JPH0538121U - 耐火遮音間仕切り壁 - Google Patents

耐火遮音間仕切り壁

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JPH0538121U
JPH0538121U JP9629191U JP9629191U JPH0538121U JP H0538121 U JPH0538121 U JP H0538121U JP 9629191 U JP9629191 U JP 9629191U JP 9629191 U JP9629191 U JP 9629191U JP H0538121 U JPH0538121 U JP H0538121U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間仕切り壁の仕上がり重量を50kg/m2
下、仕上がり厚さを118mm以下、曲げ破断強度を10
0kgf 以上となし得る耐火遮音間仕切り壁を提供するこ
と。 【構成】 溝形材で形成され、かつ仕切り壁取り付け位
置の天井18および床19に固定する幅25〜43mmの
ランナー1,2と、このランナー1,2をはさんで、こ
れの幅方向の両側に固定する厚さ9〜15mmの下張り石
膏ボード5と、各下張り石膏ボード5の外側に張り合わ
せる厚さ9〜15mmの中張り石膏ボード9と、各中張り
石膏ボード9の外側に張り合わせる厚さ9〜15mmのロ
ックウール系耐火ボード12と、前記ランナー1,2と
下張り石膏ボード5,5とに囲まれた空間部に充填する
吸音材17と、金属板を折り曲げて二重構造に形成さ
れ、かつランナー1,2の長さ方向に隣合う下張り石膏
ボード5を接続する目地補強金具8とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、耐火性能と遮音性能を有する間仕切り壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の間仕切り壁は、耐火性能と遮音性能を持たせるために、厚く重いボード 材を重ね張りする構造が採られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、従来技術では間仕切り壁の仕上がり重量が嵩み、仕上がり厚さが重 くなる課題があった。
【0004】 本考案で解決しようとする課題は、間仕切り壁の仕上がり重量を50kg/m2 以下、仕上がり厚さを118mm以下に抑え、しかも曲げ破断強度を100kgf 以 上に増大させ得る耐火遮音間仕切り壁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、溝形材で形成され、かつ互いに開口部を対向させて仕切り壁取り 付け位置の天井18および床19に固定する幅25〜43mmのランナー1,2と 、このランナー1,2をはさんで、これの幅方向の両側に固定する厚さ9〜15 mmの下張り石膏ボード5と、各下張り石膏ボード5の外側に張り合わせる厚さ9 〜15mmの中張り石膏ボード9と、各中張り石膏ボード9の外側に張り合わせる 厚さ9〜15mmのロックウール系耐火ボード12と、前記ランナー1,2と下張 り石膏ボード5,5とに囲まれた空間部に充填する吸音材17と、金属板を折り 曲げて二重構造に形成され、かつランナー1,2の長さ方向に隣合う下張り石膏 ボード5を接続する目地補強金具8とからなる耐火遮音間仕切り壁により、解決 される。
【0006】 以下、図面に基づいてさらに詳しく説明する。 図1は本考案の耐火遮音間仕切り壁の一実施例を示す横断面図、図2は同じく 上下方向の中間部分を省略した縦断面図、図3,図4はそれぞれ目地補強金具の 拡大平面図、図5,図6は図3,図4に示す目地補強金具の使用状態の平面図、 図7は目地補強金具の別の実施例を示す拡大平面図、図8は前記図3に示す目地 補強金具に対する比較用の一重構造の目地補強金具の平面図である。
【0007】 本考案の耐火遮音間仕切り壁は、ランナー1,2と、下張り石膏ボード5と、 中張り石膏ボード9と、ロックウール系耐火ボード12と、吸音材17と、目地 補強金具8とを組み合わせて構成されている。
【0008】 前記ランナー1,2は、幅25〜43mmの溝形材で形成されている。この溝形 材には、好ましくは亜鉛鉄板等の金属製のものが用いられる。前記ランナー1, 2のうちの、一方のランナー1は開口部を下向きにして天井18にコンクリート 釘3により固定され、他方のランナー2は開口部を上向きにして床19にコンク リート釘4により固定される。ランナー1,2の幅を25〜43mmに限定する理 由は、間仕切り壁の幅を118mm以下に納めるためと、吸音材17を充填するた めである。
【0009】 前記下張り石膏ボード5には、JIS6901で規格されている準不燃の石膏 ボードで、厚さ9〜15mmのものが使用されている。この下張り石膏ボード5の 上端部は、天井18に固定されたランナー1にタッピングビス7で留められ、下 端部は床19に固定されたランナー2にタッピングビス8で留められる。ランナ ー1,2の長さ方向に隣合う下張り石膏ボード5は、図3に示す目地補強金具8 により図5に示すように接続される。また、張り仕舞い部の下張り石膏ボード5 は図4に示す張り仕舞い用の目地補強金具20へタッピングビス21により留め られる。
【0010】 前記中張り石膏ボード9には、JIS6901で規格される準不燃の石膏ボー ドで、厚さ5〜15mmのものが使用される。この中張り石膏ボード9の上端部は 、タッピングビス10を下張り石膏ボード5に通して、天井18に固定されたラ ンナー1に留められ、下端部はタッピングビス11を同じく下張り石膏ボード5 に通して、床19に固定されたランナー2に留められる。さらに、中張り石膏ボ ード9は、下張り石膏ボード5に酢ビ系接着剤等の接着剤13およびタッカース テープル14により張り合わされる。
【0011】 前記ロックウール系耐火ボード12には、好ましくは厚さ9〜15mmで、次の ようなロックウール系繊維板(以下、これを「第1のロックウール系繊維板」と いう)が使用される。この第1のロックウール系繊維板は、ロックウールの組成 成分がSiO2 =35〜55重量%、Al2 3 =5〜25重量%、MgO=1 0〜35重量%、CaO=0〜17重量%、Cr2 3 +Na2 O+K2 O+T iO2 =0〜10重量%で、かつ前記成分の合計量がロックウール成分中の95 重量%以上で、しかもMgO+FeO=18重量%以上、MnO=2重量%未満 からなる耐熱性ロックウール100重量部と、無機質添加材3〜15重量部と、 前記耐熱性ロックウールと無機質添加材との合計量100重量部に対して、15 重量部以下の有機質添加材とを含有しており、その比重が0.3〜0.8である ロックウール系繊維板である。 また、ロックウール系耐火ボード12には、厚さ9〜15mmの次のようなロッ クウール系繊維板(以下、これを「第2のロックウール系繊維板」という)も使 用される。この第2のロックウール系繊維板は、ロックウールと、無機化合物繊 維と、有機質繊維とを含み、前記無機化合物はチタン酸カリウム繊維であり、繊 維板の全重量当たり3〜15重量%を占め、しかも繊維板はJIS A 130 4による耐火2時間試験における収縮率が10%以下であり、比重が0.3〜0 .8であるロックウール系繊維板である。
【0012】 そして、前記ロックウール系耐火ボード12は酢ビ系接着剤等の接着剤15お よびタッカーステープル16により中張り石膏ボード9に張り合わされる。
【0013】 前記吸音材17には、ロックウールまたはグラスウール製で、密度20〜12 0kg/m3 、厚さ20〜43mmのマット状のものが用いられる。この吸音材17 は、ランナー1,2と下張り石膏ボード5,5とに囲まれた空間部に隙間なく充 填され、またタッカーステープル22により下張り石膏ボード5に留められる。
【0014】 前記目地補強金具8,20は、JIS G 3302に規格される厚さ0.8 mm以上の亜鉛鉄板を図3および図4に示すように、下張り石膏ボード5の接続部 およびランナー1,2側において二重構造となるように折り曲げて形成される。 前記目地補強金具8は、図5に示すように、ランナー1,2の長さ方向に隣合う 下張り石膏ボード5の接続に使用される。また、前記目地補強金具20は図6に 示すように、下張り石膏ボード5の張り仕舞い部に用いられるもので、下張り石 膏ボード5は目地補強金具20にタッピングビス21を通して留められる。前記 目地補強金具8,20の上下方向の長さは、上,下部のランナー1,2間の間隔 の1.5%程度短くする。その理由は、音および熱の伝播を防ぐためと、熱膨張 による変形を防ぐためである。目地補強金具8,20の長さをランナー1,2間 の間隔よりも短くすることによって生じる隙間には、ウレタン系またはシリコー ン系のシーリング剤を詰め、音および熱の伝播を防ぐ。
【0015】 次いで、図7は目地補強金具の別の実施例を示す拡大平面図である。 この図7に示す目地補強金具23では、二重構造に形成されかつランナー1, 2側に配置されるフランジ部の幅に対して、一重構造で形成されかつ中張り石膏 ボード9側に配置されるフランジ部の幅が、1/2〜2/3に形成されている。 図7に示される目地補強金具23のように、中張り石膏ボード9側に配置される フランジ部の幅をランナー1,2側に配置フランジ部の幅よりも狭く形成し、こ の部分を利用して下張り石膏ボード5を接続させることにより、施工の際の作業 性を向上させることができる。 なお、目地補強金具23の強度と施工性との両者を満足させるには、二重構造 に形成されかつランナー1,2側に配置されるフランジ部の幅:一重構造に形成 されかつ中張り石膏ボード9側に配置されるフランジ部の幅が、3:2程度が良 好である。
【0016】 なお、従来使用されている図8に示す一重構造の目地補強金具24では、間仕 切り壁の曲げ破断強度が100kgf に達せず、強度が劣る。
【0017】
【作用】
本考案では、上張りボードとして厚さ9〜15mmのロックウール系耐火ボード 12を用いている。このロックウール系耐火ボード12は、特に断熱性能に優れ 、加熱変形も極めて小さいので、中張り石膏ボード9および下張り石膏ボード5 として、従来使用している15mmを超える厚さの耐火石膏ボードを用いずとも、 汎用の準不燃で厚さ9〜15mmの石膏ボードを利用することにより、耐火時間2 時間の性能を得ることができる。
【0018】 また、本考案では上下のランナー1,2と、ランナー1,2の幅方向の両側の 下張り石膏ボード5,5とに囲まれた空間部に、隙間なく吸音材17が充填され ているので、この吸音材17により十分な遮音性能が付与されているだけでなく 、厚さ9〜12mmのロックウール系耐火ボード12によっても、優れた遮音作用 を発揮する。
【0019】 さらに、本考案では溝形材で幅25〜43mmのランナー1,2と、ランナー1 ,2の幅方向の両側に固定する厚さ9〜15mmの下張り石膏ボード5と、各下張 り石膏ボード5の外側に張り合わせる中張り石膏ボード9と、各中張り石膏ボー ド9の外側に張り合わせる厚さ9〜15mmのロックウール系耐火ボード12と、 金属板を折り曲げて二重構造に形成され、かつ隣合う下張り石膏ボード5を接続 する目地補強金具8とで構成されているので、間仕切り壁の仕上がり重量を50 kg/cm2 以下、仕上がり厚さを118mm以下に抑え、しかも曲げ破断強度を10 0kgf 以上に増大させることができる。
【0020】 特に、前記第1,第2のロックウール系繊維板は、高温度雰囲気中での収縮率 をJIS A 1304の耐火2時間試験で、10%以下に抑えることができる 。このことは、高温度雰囲気中でロックウール系繊維板の張り合わせ板同士の目 地部分に発生する隙間を、該隙間からの裏面への火の伝わりを殆ど無視し得る程 度にまで抑えることが可能な耐火特性を持っていることを意味する。また、前記 第1,第2のロックウール系繊維板は、その主成分がロックウールに基づくボー ドであるため、柔軟性を有しかつ軽量であり、施工性に優れた特性を持っている 。 本考案では、中張り石膏ボードの外側に、前記第1のロックウール系繊維板ま たは第2のロックウール系繊維板を9〜15mmの厚さにして張り合わせているの で、前記第1のロックウール系繊維板または第2のロックウール系繊維板の持つ 前述の特性をそのまま活かし、間仕切り壁に優れた耐火特性および施工性を付与 することができる。
【0021】
【実施例】
以下、本考案の耐火遮音間仕切り壁の具体的な構成を実施例に基づいて説明す る。
【0022】 [実施例1] 天井面および床面に、溝形材で形成したランナー(40×43×40mm、厚さ 1.0mm、JIS G 3302)をコンクリート釘(直径4mm×長さ30mm) にて910mmピッチで固定した。ついで、耐火遮音間仕切り壁の片面につき、下 張り石膏ボード(準不燃、厚さ12mm、幅910mm、長さ2730mm、JIS A 6901)の上端部および下端部をタッピングビス(直径4mm×長さ25mm )にて留めた。ランナーの長さ方向に隣合う下張り石膏ボードは、両下張り石膏 ボード間に図3に示す二重構造の目地補強金具(厚さ14.9mm、幅40mm、長 さ2610mm、金属板の厚さ0.8mm、JIS G 3302)を嵌め込んで接 続した。目地補強金具の存在しない目地には、シリコーン系シーリング剤を詰め た。張り仕舞い部は、下張り石膏ボードと、図4に示す目地補強金具をタッピン グビスにて固定した。次に、中張り石膏ボード(準不燃、厚さ12mm、幅910 mm、長さ2730mm、JIS A 6901)を下張り石膏ボードの目地と約4 50mmずらし、上端部および下端部をタッピングビス(直径4mm×長さ45mm) を下張り石膏ボードに通し、天井面および床面に固定されたランナーに中張り石 膏ボードをタッピングビスにて留めた。また、中張り石膏ボードは酢ビ系接着剤 で接着するとともに、タッカーステープル(幅4mm×長さ19mm)で固定した。 上張りボードとしてロックウール系耐火ボード(日東紡績(株)製、商品名NT ボード、厚さ12mm)を、タッカーステープル(幅4mm×長さ19mm)および酢 ビ系接着剤にて上下両端部を留めた。
【0023】 以上のようにして、耐火遮音間仕切り壁の片面を施工し、その反対面側から吸 音材(ロックウールマット、密度40kg/m3 、厚さ25mm)を隙間なく詰め、 タッカーステープル(幅13mm×長さ10mm)にて下張り石膏ボードに留めた。 次いで、耐火遮音間仕切り壁の残りの片面を施工し、本考案の耐火遮音間仕切 り壁を得た。
【0024】 [比較例1] 下張り石膏ボードに耐火石膏ボード(厚さ21mm)、上張り石膏ボードに耐火 石膏ボード(厚さ15mm)、吸音材にロックウールマット(密度70kg/m3 、 厚さ50mm)および目地補強金具を用いた市販の耐火遮音間仕切り壁を比較例品 として用意した。
【0025】 [比較例2] 下張り石膏ボードにリブ付き耐火石膏ボード(厚さ21mm)、上張り石膏ボー ドに石膏ボード(不燃、厚さ12mm)、吸音材にロックウールマット(密度40 kg/m3 、厚さ50mm)を用いた市販の耐火遮音間仕切り壁を比較例品として用 意した。
【0026】 [比較例3] 目地補強金具として、JIS3302に規格される厚さ0.8mmの亜鉛鉄板を 図8に示す通り、下張り石膏ボード5の接続部およびランナー側において一重と なるように折り曲げた構造のものを用いた以外は、実施例1の対応する構成と同 一の構成による比較のための耐火遮音間仕切り壁を得た。
【0027】 実施例1および比較例1〜3の耐火遮音間仕切り壁について、耐火性能、遮音 性能、単位面積当たり重量、壁厚さ、および曲げ破断荷重を測定した結果を表1 に示す。 試験方法は以下の通りである。 耐火性能 …建設省告示2999号による耐火2hr試験による。 遮音性能 …JIS A 1416 による。 曲げ破断荷重 …耐火遮音間仕切り壁の片面のみの構造について幅910mm スパン2000mmで壁の表面を上に向け、スパンの中央部 にクロスヘッドスピード250mm/min で荷重をかけて一 部破損した時の荷重を曲げ破断荷重とした。
【0028】
【表1】
【0029】
【考案の効果】
以上説明した本考案の請求項1記載の考案では、溝形材で形成され、かつ互い に開口部を対向させて仕切り壁取り付け位置の天井18および床19に固定する 幅25〜43mmのランナー1,2と、このランナー1,2をはさんで、これの幅 方向の両側に固定する厚さ9〜15mmの下張り石膏ボード5と、各下張り石膏ボ ード5の外側に張り合わせる厚さ9〜15mmの中張り石膏ボード9と、各中張り 石膏ボード9の外側に張り合わせる厚さ9〜15mmのロックウール系耐火ボード 12と、前記ランナー1,2と下張り石膏ボード5,5とに囲まれた空間部に充 填する吸音材17と、金属板を折り曲げて二重構造に形成され、かつランナー1 ,2の長さ方向に隣合う下張り石膏ボード5を接続する目地補強金具8とを備え て構成しているので、間仕切り壁の仕上がり重量を50kg/cm2 以下の軽量に、 厚さを118mm以下の薄形に、曲げ破断強度を100kgf 以上に増大させ得る効 果がある。
【0030】 また、本考案の請求項2記載の考案では、ロックウール系耐火ボード12に、 ロックウールの組成成分がSiO2 =35〜55重量%、Al2 3 =5〜25 重量%、MgO=10〜35重量%、CaO=0〜17重量%、Cr2 3 +N a2 O+K2 O+TiO2 =0〜10重量%で、かつ前記成分の合計量がロック ウール成分中の95重量%以上で、しかもMgO+FeO=18重量%以上、M nO=2重量%未満からなる耐熱性ロックウール100重量部と、無機質添加材 3〜15重量部と、前記耐熱性ロックウールと無機質添加材との合計量100重 量部に対して、15重量部以下の有機質添加材とを含有しており、その比重が0 .3〜0.8である第1のロックウール系繊維板を用い、そして請求項3記載の 考案では、ロックウール系耐火ボード12に、ロックウールと、無機化合物繊維 と、有機質繊維とを含み、前記無機化合物はチタン酸カリウム繊維であり、繊維 板の全重量当たり3〜15重量%を占め、しかも繊維板はJIS A 1304 による耐火2時間試験における収縮率が10%以下であり、比重が0.3〜0. 8である第2のロックウール系繊維板を用いている。 従って、請求項2及び請求項3記載の耐火遮音間仕切り壁では、それぞれ前記 第1,第2のロックウール系繊維板の特性である耐火性能、柔軟性を有しかつ軽 量であることに伴う施工性能を活かして、間仕切り壁に優れた耐火性能および施 工性能を付与し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す横断面図である。
【図2】図1の実施例において、上下方向の中間部分を
省略した縦断面図である。
【図3】図1の実施例における目地補強金具の拡大平面
図である。
【図4】図1の実施例における張り仕舞い用の目地補強
金具の拡大平面図である。
【図5】図3に示す目地補強金具の使用状態の平面図で
ある。
【図6】図4に示す張り仕舞い用の目地補強金具の使用
状態の平面図である。
【図7】目地補強金具の別の実施例の拡大平面図であ
る。
【図8】図3に示す目地補強金具に対する比較用の一重
構造の目地補強金具の拡大平面図である。
【符号の説明】
1,2 ランナー、 3,4 コンクリート釘、 5 下張り石膏ボード、 6,7 タッピングビス、 8 目地補強金具、 9 中張り石膏ボード、 10,11 タッピングビス、 12 ロックウール系耐火ボード、 13 接着剤、 14 タッカーステープル、 15 接着剤、 16 タッカーステープル、 17 吸音材、 18 天井、 19 床、 20 張り仕舞い用の目地補強金具、 21 タッピングビス、 22 タッカーステープル、 23 目地補強金具。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝形材で形成され、かつ互いに開口部を
    対向させて仕切り壁取り付け位置の天井18および床1
    9に固定する幅25〜43mmのランナー1,2と、この
    ランナー1,2をはさんで、これの幅方向の両側に固定
    する厚さ9〜15mmの下張り石膏ボード5と、各下張り
    石膏ボード5の外側に張り合わせる厚さ9〜15mmの中
    張り石膏ボード9と、各中張り石膏ボード9の外側に張
    り合わせる厚さ9〜15mmのロックウール系耐火ボード
    12と、前記ランナー1,2と下張り石膏ボード5,5
    とに囲まれた空間部に充填する吸音材17と、金属板を
    折り曲げて二重構造に形成され、かつランナー1,2の
    長さ方向に隣合う下張り石膏ボード5を接続する目地補
    強金具8とからなることを特徴とする耐火遮音間仕切り
    壁。
  2. 【請求項2】 前記ロックウール系耐火ボード12に、
    ロックウールの組成成分がSiO2 =35〜55重量
    %、Al2 3 =5〜25重量%、MgO=10〜35
    重量%、CaO=0〜17重量%、Cr2 3 +Na2
    O+K2 O+TiO2 =0〜10重量%で、かつ前記成
    分の合計量がロックウール成分中の95重量%以上で、
    しかもMgO+FeO=18重量%以上、MnO=2重
    量%未満からなる耐熱性ロックウール100重量部と、
    無機質添加材3〜15重量部と、前記耐熱性ロックウー
    ルと無機質添加材との合計量100重量部に対して、1
    5重量部以下の有機質添加材とを含有しており、その比
    重が0.3〜0.8であるロックウール系繊維板を用い
    たことを特徴とする請求項1記載の耐火遮音間仕切り
    壁。
  3. 【請求項3】 前記ロックウール系耐火ボード12に、
    ロックウールと、無機化合物繊維と、有機質繊維とを含
    み、前記無機化合物はチタン酸カリウム繊維であり、繊
    維板の全重量当たり3〜15重量%を占め、しかも繊維
    板はJISA 1304による耐火2時間試験における
    収縮率が10%以下であり、比重が0.3〜0.8であ
    るロックウール系繊維板を用いたことを特徴とする請求
    項1記載の耐火遮音間仕切り壁。
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