JP2571586Y2 - 光ファイバ接続装置 - Google Patents

光ファイバ接続装置

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JP2571586Y2
JP2571586Y2 JP1860692U JP1860692U JP2571586Y2 JP 2571586 Y2 JP2571586 Y2 JP 2571586Y2 JP 1860692 U JP1860692 U JP 1860692U JP 1860692 U JP1860692 U JP 1860692U JP 2571586 Y2 JP2571586 Y2 JP 2571586Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光ファイバ通信システ
ム等に用いられる光ファイバ接続装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ接続装置の一つとして比較的
安価で、かつ損失等の光学特性の優れている光ファイバ
スイッチが必要とされつつある。これらの光ファイバス
イッチは様々な環境の中でも長期間にわたってその信頼
性が要求されている。従来の光ファイバスイッチの種類
としては、光ファイバを機械的に駆動させることによっ
て光の導波方向を切り替える方式、機械的に駆動するこ
とのない光分岐器に外部から電界、磁界等を作用させて
光の導波方向を切り替える方式等がある。
【0003】機械的駆動をさせることによって光の導波
方向を切り替える光ファイバスイッチの例として、英国
特許第1236561号に記載されている光スイッチを
図7に示す。1はファイバ4を固定する第1の固定治具
で、ファイバ4の端面は固定治具1の下面と一致してお
り、かつ固定治具1の中心部に位置している。2は回転
可能な治具で、その中に一本のファイバ10が固定され
ており、ファイバの一端面13は回転治具2の上面と一
致しており、かつ回転治具2の中心部に位置しており、
ファイバ10の他の一端面14は回転治具2の下面と一
致しており、かつ回転治具2の中心よりある距離だけ離
れた周囲部に位置する。5は1本以上のファイバ6を固
定する第2の固定治具で、回転治具2が回転したときに
回転治具2の下面に位置するファイバ端面14が描く円
周と同じ大きさの円周上にファイバ端面15が分布し、
かつファイバの端面は固定治具5の上面に一致してい
る。またファイバ4、10、6の端面はきれいに光学研
磨が施されている。このような構成部品を用い、治具
1、2、5の中心軸を一致させながら接触させ、回転治
具2を回転させることにより、ファイバ4の中を伝搬し
てきた光は複数本のファイバ6のいずれかに導波するこ
とができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような回転式光
ファイバスイッチを使用する場合、貫通穴を有する回転
可能な円筒形の回転治具2の一方の開口穴を治具の外周
に対して同心となるように、また他方の開口穴を治具の
外周に対して偏心するように加工しなければならない
が、このような外周に対して偏心した位置にある開口穴
を有する円筒形の回転治具を作製することは非常に困難
である。
【0005】このように、従来の光ファイバスイッチは
製造、組立てが困難であった。また、光ファイバ接続装
置は上記光ファイバスイッチのみならず種々あり、種々
の光ファイバ接続装置に用いて好適な構造が望まれる。
【0006】本考案の目的は上記従来技術の課題を解決
するために、製造、組立ての容易な光ファイバ接続装置
を提供することであり、それによって、光ファイバスイ
ッチのみなず、その他のものに用いてもその製造、組立
てが容易になる光ファイバ接続装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、本考案の光ファイバ接続装置は光ファイバ
を保持したフェルール端部の側面に突起を設け、前記フ
ェルールの径と突起の高さの和にほぼ等しい内径部を有
するとともに該内径部で突起を含むフェルール端部を回
転可能に保持するガイドリングを具備したことにより、
前記フェルールを回転させたとき光ファイバ端面が偏心
して回転し、前記ガイドリングを介してフェルール端面
に対向された光ファイバと接続される光ファイバ接続装
置である。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る一実施例の光ファイバス
イッチを図1〜図6に基いて説明する。
【0009】本実施例の光ファイバスイッチは3個のフ
ェルールと2個のガイドリングで構成される。第1のフ
ェルール101は、光導波路用の光ファイバの先端の被
覆を除去した1本の光ファイバ107が挿入され、エポ
キシや半田付けなどによって固定され、その端面108
に光学的な研磨がされている。
【0010】第2のフェルール102は、外径が第1の
フェルール101の外径に対してやや大きく、フェルー
ル101の外周に対して同心となるような貫通穴が設け
られ、端面110側の外周上に突起103が設けられ、
光導波用の被覆を除去した裸光ファイバ111が挿入さ
れ、エポキシや半田付け等によって裸光ファイバが固定
されて両端面110、109に光学的な研磨がされてい
る。
【0011】第3のフェルール104は、外径が第2の
フェルール102の外径と突起103の高さを加えた値
に対してやや小さく、光導波用の複数本の光ファイバが
挿入できるように貫通穴が開けられ、先端の被覆を除去
した複数の光ファイバ112が挿入されてエポキシや半
田付けなどによって固定されている。
【0012】この第3のフェルール104の貫通穴の穴
径は挿入する裸光ファイバの本数によって決められ、例
えば2本の裸光ファイバを挿入する場合は裸光ファイバ
の外径の2倍に等しく、6本の裸光ファイバを挿入する
場合は裸光ファイバの外径の3倍に等しくなる。また、
6本以上の裸光ファイバを挿入する場合、図3に示すよ
うに中心にダミー裸光ファイバ112aを挿入すること
により、導波用の裸光ファイバの整列ピッチ等が均一に
なり、作製が容易になる。
【0013】次に、第1のガイドリング105は、端面
114側の内径が第1のフェルール101の外径に対し
てやや大きく加工されている。
【0014】他方、第1のガイドリング105の端面1
15側の内径は第2のフェルール102を回転させたと
き、第2のフェルール102の端面109の中央にある
裸光ファイバ端面がずれないようにするために、第2の
フェルール102の長さをL、突起103の高さをaと
すると、図4に示すようにθのテーパ角に加工されてお
り、このテーパ角θは、tanθ=a/2Lを満足す
る。
【0015】また、第2のガイドリング106は、内径
が第2のフェルール102の突起103の有する端部1
10が隙間なく挿入される大きさに加工されており、端
部110はこの内径内で回転できる。
【0016】この構成によってその組立ては、はじめに
第1のガイドリング105の側面114側から第1のフ
ェルール101の端面108を、また側面115側から
第2のフェルール102の端面109をそれぞれ挿入
し、各フェルールの端面に屈折率整合潤滑剤を塗布し、
各フェルールの端面を突き合わせによって接触させ、光
ファイバ107より光を入射して第2のフェルール10
2の端部110側より出射される光の強度が最大となる
ように第1のフェルールの位置決めを行った後、第1の
ガイドリング105と第1のフェルール101とをエポ
キシ等により固定する。
【0017】次に、第2のガイドリング106の一方か
ら第2のフェルール102の端面110を、他方から第
3のフェルール104の端面113をそれぞれ挿入し、
各フェルールの端面に屈折率整合潤滑剤を塗布し、各フ
ェルールの端面を突き合わせによって接触させ、光ファ
イバ107から光を入射させるとともに第2のフェルー
ル102を回転させる。そのとき複数本の光ファイバ1
12のそれぞれについて出射された光の強度が等しくて
最大となるように第3のフェルール104の位置決めを
行い、第2のガイドリング106と第3のフェルール1
04とをエポキシ等により固定する。
【0018】ここで、突起103を設けた第2のフェル
ール102を容易に作製する方法として、図5に示すよ
うにフェルール102の先端部の半径方向に穴を開け、
そこに金属のピンを圧入することによって容易に突起1
03を設けることができる。圧入するピンは金属に限っ
たものではなく、対磨耗性を必要とする場合はセラミッ
クス製のピンを使用してもかまわない。また、圧入する
ものも勿論ピンに限ったものではなく、突起としての働
きをするものであれば球等であってもかまわない。ピン
の圧入による突起103の高さの調整は、光ファイバス
イッチに使用するのに充分なミクロンオーダで位置決め
することが出来る。
【0019】突起103を設ける他の方法として図6に
示すようにフェルール102の先端に溝を彫りそこにピ
ンをフェルールと同一方向に挿入することによっても容
易に突起103を設けることが出来る。この場合外径の
異なるピンを数種類用意して溝の深に応じてピンを選択
するこによって突起103の高さを調整することが出来
る。またこの場合も前記と同様に、ピンの材質は金属で
あってもセラミックスであってもその働きとしてはなん
ら違いはなく、またその形状もピンばかりでなく球等で
あってもかまわない。この突起103の高さは図3に示
した複数本の光ファイバのコアが作るピッチ円の半径と
等しくすることにより、接続部での光の強度の損失を最
も小さくすることが出来る。
【0020】なお、上記光ファイバスイッチは、第2の
フェルール102を回転させたとき複数の光ファイバ1
12の一本の光ファイバに関して裸光ファイバ111と
の端面同士の重なり面積が変化するので、光可変減衰器
としても利用できる。
【0021】以上のように本考案にかかる一実施例の光
ファイバスイッチは容易に組立て、製造が行える。
【0022】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、フェルールの側面に突起を設け、フェルー
ルを回転させたときフェルールに保持した光ファイバ端
面が突起によって偏心して回転することにより対向した
光ファイバとの接続がされる光ファイバ接続装置は全て
本考案に含まれる。
【0023】
【効果】本考案の光ファイバ接続装置は製造、組立てが
容易である。また突起を設けたフェルールは、現在作製
しているフェルールの一方の開口穴の同心度が不良とな
ったフェルールを利用できることから、フェルールの歩
留りの向上にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる一実施例の光ファイバスイッチ
の分解斜視図である。
【図2】本考案にかかる一実施例の光ファイバスイッチ
の断面図である。
【図3】第3のフェルール104の正面図である。
【図4】第1のガイドリング105の断面図である。
【図5】第2のフェルール102の実施例を示す断面図
である。
【図6】第2のフェルール102の他の実施例を示す断
面図である。
【図7】従来の光ファイバスイッチの斜視図。
【符号の説明】
101 第1のフェルール 102 第2のフェルール 103 突起 104 第3のフェルール 105 第1のガイドリング 106 第2のガイドレリング 107、112 光ファイバ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバを保持したフェルール端部の側
    面に突起を設け、前記フェルールの径と突起の高さの和
    にほぼ等しい内径部を有するとともに該内径部で突起を
    含むフェルール端部を回転可能に保持するガイドリング
    を具備したことにより、前記フェルールを回転させたと
    き光ファイバ端面が偏心して回転し、前記ガイドリング
    を介してフェルール端面に対向された光ファイバと接続
    されることを特徴とする光ファイバ接続装置。
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