JPH0537941U - 両面粘着テープ - Google Patents

両面粘着テープ

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JPH0537941U
JPH0537941U JP9538591U JP9538591U JPH0537941U JP H0537941 U JPH0537941 U JP H0537941U JP 9538591 U JP9538591 U JP 9538591U JP 9538591 U JP9538591 U JP 9538591U JP H0537941 U JPH0537941 U JP H0537941U
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double
sensitive adhesive
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plastic film
adhesive tape
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JP9538591U
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English (en)
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勲 四谷
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 テープ基材(2) とこのテープ基材(2) の両面
に設けられた粘着剤層(3) 、(4) とからなる。テープ基
材(2) は布材(21)とプラスチックフィルム(22)との積層
によって形成され、このテープ基材(2) の布材(21)側の
表面にゴム系粘着剤層(3) が、一方のプラスチックフィ
ルム(22)側の表面にアクリル系粘着剤層(4) が設けられ
ている。 【効果】 カーペットを床面へ固定する際等に用いら
れ、充分な接着力を均一に発揮できて、固定後のカーペ
トの端部等に浮き上がり現象を生じさせず、しかも取り
剥がしの際には容易にその作業が行なえる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は両面粘着テープに係り、その目的はカーペット等の敷物を床へ敷設 する際に作業性に優れるとともに、固定されるカーペット等に対して良好な接着 性を均一に示して、カーペット等の浮き上がりを防止し、且つ容易に取り剥がす こともできる両面粘着テープの提供にある。
【0002】
【従来の技術】
床の上へカーペット等の敷物を敷設する場合には、敷物と床との間に両面粘着 テープを介在させて行われることが多く、このような両面粘着テープとしては、 布基材の両面にゴム系粘着剤層を設けて形成されたものが主として使用されてい た。 しかしながらこのような両面粘着テープでは、布基材の両面に同種のゴム系粘 着剤が同程度の厚みで塗布されていたため、敷物の裏面がジュート織物のような 粗面体である場合には粘着剤層と敷物との接着力が充分でなく、一方床上への接 着においては、床面が平滑面であるため、逆に接着力が強くなりすぎて、施工時 の位置決め作業が困難となったり、また敷物の貼り替え時には床から取り剥がし にくく、床上に粘着剤が残ってしまう等の問題があった。
【0003】 このような問題に照らし、実公昭60-23291号公報において「両面粘着テープ」 が公告されている。 この技術は前記従来の両面粘着テープの欠点を解消せんと創出されたもので、 布の片面にプラスチックフィルムがラミネートされて基材が形成され、該基材の プラスチックフィルム側にゴム系粘着剤層が、布側にアクリル系粘着剤層が設け られてなる「両面粘着テープ」であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実公昭60-23291号公報において開示されている「両面粘着テー プ」は、確かにゴム系粘着剤層やアクリル系粘着剤層の組成を選択することによ って有効に使用されるが、前記従来の欠点をすべて解消するには不充分な点もあ った。 すなわち、この「両面粘着テープ」を実際に使用してカーペットを床上へ固定 させてみると、アクリル系粘着剤層と床との界面において接着破壊が生じ、カー ペットの端部が床から浮き上がるという欠点が認められた。
【0005】 そこで、このカーペットの浮き上がり現象を防止するために、アクリル系粘着 剤層の糊厚を大きくしたり、或いは粘着剤の配合処方を変更して、アクリル系粘 着剤層の床面に対する接着力を増加させたところ、敷設後のカーペットの端部に おける床からの浮き上がりは防止できたものの、逆に床からカーペットを取り剥 がす作業が困難になってしまうという結果が生じた。
【0006】 すなわち、この実公昭60-23291号公報において開示されている「両面粘着テー プ」には構造上大きな欠点があり、敷物と床面との間に介在させた時、これら両 者に対する充分な粘着性を均一に発揮する一方で、貼り替え時には床面に粘着剤 が残ったりせず、容易に取り剥がすことができるという二つの要求を同時に満足 させることができないという欠点があった。
【0007】 さらにこの開示技術においては、床面へ両面粘着テープを貼り付ける際に、巻 回されたテープを巻きほぐすと、アクリル系粘着剤層を内側にしたカーリングが 生じ、貼りつけ作業が行いにくくなるという欠点も認められた。
【0008】 そこで、これら従来の実情に鑑み、床上にカーペット等を敷設する際に作業性 が良く、これら両者間に介在させても充分な接着力を均一に示して両者を接着、 固定させることができ、一方、カーペットの貼り替え時等においては容易に取り 剥がすことのできる両面粘着テープの創出が課題とされた。
【0009】
【課題を解決するための手段】 この考案では布材とこの布材に面を接して積層されたプラスチックフィルムと からテープ基材が形成され、このテープ基材の布材側表面にはゴム系粘着剤層が 設けられ、プラスチックフィルム側表面にはアクリル系粘着剤層が設けられてな ることを特徴とする両面粘着テープを提供することにより前記従来の課題を悉く 解消する。
【0010】
【実施例】
以下、この考案に係る両面粘着テープを図面に基づいて説明する。 図1はこの考案に係る両面粘着テープ(1) の一実施例を示す外観説明図であり 、図2はその断面状態を示した説明図である。 図中(2) はテープ基材であり、(3) はゴム系粘着剤層、(4) はアクリル系粘着 剤層、(5) は剥離紙である。
【0011】 テープ基材(2) は布材(21)とプラスチックフィルム(22)との積層体によって形 成されている。 この布材(21)は縦糸(211) 、及び横糸(212) によって形成されている。 この考案において、布材(21)としてはスフ、木綿、ビニロン、ポリエステル、 ポリエチレン等の繊維からなる織布、或いは不織布が好適に使用され、特にポリ エチレンフラットヤーンからなる織布が手切性や製造費用の点から好ましい。 この場合、糸の太さは手切性の点から縦糸(211) については細く、且つ打込本 数を多くし、横糸(212) については太く、且つ打込本数を少なくする等公知の技 術を適宜好適に採用することができる。 また、この考案においては、ポリエチレンフラットヤーンの代わりに二重芯構 造の糸を好適に縦糸(211) 、及び横糸(212) に用いることができる。 この場合は、二重芯構造の糸を織成せずに並べ、その上からプラスチックフィ ルム(22)を積層させてテープ基材(2) とすることもできる。 この考案において布材(21)の厚さは特に限定はされないが 70 〜130 μm の範 囲内に設けることが使用上好ましい。
【0012】 布材(21)に積層させるプラスチックフィルム(22)としては、低密度ポリエチレ ン(LDPE) 、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE) 、エチレン−酢酸ビニルコポリ マー(EVA)などが例示されるが、酢酸ビニルを数%含有するエチレン−酢酸 ビニルコポリマー(EVA)を用いるとアクリル系粘着剤の密着がより強くなる ためより好ましい。 このプラスチックフィルム(22)の厚みとしては従来より用いられている公知の 厚みでよく、30〜70μm の範囲内とすることが手切性や強度の点から好ましい。
【0013】 この考案においてテープ基材(2) は上述した構成より成り、このテープ基材(2 ) の布材(21)側表面にはゴム系粘着剤層(3) が設けられている。 ゴム系粘着剤層(3) の材質としては、天然ゴム、再生天然ゴム、スチレン−ブ タジエン共重合体、ポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重合体等が好適に 例示されるが、特にポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重合体を主ポリマ ーとするホットメルト粘着剤が性能の点から望ましい。
【0014】 このポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重合体を主ポリマーとするホッ トメルト粘着剤はホットメルトコーターにより充分な糊厚を保持させながら布材 (21)側表面に設けられるが、この厚みは 100〜 250μm 、より望ましくは150 〜 250μm とすることが好ましい。 この理由は 100μm 未満であると固定するカーペット等が浮き上がりやすくな り、一方 250μm を超えて厚く塗布しても性能は変わらないからである。
【0015】 さらにこの考案においては、テープ基材(2) のプラスチックフィルム(22)側表 面にアクリル系粘着剤層(4) が設けられている。 アクリル系粘着剤層(4) は通常の方法により好適に設けられるが、前もってコ ロナ放電処理等によりプラスチックフィルム(22)表面を活性化させておけば、両 面粘着テープ(1) を取り剥がす際に床面等へ粘着剤が残ることがないのでより好 ましい。 このアクリル系粘着剤層(4) は特に限定はされないが、30〜 100μm の厚さに 設けることが好ましい。 この理由は、30μm 未満であると床面から剥がれやすくなり、一方 100μm を 超えると両面粘着テープ(1) を取り剥がす際の作業性が悪くなり、いずれの場合 も好ましくないからである。
【0016】 このように、アクリル系粘着剤層(4) をプラスチックフィルム(22)表面に設け ることによって、アクリル系粘着剤が基材である布材(21)の縦糸(211) 、及び横 糸(212) の目地ムラに沿って表面が凹凸状になってしまうことがない。 従って、カーペットの床面への固定に、この両面粘着(1) テープを用いても、 従来の両面粘着テープにおいて認められていたアクリル系粘着剤層(4) と床面と の界面における接着破壊という現象が生じず、均一な接着力を発揮させることが でき、固定後のカーペットの端部における浮き上がり現象が防止できる。 さらに、このような構成とすることによって、ゴム系粘着剤層(3) の厚みによ り基材(2) である布材(21)の伸縮性が阻害されることがないので、巻回された両 面粘着テープ(1) を巻きほぐして使用しても、カーリングが生じず、作業性が良 好となる。
【0017】 図3はこの考案に係る両面粘着テープ(1) の使用状態を示す断面説明図であり 、図示するように、床面(5) とカーペット(6) との間に両面粘着テープ(1) を介 在させて、これらを接着、固定させる。 この考案では、テープ基材(2) を形成するプラスチックフィルム(22)により、 布材(21)の織りムラがアクリル系粘着剤層(4) に影響せず、アクリル系粘着剤層 (4) に平滑性が維持されるので、床(5) 上に固定されるカーペット(6) に対する 接着性が均一に発揮でき、カーペット(6) の端部が固定後に床面から浮き上がっ たりすることがない。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述した如く、この考案は布材とこの布材に面を接して積層されたプラス チックフィルムとからテープ基材が形成されてなり、このテープ基材の布材側表 面にはゴム系粘着剤層が設けられ、プラスチックフィルム側表面にはアクリル系 粘着剤層が設けられてなることを特徴とする両面粘着テープであるから、カーペ ットを床面上に固定する際に、カーペットの端部が浮き上がったりすることなく 確実に固定させることができるとともに、カーペットの貼り替え時には床面に粘 着剤が残ったりせず容易にその取り剥がしが行なえる両面粘着テープとなる優れ た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る両面粘着テープの一実施例を示
す外観説明図である。
【図2】同上、断面状態を示す説明図である。
【図3】同上、使用状態を示す断面説明図である。
【符号の説明】 両面粘着テープ 2 テープ基材 21 布材 22 プラスチックフィルム 3 ゴム系粘着剤層 4 アクリル系粘着剤層

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布材とこの布材に面を接して積層された
    プラスチックフィルムとからテープ基材が形成されてな
    り、このテープ基材の布材側表面にはゴム系粘着剤層が
    設けられ、プラスチックフィルム側表面にはアクリル系
    粘着剤層が設けられてなることを特徴とする両面粘着テ
    ープ。
  2. 【請求項2】 前記布材がポリエチレンフラットヤーン
    からなる織布によって形成されてなることを特徴とする
    請求項1に記載の両面粘着テープ。
  3. 【請求項3】 前記プラスチックフィルムがポリエチレ
    ンから形成されてなることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の両面粘着テープ。
  4. 【請求項4】 前記ゴム系粘着剤層がポリスチレン−ポ
    リイソプレンブロック共重合体を主ポリマーとするホッ
    トメルト粘着剤から形成されてなることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の両面粘着テープ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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