JPH0539227A - ドリンク剤 - Google Patents
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- JPH0539227A JPH0539227A JP3333350A JP33335091A JPH0539227A JP H0539227 A JPH0539227 A JP H0539227A JP 3333350 A JP3333350 A JP 3333350A JP 33335091 A JP33335091 A JP 33335091A JP H0539227 A JPH0539227 A JP H0539227A
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Abstract
る。 【構成】グリシンおよび/または乳酸を医薬用ドリンク
剤に配合することにより、該医薬用ドリンク剤の酢酸菌
の生育を抑制する。
Description
たドリンク剤に関する。
工場(ワイン,ビール,ジュース,ハチミツ等)に分布
するグラム陰性菌であるが生育最適pHが3.5〜6.
5と低く一般の細菌,カビ,酵母等生存が不適な酸性領
域でも生育する。一般に医薬品,食品等で広く使用され
る防腐,防ばい剤(パラオキシ安息香酸エステル,安息
香酸等)はヒトに対する安全性(健康上)の観点から配
合可能な防腐剤,殺菌剤の種類や使用量に制限が設けら
れている。こうした制限下では上記酢酸菌に対する抵抗
性が得られない。一般的な殺菌処理法としては食品,医
薬品の最終製造工程で加熱処理等の瞬殺工程がとり入れ
られているが、医薬品,食品等の多くは内容成分が熱に
不安定なため熱処理を施し難い場合が多々ある。このよ
うな場合、飲料すなわち液状の医薬品及び飲食品そのも
のに抗菌力を保持させることが要望される。本発明の主
たる目的は、液状の医薬品飲料すなわちドリンク剤の酢
酸菌の生育を抑制し抗菌力を保持させるための安全で効
率的な手段を提供することにある。
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、意外にもグリシンお
よび/または乳酸を目的とするドリンク剤に添加するこ
とによりこれら医薬品が酢酸菌に対して著しく抵抗性を
示すことを見出し、更に検討を重ねて、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は グリシンおよび/ま
たは乳酸を配合してなるドリンク剤に関する。本発明に
用いられるグリシンおよび乳酸(以下酢酸菌防除剤と称
することがある)としては、薬局方で又は食品添加物と
して認められたもののみならず試薬として市販されてい
るものも含め医薬品及び飲食品として使用され得るもの
を広く用いることができる。特に、乳酸はD−乳酸,L
−乳酸,DL−乳酸いずれも用いることができる。本発
明におけるドリンク剤は配合成分や効能が限定される一
般薬品の剤型の一つとして医薬品製造指針に記載されて
いるものである。本発明のドリンク剤に配合すべき上記
酢酸菌防除剤の配合濃度はグリシンの場合は0.5w/
v%以上、好ましくは0.8w/v%〜5w/v%、乳
酸の場合0.1v/v%以上、好ましくは0.2〜0.
5v/v%が適当である。又、これらの酢酸菌防除剤は
2種以上組み合わせて使用することも可能であり、その
場合これら防除剤の総量の濃度が0.2w/v以上、好
ましくは0.2〜10w/v%に使用するのが好適であ
る。
の酢酸菌防除剤と共に防腐,防腐ばい剤を用いるのがよ
く、これらを併用することにより酢酸菌の抑制をより効
果的に行うことができる。防腐,防ばい剤としてはたと
えば安息香酸,そのナトリウム塩およびパラオキシ安息
香酸エステル(パラオキシ安息香酸ブチル,パラオキシ
安息香酸エチル,パラオキシ安息香酸プロピルなど)が
挙げられる。これらの防腐防ばい剤は通常0.0000
1〜1w/v%、好ましくは0.001〜0.1w/v
%の割合で用いられる。次に本発明のドリンク剤はpH
2.5〜7好ましくはpH2.5〜5になるように調整
されるのが好ましい。これは、他の雑菌の生育阻害の点
からも好ましい。とりわけ酢酸菌以外の雑菌の多くがp
H3付近以下の酸性領域では、生育不可能なのに対し、
酢酸菌は生育可能であるので、このような低pH域への
pH調整だけでは酢酸菌の阻害が不可能であるが、本発
明によればpH調整も併せて行うことにより、酢酸菌を
含む巾広い菌の生育を抑制することが可能になる。pH
調整剤としては、可食性の有機酸類、無機酸類またはそ
れらの塩類等から1種または2種以上組み合わせて用い
ることができる。可食性有機酸類としては、たとえばク
エン酸,リンゴ酸,酒石酸,酢酸,コハク酸,乳酸,ア
スコルビン酸,フマル酸,アジピン酸およびこれらのナ
トリウム塩,カリウム塩またはカルシウム塩などが挙げ
られる。
酸の酢酸菌防除剤及びpH調整剤等に加え下記成分を下
記割合で適宜添加してよい。甘味料(0.0001〜5
0w/v%,例 砂糖,ハチミツ,グリセリン,ソルビ
トール,グリチルリチン酸,アスパルテーム,パラチノ
ースなど),香辛料(0.0001〜10w/v%,例
ガーリック,ジンジャー,ローズマリー,ローレルな
ど),着香料(0.00001〜10w/v%,例 フ
ルーツ系フレーバー,生薬系フレーバーなど),着色剤
(0.0001〜10w/v%,例酸化亜鉛,二酸化チ
タン,ココア末,パプリカ,サフランなど),粘稠剤
(0.0001〜30w/v%,例 ステアリルアルコ
ール,プロピレングリコール,カルボキシメチルセルロ
ースなど),可溶化剤(0.00001〜30w/v
%,例 HCO−50,−60,ポリソルベート80,
イソプロパノールなど),抗酸化剤(0.00001〜
10w/v%,例 エデト酸ナトリウム,エリソルビン
酸,チオグリコール酸,チオ硫酸ナトリウムなど),苦
味剤(0.00001〜10w/v%,例 カフェイ
ン,苦味チンキなど),アミノ酸(0.0001〜30
w/v%,例 ロイシン,メチオニン,フェニルアラニ
ン,リジン,トリプトファン,タウリンなど),生薬及
び抽出物(0.0001〜30w/v%,例 ニンジン
エキス,ロクジョウ,シベットチンキ,ゴオウ,サイカ
クなど),ビタミン類(0.001〜30w/v%,例
ビタミンA,B,C,D,E,ニコチン酸アミド,パ
ントテン酸カルシウムなど)。
ベースとなる液状の経口医薬品に上記したような各成分
を前述のような割合で含有せしめればよく、その調製方
法は特に限定されない。例えば、各成分を上記の配合割
合で精製水の一部に溶かし、要すれば、約25〜100
℃に加熱して、混合溶解後、残りの精製水を加え必要に
応じてろ過することによって製造される。
説明する。 実施例1 シベットチンキ 250mg ニンジンエキス 10mg ビタミンB1 10mg ビタミンB6 10mg 酢酸トコフェロール 10mg 無水カフェイン 50mg 砂糖 5g ハチミツ 5g クエン酸 400mg クエン酸ナトリウム 50mg 安息香酸ナトリウム 35mg 乳酸 100μl 上記組成に従い、下記の方法によりドリンク剤を得た。
約40℃に加温した水約30mlに酢酸トコフェロール
を溶解したシベットチンキ及びニンジンエキスを混合分
散させる。約25℃まで冷却後、ビタミンB1,ビタミ
ンB6,無水カフェイン,砂糖,ハチミツ,クエン酸,
クエン酸ナトリウ ム,安息香酸ナトリウムを溶解し、
乳酸および1Nかせいソーダを添加し、pHを6.0と
したのち、水を加えて全量50mlとする。
70℃に加温した水約30mlにパラオキシ安息香酸ブ
チル、安息香酸を溶解し、約25℃まで冷却後、塩酸フ
ルスルチアミン,ビタミンB2,塩化カルニチン,タウ
リン,パントテン酸ナトリウム,砂糖,クエン酸,グリ
シンを溶解し、1Nかせいソーダを添加し、pHを3.
5としたのち、水を加え全量50mlとする。
施例2と同じ方法で全量50mlのドリンク剤を得た。
40℃に加温した水約30mlに安息香酸ナトリウム,
パラオキシ安息香酸エチルを溶解し、約25℃まで冷却
後塩酸フルスルチアミン,リン酸リボフラビンナトリウ
ム,塩酸ピリドキシン,ニコチン酸アミド,L−アスパ
ラギン酸ナトリウム,アミノエチルスルホン酸,塩化カ
ルニチン,コンドロイチン硫酸ナトリウム,無水カフェ
イン,クエン酸,砂糖,フレーバーを溶解し、乳酸およ
び1Nかせいソーダを添加しpHを3.2としたのち水
を加えて全量50mlとする。
40℃に加温した水約30mlにトチュウエキス、ロク
ジョウチンキ、ニンジンエキス及びローヤルゼリーを混
合分散させる。約25℃まで冷却後、ビタミンB1,ビ
タミンB2,ビタミンB6,ニコチン酸アミド,L−アス
パラギン酸ナトリウム,塩化カルニチン,無水カフェイ
ン,砂糖,クエン酸,安息香酸ナトリウムを溶解し、乳
酸および1Nかせいソーダを添加しpHを3.5とした
のち水を加えて全量50mlとする。
にサンプリング後、Acetobacter sp. 試験菌液を接種
し25℃に保存した。この試料から経日毎に試料を秤り
取り、0.1%ペプトン加減菌生理食塩水で適宜希釈し
て、その1mlをGP寒天(ダイゴ)で混釈平板(pH
4)として30℃,48時間培養し、発生してくるコロ
ニー数を計測した。試験結果 試験結果を下記〔表1〕に示す。
(cfu/ml) ─────────────────────────────────── 試料 0日 2日 7日 10日 14日 ─────────────────────────────────── 比較例 6.4×103 9.4×103 6.8×104 8.2×104 4.6×105 実施例2 4.9×103 3.6×103 108 検出されず 検出されず 実施例1 5.2×103 3.1×103 215 30 検出されず ─────────────────────────────────── 接種菌量(cfu/ml) 2.7×103 上記結果から明らかなように、酢酸菌の生育が本発明の
飲料中では顕著に抑制されていることがわかる。
とするドリンク剤において酢酸菌の生育が顕著に抑制さ
れ、該ドリンク剤にすぐれた抗菌力を保持させることが
できる。
40℃に加温した水約30mlにトチュウエキス、ロク
ジョウチンキ、ニンジンエキス及びローヤルゼリーを混
合分散させる。約25℃まで冷却後、ビタミンB1,ビ
タミンB2,ビタミンB6,ニコチン酸アミド,L−アス
パラギン酸ナトリウム,塩化カルニチン,無水カフェイ
ン,砂糖,クエン酸,安息香酸ナトリウムを溶解し、乳
酸および1Nかせいソーダを添加しpHを3.5とした
のち水を加えて全量50mlとする。 ─────────────────────────────────────────────────────
た医薬用ドリンク剤に関する。
工場(ワイン,ビール,ジュース,ハチミツ等)に分布
するグラム陰性菌であるが生育最適pHが3.5〜6.
5と低く一般の細菌,カビ,酵母等生存が不適な酸性領
域でも生育する。一般に医薬品,食品等で広く使用され
る防腐,防ばい剤(パラオキシ安息香酸エステル,安息
香酸等)はヒトに対する安全性(健康上)の観点から配
合可能な防腐剤,殺菌剤の種類や使用量に制限が設けら
れている。こうした制限下では上記酢酸菌に対する抵抗
性が得られない。一般的な殺菌処理法としては食品,医
薬品の最終製造工程で加熱処理等の瞬殺工程がとり入れ
られているが、医薬品,食品等の多くは内容成分が熱に
不安定なため熱処理を施し難い場合が多々ある。このよ
うな場合、飲料すなわち液状の医薬品及び飲食品そのも
のに抗菌力を保持させることが要望される。本発明の主
たる目的は、液状の医薬品飲料すなわち医 薬用ドリンク
剤の酢酸菌の生育を抑制し抗菌力を保持させるための安
全で効率的な手段を提供することにある。
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、意外にもグリシンお
よび/または乳酸を目的とする医薬用ドリンク剤に添加
することによりこれら医薬品が酢酸菌に対して著しく抵
抗性を示すことを見出し、更に検討を重ねて、本発明を
完成するに至った。すなわち、本発明は グリシンおよ
び/または乳酸を配合してなる医薬用ドリンク剤に関す
る。本発明に用いられるグリシンおよび乳酸(以下酢酸
菌防除剤と称することがある)としては、薬局方で又は
食品添加物として認められたもののみならず試薬として
市販されているものも含め医薬品及び飲食品として使用
され得るものを広く用いることができる。特に、乳酸は
D−乳酸,L−乳酸,DL−乳酸いずれも用いることが
できる。本発明における医薬用ドリンク剤は配合成分や
効能が限定される一般薬品の剤型の一つとして医薬品製
造指針に記載されているものである。本発明の医薬用ド
リンク剤に配合すべき上記酢酸菌防除剤の配合濃度はグ
リシンの場合は0.5w/v%以上、好ましくは0.8
w/v%〜5w/v%、乳酸の場合0.1v/v%以
上、好ましくは0.2〜0.5v/v%が適当である。
又、これらの酢酸菌防除剤は2種以上組み合わせて使用
することも可能であり、その場合これら防除剤の総量の
濃度が0.2w/v以上、好ましくは0.2〜10w/
v%に使用するのが好適である。
ン、乳酸の酢酸菌防除剤と共に防腐,防腐ばい剤を用い
るのがよく、これらを併用することにより酢酸菌の抑制
をより効果的に行うことができる。防腐,防ばい剤とし
てはたとえば安息香酸,そのナトリウム塩およびパラオ
キシ安息香酸エステル(パラオキシ安息香酸ブチル,パ
ラオキシ安息香酸エチル,パラオキシ安息香酸プロピル
など)が挙げられる。これらの防腐防ばい剤は通常0.
00001〜1w/v%、好ましくは0.001〜0.
1w/v%の割合で用いられる。次に本発明の医薬用ド
リンク剤はpH2.5〜7好ましくはpH2.5〜5に
なるように調整されるのが好ましい。これは、他の雑菌
の生育阻害の点からも好ましい。とりわけ酢酸菌以外の
雑菌の多くがpH3付近以下の酸性領域では、生育不可
能なのに対し、酢酸菌は生育可能であるので、このよう
な低pH域へのpH調整だけでは酢酸菌の阻害が不可能
であるが、本発明によればpH調整も併せて行うことに
より、酢酸菌を含む巾広い菌の生育を抑制することが可
能になる。pH調整剤としては、可食性の有機酸類、無
機酸類またはそれらの塩類等から1種または2種以上組
み合わせて用いることができる。可食性有機酸類として
は、たとえばクエン酸,リンゴ酸,酒石酸,酢酸,コハ
ク酸,乳酸,アスコルビン酸,フマル酸,アジピン酸お
よびこれらのナトリウム塩,カリウム塩またはカルシウ
ム塩などが挙げられる。
ン、乳酸の酢酸菌防除剤及びpH調整剤等に加え下記成
分を下記割合で適宜添加してよい。甘味料(0.000
1〜50w/v%,例 砂糖,ハチミツ,グリセリン,
ソルビトール,グリチルリチン酸,アスパルテーム,パ
ラチノースなど),香辛料(0.0001〜10w/v
%,例 ガーリック,ジンジャー,ローズマリー,ロー
レルなど),着香料(0.00001〜10w/v%,
例 フルーツ系フレーバー,生薬系フレーバーなど),
着色剤(0.0001〜10w/v%,例酸化亜鉛,二
酸化チタン,ココア末,パプリカ,サフランなど),粘
稠剤(0.0001〜30w/v%,例 ステアリルア
ルコール,プロピレングリコール,カルボキシメチルセ
ルロースなど),可溶化剤(0.00001〜30w/
v%,例HCO−50,−60,ポリソルベート80,
イソプロパノールなど),抗酸化剤(0.00001〜
10w/v%,例 エデト酸ナトリウム,エリソルビン
酸,チオグリコール酸,チオ硫酸ナトリウムなど),苦
味剤(0.00001〜10w/v%,例 カフェイ
ン,苦味チンキなど),アミノ酸(0.0001〜30
w/v%,例 ロイシン,メチオニン,フェニルアラニ
ン,リジン,トリプトファン,タウリンなど),生薬及
び抽出物(0.0001〜30w/v%,例 ニンジン
エキス,ロクジョウ,シベットチンキ,ゴオウ,サイカ
クなど),ビタミン類(0.001〜30w/v%,例
ビタミンA,B,C,D,E,ニコチン酸アミド,パ
ントテン酸カルシウムなど)。
水又はベースとなる液状の経口医薬品に上記したような
各成分を前述のような割合で含有せしめればよく、その
調製方法は特に限定されない。例えば、各成分を上記の
配合割合で精製水の一部に溶かし、要すれば、約25〜
100℃に加熱して、混合溶解後、残りの精製水を加え
必要に応じてろ過することによって製造される。
説明する。 実施例1 シベットチンキ 250mg ニンジンエキス 10mg ビタミンB1 10mg ビタミンB6 10mg 酢酸トコフェロール 10mg 無水カフェイン 50mg 砂糖 5g ハチミツ 5g クエン酸 400mg クエン酸ナトリウム 50mg 安息香酸ナトリウム 35mg 乳酸 100μl 上記組成に従い、下記の方法により医薬用ドリンク剤を
得た。約40℃に加温した水約30mlに酢酸トコフェ
ロールを溶解したシベットチンキ及びニンジンエキスを
混合分散させる。約25℃まで冷却後、ビタミンB1,
ビタミンB6,無水カフェイン,砂糖,ハチミツ,クエ
ン酸,クエン酸ナトリウ ム,安息香酸ナトリウムを溶
解し、乳酸および1Nかせいソーダを添加し、pHを
6.0としたのち、水を加えて全量50mlとする。
た。約70℃に加温した水約30mlにパラオキシ安息
香酸ブチル、安息香酸を溶解し、約25℃まで冷却後、
塩酸フルスルチアミン,ビタミンB2,塩化カルニチ
ン,タウリン,パントテン酸ナトリウム,砂糖,クエン
酸,グリシンを溶解し、1Nかせいソーダを添加し、p
Hを3.5としたのち、水を加え全量50mlとする。
施例2と同じ方法で全量50mlの医薬用ドリンク剤を
得た。
得た。約40℃に加温した水約30mlに安息香酸ナト
リウム,パラオキシ安息香酸エチルを溶解し、約25℃
まで冷却後塩酸フルスルチアミン,リン酸リボフラビン
ナトリウム,塩酸ピリドキシン,ニコチン酸アミド,L
−アスパラギン酸ナトリウム,アミノエチルスルホン
酸,塩化カルニチン,コンドロイチン硫酸ナトリウム,
無水カフェイン,クエン酸,砂糖,フレーバーを溶解
し、乳酸および1Nかせいソーダを添加しpHを3.2
としたのち水を加えて全量50mlとする。
た。約40℃に加温した水約30mlにトチュウエキ
ス、ロクジョウチンキ、ニンジンエキス及びローヤルゼ
リーを混合分散させる。約25℃まで冷却後、ビタミン
B1,ビタミンB2,ビタミンB6,ニコチン酸アミド,
L−アスパラギン酸ナトリウム,塩化カルニチン,無水
カフェイン,砂糖,クエン酸,安息香酸ナトリウムを溶
解し、乳酸および1Nかせいソーダを添加しpHを3.
5としたのち水を加えて全量50mlとする。
にサンプリング後、Acetobacter sp. 試験菌液を接種
し25℃に保存した。この試料から経日毎に試料を秤り
取り、0.1%ペプトン加減菌生理食塩水で適宜希釈し
て、その1mlをGP寒天(ダイゴ)で混釈平板(pH
4)として30℃,48時間培養し、発生してくるコロ
ニー数を計測した。 試験結果 試験結果を下記〔表1〕に示す。
(cfu/ml) ─────────────────────────────────── 試料 0日 2日 7日 10日 14日 ─────────────────────────────────── 比較例 6.4×103 9.4×103 6.8×104 8.2×104 4.6×105 実施例2 4.9×103 3.6×103 108 検出されず 検出されず 実施例1 5.2×103 3.1×103 215 30 検出されず ─────────────────────────────────── 接種菌量(cfu/ml) 2.7×103 上記結果から明らかなように、酢酸菌の生育が本発明
の飲料中では顕著に抑制されていることがわかる。
とする医薬用ドリンク剤において酢酸菌の生育が顕著に
抑制され、該医薬用ドリンク剤にすぐれた抗菌力を保持
させることができる。
Claims (10)
- 【請求項1】グリシンおよび/または乳酸を配合してな
るドリンク剤。 - 【請求項2】さらに防腐,防ばい剤を配合してなる請求
項1記載のドリンク剤。 - 【請求項3】防腐,防ばい剤が安息香酸,そのナトリウ
ム塩およびパラオキシ安息香酸エステルの一種以上であ
る請求項2記載のドリンク剤。 - 【請求項4】グリシンを配合してなる請求項1記載のド
リンク剤。 - 【請求項5】グリシン含量が0.5W/V%以上である
請求項4記載のドリンク剤。 - 【請求項6】乳酸を配合してなる請求項1記載のドリン
ク剤。 - 【請求項7】乳酸含量が0.1V/V%以上である請求
項6記載のドリンク剤。 - 【請求項8】グリシンおよび乳酸の双方を配合してなる
請求項1記載のドリンク剤。 - 【請求項9】グリシンおよび乳酸の総量が0.2W/V
%以上である請求項8記載のドリンク剤。 - 【請求項10】pHを2.5〜7に調整してなる請求項
1記載のドリンク剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41234490 | 1990-12-19 | ||
JP2-412344 | 1990-12-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0539227A true JPH0539227A (ja) | 1993-02-19 |
JP2995595B2 JP2995595B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=18521195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33335091A Expired - Fee Related JP2995595B2 (ja) | 1990-12-19 | 1991-12-17 | ドリンク剤 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2995595B2 (ja) |
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-
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- 1991-12-17 JP JP33335091A patent/JP2995595B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2995595B2 (ja) | 1999-12-27 |
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