JPH0537697Y2 - - Google Patents

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JPH0537697Y2
JPH0537697Y2 JP6408586U JP6408586U JPH0537697Y2 JP H0537697 Y2 JPH0537697 Y2 JP H0537697Y2 JP 6408586 U JP6408586 U JP 6408586U JP 6408586 U JP6408586 U JP 6408586U JP H0537697 Y2 JPH0537697 Y2 JP H0537697Y2
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case
retainer
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tandem
inner case
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JP6408586U
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、モーターグレーダなどに設けられて
いるタンデム揺動装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の前記タンデム揺動装置は、第2図に示す
ように車体2の側方にタイヤ19を揺動可能に装
着する場合などに使用され、第3図に示すように
車体2の側部にインナーケース17をボルト12
で固着して突設し、インナーケース17に揺動ブ
ツシユ7,7′を介してアウターケース18を回
転可能に嵌装するとともに、インナーケース17
の端部にリテーナ16を締付ボルト14で固着し
て、リテーナ16によつて揺動ブツシユ8′を介
してアウターケース18を抜止めした構造になつ
ており、インナーケース17内にベアリング1
0,11を介して貫設された出力軸6の外部にス
プロケツト9をナツト15で固着し、アウターケ
ース18の外側にボルト13で固設されたタンデ
ムケース1によつて前記スプロケツト9が覆わ
れ、出力軸6によつてスプロケツト9、チエーン
(図示省略)等を介しタンデムケース1の両端側
部に配置されているタイヤ19へ動力を伝達し、
インナーケース17が揺動中心となりアウターケ
ース18を回転可能に支持して、タイヤ19にか
かる荷重は、タンデムケース1およびアウターケ
ース18より揺動ブツシユ7,7′を介してイン
ナーケース17に加わり、タイヤ19からのモー
メント荷重は、揺動ブツシユ7,7′を支点とし
て支持されるため、揺動ブツシユにかかる力は、
揺動ブツシユのスパンが広いほど小さくなり、ま
た、タイヤ側の揺動ブツシユ7′がタイヤに近い
ほど小さくなる構造になつている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の前記タンデム揺動装置は、タイヤ側の揺
動ブツシユがリテーナにより制限されタイヤ側へ
の近接配置に限界があつて、揺動ブツシユ間のス
パンを十分に確保できず、揺動ブツシユに過大な
力が加わつて摩耗が早められている問題点がある
とともに、タイヤに加わる横荷重を受けるリテー
ナは、円盤構造であつて剛性が弱くその複数の締
付ボルトのうち下側の同ボルトに過大な荷重が加
わつて折損し易いなどの問題点がある。
(問題点の解決手段) 本考案は、前記のような問題点に対処するため
のタンデム揺動装置であつて、車体側に固設され
て突設されたインナーケース上にブツシユを介し
てアウターケースを回転自在に嵌装し、該アウタ
ーケースを前記インナーケースの端部側に固定さ
れるリテーナで保持するようにしたタンデム揺動
装置において、前記アウターケースの内周側の略
中間部に鍔部を突設し、該鍔部を保持するように
前記リテーナをインナーケースの端部に嵌合され
る円筒状に形成し、該リテーナを介して前記イン
ナーケース上のブツシユを前記鍔部の両側に配設
させるようにしたことによりタンデム揺動性能、
信頼性を向上させて前記のような問題点を解消し
ている。
(作用) インナーケースと該インナーケースに嵌合、固
定されたリテーナによつてアウターケースをブツ
シユの介在により抜止めして嵌装、支持したこと
により、ブツシユ間のスパンが増大され、タイヤ
側にブツシユが近接されてブツシユに加わる荷重
が軽減されているとともに、リテーナの剛性が大
幅に増加されている。
(実施例) 第1図に本考案の一実施例を示し、車体2の側
部にインナーケース24を複数のボルト12で固
着して突設し、インナーケース24にブツシユ2
7に介してアウターケース23を回転可能に嵌装
するとともに、インナーケース24の端部側にリ
テーナ25を複数の締付ボルト14によつて嵌
合、固定し、該リテーナ25は、ブツシユ27′
の介在により前記アウターケース23の端部側を
支持し揺動中心になつているとともに、アウター
ケース23の内周側に設けられた鍔部28に当接
して同アウターケース23を抜止めした構成にな
つており、前記鍔部28の両側面にはブツシユ2
8′,28′が配置されている。
インナーケース24内にはベアリング10,1
1を介して出力軸6が貫設され、該出力軸6の外
端部にスプロケツト9がナツト15で固着されて
いるとともに、アウターケース23の外端部に複
数のボルト13でタンデムケース1が固設されス
プロケツト9を覆つた構成になつている。
本考案の実施例は、前記のような構成になつて
おり、出力軸6によつてスプロケツト9、チエー
ン(図示省略)等を介しタンデムケース1の両端
側部に配置されているタイヤへ動力が伝達され、
インナーケース24がリテーナ25とともにブツ
シユ27,27′を介しアウターケース23を回
転可能に支持して、リテーナ25はアウターケー
ス23の揺動中心になつているとともに抜止めし
ており、前記アウターケース23はタンデムケー
ス1およびタイヤを揺動可能に支持している。
タイヤに作用する荷重により発生するタンデム
揺動部へのモーメントは、アウターケース23を
介しブツシユ27,27′によつて支持され、ブ
ツシユ27,27′間のスパンが大幅に増大され
ているとともにブツシユ27′がタイヤ側に近接
された配置になり、ブツシユの荷重が大幅に軽減
されている。
リテーナ25は、円筒状に形成されインナーケ
ース24の端部側に嵌合、固定されているため、
剛性が高められてアウターケース23からリテー
ナ25に側方荷重が加わつても、その締付ボルト
14にはほぼ均一な側方荷重が加わりボルト折損
が防止されている。
(考案の効果) 本考案は、前述のような構成になつており、イ
ンナーケースと同インナーケースの端部側に嵌
合、固定されたリテーナによつてブツシユを介し
てアウターケースが回転可能に支持され、ブツシ
ユ間スパンの大幅な増大、ブツシユのタイヤ側へ
の近接配置、リテーナの剛性強化、その固定力の
増加などによつてタンデム揺動性能とともに信頼
性が著しく向上されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図はタンデム揺動装置の斜視図、第3図は従来
例を示す斜視図である。 2……車体、23……アウターケース、24…
…インナーケース、25……リテーナ、27,2
7′,28′……ブツシユ、28……鍔部(抜止
め)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体側に固設されて突設されたインナーケース
    上にブツシユを介してアウターケースを回転自在
    に嵌装し、該アウターケースを前記インナーケー
    スの端部側に固定されるリテーナで保持するよう
    にしたタンデム揺動装置において、前記アウター
    ケースの内周側の略中間部に鍔部を突設し、該鍔
    部を保持するように前記リテーナをインナーケー
    スの端部に嵌合される円筒状に形成し、該リテー
    ナを介して前記インナーケース上のブツシユを前
    記鍔部の両側に配設させるようにしたことを特徴
    とするタンデム揺動装置。
JP6408586U 1986-04-30 1986-04-30 Expired - Lifetime JPH0537697Y2 (ja)

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JP6408586U JPH0537697Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JP6408586U JPH0537697Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JPS62176024U JPS62176024U (ja) 1987-11-09
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