JP2001065151A - 化粧壁面パネル - Google Patents

化粧壁面パネル

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JP2001065151A
JP2001065151A JP24111999A JP24111999A JP2001065151A JP 2001065151 A JP2001065151 A JP 2001065151A JP 24111999 A JP24111999 A JP 24111999A JP 24111999 A JP24111999 A JP 24111999A JP 2001065151 A JP2001065151 A JP 2001065151A
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Japan
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decorative
wall panel
substrate
joint
locking
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JP24111999A
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Inventor
Yusuke Hirakawa
裕介 平河
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KYUSHU KAIHATSU KIKAKU KK
Original Assignee
KYUSHU KAIHATSU KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の壁面施工に際し、表面の化粧施工と
裏面の耐火施工が同時に行なえるようにして、壁面施工
の作業能率を向上できるようにした化粧壁面パネルの提
供。 【解決手段】 基板1の表面に化粧材層2が形成されて
いる化粧壁面パネルAである。基板の裏面に耐火材層3
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に建築物の外壁
面を形成するのに用いられる化粧壁面パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の外壁は一定の耐火構造にするこ
とが義務付けられており、このため、従来では、躯体の
外面に耐火パネル(石膏ボード等)を取り付け、この耐
火パネルを下地材として、この上に化粧部材としてのタ
イル材等を取り付けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、建築物の外壁施工に際し、躯体に耐火パネルを
取り付け、この上にタイル材等を取り付けるようにする
と、耐火パネルの取り付け工程と、タイル材等の取り付
け工程とが別工程になるため、それだけ手間と時間がか
かり、作業能率が悪いという問題があった。尚、従来、
外構用の塀を構築するための化粧パネルとして、基板の
表面に化粧材層が形成されているものが知られている
が、これは外構用であるため、耐火構造は不要であり、
従って、基板の裏面に耐火材層が形成されているものは
見当らない。
【0004】尚、化粧部材としてのタイル材等は接着剤
によって取り付けられるが、近年、接着剤の劣化や接着
不良によってタイル材等が壁面から脱落するといったト
ラブルが発生し、このため、タイル材等を確実に取り付
けることが要求されている。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題及び要
求を解決するためになされたもので、建築物の壁面施工
に際し、表面の化粧施工と裏面の耐火施工が同時に行な
えるようにして、壁面施工の作業能率を向上させること
ができる化粧壁面パネルを提供することを第1の課題と
している。又、タイル材等の壁面からの脱落について、
接着剤の劣化や接着不良等が生じたとしても、物理的に
タイル材等の脱落を防止できる化粧壁面パネルを提供す
ることを第2の課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、本発明(請求項1)の化粧壁面パネルは、基
板の表面に化粧材層が形成されている化粧壁面パネルで
あって、基板の裏面に耐火材層が形成されている構成と
した。
【0007】本発明の化粧壁面パネルでは、施工に際
し、建築物の躯体、即ち、木柱や鉄骨柱や胴縁にビス止
め等で取り付けていく。そして、この化粧壁面パネルの
表面に化粧材層が形成され、裏面に耐火材層が形成され
ているため、この化粧壁面パネルを取り付けるだけで、
表面の化粧施工と裏面の耐火施工を同時に行なうことが
でき、壁面施工の作業能率を向上させることができる。
尚、本発明において、化粧材層は、タイル材等の化粧壁
部材を基板の表面に取り付けることで形成する場合、化
粧壁材料を基板の表面に打設したり、吹き付けることで
形成する場合がある。又、耐火材層は、木毛セメント板
等の耐火部材を基板の裏面に取り付けることで形成する
場合、ヒル石等をセメントに混合した耐火材料を基板の
裏面に打設したり、吹き付けることで形成する場合があ
る。尚、耐火部材としては、木毛セメント板以外に、木
片セメント板、石膏ボード、スレートボード、けい酸カ
ルシウム板、スラグ石膏板等を使用できるし、又、耐火
材料としては、ヒル石以外に、ロックウール、シラスバ
ルーン、パーライト、珪藻土等を使用できる。
【0008】又、上記第2の課題を解決するため、基板
の表面に突設して複数の目地用横リブ条が形成され、こ
の目地用横リブ条間に化粧材層を形成する化粧部材が取
り付けられ、この目地用横リブ条と化粧部材とが化粧部
材の離脱方向に対して逆勾配嵌合で係合するように形成
した(請求項2)。同様に、第2の課題を解決するた
め、基板の表面に突設して複数の目地用横リブ条が形成
されると共に、この目地用横リブ条間に係止用横リブ条
が形成され、前記目地用横リブ条間に化粧材層を形成す
る化粧部材が取り付けられると共に、この化粧部材の裏
面に係止溝が形成され、前記係止用横リブ条と係止溝と
が化粧部材の離脱方向に対して逆勾配嵌合で係合するよ
うに形成した(請求項3)。又、第2の課題を解決する
ため、基板の表面に突設して複数の目地用横リブ条が形
成されると共に、この目地用横リブ条間に係止用横金具
が突設され、前記目地用横リブ条間に化粧材層を形成す
る化粧部材が取り付けられると共に、この化粧部材の裏
面に係止溝が形成され、前記係止用横金具と係止溝とが
化粧部材の離脱方向に対して逆勾配嵌合で係合するよう
に形成した(請求項4)。又、第2の課題を解決するた
め、基板の表面に突設して複数の目地用横リブ条が形成
され、この目地用横リブ条間に化粧部材が取り付けら
れ、前記目地用横リブ条には化粧部材の離脱方向に対し
て逆勾配の係止面が形成され、この係止面と化粧部材と
の間にモルタルを充填して、このモルタルを介して係止
面と化粧部材とが化粧部材の離脱方向に対して逆勾配嵌
合で係合するように形成した(請求項5)。又、第2の
課題を解決するため、前記化粧壁面パネルにおいて、目
地用横リブ条間に両端がモルタルで固定された係止部材
が取り付けられると共に、この係止部材に係止用突部が
形成され、化粧部材の裏面に係止溝が形成され、この係
止溝と係止用突部とが化粧部材の離脱方向に対して逆勾
配嵌合で係合するように形成した(請求項6)。
【0009】このように、目地用横リブ条と化粧部材、
係止用横リブ条と係止溝、係止用横金具と係止溝、係止
面と化粧部材、又は係止溝と係止用突部を化粧部材の離
脱方向に対して逆勾配嵌合で係合させることにより、接
着剤の劣化や接着不良が生じたとしても、化粧部材(タ
イル材等)の脱落を物理的に防止することができる。特
に、火災等により外壁が高熱を受けて接着剤が燃え、接
着力が消失した場合でも、化粧部材の脱落を物理的に防
止することができる。尚、基板に目地用横リブ条や係止
用横リブ条を形成すると、基板の剛性が向上し、化粧壁
面パネルの全体強度を向上させることができるし、この
目地用横リブ条や係止用横リブ条をガイドとして化粧部
材を取り付けることができるし、目地用横リブ条を目地
として使用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。尚、以下の各実施の形態において、同
一構成部分は図面の符号を同一にする。図1は本発明の
実施の第1形態に係る化粧壁面パネルの部分断面図、図
2はこの化粧壁面パネルの斜視図である。この化粧壁面
パネルAは、基板1の表面に化粧材層2が形成され、基
板1の裏面に耐火材層3が形成されたものである。
【0011】前記基板1は、アルミニウムと亜鉛を含む
合金でコーティングした鉄基材料(ガルバリウム)で形
成されている。このガルバリウムは、米国のベスレヘム
コーポレーションが開発したものであって、アルミニウ
ム(例えば55%)と、亜鉛(例えば43.4%)と、
シリコン(例えば1.6%)の合金で鉄基材料の表面を
コーティングしたもので、この場合、鉄基材料を溶融合
金中に浸漬して製造される(詳細については特公昭46
−7161号公報、特公昭56−44143号公報等を
参照)。このようなガルバリウムは、アルミニウムによ
る耐錆性と、亜鉛による切断角部の保性という特性を有
し、価格も低廉であることから自動車のボディパネルや
家庭用電気製品部品、雨樋等、各産業分野に広く利用さ
れている。従って、このガルバリウムを基板として用い
ると、耐久性を向上できるし、材料コストも低く抑える
ことができる。
【0012】又、前記基板1には、その上端部、下端
部、それに中程部3ヵ所に合計5条の目地用横リブ条1
0が基板1の横幅の全長に延長して形成され、又、上端
縁及び下端縁に取り付け耳部11,11が形成されてい
る。そして、前記目地用横リブ条10,10間に化粧材
層2が形成されるもので、この実施の形態では、化粧部
材としてのタイル材20を接着剤4によって取り付ける
ことで化粧材層2を形成している。この場合、目地用横
リブ条10を横方向の目地21とし、隣り合うタイル材
20,20間に縦方向の目地幅22を保持して各タイル
材20が千鳥格子状配列で取り付けられている。又、前
記目地用横リブ条10は、図1に示すように、断面逆台
形状に形成され、又、前記タイル材20は上下縁が傾斜
した扁平台形状に形成され、このタイル材20を目地用
横リブ条10,10間に取り付けた状態で、目地用横リ
ブ条10と化粧部材20とが化粧部材20の離脱方向に
対して逆勾配嵌合で係合するように形成されている。こ
のように、基板1に目地用横リブ条10を形成すると、
この目地用横リブ条10によって基板1の剛性が向上
し、化粧壁面パネルAの全体強度を向上させることがで
きるし、この目地用横リブ条10をガイドとしてタイル
材20を取り付けることができると共に、この目地用横
リブ条10を目地21として使用できる。
【0013】又、前記接着剤4としては、アルミナセメ
ント系(無機系)の接着剤が用いられている。このアル
ミナセメント系を含む無機系接着剤は、タイル材20に
対する接着力は強力であるが、金属(基板1)に対する
接着力が弱いという特性がある。従って、上記したよう
に、目地用横リブ条10とタイル材20とを逆勾配嵌合
で係合させることによってタイル材20を目地用横リブ
条10に物理的に係止させることができ、接着剤4の劣
化や接着不良が生じたとしても、タイル材20の脱落を
防止することができる。特に、火災等により外壁が高熱
を受けて接着剤4が燃え、接着力が消失した場合でも、
タイル材20の脱落を物理的に防止することができる。
又、接着剤4はタイル材20の接着用と同時に目地21
の着色用としても用いられることから目地用横リブ条1
0の表面にも塗布されている。
【0014】又、基板1の裏面に形成される耐火材層3
は、耐火部材30(例えば木毛セメント板)を基板1の
裏面に接着剤5によって取り付けることで形成されてい
る。
【0015】このようにして形成された化粧壁面パネル
Aは、その施工に際し、建築物の躯体、即ち、木柱や鉄
骨柱や胴縁にビス6によって取り付けていく。そして、
この化粧壁面パネルAの表面にはタイル材20によって
化粧材層2が形成され、裏面には耐火部材30によって
耐火材層3が形成されているため、この化粧壁面パネル
Aを取り付けるだけで、表面の化粧施工と裏面の耐火施
工を同時に行なうことができ、壁面施工の作業能率を向
上させることができる。
【0016】次に、図3は実施の第2形態に係る化粧壁
面パネルの部分断面図である。この化粧壁面パネルB
は、基板1の裏面に形成される耐火材層3が、耐火材料
31(例えばヒル石等をセメントに混合した耐火材料)
を基板1の裏面に打設することによって形成されている
点で前記実施の第1形態と異なっている。このように、
耐火材料31を基板1の裏面に打設すると、目地用横リ
ブ条10の内部に耐火材料31が充填され、そして、目
地用横リブ条10に形成された逆勾配内面12によって
耐火材料31が離脱方向に係止されるため、耐火材料3
1の基板1からの脱落を防止することができる。
【0017】次に、図4は実施の第3形態に係る化粧壁
面パネルの部分断面図である。この化粧壁面パネルCで
は、基板1に断面台形状の目地用横リブ条10が形成さ
れると共に、この目地用横リブ条10,10間に係止用
横リブ条15が形成されている。又、化粧材層2は、化
粧部材としてのタイル材20を前記目地用横リブ条1
0,10間に取り付けることで形成され、このタイル材
20の裏面には前記係止用横リブ条15に係合する係止
溝23が形成されている。そして、このタイル材20を
目地用横リブ条10,10間に取り付けた状態で、係止
用横リブ条15と係止溝23とが化粧部材20の離脱方
向に対して逆勾配嵌合で係合するように形成されてい
る。尚、7はコーキングである。
【0018】このように、基板1に目地用横リブ条10
及び係止用横リブ条15を形成すると、基板1の剛性が
向上し、化粧壁面パネルCの全体強度を向上させること
ができるし、この目地用横リブ条10及び係止用横リブ
条15をガイドとしてタイル材20を取り付けることが
できるし、又、係止用横リブ条15と係止溝23との逆
勾配嵌合によってタイル材20を係止用横リブ条15に
物理的に係止させることができ、接着剤4の劣化や接着
不良が生じたり、火災にあったとしてもタイル材20の
脱落を防止することができる。尚、基板1の裏面に形成
される耐火材層3が、耐火材料31を基板1の裏面に打
設することによって形成されている点は前記実施の第2
形態と同様であるが、実施の第1形態のように耐火部材
を基板の裏面に接着剤によって取り付けることで形成し
てもよい。
【0019】次に、図5は実施の第4形態に係る化粧壁
面パネルの部分断面図である。この化粧壁面パネルDで
は、基板1に目地用横リブ条10が形成されると共に、
この目地用横リブ条10,10間に係止用横金具16が
取り付けられている。係止用横金具16は平板の両端を
斜めに起立させて断面逆台形状に形成され、図5に示す
ようにスポット溶接で基板1に一体に取り付けられてい
る。又、化粧材層2は、化粧部材としてのタイル材20
を前記目地用横リブ条10,10間に取り付けることで
形成され、このタイル材20の裏面には前記係止用金具
16に係合する係止溝26が形成されている。そして、
このタイル材20を目地用横リブ条10,10間に取り
付けた状態で、係止用金具16と係止溝26とが化粧部
材20の離脱方向に対して逆勾配嵌合で係合するように
形成されている。
【0020】このように、基板1に目地用横リブ条10
及び係止用横金具16を取り付けると、この目地用横リ
ブ条10及び係止用横金具16をガイドとしてタイル材
20を取り付けることができるし、又、係止用横金具1
6と係止溝23との逆勾配嵌合によってタイル材20を
係止用横金具16に物理的に係止させることができ、接
着剤4の劣化や接着不良が生じたり、火災にあったとし
てもタイル材20の脱落を防止することができる。尚、
基板1の裏面に形成される耐火材層3が、耐火材料31
を基板1の裏面に打設することによって形成されている
点は前記実施の第2形態と同様であるが、実施の第1形
態のように耐火部材を基板の裏面に接着剤によって取り
付けることで形成してもよい。
【0021】次に、図6は実施の第5形態に係る化粧壁
面パネルの斜視図である。この化粧壁面パネルEは、基
板1の表面にタイル材20を取り付けることで化粧材層
2を形成したもので、各タイル材20を予め剥離シート
25に格子状配列で張り付けたものを用いている。即
ち、剥離シート25に張り付けたままのタイル材20を
基板1に接着剤で取り付け、その後に剥離シート25を
剥ぎ取ることで、各タイル材20を格子状配列のままで
同時に取り付けるようにしたものである。尚、この場合
の各タイル材20の取り付けは、工場において行なって
もよいし、又、化粧壁面パネルEの施工現場において行
なうようにしてもよい。この施工現場で行なう場合、タ
イル材20を取り付けていない状態の基板1を先に躯体
に取り付け、その後、剥離シート25に張り付けたまま
のタイル材20を基板1に接着剤で取り付け、その後、
剥離シート25を剥ぎ取るようにしてもよい。
【0022】次に、図7は実施の第6形態に係る化粧壁
面パネルの斜視図である。この化粧壁面パネルFは、基
板1の表面に突設して複数の目地用横リブ条10が形成
され、この目地用横リブ条10,10間に矩形状のタイ
ル材20が取り付けられ、前記目地用横リブ条10には
タイル材20の離脱方向に対して逆勾配の係止面10a
が形成され、この係止面10aとタイル材20との間に
モルタル8を充填して、このモルタル8を介して係止面
10aとタイル材20とがタイル材20の離脱方向に対
して逆勾配嵌合で係合するように形成されたものであ
る。
【0023】次に、図8は実施の第7形態に係る化粧壁
面パネルの斜視図である。この化粧壁面パネルGは、実
施の第6形態で示した化粧壁面パネルFにおいて、目地
用横リブ条10,10間に両端がモルタル8,8で固定
された鉄線係止部材9(鉄板係止部材等でもよい)が取
り付けられると共に、この係止部材9に係止用突部90
が形成され、タイル材20の裏面に係止溝27が形成さ
れ、この係止溝27と係止用突部90とがタイル材20
の離脱方向に対して逆勾配嵌合で係合するように形成さ
れたものである。
【0024】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明したが、具体的な構成はこれに限られることはない。
例えば、横リブ条は必ずしも必要でないし、横リブ条を
設ける場合の条数についても1条でも複数条でもよい。
又、化粧材層については、タイル材等の化粧壁部材を基
板の表面に取り付けることで形成する以外に、化粧壁材
料を基板の表面に打設したり、吹き付けることで形成す
るようにしてもよい。
【0025】尚、既設の建築物の外壁をリフォームする
ような場合、耐火パネル(石膏ボード等)については、
既存のものを残しておき、その上の化粧部材を張り替え
るのが一般的であり、この場合には、本発明の構成要素
となる耐火材層3を省いた状態の化粧壁面パネルを用い
ることになる。この際、実施の第1、第2、第3、第
4、第6、第7形態で示したように、化粧部材としての
タイル材20を目地用横リブ条10や係止用横リブ条1
5や係止用横金具16やモルタル8や係止部材9を用い
て逆勾配嵌合によって基板1に物理的に係止させるよう
にすれば、接着剤の劣化や接着不良が生じたり、火災に
あってもタイル材20の脱落を防止することができると
いう点での効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明(請求
項1)の化粧壁面パネルにあっては、化粧壁面パネルの
表面に化粧材層が形成され、裏面に耐火材層が形成され
ているため、この化粧壁面パネルを取り付けるだけで、
表面の化粧施工と裏面の耐火施工を同時に行なうことが
でき、壁面施工の作業能率を向上させることができる。
【0027】又、化粧部材を目地用横リブ条や係止用横
リブ条や係止用横金具やモルタルや係止部材を用いて逆
勾配嵌合によって基板に物理的に係止させるようにすれ
ば(請求項2、3、4、5,6)、接着剤の劣化や接着
不良が生じたとしても、化粧部材(タイル材等)の脱落
を物理的に防止して、タイル材等を確実に取り付けるこ
とができる。特に、火災等により外壁が高熱を受けて接
着剤が燃え、接着力が消失した場合でも、化粧部材の脱
落を物理的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る化粧壁面パネル
の部分断面図である。
【図2】この化粧壁面パネルの斜視図である。
【図3】実施の第2形態に係る化粧壁面パネルの部分断
面図である。
【図4】実施の第3形態に係る化粧壁面パネルの部分断
面図である。
【図5】実施の第4形態に係る化粧壁面パネルの部分断
面図である。
【図6】実施の第5形態に係る化粧壁面パネルの斜視図
である。
【図7】実施の第6形態に係る化粧壁面パネルの部分断
面図である。
【図8】実施の第7形態に係る化粧壁面パネルの部分断
面図である。
【符号の説明】
A 化粧壁面パネル B 化粧壁面パネル C 化粧壁面パネル D 化粧壁面パネル E 化粧壁面パネル F 化粧壁面パネル G 化粧壁面パネル 1 基板 10 目地用横リブ条 15 係止用横リブ条 16 係止用横金具 2 化粧材層 20 タイル材(化粧部材) 23 係止溝 3 耐火材層 30 耐火部材 31 耐火材料

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に化粧材層が形成されている
    化粧壁面パネルであって、 基板の裏面に耐火材層が形成されていることを特徴とし
    た化粧壁面パネル。
  2. 【請求項2】 基板の表面に突設して複数の目地用横リ
    ブ条が形成され、 この目地用横リブ条間に化粧材層を形成する化粧部材が
    取り付けられ、 この目地用横リブ条と化粧部材とが化粧部材の離脱方向
    に対して逆勾配嵌合で係合するように形成されている請
    求項1記載の化粧壁面パネル。
  3. 【請求項3】 基板の表面に突設して複数の目地用横リ
    ブ条が形成されると共に、この目地用横リブ条間に係止
    用横リブ条が形成され、 前記目地用横リブ条間に化粧材層を形成する化粧部材が
    取り付けられると共に、この化粧部材の裏面に係止溝が
    形成され、 前記係止用横リブ条と係止溝とが化粧部材の離脱方向に
    対して逆勾配嵌合で係合するように形成されている請求
    項1記載の化粧壁面パネル。
  4. 【請求項4】 基板の表面に突設して複数の目地用横リ
    ブ条が形成されると共に、この目地用横リブ条間に係止
    用横金具が取り付けられ、 前記目地用横リブ条間に化粧材層を形成する化粧部材が
    取り付けられると共に、この化粧部材の裏面に係止溝が
    形成され、 前記係止用横金具と係止溝とが化粧部材の離脱方向に対
    して逆勾配嵌合で係合するように形成されている請求項
    1記載の化粧壁面パネル。
  5. 【請求項5】 基板の表面に突設して複数の目地用横リ
    ブ条が形成され、この目地用横リブ条間に化粧材層を形
    成する化粧部材が取り付けられ、前記目地用横リブ条に
    は化粧部材の離脱方向に対して逆勾配の係止面が形成さ
    れ、この係止面と化粧部材との間にモルタルを充填し
    て、このモルタルを介して係止面と化粧部材とが化粧部
    材の離脱方向に対して逆勾配嵌合で係合するように形成
    されている請求項1記載の化粧壁面パネル。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の化粧壁面パネルにおい
    て、目地用横リブ条間に両端がモルタルで固定された係
    止部材が取り付けられると共に、この係止部材に係止用
    突部が形成され、化粧部材の裏面に係止溝が形成され、
    この係止溝と係止用突部とが化粧部材の離脱方向に対し
    て逆勾配嵌合で係合するように形成されていることを特
    徴とした化粧壁面パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107503483A (zh) * 2017-08-22 2017-12-22 张晓烈 一种室内集成墙面系统
KR20190076739A (ko) * 2017-12-22 2019-07-02 동산산업(주) 타일 시공용 시트

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