JPH0538606U - ボールレンズコリメータ - Google Patents
ボールレンズコリメータInfo
- Publication number
- JPH0538606U JPH0538606U JP9532391U JP9532391U JPH0538606U JP H0538606 U JPH0538606 U JP H0538606U JP 9532391 U JP9532391 U JP 9532391U JP 9532391 U JP9532391 U JP 9532391U JP H0538606 U JPH0538606 U JP H0538606U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball lens
- recess
- lens
- insertion hole
- ferrule
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズホルダに高精度の加工を施すことなく
容易に心出しが行えるボールレンズコリメータを提供す
る。 【構成】 レンズホルダ1に球状のボールレンズ2を収
納する円形凹部3を上面に開口して形成すると共に、レ
ンズホルダ1に軸心上にファイバ心線4を備えたフェル
ール5の挿入穴6を下面に開口しかつ凹部3に連通して
形成し、凹部3の底面にボールレンズ2より小径で挿入
穴6と同心の円形の連通孔9を形成し、ボールレンズ2
を連通孔9に落し込むようにして凹部3に収納する。
容易に心出しが行えるボールレンズコリメータを提供す
る。 【構成】 レンズホルダ1に球状のボールレンズ2を収
納する円形凹部3を上面に開口して形成すると共に、レ
ンズホルダ1に軸心上にファイバ心線4を備えたフェル
ール5の挿入穴6を下面に開口しかつ凹部3に連通して
形成し、凹部3の底面にボールレンズ2より小径で挿入
穴6と同心の円形の連通孔9を形成し、ボールレンズ2
を連通孔9に落し込むようにして凹部3に収納する。
Description
【0001】
本考案は、球状のボールレンズを使用したボールレンズコリメータに関し、詳 しくはボールレンズの心出し構造の改良に係わるものである。
【0002】
従来、各種光学機器に組み込まれているコリメータにおいては、ボールレンズ を使用したものがあり、例えば図3に示すような構造になっている。 すなわち、レンズホルダ1の上部に球状のボールレンズ2を収納する円形凹部 3を上面に開口して形成すると共に、レンズホルダ1の下部に軸心上にファイバ 心線4を備えたフェルール5の挿入穴6を下面に開口しかつ凹部3に連通して形 成し、挿入穴6に挿入したフェルール5の上端面と凹部3に収納したボールレン ズ2とを近接対向させることにより、ファイバ心線4からの光をボールレンズ2 で平行光にし、あるいは平行光をボールレンズ2で収束してファイバ心線4に入 射するようになっている。
【0003】 前述したボールレンズコリメータの組み立てに際しては、まずレンズホルダ1 の挿入穴6にフェルール5を差し込んでこれを仮止めし、つぎに凹部3にボール レンズ2を挿入してこれを接着剤7にて固定し、その後フェルール5を接着剤8 により固定するようにしている。
【0004】 この場合、ボールレンズ2とフェルール5との心出しに対しては、凹部3と挿 入穴6とを同心に形成した上で、凹部3の内径をボールレンズ2と同一径に加工 することにより得られており、ボールレンズ2を接着剤7で固定する際にこの接 着剤7をボールレンズ2の下半部に流下させないためにも、凹部3の内径をボー ルレンズ2と同一径にする必要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 従来のボールレンズコリメータにあっては、ボールレンズ2をこれと同一径の 凹部3へ挿入することにより、この凹部3と同心の挿入穴6に挿入されたフェル ール5との心出しを行う構成であるが、ボールレンズ2が数ミクロンオーダの精 度で加工されることから、このボールレンズ2を挿入する凹部3の内径の寸法公 差もミクロンオーダが必要となり、レンズホルダ1に高精度の加工を必要とする 問題を生じ、しかも、このような高精度の加工を行うためには、レンズホルダ1 がセラミック等の特殊な材質に限定され、高価になるといった難点がある。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意してなされたものであ り、その目的とするところは、レンズホルダに高精度の加工を要さずして容易に 心出しが行えるボールレンズコリメータを提供することにある。
【0007】
前記目的を達成するために、本考案のボールレンズコリメータにおいては、レ ンズホルダに上面に開口して形成された円形凹部の底面に、球状のボールレンズ より小径でレンズホルダに下面に開口して形成されたフェルールの挿入穴と同心 の円形の連通孔を形成し、ボールレンズをこの連通孔に落し込むようにして凹部 に収納したものである。
【0008】 また、本考案のボールレンズコリメータにおいては、レンズホルダに上面に開 口して形成された円形凹部の内周面に、下端が球状のボールレンズより小径で上 端がこのボールレンズより大径のすり鉢状テーパ面を、レンズホルダに下面に開 口して形成されたフェルールの挿入穴と同心に形成したものである。
【0009】
前述した構成のボールレンズコリメータにあっては、前者の場合、ボールレン ズがレンズホルダの凹部底面に形成した円形の連通孔に落し込むようにして収納 されるため、ボールレンズの中心が連通孔の軸心上に位置することになり、この 連通孔がフェルールの挿入穴と同心であるため、ボールレンズと挿入穴に挿入さ れたフェルールとの心出しが容易に実現する。
【0010】 また、後者の場合、レンズホルダの凹部に挿入されたボールレンズが凹部内周 のテーパ面に接するため、ボールレンズの中心がテーパ面の軸心上に位置し、こ のテーパ面がフェルールの挿入穴と同心に形成されているため、ボールレンズと 挿入穴に挿入されたフェルールとの心出しが容易に実現する。
【0011】
実施例につき、図1及び図2を用いて説明する。なお、前記と同一符号は同一 もしくは相当するものを示すものとする。 (実施例1) まず、請求項1に対応した実施例1を図1を用いて説明する。 レンズホルダ1の上部に上面に開口して形成された円形凹部3は球状ボールレ ンズ2より大径に形成され、この凹部3の底面にボールレンズ2より小径で凹部 3とフェルール5の挿入穴6とを連通する円形の連通孔9が挿入穴6と同心に形 成されている。
【0012】 このような構成にあっては、ボールレンズ2を凹部3へ挿入して連通孔9にボ ールレンズ2を落し込むことにより、ボールレンズ2の中心を連通孔9の軸心上 に合わせることができ、したがって、連通孔9と同心の挿入穴6に挿入したフェ ルール5とボールレンズ2との心出しが実現する。 また、組み立てに際しては、ボールレンズ2とフェルール5とのどちらから挿 入してもよく、連通孔9に落し込んで凹部3に収納したボールレンズ2を凹部3 の底面に流し込んだ接着剤7により固定した後、フェルール5を接着剤8により 固定する。
【0013】 (実施例2) つぎに、請求項2に対応する実施例2を図2を用いて説明する。 レンズホルダ1の上部に上面に開口して形成された円形凹部3は、その上部内 周が球状ボールレンズ2より大径に形成され、凹部3の下部内周に上端がボール レンズ2より大径すなわち凹部3の上部内周と同一径で下端がボールレンズ2よ り小径のすり鉢状テーパ面10が形成されている。
【0014】 この凹部3はフェルール5の挿入穴6と同心に形成され、凹部3の底面が連通 孔11を通して挿入穴6に連通している。なお、この連通孔11はボールレンズ 2の焦点距離との関係で必要に応じて形成されるものであり、不要な場合はテー パ面10の下端が直接挿入孔6に開口される。
【0015】 このような構成にあっては、ボールレンズ2を凹部3に挿入することにより、 テーパ面10に接したボールレンズ2の中心がテーパ面10の軸心上に位置し、 したがって、テーパ面10と同心の挿入穴6に挿入したフェルール5とボールレ ンズ2との心出しが実現する。 なお、凹部3に収納されたボールレンズ2はテーパ面10との間の接着剤7に より固定される。
【0016】
本考案は、以上説明したように構成されているため、つぎに記載する効果を奏 する。 請求項1に記載のボールレンズコリメータにあっては、レンズホルダ1の凹部 底面にフェルール用挿入穴と同心に連通孔を形成することにより、ボールレンズ をこの連通孔に落し込むだけで心出しが行え、レンズホルダの寸法公差が従来の 数ミクロンオーダから数十ミクロンオーダでよくなり、高精度の加工を必要とし なく、容易に心出しが実現するものである。
【0017】 また、請求項2に記載のボールレンズコリメータにあっては、レンズホルダ1 の凹部内周面にすり鉢状テーパ面をフェルール用挿入穴と同心に形成することに より、ボールレンズを凹部に挿入するだけで心出しが行え、前述と同様に高精度 の加工を必要としなく、容易に心出しが実現するものである。
【図1】本考案によるボールレンズコリメータの実施例
1を示す断面図である。
1を示す断面図である。
【図2】本考案の実施例2を示す断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
1 レンズホルダ 2 ボールレンズ 3 凹部 4 ファイバ心線 5 フェルール 6 挿入穴 9 連通孔 10 テーパ面
Claims (2)
- 【請求項1】 レンズホルダに球状のボールレンズを収
納する円形凹部を上面に開口して形成すると共に、前記
レンズホルダに軸心上にファイバ心線を備えたフェルー
ルの挿入穴を下面に開口しかつ前記凹部に連通して形成
し、前記挿入穴に挿入した前記フェルールの上端面を前
記凹部に収納した前記ボールレンズに近接対向させてな
るボールレンズコリメータにおいて、 前記凹部の底面に前記ボールレンズより小径で前記挿入
穴と同心の円形の連通孔を形成し、前記ボールレンズを
前記連通孔に落し込むようにして前記凹部に収納したボ
ールレンズコリメータ。 - 【請求項2】 レンズホルダに球状のボールレンズを収
納する円形凹部を上面に開口して形成すると共に、前記
レンズホルダに軸心上にファイバ心線を備えたフェルー
ルの挿入穴を下面に開口しかつ前記凹部に連通して形成
し、前記挿入穴に挿入した前記フェルールの上端面を前
記凹部に収納した前記ボールレンズに近接対向させてな
るボールレンズコリメータにおいて、 前記凹部の内周面に下端が前記ボールレンズより小径で
上端が前記ボールレンズより大径のすり鉢状テーパ面を
前記挿入穴と同心に形成したボールレンズコリメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9532391U JPH0538606U (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | ボールレンズコリメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9532391U JPH0538606U (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | ボールレンズコリメータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538606U true JPH0538606U (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=14134533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9532391U Pending JPH0538606U (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | ボールレンズコリメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538606U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011197633A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-10-06 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光導波路コリメータおよび光スイッチ装置 |
WO2012046464A1 (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-12 | 古河電気工業株式会社 | 光導波路コリメータおよび光スイッチ装置 |
WO2013046800A1 (ja) | 2011-09-28 | 2013-04-04 | 三菱鉛筆株式会社 | 光結合部材及びこれを用いた光コネクタ、並びに、光結合部材用保持部材 |
WO2013058216A1 (ja) * | 2011-10-18 | 2013-04-25 | 三菱鉛筆株式会社 | 光結合部材及びこれを用いた光コネクタ、並びに、光結合部材用保持部材 |
US8687929B2 (en) | 2010-04-16 | 2014-04-01 | Mitsubishi Pencil Company Limited | Optical collimator, optical connector using same and holding member for optical collimator |
JP2019191253A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 多摩川精機株式会社 | 中空管光学系 |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP9532391U patent/JPH0538606U/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011197633A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-10-06 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光導波路コリメータおよび光スイッチ装置 |
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US9372313B2 (en) | 2011-09-28 | 2016-06-21 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | Optical coupling member and optical connector using the same, and optical coupling member holding member |
WO2013058216A1 (ja) * | 2011-10-18 | 2013-04-25 | 三菱鉛筆株式会社 | 光結合部材及びこれを用いた光コネクタ、並びに、光結合部材用保持部材 |
JP2013088623A (ja) * | 2011-10-18 | 2013-05-13 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 光結合部材及びこれを用いた光コネクタ、並びに、光結合部材用保持部材 |
US9638860B2 (en) | 2011-10-18 | 2017-05-02 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | Optical coupling member and optical connector using the same, and optical coupling member holding member |
JP2019191253A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 多摩川精機株式会社 | 中空管光学系 |
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