JPH0538221Y2 - - Google Patents

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JPH0538221Y2
JPH0538221Y2 JP1988131328U JP13132888U JPH0538221Y2 JP H0538221 Y2 JPH0538221 Y2 JP H0538221Y2 JP 1988131328 U JP1988131328 U JP 1988131328U JP 13132888 U JP13132888 U JP 13132888U JP H0538221 Y2 JPH0538221 Y2 JP H0538221Y2
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JP
Japan
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sliding
wax
sliding door
fiber material
door
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JP1988131328U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、引き戸、ふすま、障子等(以下「引
き戸」と総称する)の滑りをよくすうために用い
られる滑材関する。
(従来の技術) 従来、この種の滑材としては、例えば、実開昭
57−38478号公報に記載されたようなものが知ら
れている。
この従来の滑材は、ポリテープにより形成さ
れ、これが引き戸の底面にはりつけられたもので
あり、このポリテープにより敷居との摩擦を軽減
させることで、引き戸の滑りをよくするようにし
たものであつた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の滑材にあつては、単に摩
擦係数の小さなポリテープが引き戸の底面にはり
つけられただけにすぎず、これでは引き戸の摺動
開閉が繰り返し行われるうちにポリテープの滑り
面が荒れてしまい、その結果、滑りが悪くなつて
滑材としての機能が果たせなくなるという問題が
あつた。
本考案は、上述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、長期に亘つて良好な滑
り具合いが得られるようにした引き戸用滑材を提
供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案の引き戸
用滑材では、引き戸の底面に取付けられる滑材で
あつて、下面を敷居に対する滑り面とした合成樹
脂による滑り板部が形成され、該滑り板部には前
記滑り面に開口するワツクス収納部が形成され、
該ワツクス収納部には束状繊維材の上下方向の各
繊維材にワツクスを含ませたワツクス部材をその
下端部が前記滑り面に面する状態で収納された構
成とした。
(作用) 本考案の引き戸用滑材は、滑り面となる滑り板
部の下面を敷居に対向するようにして引き戸の底
面に取り付けて使用する。
この場合、滑り板部は合成樹脂により形成され
ているので、敷居との摩擦が軽減される。
又、滑り板部に形成したワツクス収納部には、
ワツクスを束状繊維材に含ませたワツクス部材が
その下端面を滑り面に対する状態で収納されてい
ることから、引き戸の摺動開閉に伴つて滑材が敷
居上を滑動するたびにワツクス部材のワツクスが
敷居及び滑り面にムラなく塗布されることにな
り、滑り板部の敷居に対する滑動がスムーズにな
るし、滑り面の荒れも防止される。
又、ワツクス部材は、ワツクスを繊維材に含ま
せたものであるから、固型ワツクスを単体で収納
したものと比べてワツクスの溶け出しが上下方向
の繊維材を介して徐々に行われ、長期に亘つてワ
ツクスをムラなく塗布することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
第1図は本考案実施例の引き戸用滑材Aを示す
切欠斜視図である。
図において、1は滑り板部で、塩化ビニルによ
り細幅長方形状に形成され、下面が敷居Cに対す
る滑り面10に形成され、かつ両端部に釘穴1
1,11が形成されている。尚、この滑り板部1
の材質は、塩化ビニルに限らず、滑性のよい合成
樹脂を適宜に使用できる。
又、前記滑り板部1の上面中央部には、滑り面
10に開口するようにワツクス収納部2が突出形
成され、この場合、該ワツクス収納部2は滑り板
部1と一体成型されている。
前記ワツクス収納部2内には、ワツクス部材3
が滑り面10に面する状態で収納されており、該
ワツクス部材3は、多数本の毛体を束状にした上
下方向の繊維材30にワツクス31を含ませたも
のとなつている。尚、繊維材としては、布や不織
布を用いることができる。
次に、第2図は本実施例の引き戸用滑材Aを取
付けた引き戸Bの正面図、第3図は該引き戸用滑
材Aの取付け構造を示す拡大図である。
この引き戸Bには、底面4の両端部に滑材A,
Aが取り付けられており、その取り付け構造は、
引き戸Bの底面4にワツクス収納部用の逃げ穴4
0が形成され、この逃げ穴40内にワツクス収納
部2を嵌め込んで、釘穴11から釘5を打ち込む
ようにした構造となつている。尚、滑材Aの取付
けに関し、釘打ちの代わりに、両面接着テープや
接着剤による接着を用いてもよい。
次に、実施例の作用を説明する。
本実施例の滑材Aは、滑り面10となる滑り板
部1の下面が敷居Cに対向するように、引き戸B
の底面4に釘打ちにより取り付けて使用する。
この場合、滑り板部1は合成樹脂により形成さ
れているので、その材質的性質により敷居Cとの
摩擦が軽減され、滑りがよくなる。
又、滑り板部1に形成したワツクス収納部2に
は、ワツクス31を束状の繊維材30に含ませた
ワツクス部材3がその下端部を滑り面10に面す
る状態で収納されている。
従つて、引き戸Bの摺動開閉に伴つて滑材Aが
敷居C上を滑動するたびに、ワツクス部材3のワ
ツクス31が上下方向の繊維材30を介して、上
記ワツクス部材3の下端部全面、即ちワツクス収
納部開口全面より均一に敷居C及び滑り面10に
塗布されてワツクスの塗膜が形成されることにな
り、滑り板部1の敷居Cに対する滑りがスムーズ
になるし、滑り面10の荒れも防止される。
又、ワツクス部材3は、ワツクス31を繊維材
30に含ませたものであるから、例えば、固型ワ
ツクスを単体で収納したものと比べると、ワツク
スの溶け出しが上下方向の繊維材30を介して
徐々に行われ、長期に亘つてワツクスをムラなく
塗布することができる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の引き戸用滑
材にあつては、合成樹脂により形成された滑り板
部の材質的性質により敷居との摩擦が軽減されて
滑りがよくなるし、更に、ワツクス収納部に束状
繊維材の上下方向の各繊維材にワツクスを含ませ
たワツクス部材をその下端部が前記滑り面に面す
る状態で収納したものであるから、ワツクスの溶
け出しが束状繊維材の下端部全面、即ち上記収納
部開口全面より均一に行われると共に、上下方向
の繊維材を介して徐々に行われるため、長期に亘
つてワツクスをムラなく均一に塗布することがで
きる。
また滑材が敷居上を滑動するたびに、敷居及び
滑り面にワツクスの塗膜がムラなく形成されるこ
とになり、滑り板部の敷居に対する滑りがスムー
ズになると共に、滑り面の荒れ、汚れも防止さ
れ、長期に亘つて良好な滑り具合を得られるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の引き戸用滑材Aを示す
切欠斜視図、第2図は該引き戸用滑材Aを取付け
た引き戸Bの正面図、第3図は該引き戸用滑材A
の取付け構造を示す拡大図である。 A……引き戸用滑材、1……滑り板部、2……
ワツクス収納部、3……ワツクス部材、4……底
面、5……釘、10……滑り面、11……釘穴、
30……繊維材、31……ワツクス、40……逃
げ穴、B……引き戸、C……敷居。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 引き戸の底面に取付けられる滑材であつて、下
    面を敷居に対する滑り面とした合成樹脂による滑
    り板部が形成され、該滑り板部には前記滑り面に
    開口するワツクス収納部が形成され、該ワツクス
    収納部には束状繊維材の上下方向の各繊維材にワ
    ツクスを含ませたワツクス部材をその下端部が前
    記滑り面に面する状態で収納されていることを特
    徴とした引き戸用滑材。
JP1988131328U 1988-10-06 1988-10-06 Expired - Lifetime JPH0538221Y2 (ja)

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JP1988131328U JPH0538221Y2 (ja) 1988-10-06 1988-10-06

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JP1988131328U JPH0538221Y2 (ja) 1988-10-06 1988-10-06

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JPH0251673U JPH0251673U (ja) 1990-04-12
JPH0538221Y2 true JPH0538221Y2 (ja) 1993-09-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11661778B2 (en) 2017-11-08 2023-05-30 Assa Abloy Entrance Systems Ab High speed overhead door

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50143338U (ja) * 1974-05-14 1975-11-26

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US11661778B2 (en) 2017-11-08 2023-05-30 Assa Abloy Entrance Systems Ab High speed overhead door

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JPH0251673U (ja) 1990-04-12

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