3へ供給されるようになつている。そ
して適宜温度に加熱または冷却された空気は、前
記加湿器3によつて適当な湿分が与えられ、もつ
て空気調和のための処理が行われた後、前記加湿
器3の側方に配置された送風機4によつて吸引送
風されて空気吹出口5側のダクト6へ送給され該
ダクト6経由で空気吹出口5から吹き出されるよ
うになつている。なお前記送風機4の上流域には
エリミネータ7が配置されており、該エリミネー
タ7にて、前記ダクト6内へ供給される空気中に
水滴が混入しないように前記水滴が余分な空気と
して除去されるようになつている。また前記ダク
ト6は、その壁体がパンチングメタルと吸音材と
の組合せからなり、該ダクト6の部分は、空気の
流れに伴つて生じる騒音を前記パンチングメタル
経由で前記吸音材に吸収し、もつて前記騒音の発
生を抑える消音装置として機能するようになつて
いる。
さて、前記エリミネータ7について詳述する
に、該エリミネータ7は、目の粗い布や不織布や
サランやセラミツクス等の水を保持し易い素材か
らなり、前記空気の流れに対して或る傾斜角をも
つて交叉する交叉部7a即ち前記空気の流れに対
して斜交する複数の直線部を組み合せたジグザグ
形状を呈する交叉部7aを有している。そして前
記交叉部7aの一部即ち前記複数の直線部の相互
間の折曲部には、前記空気の流れの下流側へ延在
する突起7bが形成されている。
かかるエアハンドリングユニツトのエリミネー
タ7は、空気の流れに対して斜交する交叉部7a
を有しているため、前記空気は前記交叉部7aと
或る傾斜角をもつて交叉するように流れ、該空気
中の余分な水分が前記エリミネータ7によつて掛
止された後、前記交叉部7aに沿つて移動する。
そして該エリミネータ7は水を保持し易い素材か
らなつているため、前記移動の間に前記余分な水
分は該エリミネータ7内に有効に浸透する。そし
て前記エリミネータ7の一部即ち前記複数の直線
部の相互間の折曲部には突起7bが設けられてい
るため、前記エリミネータ7によつて掛止された
後、上述の如く移動した余分な水分は前記エリミ
ネータ7内に有効に浸透した上で、前記突起部7
bの部分に特に著しく滞り、そこから前記空気の
流れの中へ発散されて霧状に細分化される結果、
前記エリミネータ7は加湿手段としても有効に機
能することとなる。しかも、前記突起部7bは前
記空気の流れの下流側へ延在しているため、該突
起部7bの存在によつて前記空気の流れが大きく
乱されるということがなく、またその存在によつ
て前記空気の流れに大きな抵抗が生じることがな
い。
〔別実施例〕
上述の実施例においては、エリミネータ7の一
部に前記空気の流れの下流側へ延在する突起部7
bが設けられていたが、上述の空気の流れ等の問
題を考慮する必要がない場合には、前記突起部7
bの延在方向を、例えば第3図に示す如く前記空
気の流れの上流側とすることもできる。そして突
起部7bを第3図に示す如く前記空気の流れの上
流側へ延在させてある場合は、上述の実施例に比
し、該突起部7bの部分に水分をより有効に滞ら
せて該水分を前記空気の流れの中へより有効に発
散させることができる。
また、前記突起部7bが前記空気の流れと直交
する方向へ延在している実施例、前記突起部7b
が折曲部以外の中間部に設けられている実施例も
考えられる。これらの実施例においても、突起部
7bの部分が水分を有効に発散させる個所とな
る。
また、前記突起部7bを全く設けていない実施
例も考えられる。この場合は、エリミネータ7が
全体的に水分を発散させる個所となり得る。
なお、本考案は、上述の実施例に示すエアハン
ドリングユニツト以外の空気調和機、例えばフア
ンコイルユニツト、誘引ユニツト、パツケージ形
エアコンデイシヨナ、ルームエアコン、小形ヒー
トポンプユニツト、住宅用ユニツト、現場組立て
空気調和機等の空気調和機においても適用可能で
ある。
なお、実用新案登録請求の範囲の項に図面との
対照を便利にする為に符号を記すが、該記入によ
り本考案は添付図面の構造に限定されるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る空気調和機のエリミネー
タの実施例を示す平面図、第2図は該エリミネー
タを備えたエアハンドリングユニツトの一例を模
式的に示す縦断面図、第3図は本考案のエリミネ
ータの別実施例を示す平面図である。 7a……交叉部、7b……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 加湿のために水分が付与された空気の中に含
    まれる余分な水分を除去すべく、前記空気の流
    れの中に配置される空気調和機のエリミネータ
    であつて、水を保持し易い素材を用いて構成し
    てあると共に、前記空気の流れに対して交叉す
    る交叉部7aを有せしめてある空気調和機のエ
    リミネータ。 2 前記交叉部7aの一部に突起7bを設けてあ
    る請求項1記載の空気調和機のエリミネータ。 3 前記突起7bが前記空気の流れの下流側へ延
    在している請求項1記載の空気調和機のエリミ
    ネータ。
JP1988143679U 1988-11-02 1988-11-02 Expired - Lifetime JPH0539376Y2 (ja)

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JPH0264818U JPH0264818U (ja) 1990-05-16
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