JPH053754U - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH053754U
JPH053754U JP5790491U JP5790491U JPH053754U JP H053754 U JPH053754 U JP H053754U JP 5790491 U JP5790491 U JP 5790491U JP 5790491 U JP5790491 U JP 5790491U JP H053754 U JPH053754 U JP H053754U
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JP
Japan
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valve
hole
valve seat
plunger
pin
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Pending
Application number
JP5790491U
Other languages
English (en)
Inventor
嘉 栄 二 比
村 訓 右 上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Publication of JPH053754U publication Critical patent/JPH053754U/ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プランジャに作用する流体圧力の低減を図る
ことにより応答性の向上を図り、さらに小型化を図る。 【構成】 弁体としてのプランジャ4に貫通孔14を設
け、この貫通孔14にピン15を摺動自在に挿入し、ピ
ン15の一端をストッパ部材5に当接可能に構成してな
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電磁弁に関し、特にその作動応答性の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の電磁弁としては、たとえば図4に示すようなものがある。すな わち、固定鉄心として機能する弁孔100を有する弁座101と、この弁座10 1を取り囲むように配置されるコイル102と、弁座101と同軸的に往復移動 自在に設けられる可動鉄心として機能する弁体103と、前記弁座101に対向 して設けられ弁体103に対して反対側に設けられるストッパ部材104と、を 具備している。
【0003】 そして、コイル102に通電することにより弁体103を弁座101端面に磁 気吸引して弁孔100を閉じるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来技術の場合には、弁体103を弁座101に磁気吸引す る際に、弁体103の端面全体に流体圧力が作用しており、この流体圧力に抗し て弁体103を弁座101側に吸引して移動させなければならなかった。
【0005】 そのため、制御流体が高圧の場合には移動速度が遅く応答性が悪くなる。また 、応答性をよくするためにはコイル102の巻き数を多くして吸引力を強くする 必要があり、勢い大型化するという問題があった。
【0006】 本考案は、上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目 的とするところは、弁体に作用する流体圧力の低減を図ることにより応答性の向 上を図り、さらに小型化し得る電磁弁を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案にあっては、固定鉄心として機能する弁孔 を備えた弁座と、該弁座を取り囲むように配置されるコイルと、前記弁座と同軸 的に往復移動自在に設けられる可動鉄心として機能する弁体と、前記弁座に対向 して設けられ弁体に対して反対側に設けられるストッパ部材と、を具備し、前記 コイルに通電することにより弁体を弁座に磁気吸引して弁孔を閉じる電磁弁にお いて、 前記弁体に貫通孔を設け、該貫通孔にピンを摺動自在に挿入し、該ピンの一端 を前記ストッパ部材に当接可能に構成してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成の電磁弁にあっては、弁体に貫通孔を設けた分だけ、弁体に作用する 流体圧力の受圧面積が小さくなり、閉弁時に弁体が受ける抵抗は小さくなる。し たがって、貫通孔に作用する流体圧はピンに加わり、ピンがストッパ部材に押し つけられるため、貫通孔に作用する流体圧は弁体には影響しない。
【0009】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。本考案の一実施例に係る電 磁弁を示す図1乃至図3において、1は電磁弁全体を示すもので、弁座2と、こ の弁座2を取り囲むように配置されるコイル3と、弁座2と同軸的に往復移動自 在に設けられる弁体としてのプランジャ4と、弁座2に対向して設けられプラン ジャ4に対して反対側に設けられるストッパ部材5と、を備えた構成となってい る。
【0010】 弁座2は固体鉄心として機能するもので、この実施例では円筒状の樹脂成形品 であり、その中央に弁孔6が軸方向に貫通形成されている。そして、弁座2には 磁路を形成するためのセンタポスト7が埋設されており、このセンタポスト7に よって固定鉄心として機能させるようになっている。センタポスト7は内端が軸 方向に突出する厚肉のワッシャ形状の部材で、その突出端部8が弁座2のプラン ジャ4が当接する端面に露出している。
【0011】 また、コイル3は円筒形状のケース9内に収納されており、上記弁座2と一体 成形されたボビン10外周に巻き付けられている。そして、上記センタポスト7 の外端がケース9内周に密接してセンタポスト7とケース9間に磁路を形成する ようになっている。
【0012】 一方、プランジャ4はコイル3のボビン10内周にシリンダ11を介して往復 移動自在に挿入されている。このシリンダ11は、その一端が弁座2の端面外周 縁に当接しており、他端部が厚肉ワッシャ状のアッパプレート12内周に嵌合し 、このアッパプレート12を介してケース9に一体的に連結されている。このア ッパプレート12は、上記ストッパ部材5と共に、ケース9の一端にかしめ固定 される。
【0013】 ストッパ部材5は複数のドレイン孔13が穿設された薄肉のワッシャ状部材で 、上記プランジャ4が挿入されるシリンダ11の開口部を閉塞してプランジャ4 の抜け止めを図るようになっている。
【0014】 そしてプランジャ4には、軸方向に貫通する貫通孔14が設けられ、この貫通 孔14にピン15が摺動自在に挿入されており、このピン15の一端は前記スト ッパ部材5に当接可能となっている。
【0015】 貫通孔14は段付形状となっており、ストッパ部材5側の大径孔16と、弁座 2側の小径孔17とを具備している。そして、大径孔16の孔径をピン15の径 と同等にしてピン15を挿入し、小径孔17の孔径をピン15の径よりも小さく 設定して、ピン15が弁座2側に抜けてしまわないようにしている。
【0016】 上記構成の電磁弁にあっては、コイル3に通電することによりプランジャ4を 弁座2に磁気吸引して弁孔6を閉じ、コイル3への通電を切ると、プランジャ4 に作用する流体の圧力によってプランジャ4が押されて弁座2から離間して開弁 するように制御される。
【0017】 そして、プランジャ4に貫通孔14を設けた分だけ、プランジャ4に作用する 流体圧力の受圧面積が小さくなり、閉弁時にプランジャ4が受ける抵抗は小さく なる。したがって、貫通孔14に作用する流体圧はピン15に加わり、ピン15 がストッパ部材5に押しつけられるため、貫通孔14に作用する流体圧はプラン ジャ4には影響しない。
【0018】 このように、プランジャ4に貫通孔14を設け、貫通孔14に摺動可能にピン 15を挿入することにより、貫通孔14に作用する流体圧力の影響をほとんど受 けることなく、プランジャ4をスムーズに閉弁作動をさせることができる。因み に、供給圧力4〜5キログラム/平方センチメートル用の従来品と同程度の大き さのもので、供給油圧15キログラム/平方センチメートルでも制御可能となっ た。
【0019】 一方、開弁時には、プランジャ4の貫通孔14の大径孔16の孔径と弁座2の 弁孔6の孔径との差分の面積に受ける流体の圧力と、貫通孔14の大径孔16と 小径孔17との段差部に作用する圧力との差圧により、プランジャ4の開弁がス ムーズに行われ、応答性が良い。このように、閉弁時のみならず開弁時の応答性 向上を図ることによって、単なるオンーオフ作動のみならず、コイル3に電流を 断続的に流すようなデューティー制御も可能となる。
【0020】 なお、この実施例ではプランジャ4の開弁方向の作動を流体圧によって行って いるが、応答性の要求によっては、プランジャ4と弁座2間にスプリングを介装 するようにしてもよい。
【0021】 また、この実施例では弁座2にセンタポスト7を埋設して固定鉄心として機能 させているが、弁座の全部を鉄等の磁性体製として、弁孔を設けてもよいことは もちろんである。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、以上の構成および作用を有するもので、弁体に貫通孔を設け、この 貫通孔に挿入したピンをストッパ部材に押しつけて流体圧力を受け持つようにし たので、貫通孔を設けた分だけ弁体に作用する流体圧力の受圧面積が小さくなり 、閉弁時に弁体が受ける抵抗は小さくなって作動応答性の向上を図ることができ る。
【0023】 また、同一の流体圧力の場合には、従来と同程度の速度で作動させるための吸 引力は小さくてよく、コイルも小型のもので済むことになり、全体構成も小型化 することができる。
【提出日】平成4年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 そして、プランジャ4に貫通孔14を設けた小径孔17分だけ、プランジャ4 に作用する流体圧力の受圧面積が小さくなり、閉弁時にプランジャ4が受ける抵 抗は小さくなる。したがって、貫通孔14に作用する流体圧はピン15に加わり 、ピン15がストッパ部材5に押しつけられるため、貫通孔14に作用する流体 圧はプランジャ4には影響しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係る電磁弁の全体縦
断面図である。
【図2】図2は図1の電磁弁の通電時の要部拡大断面図
である。
【図3】図3は図1の電磁弁の非通電時の要部拡大断面
図である。
【図4】図4は従来の電磁弁の全体縦断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 2 弁座 3 コイル 4 プランジャ 5 ストッパ部材 6 弁孔 7 センタポスト 8 突出端部 9 ケース 10 ボビン 11 シリンダ 12 アッパプレート 13 ドレイン孔 14 貫通孔 15 ピン 16 大径孔 17 小径孔

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 固定鉄心として機能する弁孔を備えた弁
    座と、該弁座を取り囲むように配置されるコイルと、前
    記弁座と同軸的に往復移動自在に設けられる可動鉄心と
    して機能する弁体と、前記弁座に対向して設けられ弁体
    に対して反対側に設けられるストッパ部材と、を具備
    し、前記コイルに通電することにより弁体を弁座に磁気
    吸引して弁孔を閉じる電磁弁において、 前記弁体に貫通孔を設け、該貫通孔にピンを摺動自在に
    挿入し、該ピンの一端を前記ストッパ部材に当接可能に
    構成してなることを特徴とする電磁弁。
JP5790491U 1991-06-28 1991-06-28 電磁弁 Pending JPH053754U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5790491U JPH053754U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5790491U JPH053754U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH053754U true JPH053754U (ja) 1993-01-22

Family

ID=13068980

Family Applications (1)

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JP5790491U Pending JPH053754U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 電磁弁

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JP (1) JPH053754U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268227A (ja) * 1998-12-08 2008-11-06 Emerson Electric Co コリオリ質量流量センサ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63167183A (ja) * 1986-12-27 1988-07-11 Honda Motor Co Ltd 油圧ソレノイド弁

Patent Citations (1)

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JPS63167183A (ja) * 1986-12-27 1988-07-11 Honda Motor Co Ltd 油圧ソレノイド弁

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971104