JPH0537626Y2 - - Google Patents

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JPH0537626Y2
JPH0537626Y2 JP14957084U JP14957084U JPH0537626Y2 JP H0537626 Y2 JPH0537626 Y2 JP H0537626Y2 JP 14957084 U JP14957084 U JP 14957084U JP 14957084 U JP14957084 U JP 14957084U JP H0537626 Y2 JPH0537626 Y2 JP H0537626Y2
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insulating
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shielding
blocking
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、電力ケーブル絶縁接続部に関するも
のである。 [従来の技術] 従来の電力ケーブル絶縁接続部は、第2図に示
すように双方のゴムプラスチツク絶縁電力ケーブ
ル1のゴムプラスチツク絶縁層2が端部でテーパ
状に除去されてケーブル導体3がそれぞれ露出さ
れ、これらケーブル導体3は圧縮接続等による導
体接続部4で相互に接続され、この導体接続部4
の外周には両側の絶縁層2に跨つて補強絶縁層5
が設けられ、補強絶縁層5の外周には外部導電層
6A,6Bが両端側から中央側に覆さるようにし
て設けられ、こられ外部導電層6A,6Bの対向
端部は絶縁スリツト7を介して同心状に対向さ
れ、絶縁スリツト7には絶縁カバー8が設けら
れ、各外部導電層6A,6Bの外周には金属遮蔽
層9A,9Bが設けられ、その外周には防蝕層1
0が全体的に被覆された構造であつた。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような電力ケーブル絶縁接
続部では、遮水性については充分な対策がとられ
ておらず、絶縁スリツト7からの浸水のおそれが
あり、信頼性が低い欠点があつた。 本考案の目的は、遮水性を向上させることがで
きる電力ケーブル絶縁接続部を提供するにある。 [問題点を解決するための手段] 本考案は、双方の電力ケーブルのケーブル導体
を接続した導体接続部の外周に補強絶縁層が設け
られ、前記補強絶縁層の外周に外部導電層が設け
られ、前記外部導電層は双方の前記電力ケーブル
に属する側に切り離されて両者間に絶縁スリツト
が形成されている電力ケーブル絶縁接続部におい
て、前記外部導電層の外周に金属導電性ゴムプラ
スチツクラミネートテープにより遮水兼遮蔽層が
形成され、前記遮水兼遮蔽層には前記絶縁スリツ
トから離れた前記補強絶縁層のスロープ部に対応
した位置に該遮水兼遮蔽層の絶縁スリツトが設け
られていることを特徴とするものである。 [考案の作用] このように遮水層と遮蔽層とを同一材からなる
金属導電性ゴムプラスチツクテープで構成する
と、遮水層を設けることによる絶縁接続部の外径
の増加を抑制することができる。遮水兼遮蔽層の
絶縁スリツトは、外部導電層の絶縁スリツトから
離れて補強絶縁層のスロープ部に設けられている
ので、外部導電層の絶縁スリツトからの浸水を防
止でき、防水性を向上できる。 [実施例] 以下本考案の実施例を第1図を参照して詳細に
説明する。なお、前述した第2図と対応する部分
には同一符号を付して示している。本実施例の電
力ケーブル絶縁接続部では、外部導電層6A,6
Bの絶縁スリツト7から離れた側の補強絶縁層5
のスロープ上に一方の遮水兼遮蔽層11Aが設け
られ、この遮水兼遮蔽層11Aのスロープ上と一
方の外部導電層6Aの外周に跨つて絶縁カバー8
が設けられ、この絶縁カバー8と他方の外部導電
層6Bの外周に他方の遮水兼遮蔽層11Bが設け
られ、両遮水兼遮蔽層11A,11Bの絶縁カバ
ー8を介しての対向部分にこれら遮水兼遮蔽層1
1A,11Bの絶縁スリツト12が形成され、且
つ両遮水兼遮蔽層11A,11Bの外周には防蝕
層10が設けられた構造になつている。金属導電
性ゴムプラスチツクラミネートテープとしては、
金属テープの少なくとも片面に導電性ゴムプラス
チツクが積層されたものを用いる。導電性ゴムプ
ラスチツク層が片面にのみ存在するラミネートテ
ープを用いる場合には、導電性ゴムプラスチツク
が内向きになるようにして被覆を行う。 遮水兼遮蔽層11A,11Bは、遮水という観
点からラツプ巻き或は縦添え被覆が好ましい。ラ
ツプ巻きの場合は、遮水性能の向上のため、ラツ
プ巻層は1層に限らず複数層設けてもよい。これ
ら遮水兼遮蔽層11A,11Bの外周には防水保
護層を設けることが好ましい。遮水兼遮蔽層11
A,11Bの絶縁スリツト12の位置を外部導電
層6A,6Bの絶縁スリツト7から離して補強絶
縁層5のスロープ部に設けたのは次の理由によ
る。 (イ) 外部導電層6A,6Bの絶縁スリツト7に水
が侵入する危険が少なくなり、絶縁接続部が浸
水下にあつても長期に亘つて安定した絶縁性能
を維持できる。 (ロ) 遮水兼遮蔽層の絶縁スリツトのために絶縁接
続部の外部の外径が増大するのを避けることが
できる。 (ハ) 遮水兼遮蔽層の絶縁スリツトからの浸水は水
平位置に設けた場合に比べて形状的に少ない。 実施例 通常の如くして154KV1×2000SQの電力ケー
ブルに絶縁接続部を形成し、外部導電層6A,6
Bに絶縁スリツト7を形成した。外部導電層6
A,6Bの絶縁スリツト7の絶縁カバー8として
熱収縮チユーブを用いた。遮水兼遮蔽層11A,
11Bは、0.05mm厚の銅箔の両面に導電性ブチル
ゴムを0.1mm厚で貼り合わせたラミネートテープ
を用い、1/3ラツプで2層に亘つて巻き上げて形
成した。この遮水兼遮蔽層11A,11Bの絶縁
スリツト12は補強絶縁層5のスロープ部に設け
た。この絶縁スリツト12の絶縁カバーとして熱
収縮チユーブを被せた。その後、防蝕層10とし
て熱収縮チユーブを被せた。 比較例として従来法による第2図に示す如き絶
縁接続部を形成した。 本考案の絶縁接続部と従来の絶縁接続部とを40
℃の温水中に3日間浸漬後、取り出し、外部導電
層6A,6Bの水分量をデユポン社の固体水分計
を用いて測定した。その結果、本考案の絶縁接続
部の外部導電層6A,6Bの水分量はオリジナル
のそれと殆んど変化がなかつた。これに対し、従
来の絶縁接続部の外部導電層6A,6Bの水分量
はオリジナルのものの5倍もの水分が認められ
た。
【表】 また、外部導電層6A,6B間の絶縁スリツト
7間の絶縁体の水分も本考案では全く変化がない
のに拘らず、従来のものでは増加が認められた。
従つて、従来の絶縁接続部では、浸水下で長期に
亘つて保持された場合、外部導電層6A,6Bの
絶縁スリツト12間の絶縁抵抗が下がることが明
らかとなつた。
【表】 [考案の効果] 以上説明したように本考案に係る電力ケーブル
絶縁接続部では、遮水層と遮蔽層とを同一材から
なる金属導電性ゴムプラスチツクラミネートテー
プで構成しているので、遮水層を設けることによ
る絶縁接続部の外径の増加を防止することができ
る。また、遮水兼遮蔽層の絶縁スリツトは、外部
導電層の絶縁スリツトから離れて補強絶縁層のス
ロープ部に設けたので、外部導電層の絶縁スリツ
トからの浸水を防止でき、防水性を向上させるこ
とができる。かつまた、遮水兼遮蔽層の絶縁スリ
ツトのために絶縁接続部の外径が増大するのを避
けることができる。更に、補強絶縁層のスロープ
部に遮水兼遮蔽層の絶縁スリツトを設けると、水
平部に設ける場合に比べて侵入しにくくなる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る絶縁接続部の一実施例の
縦断面図、第2図は従来の絶縁接続部の縦断面図
である。 1……電力ケーブル、2……絶縁層、3……ケ
ーブル導体、4……導体接続部、5……補強絶縁
層、6A,6B……外部導電層、7……絶縁スリ
ツト、10……防蝕層、11A,11B……遮水
兼遮蔽層、12……絶縁スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 双方の電力ケーブルのケーブル導体を接続した
    導体接続部の外周に補強絶縁層が設けられ、前記
    補強絶縁層の外周に外部導電層が設けられ、前記
    外部導電層は双方の前記電力ケーブルに属する側
    に切り離されて両者間に絶縁スリツトが形成され
    ている電力ケーブル絶縁接続部において、前記外
    部導電層の外周に金属導電性ゴムプラスチツクラ
    ミネートテープにより遮水兼遮蔽層が形成され、
    前記遮水兼遮蔽層には前記絶縁スリツトから離れ
    た前記補強絶縁層のスロープ部に対応した位置に
    該遮水兼遮蔽層の絶縁スリツトが設けられている
    ことを特徴とする電力ケーブル絶縁接続部。
JP14957084U 1984-10-04 1984-10-04 Expired - Lifetime JPH0537626Y2 (ja)

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JPS6165826U JPS6165826U (ja) 1986-05-06
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