JPH0614411Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JPH0614411Y2
JPH0614411Y2 JP1988145396U JP14539688U JPH0614411Y2 JP H0614411 Y2 JPH0614411 Y2 JP H0614411Y2 JP 1988145396 U JP1988145396 U JP 1988145396U JP 14539688 U JP14539688 U JP 14539688U JP H0614411 Y2 JPH0614411 Y2 JP H0614411Y2
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JP
Japan
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plunger
solenoid
moving means
moving
fixed position
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Application number
JP1988145396U
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JPH0267606U (ja
Inventor
秀男 根本
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、各種の弁のポート切換等に使用されるソレ
ノイドに関する。
(従来の技術) 従来、この種のソレノイドとしては通電−通電停止タ
イプと、線形制御(リニア)タイプとがあり、一端側
を弁室内に挿入したプランジャを軸方向に往復動させる
ことにより、ポートの切換を行なっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記二種類のソレノイドはプランジャを
定位置から所定の位置へ、という一段階の移動しかでき
なかった。従って、例えば5ポートを有する切換弁に用
いた場合、のタイプは全ての切換を行なうためにソレ
ノイドが二個必要であり装置が大型化してしまうし、
のタイプを用いてプランジャを定位置から第一、及び第
二の位置へと二段階に移動できるようにするためには、
プランジャを第一の移動位置へ停止する際に、プランジ
ャを電磁移動させるコイルに通電する電流を精密に制御
しなければならなかった。
この考案は上記問題点を解決するためのもので、通電−
通電停止タイプにおいて、リニアタイプのように精密な
電流制御を行なわずにプランジャを定位置から第一の位
置、及び第二の位置へと二段階に移動でき、例えば5ポ
ートを有する切換弁等に適用可能なソレノイドを提供す
ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この考案は内部中空のソレノ
イド本体と、該ソレノイド本体の中空部に形成したプラ
ンジャ室を往復自在のプランジャと、該プランジャを軸
方向の一方に付勢して定位置に保持する付勢手段とを有
するソレノイドにおいて、前記プランジャを、前記付勢
手段の付勢力に抗して定位置から第一の位置に移動・停
止させる第一移動手段と、第二の位置に移動・停止させ
る第二移動手段とを設けたもので、前記第一移動手段
は、前記プランジャ室の外周に当接する突条を有した磁
性体の筒状部材であり、前記第二移動手段は、前記プラ
ンジャに対向し前記プランジャ室内に設けた磁性体のセ
ンタポストである。
(作用) 上記構成に基づくこの考案の作用は、ソレノイドに通電
するとともに徐々に電流を上げていくと、プランジャ室
内の定位置に保持されていたプランジャは、第一移動手
段である磁性体の筒状部材のプランジャ室の外周に当接
する突条に、プランジャの外周部が、磁気吸引されて第
一の位置に移動し、停止する。更に電流を上げていく
と、プランジャは、第二移動手段であるセンタポストに
磁気吸引されて第二の位置に移動し、停止する。
(実施例) 次に、この考案を添付図面に示す一実施例に基づいて説
明する。
図において、1は内部中空のソレノイド本体で、該ソレ
ノイド本体1は、ケース2と、該ケース2の内周面に嵌
合した筒体3と、該筒体3の外周に巻回したコイル4と
から構成されている。5はコイル4に電流を通電する接
続端子、6はケース2と筒体3との間に設けたシール部
材である。
7は筒体3の内周に装着したプランジャ室で、該プラン
ジャ室7の一端側はケース2の内面に当接するととも
に、プランジャ室7の内面には緩衝部材8が設けられて
いる。
9はプランジャ室7内を軸方向に往復自在に装入したプ
ランジャで、該プランジャ9は環状のリブ9aを有する
径大部9bと、ロッド9cとから構成され、該ロッド9
cの先端9c´はケース2の開口部2aから突出してい
る。なお、9dは径大部9bの端面に形成したテーパ部
である。
10はプランジャ9の径大部9bとロッド9cとの段部
と、センターポスト(後述)との間に介装した付勢手段
で、該付勢手段10はプランジャ9を矢印a方向に付勢
して端部9b´を緩衝部材8に当接させることにより定
位置に保持している。
11は筒体3とプランジャ室7との間に設けられ、かつ
磁性体からなる筒状部材としての円筒状のサイドプレー
ト(第一移動手段)で、該サイドプレート11とプラン
ジャ室7との間には非磁性体よりなる遮蔽部材12が装
着されている。サイドプレート11のロッド9c寄りの
端部は段部11aを介して内周面に突条11bが形成さ
れ、該突条11bがプランジャ室の外周に当接してい
る。この突条11bはプランジャ室7内のプランジャ9
が定位置にある際に、プランジャ9のリブ9aからロッ
ド9c側に寄った位置に形成されている。そして、前記
接続端子5を介してコイル4に通電すると、突条11b
はプランジャ9に対して磁気吸引力を生ずる。
13はプランジャ9に対向しプランジャ室7の内周面に
嵌合した中空状のセンターポスト(第二移動手段)で、
該センターポスト13は磁性体により形成されている。
このセンターポスト13の中空部13aはプランジャ9
のロッドcが摺動する内径を有し、プランジャ9の径大
部9b側には溝13bが形成され、前記付勢手段10が
装填されている。なお、溝13bの開口部側は前記プラ
ンジャ9のテーパ部9dに密着できるようにすりばち状
に形成されている。そして、接続端子5を介して通電す
ると、プランジャ9に対して磁気吸引力を生ずる。
次に、この考案の作動を第2図及び第3図を用いて説明
する。
まず、非通電時、即ち、初期状態においては、プランジ
ャ9は付勢手段10によって矢印a方向に付勢され、端
面9b´が緩衝部材8に当接している(第2図(A))。
この時、ロッド9cの先端9c´は第1図Aの位置にあ
り、ケース2の開口部2aからの突出量は最少である。
次に、接続端子5を介してコイル4に電流を供給する
(第3図矢印A)と、サイドプレート11が磁化される
ことにより、プランジャ室7に当接させた突条11bは
プランジャ9のリブ9aに対して矢印b方向の磁気吸引
力を生ずる。この時、センターポスト13にも磁気吸引
力が生じているが、テーパ部9dとの距離が大きいため
直接影響しない。そして、供給電流を徐々に上昇させて
この磁気吸引力が付勢手段10の付勢力を上回るとプラ
ンジャ9は矢印b方向に移動し、突条11bとリブ9a
とのパーミアンスが最大となった時点、即ち、第一の位
置で停止する(第2図(B)、第3図矢印B)。この時の
ロッド9cの先端9c´は第1図矢印Bの位置にある。
そのまま供給電流量が上昇しても、一定の範囲内にある
限りプランジャ9は第一の位置に停止したままとなって
いる。そして、供給電流が上昇するにつれてセンターポ
スト13に生じる磁気吸引力がサイドプレート11の突
条11bに生じる磁気吸引力を上回る結果、プランジャ
9は更に矢印b方向に移動し、そのテーパ部9dがセン
ターポスト13の溝13bのすりばち部分に密着して第
二の位置に停止する(第2図(c)、第3図矢印c)。こ
の時、プランジャ9のロッド9cの先端9c´は第1図
Cの位置まで突出している。
上記作動中、プランジャ9が定位置から第一の位置に移
動して停止すると、供給電流を上昇させても一定の上昇
範囲内(センターポスト13の磁気吸引力が勝る前ま
で)においては第一の位置に保持されるから、接続端子
5を介して供給する電流を精密に制御する必要はない。
このようにして、第二の位置に移動したプランジャ9は
供給電流を徐々に下げていくと、センターポスト13、
及びサイドプレート11の突条11bによる磁気吸引力
が徐々に弱まり、付勢手段10の付勢力によって矢印a
方向に付勢され、第2図(b)の状態を経て同図(a)の初期
状態に復帰することとなる。
なお、上記実施例においては供給電流を徐々に上昇・下
降させることによりプランジャ9を定位置から第一、第
二の位置への移動・停止を行なっているが、供給電流を
急激に上昇・下降させてプランジャ9を定位置から第二
の位置へ直接移動させたり、逆に第二の位置から定位置
へ直接復帰させることも可能である。
(考案の効果) この考案は以上のように構成したものであるから、通電
−通電停止タイプにおいて、リニアタイプのように精密
な電流制御を行なわずにプランジャを定位置から第一の
位置、及び第二の位置へと二段階に移動できることか
ら、制御系を単純にできる。また、プランジャを定位置
から第一の位置、及び第二の位置へと二段階の移動・停
止をソレノイドの中空部に形成したプランジャ室に設け
た第一,第二移動手段によってできるので、単一のプラ
ンジャで、且つ単一のソレノイドで制御できる。そのた
め、構成部品を増やすことなく、そして装置の小型化が
図れる。従って、例えば5ポートを有する切換弁等の切
換作動を単一のソレノイドで行えるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の実施例を示し、第1図はソ
レノイドの縦断面図、第2図(a)〜(c)はプランジャの作
動を示す一部欠断面図、第3図は供給電流とプランジャ
の移動量との関係を示すグラフ図である。 符号の説明 1……ソレノイド本体 7……プランジャ室、9……プランジャ 10……付勢手段 11……サイドプレート(第一移動手段) 13……センターポスト(第二移動手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部中空のソレノイド本体と、該ソレノイ
    ド本体の中空部に形成したプランジャ室を往復自在のプ
    ランジャと、該プランジャを軸方向の一方に付勢して定
    位置に保持する付勢手段とを有するソレノイドにおい
    て、 前記プランジャを、前記付勢手段の付勢力に抗して定位
    置から第一の位置に移動・停止させる第一移動手段と、
    第二の位置に移動・停止させる第二移動手段とを設けた
    もので、 前記第一移動手段は、前記プランジャ室の外周に当接す
    る突条を有した磁性体の筒状部材であり、 前記第二移動手段は、前記プランジャに対向し前記プラ
    ンジャ室内に設けた磁性体のセンタポストであることを
    特徴とするソレノイド。
JP1988145396U 1988-11-09 1988-11-09 ソレノイド Expired - Lifetime JPH0614411Y2 (ja)

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JP1988145396U JPH0614411Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 ソレノイド

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JP1988145396U JPH0614411Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 ソレノイド

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JPH0267606U JPH0267606U (ja) 1990-05-22
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JPS61274304A (ja) * 1985-05-29 1986-12-04 Iwasaki Giken Kogyo Kk 直動式電磁駆動装置

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