JPH053904B2 - - Google Patents
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- JPH053904B2 JPH053904B2 JP59247658A JP24765884A JPH053904B2 JP H053904 B2 JPH053904 B2 JP H053904B2 JP 59247658 A JP59247658 A JP 59247658A JP 24765884 A JP24765884 A JP 24765884A JP H053904 B2 JPH053904 B2 JP H053904B2
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- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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- G01N27/02—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
- G01N27/04—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
- G01N27/12—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a solid body in dependence upon absorption of a fluid; of a solid body in dependence upon reaction with a fluid, for detecting components in the fluid
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、加熱された状態で煙、ガス等にさ
らされると電気的抵抗が変化する酸化物半導体等
の検出物質を利用した検出器に関する。
らされると電気的抵抗が変化する酸化物半導体等
の検出物質を利用した検出器に関する。
〔従来の技術〕
従来の煙、ガス等の検出器は、第2図に示す検
出素子を使つて第3図に示すように接続して構成
されていた。先ず、第2図において、1は煙、ガ
ス等の検出素子で、酸化物半導体等の検出物質2
とこの検出物質2の中に互いに所定距離離して埋
め込まれた一対のヒータ兼電極3a,3bとによ
り構成されている。ところでこの第2図に示す検
出素子においては、煙、ガス等の検出素子として
の機能を果たすためには、酸化物半導体等の検出
物質2は、それ自体の温度分布が全体的に一様に
なるように加熱されなければならない。そのため
に酸化物半導体等の検出物質2を一対のヒータ兼
電極3a,3bにより加熱するのである。また、
酸化物半導体等の検出物質2は煙、ガス等にさら
されてない時には電気的に高抵抗であり、煙、ガ
ス等にさらされてそれを吸収すると電気的抵抗が
下がる特性を有し、この抵抗の変化を検出するこ
とにより、煙、ガス等の検出ができる。
出素子を使つて第3図に示すように接続して構成
されていた。先ず、第2図において、1は煙、ガ
ス等の検出素子で、酸化物半導体等の検出物質2
とこの検出物質2の中に互いに所定距離離して埋
め込まれた一対のヒータ兼電極3a,3bとによ
り構成されている。ところでこの第2図に示す検
出素子においては、煙、ガス等の検出素子として
の機能を果たすためには、酸化物半導体等の検出
物質2は、それ自体の温度分布が全体的に一様に
なるように加熱されなければならない。そのため
に酸化物半導体等の検出物質2を一対のヒータ兼
電極3a,3bにより加熱するのである。また、
酸化物半導体等の検出物質2は煙、ガス等にさら
されてない時には電気的に高抵抗であり、煙、ガ
ス等にさらされてそれを吸収すると電気的抵抗が
下がる特性を有し、この抵抗の変化を検出するこ
とにより、煙、ガス等の検出ができる。
第3図は従来の煙、ガス等を検出する検出器の
具体的回路構成を示す図であり、同図において、
4はトランスであり、このトランス4の2次巻線
4a,4bは一対のヒータ兼電極3a,3bへ給
電してこれらヒータ兼電極3a,3bを発熱させ
この発熱によつて酸化物半導体等の検出物質2を
加熱するためのものであるが、両電極3a,3b
間の検出物質2の電気抵抗を検出する必要がある
ため、これら2次巻線4a,4bは2つに分離さ
れ高絶縁状態に保持されている。4cはトランス
4の1次巻線、5は直流電源、6は検出素子1に
近接して設けられたサーミスタ、7,8は抵抗で
ある。
具体的回路構成を示す図であり、同図において、
4はトランスであり、このトランス4の2次巻線
4a,4bは一対のヒータ兼電極3a,3bへ給
電してこれらヒータ兼電極3a,3bを発熱させ
この発熱によつて酸化物半導体等の検出物質2を
加熱するためのものであるが、両電極3a,3b
間の検出物質2の電気抵抗を検出する必要がある
ため、これら2次巻線4a,4bは2つに分離さ
れ高絶縁状態に保持されている。4cはトランス
4の1次巻線、5は直流電源、6は検出素子1に
近接して設けられたサーミスタ、7,8は抵抗で
ある。
この第2図に示す従来の検出器において、一対
のヒータ兼電極3a,3bはトランスの2次巻線
4a,4bから給電されると発熱するので、この
発熱によつて酸化物半導体等の検出物質2は加熱
され、検出物質2の温度は全体的に一様な所定の
加熱状態になる。この加熱状態の検出物質2が
煙、ガス等にさらされると、酸化物半導体等の検
出物質2の電気抵抗が低下するので、直流電源5
−ヒータ兼電極3a−低抵抗となつた検出物質2
−ヒータ兼電極3b−抵抗8の直流回路に電流が
流れ、従つて、抵抗8の電圧降下を検出すること
によつて煙、ガス等の検出ができる。一方、上記
のように検出物質2がヒータ兼電極3a,3bに
よつて加熱されていると、検出物質2に近接して
設けられているサーミスタ6も加熱されるので、
サーミスタ6の抵抗は小さい。一方、ヒータ兼電
極3a,3bの少なくとも一方が断線した場合に
は、酸化物半導体等の検出物質2の温度が下が
り、従つてサーミスタ6の温度も下がるので、サ
ーミスタ6の抵抗が大きくなる。このように、ヒ
ータ兼電極3a,3bが断線した場合と断線して
いない場合とでサーミスタ6の抵抗が異なるの
で、このサーミスタ6と直列をなす抵抗7の電圧
降下を検出することによりヒータ兼電極3a,3
bの断線を検出できる。
のヒータ兼電極3a,3bはトランスの2次巻線
4a,4bから給電されると発熱するので、この
発熱によつて酸化物半導体等の検出物質2は加熱
され、検出物質2の温度は全体的に一様な所定の
加熱状態になる。この加熱状態の検出物質2が
煙、ガス等にさらされると、酸化物半導体等の検
出物質2の電気抵抗が低下するので、直流電源5
−ヒータ兼電極3a−低抵抗となつた検出物質2
−ヒータ兼電極3b−抵抗8の直流回路に電流が
流れ、従つて、抵抗8の電圧降下を検出すること
によつて煙、ガス等の検出ができる。一方、上記
のように検出物質2がヒータ兼電極3a,3bに
よつて加熱されていると、検出物質2に近接して
設けられているサーミスタ6も加熱されるので、
サーミスタ6の抵抗は小さい。一方、ヒータ兼電
極3a,3bの少なくとも一方が断線した場合に
は、酸化物半導体等の検出物質2の温度が下が
り、従つてサーミスタ6の温度も下がるので、サ
ーミスタ6の抵抗が大きくなる。このように、ヒ
ータ兼電極3a,3bが断線した場合と断線して
いない場合とでサーミスタ6の抵抗が異なるの
で、このサーミスタ6と直列をなす抵抗7の電圧
降下を検出することによりヒータ兼電極3a,3
bの断線を検出できる。
しかしながら、上記第3図に示す回路構成の従
来の検出器では、一対のヒータ兼電極3a,3b
の通電中に双方のヒータ兼電極3a,3bが断線
した場合でも、断線してから一定時間経過しない
と酸化物半導体等の検出物質2の温度は下がらな
いので断線をすぐ検知することができず、まして
やヒータ兼電極3a,3bの一方のみが断線した
場合には他方のヒータ兼電極は通電されているの
で、酸化物半導体等の検出物質2の温度が下がる
までに相当時間がかかる。従つて、ヒータ兼電極
3a,3bへの通電を開始し、煙、ガス等の検出
を行なう少し前にヒータ兼電極3a,3bが断線
したような場合には、抵抗7による断線検出がで
きるまでに抵抗8の電圧降下をもつて煙、ガス等
の有無判断をする場合もあり、その場合には、
煙、ガス等が有るのに無いと判断してしまう危険
性があつた。また、両ヒータ兼電極3a,3b間
が短絡しても、酸化物半導体等の検出物質2の温
度は高いため、上記短絡を検出することはできな
かつた。またサーミスタ6を必要とし、しかもサ
ーミスタ6を検出物質2に近接して設けなければ
ならなかつた。
来の検出器では、一対のヒータ兼電極3a,3b
の通電中に双方のヒータ兼電極3a,3bが断線
した場合でも、断線してから一定時間経過しない
と酸化物半導体等の検出物質2の温度は下がらな
いので断線をすぐ検知することができず、まして
やヒータ兼電極3a,3bの一方のみが断線した
場合には他方のヒータ兼電極は通電されているの
で、酸化物半導体等の検出物質2の温度が下がる
までに相当時間がかかる。従つて、ヒータ兼電極
3a,3bへの通電を開始し、煙、ガス等の検出
を行なう少し前にヒータ兼電極3a,3bが断線
したような場合には、抵抗7による断線検出がで
きるまでに抵抗8の電圧降下をもつて煙、ガス等
の有無判断をする場合もあり、その場合には、
煙、ガス等が有るのに無いと判断してしまう危険
性があつた。また、両ヒータ兼電極3a,3b間
が短絡しても、酸化物半導体等の検出物質2の温
度は高いため、上記短絡を検出することはできな
かつた。またサーミスタ6を必要とし、しかもサ
ーミスタ6を検出物質2に近接して設けなければ
ならなかつた。
また、サーミスタを使用しないでヒータ兼電極
の断線を検出する断線検出回路もいくつか提案さ
れているが、何れも回路が複雑で高価となり、し
かも煙、ガス等の検出とは別にヒータ兼電極間の
短絡を検出できるものはなかつた。
の断線を検出する断線検出回路もいくつか提案さ
れているが、何れも回路が複雑で高価となり、し
かも煙、ガス等の検出とは別にヒータ兼電極間の
短絡を検出できるものはなかつた。
この発明はこのような従来の煙、ガス等の検出
をする検出器の欠点を除去するためになされたも
ので、サーミスタを使用する必要がなく、しかも
対をなすヒータ兼電極が断線したり短絡したりす
ると、遅滞なくこれらを検出することができる、
簡単な回路構成で安価な煙、ガス等の検出器を提
供することを目的とするものである。
をする検出器の欠点を除去するためになされたも
ので、サーミスタを使用する必要がなく、しかも
対をなすヒータ兼電極が断線したり短絡したりす
ると、遅滞なくこれらを検出することができる、
簡単な回路構成で安価な煙、ガス等の検出器を提
供することを目的とするものである。
この発明による煙、ガス等を検出する検出器
は、電源から給電される対をなすヒータ兼電極間
に介在した検出物質の煙、ガス等の存否による抵
抗変化を検出する第1の回路、及び上記ヒータ兼
電極と直列に接続されたスイツチとこのスイツチ
のオン・オフにより上記電源からの通電が制御さ
れるヒータ電流検出回路とを有した第2の回路を
備えたものである。
は、電源から給電される対をなすヒータ兼電極間
に介在した検出物質の煙、ガス等の存否による抵
抗変化を検出する第1の回路、及び上記ヒータ兼
電極と直列に接続されたスイツチとこのスイツチ
のオン・オフにより上記電源からの通電が制御さ
れるヒータ電流検出回路とを有した第2の回路を
備えたものである。
この発明においては、第1の回路における対を
なすヒータ兼電極に通電して加熱された酸化物半
導体等の検出物質が煙、ガス等にさらされると上
記検出物質の電気抵抗が変化し、この電気抵抗の
変化によつて煙、ガス等が検出される。一方、ヒ
ータ兼電極と直列に接続されたスイツチとこのス
イツチのオン・オフにより上記電源からの通電が
制御されるヒータ電流検出回路とを有した第2の
回路を設けてあるので、ヒータ兼電極が断線して
ない場合と断線した場合とでヒータ電流検出回路
への通電状況が断線と同時に変わり、ヒータ兼電
極の断線が遅滞なく即座に検出される。
なすヒータ兼電極に通電して加熱された酸化物半
導体等の検出物質が煙、ガス等にさらされると上
記検出物質の電気抵抗が変化し、この電気抵抗の
変化によつて煙、ガス等が検出される。一方、ヒ
ータ兼電極と直列に接続されたスイツチとこのス
イツチのオン・オフにより上記電源からの通電が
制御されるヒータ電流検出回路とを有した第2の
回路を設けてあるので、ヒータ兼電極が断線して
ない場合と断線した場合とでヒータ電流検出回路
への通電状況が断線と同時に変わり、ヒータ兼電
極の断線が遅滞なく即座に検出される。
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。
る。
第1図はこの発明の一実施例を示す電気的接続
図であり、同図において、第2図及び第3図と同
一符号は同一又は相当部品を示し、9は第1のス
イツチ、10は第2のスイツチ、11は定電流回
路、12はヒータ電流検出回路である。直流電源
5には直列に、一方のヒータ兼電極3a、第1の
スイツチ9、他方のヒータ兼電極3bが順に接続
されており、また、他方のヒータ兼電極3bには
第2のスイツチ10、定電流回路11、ヒータ電
流検出回路12の直列回路と検出抵抗8とを並列
に接続した回路が接続されている。13は直流電
源5、ヒータ兼電極3a、酸化物半導体等の検出
物質2、ヒータ兼電極3b、及び抵抗8を直列接
続して構成された第1の回路で、両ヒータ兼電極
3a,3b間の検出物質2の抵抗変化を検出抵抗
8で検出するものである。14は直流電源5、一
方のヒータ兼電極3a、第1のスイツチ9、他方
のヒータ兼電極3b、第2のスイツチ10、定電
流回路11、及びヒータ電流検出回路12を直列
接続して構成された第2の回路で、ヒータ兼電極
3a,3bの断線を検出するための回路である。
図であり、同図において、第2図及び第3図と同
一符号は同一又は相当部品を示し、9は第1のス
イツチ、10は第2のスイツチ、11は定電流回
路、12はヒータ電流検出回路である。直流電源
5には直列に、一方のヒータ兼電極3a、第1の
スイツチ9、他方のヒータ兼電極3bが順に接続
されており、また、他方のヒータ兼電極3bには
第2のスイツチ10、定電流回路11、ヒータ電
流検出回路12の直列回路と検出抵抗8とを並列
に接続した回路が接続されている。13は直流電
源5、ヒータ兼電極3a、酸化物半導体等の検出
物質2、ヒータ兼電極3b、及び抵抗8を直列接
続して構成された第1の回路で、両ヒータ兼電極
3a,3b間の検出物質2の抵抗変化を検出抵抗
8で検出するものである。14は直流電源5、一
方のヒータ兼電極3a、第1のスイツチ9、他方
のヒータ兼電極3b、第2のスイツチ10、定電
流回路11、及びヒータ電流検出回路12を直列
接続して構成された第2の回路で、ヒータ兼電極
3a,3bの断線を検出するための回路である。
次に第1図の動作について説明する。
第1のスイツチ9と第2のスイツチ10とを共
にオンにすると、一対のヒータ兼電極3a,3b
は定電流回路11により規定された電流によつて
発熱する。この通電状態において、一対のヒータ
兼電極3a,3bの少なくとも一方が断線する
と、ヒータ電流検出回路12には電流が流れなく
なるので、即ちヒータ電流検出回路12には電流
が流れるべき時に電流が流れなくなることから、
一対のヒータ兼電極3a,3bの少なくとも一方
の断線を検知できる。しかも一対のヒータ兼電極
3a,3bの少なくとも一方が断線すると、上記
第3図の従来のもののように遅滞することなく断
線と同時に断線を検出することができる。また、
煙、ガス等の検出を行なう場合には、上記のよう
に第1及び第2のスイツチ9,10を所定時間の
間オンにして酸化物半導体等の検出物質2を充分
に加熱した後、第1及び第2のスイツチ9,10
を共にオフにして検出抵抗8の両端の電位差によ
り、煙、ガス等の検出を行なう。即ち、煙、ガス
等が存在すれば、第2図、第3図でも説明したよ
うに、酸化物半導体等の検出物質2の電気抵抗が
急激に低下し、検出抵抗8に大きな電圧降下が生
じるので、煙、ガス等の検出ができる。また、第
1及び第2のスイツチ9,10が故障した場合に
は、両スイツチ9,10をオフにしても、オンの
状態を保持しているのでヒータ電流検出回路12
に電流が流れることになる。逆に、第1及び第2
のスイツチ9,10をオフにした時にヒータ電流
検出回路12に電流が流れてなければ、両スイツ
チ9,10が正常に動作していることになる。従
つて両スイツチ9,10が正常に動作しているか
否かの確認も、ヒータ電流検出回路12によつて
行なえる。更に、第1及び第2のスイツチ9,1
0の双方をオンにして両ヒータ兼電極3a,3b
に通電しているときに両ヒータ兼電極3a,3b
間に短絡した場合には、ヒータ兼電極3a,3b
のインピータンス低下(インピーダンスの低下度
合は短絡した位置に依存する)によつてヒータ電
流検出回路12に大きな電流が流れるので、ヒー
タ電流検出回路12で電流を検出することによつ
て一対のヒータ兼電極3a,3b間の短絡も検出
できる。なお、ヒータ兼電極3a,3b間の短絡
は、第1のスイツチ9をオフにしている場合であ
つても、第2のスイツチ10をオンにすることに
よつて検出することができる。即ち、第1のスイ
ツチ9がオフの状態の場合、ヒータ兼電極3a,
3b間が短絡していなければ、両電極3a,3b
間の酸化物半導体2が高絶縁状態を維持している
限り、第2のスイツチ10をオンにしてもヒータ
電流検出回路12に電流は流れないが、ヒータ兼
電極3a,3b間が短絡すればヒータ電流検出回
路12に電流が流れるので、ヒータ電流検出回路
12で電流を検出することによつてヒータ兼電極
3a,3b間の短絡を検出できるのである。
にオンにすると、一対のヒータ兼電極3a,3b
は定電流回路11により規定された電流によつて
発熱する。この通電状態において、一対のヒータ
兼電極3a,3bの少なくとも一方が断線する
と、ヒータ電流検出回路12には電流が流れなく
なるので、即ちヒータ電流検出回路12には電流
が流れるべき時に電流が流れなくなることから、
一対のヒータ兼電極3a,3bの少なくとも一方
の断線を検知できる。しかも一対のヒータ兼電極
3a,3bの少なくとも一方が断線すると、上記
第3図の従来のもののように遅滞することなく断
線と同時に断線を検出することができる。また、
煙、ガス等の検出を行なう場合には、上記のよう
に第1及び第2のスイツチ9,10を所定時間の
間オンにして酸化物半導体等の検出物質2を充分
に加熱した後、第1及び第2のスイツチ9,10
を共にオフにして検出抵抗8の両端の電位差によ
り、煙、ガス等の検出を行なう。即ち、煙、ガス
等が存在すれば、第2図、第3図でも説明したよ
うに、酸化物半導体等の検出物質2の電気抵抗が
急激に低下し、検出抵抗8に大きな電圧降下が生
じるので、煙、ガス等の検出ができる。また、第
1及び第2のスイツチ9,10が故障した場合に
は、両スイツチ9,10をオフにしても、オンの
状態を保持しているのでヒータ電流検出回路12
に電流が流れることになる。逆に、第1及び第2
のスイツチ9,10をオフにした時にヒータ電流
検出回路12に電流が流れてなければ、両スイツ
チ9,10が正常に動作していることになる。従
つて両スイツチ9,10が正常に動作しているか
否かの確認も、ヒータ電流検出回路12によつて
行なえる。更に、第1及び第2のスイツチ9,1
0の双方をオンにして両ヒータ兼電極3a,3b
に通電しているときに両ヒータ兼電極3a,3b
間に短絡した場合には、ヒータ兼電極3a,3b
のインピータンス低下(インピーダンスの低下度
合は短絡した位置に依存する)によつてヒータ電
流検出回路12に大きな電流が流れるので、ヒー
タ電流検出回路12で電流を検出することによつ
て一対のヒータ兼電極3a,3b間の短絡も検出
できる。なお、ヒータ兼電極3a,3b間の短絡
は、第1のスイツチ9をオフにしている場合であ
つても、第2のスイツチ10をオンにすることに
よつて検出することができる。即ち、第1のスイ
ツチ9がオフの状態の場合、ヒータ兼電極3a,
3b間が短絡していなければ、両電極3a,3b
間の酸化物半導体2が高絶縁状態を維持している
限り、第2のスイツチ10をオンにしてもヒータ
電流検出回路12に電流は流れないが、ヒータ兼
電極3a,3b間が短絡すればヒータ電流検出回
路12に電流が流れるので、ヒータ電流検出回路
12で電流を検出することによつてヒータ兼電極
3a,3b間の短絡を検出できるのである。
以上、要するに、第1図に示すこの発明の一実
施例においては次の利点がある。
施例においては次の利点がある。
(1) ヒータ兼電極3a,3bの断線の検出が、そ
の断線と同時に行なわれる。
の断線と同時に行なわれる。
(2) スイツチ9,10が確実に動作しているかを
ヒータ電流検出回路12により容易に確認でき
る。
ヒータ電流検出回路12により容易に確認でき
る。
(3) 一対のヒータ兼電極3a,3b間が短絡して
いないかどうかを、ヒータ電流検出回路12に
より容易に確認できる。
いないかどうかを、ヒータ電流検出回路12に
より容易に確認できる。
(4) 従来のように、サーミスタ6を使用する必要
がなく、従つてサーミスタ6を、煙、ガス等の
検出素子1に近接して取り付ける必要もない。
がなく、従つてサーミスタ6を、煙、ガス等の
検出素子1に近接して取り付ける必要もない。
この発明は以上のように、対をなすヒータ兼電
極に通電して上記対をなすヒータ兼電極間の検出
物質を加熱し、加熱された状態の上記検出物質の
煙、ガス等にさらされることによる抵抗の変化を
検出して煙、ガス等を検出する検出器において、
電源が上記対をなすヒータ兼電極のそれぞれの一
端に検出抵抗を介して接続され、上記電源から給
電される上記対をなすヒータ兼電極間に介在した
上記検出物質の煙、ガス等の存在による抵抗変化
を検出する第1の回路、及び上記ヒータ兼電極の
それぞれと、これらヒータ兼電極の他端間に接続
された第1のスイツチと、上記第1の回路の検出
抵抗に並列に接続された第2のスイツチとヒータ
電流検出回路の直列回路とを直列に接続した第2
の回路を備え、上記第1、第2のスイツチを、上
記ヒータ兼電極加熱時及び断線検出時に共にオン
とし、煙、ガス等の検出時に共にオフとするよう
にしたので、上記第1の回路によつて煙、ガス等
の検出ができるのは勿論のこと、上記第2の回路
によつてヒータ兼電極の断線及びこれら電極間の
短絡を遅滞なく即座に検出できるので、上記第1
の回路による煙、ガス等の検出は正確に行なえ、
しかも、回路構成が極めて簡単で安価で、従来の
ように断線検出のためのサーミスタを設ける必要
はなく、ましてや、サーミスタを煙、ガス等の検
出素子に近接して取り付ける必要もない、等の効
果がある。
極に通電して上記対をなすヒータ兼電極間の検出
物質を加熱し、加熱された状態の上記検出物質の
煙、ガス等にさらされることによる抵抗の変化を
検出して煙、ガス等を検出する検出器において、
電源が上記対をなすヒータ兼電極のそれぞれの一
端に検出抵抗を介して接続され、上記電源から給
電される上記対をなすヒータ兼電極間に介在した
上記検出物質の煙、ガス等の存在による抵抗変化
を検出する第1の回路、及び上記ヒータ兼電極の
それぞれと、これらヒータ兼電極の他端間に接続
された第1のスイツチと、上記第1の回路の検出
抵抗に並列に接続された第2のスイツチとヒータ
電流検出回路の直列回路とを直列に接続した第2
の回路を備え、上記第1、第2のスイツチを、上
記ヒータ兼電極加熱時及び断線検出時に共にオン
とし、煙、ガス等の検出時に共にオフとするよう
にしたので、上記第1の回路によつて煙、ガス等
の検出ができるのは勿論のこと、上記第2の回路
によつてヒータ兼電極の断線及びこれら電極間の
短絡を遅滞なく即座に検出できるので、上記第1
の回路による煙、ガス等の検出は正確に行なえ、
しかも、回路構成が極めて簡単で安価で、従来の
ように断線検出のためのサーミスタを設ける必要
はなく、ましてや、サーミスタを煙、ガス等の検
出素子に近接して取り付ける必要もない、等の効
果がある。
第1図はこの発明の一実施例を示す接続図、第
2図は煙、ガス等の検出素子の概略構造を示す斜
視図、第3図は従来の煙、ガス等の検出器を示す
接続図である。 図において、1は検出素子、2は検出物質、3
a,3bはヒータ兼電極、5は電源、8は検出抵
抗、9は第1のスイツチ、10は第2のスイツ
チ、12はヒータ電流検出回路、13は第1の回
路、14は第2の回路である。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。
2図は煙、ガス等の検出素子の概略構造を示す斜
視図、第3図は従来の煙、ガス等の検出器を示す
接続図である。 図において、1は検出素子、2は検出物質、3
a,3bはヒータ兼電極、5は電源、8は検出抵
抗、9は第1のスイツチ、10は第2のスイツ
チ、12はヒータ電流検出回路、13は第1の回
路、14は第2の回路である。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。
Claims (1)
- 1 対をなすヒータ兼電極に通電して上記対をな
すヒータ兼電極間の検出物質を加熱し、加熱され
た状態の上記検出物質の煙、ガス等にさらされる
ことによる抵抗の変化を検出して煙、ガス等を検
出する検出器において、電源が上記対をなすヒー
タ兼電極のそれぞれの一端に検出抵抗を介して接
続され、上記電源から給電される上記対をなすヒ
ータ兼電極間に介在した上記検出物質の煙、ガス
等の存在による抵抗変化を検出する第1の回路、
及び上記ヒータ兼電極のそれぞれと、これらヒー
タ兼電極の他端間に接続された第1のスイツチ
と、上記第1の回路の検出抵抗に並列に接続され
た第2のスイツチとヒータ電流検出回路の直列回
路とを直列に接続した第2の回路を備え、上記第
1、第2のスイツチを、上記ヒータ兼電極加熱時
及び断線検出時に共にオンとし、煙、ガス等の検
出時に共にオフとするようにしたことを特徴とす
る検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24765884A JPS61126458A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24765884A JPS61126458A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61126458A JPS61126458A (ja) | 1986-06-13 |
JPH053904B2 true JPH053904B2 (ja) | 1993-01-18 |
Family
ID=17166746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24765884A Granted JPS61126458A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61126458A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10443526B2 (en) * | 2016-09-14 | 2019-10-15 | Denso Corporation | Air-fuel ratio sensing device |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5145810A (ja) * | 1974-10-18 | 1976-04-19 | Hitachi Ltd | |
JPS6070345A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-22 | Nohmi Bosai Kogyo Co Ltd | ガス漏れ検知装置 |
JPS6070344A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-22 | Nohmi Bosai Kogyo Co Ltd | ガス漏れ検知装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50146490U (ja) * | 1974-05-21 | 1975-12-04 | ||
JPS55181543U (ja) * | 1980-06-18 | 1980-12-26 |
-
1984
- 1984-11-22 JP JP24765884A patent/JPS61126458A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5145810A (ja) * | 1974-10-18 | 1976-04-19 | Hitachi Ltd | |
JPS6070345A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-22 | Nohmi Bosai Kogyo Co Ltd | ガス漏れ検知装置 |
JPS6070344A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-22 | Nohmi Bosai Kogyo Co Ltd | ガス漏れ検知装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61126458A (ja) | 1986-06-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |