JP2009191494A - 耐火間仕切構造およびその施工方法 - Google Patents

耐火間仕切構造およびその施工方法 Download PDF

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大輔 田中
Kohei Takizawa
弘平 瀧澤
Shohei Yoshida
昌平 吉田
Hisafumi Onuki
寿文 大貫
Mikinori Tsuboi
幹憲 坪井
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Abstract

【課題】 既存の間仕切壁の耐火性能を向上させると共に、その施工作業が容易な間仕切壁構造を提供することにある。
【解決手段】 間柱20とこれに取付けられる下張材31及び塗装済上張材32からなり耐火性能を有する一対の間仕切壁30,30とを備えた耐火間仕切構造10において、少なくとも一方の間仕切壁30の外側に増張された増張材40を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、一対の間仕切壁で構成される耐火間仕切構造にかかり、簡便な方法で耐火性能を向上させることができる間仕切構造とその施工方法に関するものである。
近時、乾式構造の耐火間仕切壁には、各種の改良・開発が行われている。従来広く採用されている構造は、図4に示すように鋼製間柱1を使用して、その両側面2,3に直接けい酸カルシウム板、石膏板などでの下張り板4と上張り板5とで構成される表面板6を取付けている(特許文献1参照)。
特許第2932352号公報
しかし、このような構造の場合、間仕切壁の一方側から加熱されたとき、鋼製間柱1を通って他方側に熱が伝わりやすく、耐火性能に問題がある。特に、下張り板4或いは上張り板5のいずれか一方の継目が、鋼製間柱1上に位置してしまうような場合にはより熱が伝わりやすい。
この耐火性能を向上させるには、表面板6の厚さを増大させればよいが、表面板6を取り外し、厚いものに交換することは、工事費用、工事期間等の点から好ましい方法とはいえない。
また、別の方法としては、既存の耐火間仕切壁の表面に新たに耐火材を増張する方法が挙げられるが、既存の耐火間仕切壁の表面には有機塗料からなる塗装層があるため、これが発火して耐火性能に大きな影響がでる。この塗装量は例えば、300g/m2程度の量であり、増張材との間で発火し、耐火性能を低下させる。
本願発明は、上記従来技術の有する問題点を解決するためになされたものであり、既存の間仕切壁の耐火性能を向上させると共に、その施工作業が容易な間仕切壁構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1の発明は、下張材及び塗装済上張材からなり耐火性能を有する一対の間仕切壁を備えた耐火間仕切構造において、少なくとも一方の間仕切壁の外側に増張された増張材を備えたことを特徴とするものである。
第2の発明は、増張材を、間仕切壁に打込型留具で密着固定していることを特徴とする同耐火間仕切構造である。ここで、「打込型留具」とは、ビスやタッカー等の打ち込むことで部材どうしを留める留具を意味する(以下同じ)。
第3の発明は、間柱とこれに取付けられる下張材及び塗装済上張材からなり耐火性能を有する一対の間仕切壁とを備えた耐火間仕切構造において、少なくとも一方の間仕切壁の外側に増張された増張材を備えたことを特徴とするものである。
第4の発明は、増張材を、間仕切壁を介して間柱に及び間柱間にあっては間仕切壁に打込型留具で密着固定していることを特徴とする同耐火間仕切構造である。
第5の発明は、増張材を間柱に固定する打込型留具が、下張材を間柱に固定する打込型留具よりも間柱に深く打ち込まれていることを特徴とする同耐火間仕切構造である。
第6の発明は、下張材と塗装された上張材からなり耐火性能を有する一対の間仕切壁を間柱に取付けた耐火間仕切構造の施工方法において、少なくとも一方の間仕切壁の外側に増張された増張材を密着固定することを特徴とするものである。
本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)耐火間仕切構造を構成する間仕切壁の外側に増張材を取付けることで、間仕切壁の耐火性能を向上させることができる。
(2)少なくとも、間仕切壁の片面のみに増張材を取付けることになるので、施工工程を簡略化できる。
(3)上張材の表面に塗装層があり火災時に発火するおそれがあるが、上張材に密着するように増張材が取付固定されるので、空気の進入を防止し、発火の危険性を低減できる。
(4)増張材を取付固定する打込型留具は下張材を取付固定する打込型留具よりも間柱に深く打ち込まれているので、最も外側の増張材が外れないように確実に固定できる。
本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本願発明に係る耐火間仕切構造の透視図である。
図1に示す耐火間仕切構造10は、水平方向に設けられた略コ字形をした上部ランナー11及び下部ランナー12をつなぐように垂直方向等間隔に取り付けられた間柱(スタッド)20,20,…と、その間柱20に向かい合うようにして取り付けられる一対の間仕切壁30とを備えている。なお、一対の間仕切壁30,30の間に形成される中空部13には、断熱材50を備えているが、場合によっては断熱材50を備えていなくてもよい。
間仕切壁30は、下張材31と上張材32からなり、上張材32の表面にはアクリル系樹脂等の有機塗料からなる塗装33が施されている。また、下張材31が、ビス・タッカー等の打込型留具37を間柱20に打ち込むとともに、上張材32が、工業用ステープルや接着剤(図示省略)を用いて下張材31に接着することで、間仕切壁30は間柱20に取付固定されている。
このような耐火間仕切構造10において、一方の間仕切壁30の外側に増張された増張材40を備えることとする。この増張材40を備える簡便な施工方法で、耐火間仕切構造10の耐火性能を向上させることができる。さらに、耐火性能を向上させる場合には、もう一方の間仕切壁30の外側に増張された増張材40を備えればよい。
次に、図2は、本願発明に係る耐火間仕切構造の垂直断面図であり、図3は、本願発明に係る耐火間仕切構造の水平断面図である。
図示されたように、増張材40は、間柱20や間仕切壁30にビス・タッカー等の打込型留具41を打ち込んで、間仕切壁30に密着して取付固定している。これによって、増張材40と間仕切壁30の間に空気の進入を防止して、上張材32の塗装33による発火の危険性を低減できる。
また、図示されたように、増張材40を取付固定する打込型留具41は下張材31を取付固定する打込型留具37よりも間柱20に深く打ち込まれているので、最も外側の増張材40が外れないように確実に固定できる。
本願発明の耐火間仕切構造およびその施工方法は、既存の間仕切壁に幅広く利用できるとともに、新設の間仕切壁にも利用できるものである。
本願発明に係る耐火間仕切構造の透視図。 本願発明に係る耐火間仕切構造の垂直断面図。 本願発明に係る耐火間仕切構造の水平断面図。 従来技術を説明する説明図。
符号の説明
10 耐火間仕切構造
11 上部ランナー
12 下部ランナー
13 中空部
20 間柱(スタッド)
30 間仕切壁
31 下張材
32 上張材
33 塗装
37 打込型留具
40 増張材
41 打込型留具
50 断熱材

Claims (6)

  1. 下張材及び塗装済上張材からなり耐火性能を有する一対の間仕切壁を備えた耐火間仕切構造において、少なくとも一方の間仕切壁の外側に増張された増張材を備えたことを特徴とする耐火間仕切構造。
  2. 増張材を、間仕切壁に打込型留具で密着固定していることを特徴とする請求項1記載の耐火間仕切構造。
  3. 間柱とこれに取付けられる下張材及び塗装済上張材からなり耐火性能を有する一対の間仕切壁とを備えた耐火間仕切構造において、少なくとも一方の間仕切壁の外側に増張された増張材を備えたことを特徴とする耐火間仕切構造。
  4. 増張材を、間仕切壁を介して間柱に及び間柱間にあっては間仕切壁に打込型留具で密着固定していることを特徴とする請求項3に記載の耐火間仕切構造。
  5. 増張材を間柱に固定する打込型留具が、下張材を間柱に固定する打込型留具よりも間柱に深く打ち込まれていることを特徴とする請求項4に記載の耐火間仕切構造。
  6. 下張材と塗装された上張材からなり耐火性能を有する一対の間仕切壁を間柱に取付けた耐火間仕切構造の施工方法において、少なくとも一方の間仕切壁の外側に増張された増張材を密着固定することを特徴とする耐火間仕切構造の施工方法。
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