JPH0536796B2 - - Google Patents

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JPH0536796B2
JPH0536796B2 JP57095874A JP9587482A JPH0536796B2 JP H0536796 B2 JPH0536796 B2 JP H0536796B2 JP 57095874 A JP57095874 A JP 57095874A JP 9587482 A JP9587482 A JP 9587482A JP H0536796 B2 JPH0536796 B2 JP H0536796B2
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Tetsuo Nishimoto
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、楽音形成用の複数のパラメータ情
報を設定する電気楽器のパラメータ設定装置に関
し、複数のパラメータ情報を各情報に共通のパラ
メータ選択手段、パラメータ情報設定手段および
表示手段で設定するようにしたものである。
周知のように、電子楽器においては、楽音のピ
ツチ、音色、音量などの各種楽音要素を制御する
ために、各種のパラメータ情報を設定する多くの
操作子が設けられている。そして、これらの操作
子によつて設定された各パラメータ情報は、トー
ンジエネレータに転送され、楽音形成のために使
用されるようになつている。
ところが、従来において各パラメータ情報設定
用の操作子は、設定すべき各パラメータ情報別に
個別に設けてあるため、操作パネル部の構成が非
常に複雑なものとなつている。特に、ミユージツ
クシンセサイザ等のように、演奏者の設定可能な
パラメータ情報が多い電子楽器では、操作パネル
部が膨大な規模となり、近時の小型化の要望に対
処すべく簡素化を図ることができない。
この発明は上述のような事情に鑑みなされたも
ので、その目的は簡単な構成で多数のパラメータ
情報を設定し得るようにした電子楽器のパラメー
タ設定装置を提供することにある。
このためにこの発明は、各パラメータ情報に共
通のパラメータ選択手段、パラメータ情報設定手
段および表示手段を設け、選択されたパラメータ
情報名を文字で表示手段に表示させ、設定された
パラメータ情報を表示手段に表示させるとともに
選択されたパラメータ情報名に対応させて記憶さ
せるようにしたものである。
以下、図示する実施例に基づきこの発明を詳細
に説明する。
第1図はこの発明を適用した電子楽器の一実施
例を示す外観図であつて、キーボード1に向つて
その左側には第1のパネル操作部2が設けられ、
また上方には第2〜第4のパネル操作部3〜5が
設けられている。
第1および第2のパネル操作部2,3は、演奏
途中での頻繁な変更を伴うパラメータ情報を設定
するもので、設定されたパラメータ情報はリアル
タイムパラメータ情報としてメモリ装置に記憶さ
れる。
第3のパネル操作部4は楽音信号の波形形状な
ど楽音の基本的音質を定めるパラメータ情報を設
定するもので、ここで設定されたパラメータ情報
はボイスパラメータ情報としてメモリ装置に記憶
される。この場合、この第3のパネル操作部4に
は複数のパラメータ設定用の操作子が設けられて
いるが、メモリ装置にはこれらの操作子によつて
設定された複数のパラメータ情報を1組として最
大で32組のパラメータ情報を記憶できるように構
成されている。すなわち、基本的音質の異なる32
種類の楽音に関するボイスパラメータ情報を予じ
め設定して記憶できるように構成されている。
第4のパネル操作部5は鍵盤の音域補正(発生
楽音の音域設定)のためのトランスポジシヨン情
報などの楽音の基本的音質を除く他のパラメータ
情報を設定するもので、ここで設定されたパラメ
ータ情報はパフオーマンスパラメータ情報として
メモリ装置に記憶される。このパフオーマンスパ
ラメータ情報は、前記ボイスパラメータ情報と同
様に、複数のパラメータ情報を一組として最大で
8組記憶できるように構成されている。また、こ
のパフオーマンスパラメータ情報を構成する各パ
ラメータ情報は、後述するように、共通の表示装
置およびパラメータ設定用の押釦スイツチの操作
によつて設定できるように構成されている。
第2図aは第1のパネル操作部2の一例を示す
外観図であつて、この実施例では楽音のピツチを
回転操作によつて所定範囲だけ変調するためのピ
ツチベンダホイールPBWと、楽音の振幅または
明るさを所定範囲内で変調するためのモジユレー
シヨンホイールMDWとが設けられている。この
場合、上記各ホイールPBWおよびMDWのそれ
ぞれには、回転式ボリウムの摺動子軸が結合さ
れ、この回転式ボリウムから楽音のピツチ、振幅
または明るさを変調するためのパラメータ信号を
アナログ的に取り出し、AD変換処理を介してリ
アルタイムパラメータ情報の1つとしてメモリ装
置に記憶するように構成されている。
第2図bは第2のパネル操作部3の一例を示す
外観図であつて、この実施例では楽音の音量
(VOLUME;略してVOL)、明るさ
(BRILLIANCE;略してBRL)をそれぞれ設定
する操作子RV1,RV2と、低周波発振器(LFO)
の発振周波数を制御してピツチ変調(ビブラー
ト)および振幅変調(トレモロ)の速度
(SPEED;略してSPD)を可変設定する操作子
RV3と、低周波発振器(LFO)の振幅を制御し
てピツチ変調の深さ(PITCH MODULATION
DEPTH;略してPMD)および振幅変調の深さ
(AMPLITUDE DEPTH;略してAMD)をそ
れぞれ可変設定する操作子RV4,RV5と、ポルタ
メント効果の変化速度(PORTAMENT
SPEED;略してPRS)を可変設定する操作子
RV6とが設けられている。この場合、各操作子
RV1〜RV6にはスライド式ボリウムがそれぞれ結
合され、この各ボリウムから音量、明るさなどの
パラメータ信号をアナログ的に取り出し、AD変
換処理を介してリアルタイムパラメータ情報の1
つとしてメモリ装置に記憶するように構成されて
いる、 第2図cは第3のパラメータ操作部4の一例を
示す外観図であつて、この実施例では楽音の音色
や振幅を時間的に制御するための制御波形(エン
ベロープ波形)(TONE・EG,LEVEL・EG)
のアタツクタイム(ATTACK TIME)、デイケ
イタイム(DECAY TIME)、サステインレベル
(SUSTAIN LEVEL)、リリースタイム
(RELEAS TIME)などをそれぞれ設定する操
作子RV7〜RV14が設けられている。
この場合、各操作子RV7〜RV14にはスライド
式ボリウムの摺動子が結合され、これらのボリウ
ムから上記アタツクタイムなどのパラメータ信号
をアナログ的に取り出し、AD変換処理を介して
ボイスパラメータ情報の1つとしてメモリ装置に
記憶するように構成されている。また、このパネ
ル操作部4の裏面には、各ボリウムの摺動子の位
置をモータの回転によつて自動的に移動させる電
気的駆動機構が取り付けられており、メモリ装置
から読み出したパラメータ情報の内容に対応した
位置に該摺動子を移動できるように構成されてい
る。このような制御は、メモリ装置から読み出し
たパラメータ情報を上記駆動機構に制御信号とし
て供給することによつて行なわれる。
第2図dは第4のパネル操作部5の一例を示す
外観図であつて、この実施例では32種類のボイス
パラメータ情報のメモリ装置における記憶位置
(1〜32)を指定するための32個のスイツチSW1
〜SW32と、前に設定したボイスパラメータ情報
と現在設定中のボイスパラメータ情報とを比較す
るためのコンペアスイツチSWcmと、新たに設定
したボイスパラメータ情報をメモリ装置の所定の
記憶位置に記憶させるためのストア(STORE)
スイツチSWstとが設けられている。
また、8種類のパフオーマンスパラメータ情報
のメモリ装置における記憶位置(1〜8)を指定
するための8個のスイツチSWp1〜SWp8と、新
たに設定したパフオーマンスパラメータ情報をメ
モリ装置の所定の記憶位置に記憶させるためのス
トアスイツチSWpsとが設けられている。
さらに、パフオーマンスパラメータ情報を構成
する各パラメータ情報のパラメータ名を選択する
8個のスイツチSWm1〜SWm8と、設定したパフ
オーマンスパラメータ情報およびパラメータ名を
表示する液晶表示装置LCDと、表示装置LCDに
おけるカーソル表示位置を上下、左右に移動させ
るためのカーソル移動スイツチSWc1〜SWc4と、
前記スイツチSW1〜SW32およびSWp1〜SWp8
英文字(A〜Z)、数字(0〜9)および特殊記
号(+、−、/、*)の入力スイツチとして機能
させるためのキヤラキタスイツチSWchとが設け
られている。そして、前記スイツチの全てはノン
ロツク式の押釦スイツチによつて構成され、押圧
操作を行なうとその表面に取り付けられた発光ダ
イオードLEDが点灯するようになつている。
ところで、第4のパネル操作部5の各スイツチ
によつて設定されるパフオーマンスパラメータ情
報は、この実施例では次のようなものである。す
なわち、(a)トランスポジシヨン情報、(b)ピツチベ
ンダレンジ情報、(c)ピツチベンダステツプ情報、
(d)アフタタツチ感度情報、(e)ブリリアンス情報、
(f)モジユレーシヨンホイールコントロール情報、
(g)フツトスイツチコントロール情報、(h)鍵タツチ
コントロール情報、(i)LFO波形選択情報、(j)
LFO位相制御情報、(k)LFOピツチモジユレーシ
ヨンレンジ情報、(l)効果音選択情報、(m)楽音名情
報、(n)演奏メモ情報である。
トランスポジシヨン情報は、鍵盤の音域を補正
するもので、半音を1単位として「−24〜+24」
の範囲の数値で設定される。
ピツチベンダレンジ情報は、ピツチベンダホイ
ールPBW(第2図a)の最大回転量に対するピツ
チの変調幅を示すもので、半音を1単位として
「01〜12」の範囲の数値で設定される。
ピツチベンダステツプ情報は、ピツチベンダホ
イールPBWの単位回転量(1目盛当りの回転量)
に対するピツチの変化幅を示すもので、半音を1
単位として「00〜12」の範囲の数値で設定され
る。
鍵タツチ感度情報は、鍵タツチの強さまたは速
さ(アフタタツチも含む)を検出するセンサの感
度を制御するもので、最大感度を「99」として
「00〜99」の範囲の数値で表わされる。
ブリリアンス情報は、音の明るさを設定する操
作子RV2(第2図b)の最大操作量に対する音の
明るさの程度を示すもので、最大の明るさを
「99」として「00〜99」の範囲の数値で設定され
る。
モジユレーシヨンホイールコントロール情報
は、モジユレーシヨンホイールMDW(第2図a)
の操作によつて変調する対称を指定するもので、
ピツチ変調、振幅変調、ブリリアンスの各変調深
さPMD,AMD,BRLを対称とし、変調を行な
う時には“1”、行なわない時には“0”の数値
情報として各変調対称毎に個別に設定される。
次に、フツトスイツチコントロール情報および
鍵タツチコントロール情報も同様に、フツトスイ
ツチおよび鍵タツチセンサの出力によつて何を制
御するかを指定するもので、ピツチ変調、振幅変
調、ブリリアンスの各変調深さPMD,AMD,
BRLを対称とし、変調を行なう時には“1”、行
なわない時には“0”の数値情報として各変調対
称毎に個別に設定される。
LFO波形選択情報は、低周波発振器(LFO)
の発振波形を選択するもので、第3図の波形図に
示すように、三角波(Triangular Wave;略し
てTRI)、上向傾斜の鋸歯状波(Up Ramp
Sawtoo−th Wave;略してUP'S)、下向傾斜の
鋸歯状波(Down Ramp Sawtooth Wave;略
してDOWN'S)、方形波(Square Wave;略し
てSQR)、正弦波(Sinusoidal Wave;略して
SIN)のうちいずれかを選択するために、各波形
に割当てられた数値番号として設定される。
LFO位相制御情報は、トーンジエネレータに
おける各発音チヤンネルに対して設けられた低周
波発振器の発振出力の位相を全て同期させるか、
独立させるかを制御するもので、同期させる時に
は“1”、独立させる時には“0”を数値情報と
して設定される。
LFOピツチモジユレーシヨンレンジ情報は、
ピツチ変調の深さPMDを設定する操作子RV4(第
2図b)の最大操作量に対する変調深さの程度を
示すもので、最大深さを「7」として「0〜7」
の範囲の数値で設定される。
次に、効果音選択情報は、ポルタメント効果お
よびグリツサンド効果のうちいずれを付加するか
を示すもので、ポルタメント効果を付加する時に
は“1”、グリツサンド効果を付加する時には
“0”の数値で設定される。
楽音名情報は、ボイスパラメータ情報およびパ
フオーマンスパラメータ情報の組合せで設定され
る楽音の特徴を表わす名前を示すもので、英文
字、数字の組合せで設定される。
演奏メモ情報は、パフオーマンスパラメータ情
報を設定した時の日付け、演奏者名、最適な曲名
など、設定時点で記憶しておきたいことを示すも
ので、英文字、数字の組合せで設定される。
以上のような各パラメータ情報は、スイツチ
SWm1〜SWm8を用いて各パラメータ情報の名称
を表示装置LCDに選択的に表示させた後、設定
すべきパラメータ情報に対応する数字または英文
字のスイツチSW1〜SW32,SWp1〜SWp8を操作
することによつて設定される。この場合、数字ま
たは英文字を含むパラメータ情報を設定するとき
には、キヤラクタスイツチSWchのオン操作を予
め行なうことが必要である。
そして、このような操作によつて設定された各
パラメータ情報は、スイツチSWp1〜SWp8によ
つてパフオーマンスパラメータ情報の記憶位置を
指定した後、ストアスイツチSWpsをオン操作す
ることによつて指定した記憶位置に記憶される。
このようにして記憶されたパフオーマンスパラ
メータ情報は、スイツチSWp1〜SWp8によつて
その記憶位置を指定する操作のみでメモリ装置か
ら読出されてトーンジエネレータに転送される。
この時、スイツチSWm1〜SWm8によつて所望の
パラメータ名を選択する操作を行なうと、メモリ
装置から読出されたパフオーマンスパラメータ情
報のうち選択したパラメータ名に対応したパラメ
ータ情報が表示装置LCDに表示される。
なお、ボイスパラメータ情報は、スイツチSW1
〜SW32によつてその記憶位置を指定する操作の
みでメモリ装置から読出されてトーンジエネレー
タに転送される。
第4図は、第1図に示した電子楽器における電
気回路部分の全体構成を示すブロツク図であつ
て、大別すると、パラメータ設定部10と楽音形
成部20とから構成されている。
パラメータ設定部10において、100はプロ
グラムメモリ101に予め記憶された制御プログ
ラムに従つて演奏者によつて設定されたパラメー
タ情報の検出および楽音形成部20への転送を行
なう中央処理装置、102は検出されたパラメー
タ情報などを記憶するワーキングメモリ、103
はフツトスイツチ回路、104は鍵タツチの強さ
(または速さ)を検出する鍵タツチセンサ、2A
〜5Aは第1〜第4のパネル操作部2〜5に設け
られたボリウムやスイツチ類などから成る操作パ
ネル回路、105は第4のパネル操作部5に設け
られた液晶表示装置LCDおよび発光ダイオード
LEDを駆動する表示装置駆動回路、106は第
4のパネル操作部5の各押釦スイツチに設けられ
た発光ダイオードLEDから成るLED表示装置で
ある。
これらのパラメータ設定部10を構成する各回
路部分は、データバス線およびアドレスバス線と
からなる制御バス線C・BUSによつて結合され
ている。そして、第1〜第4の操作パネル回路2
A〜5A、フツトスイツチ回路103、鍵タツチ
センサ104におけるボリウムの操作量あるいは
スイツチのオン・オフ状態は中央処理装置100
の順次走査によつて検出され、ワーキングメモリ
102の所定記憶位置に記憶される。この場合、
ボリウムの操作量などのアナログ信号は図示しな
いAD変換器によつてデイジタル信号に変換され
た後、パラメータ情報としてワーキングメモリ1
02に記憶される。
ところで、ワーキングメモリ102には第5図
のメモリマツプに示すように、32組のボイスパラ
メータ情報を記憶する32個の記憶位置VMEM(1)
〜VMEM(32)と、8組のパフオーマンスパラメ
ータ情報を記憶する8個の記憶位置PMEM(1)〜
PMEM(8)と、リアルタイムパラメータ情報を記
憶する記憶位置PTMEMが確保されている。さ
らに、ボイスパラメータ情報およびパフオーマン
スパラメータ情報を楽音形成部20または指定さ
れた記憶位置へ転送する時の入出力バツフアとし
て働く記憶位置VCED,PCEDが確保されてい
る。さらにまた、前記記憶位置VCEDに記憶され
ているボイスパラメータ情報を一時的に退避させ
るための記憶位置VCEDBと、中央処理装置10
0が現在どのような種類の処理を実行中であるか
を示す8個のジヨブフラグ(Job・Flag)
M1JOB・F〜M8JOB・Fの記憶位置M1JOB〜
M8JOBと、前に記憶させたボイスパラメータ情
報と新たに設定したボイスパラメータ情報との比
較動作中であることを示すコンペアフラブ
CMP・Fの記憶位置MCMPFLGとが確保されて
いる。
この場合、ボイスパラメータ情報を記憶する記
憶位置VCED,VCEDB,VMEM(1)〜VMEM(3
2)には、第3のパネル操作部4の各操作子RV7
RV14で設定したアタツクタイム、デイケイタイ
ムなどの各パラメータを個別に記憶する記憶部分
MVP1〜MVPnと、楽音名情報(Voice Name)
を記憶する記憶部分MVNがそれぞれ確保されて
いる。また、パフオーマンスパラメータ情報を記
憶する記憶位置PCED,PMEM(1)〜PMEM(8)に
は、第4のパネル操作部5で設定したトランスポ
ジシヨン情報〜効果音選択情報などの各パラメー
タ情報および演奏メモ情報を個別に記憶する記憶
部分MPP1〜MPPmと、当該組のパフオーマンス
パラメータ情報と組合せて用いるボイスパラメー
タ情報の記憶位置番号VMN(VMEM(1)〜
VMEM(32)のいずれか)を記憶する記憶部分
MVMNとがそれぞれ確保されている。
一方、プログラムメモリ101には第6図〜第
9図のフローチヤートで示すような処理を行なう
ための制御プログラムが記憶されていると共に、
第10図〜第14図に示すように選択されたパラ
メータ名などを表示装置LCDに表示させるため
の情報が固定情報として予め記憶されている。
このように構成されたパラメータ設定部10の
動作を第6図〜第9図に示すフローチヤートに基
づき説明する。
まず、中央処理装置100は第6図のメインル
ーチンのステツプ300〜800に示すように、ボイス
メモリ処理、パフオーマンスメモリ処理、パフオ
ーマンスパラメータ設定検出処理、ボイスパラメ
ータ設定検出処理、リアルタイムパラメータ設定
検出処理、パラメータ送出処理を繰り返し実行す
る。
そして、ステツプ300においてはボイスパラメ
ータ情報の読出しまたは書込みの操作が行なわれ
ていることを検出すると、指定された記憶位置に
対するボイスパラメータ情報の読出し処理または
書込み処理を行なう。また、前に記憶させたボイ
スパラメータ情報と新たに設定したボイスパラメ
ータ情報との比較を行なうための操作が行なわれ
ていることを検出すると、これらの2つのボイス
パラメータ情報を交互に楽音形成部20に転送す
る処理を行なう。
次に、ステツプ400においてはパフオーマンス
パラメータ情報の読出しまたは書込みの操作が行
なわれていることを検出すると、指定された記憶
位置に対するパフオーマンスパラメータ情報の読
出し処理または書込み処理を実行する。また次の
ステツプ500においては、第4のパネル操作部5
でパフオーマンスパラメータ情報の設定操作が行
なわれていることを検出すると、「この設定操作
に従つてパフオーマンスパラメータ情報をワーキ
ングメモリ102の記憶位置PCEDに記憶させ
る。なお、この記憶位置PCEDに記憶された最新
のパフオーマンスパラメータ情報は、ストアスイ
ツチSWpsが押され、かつ記憶位置がスイツチ
SWp1〜SWp8によつて指定されると、前記ステ
ツプ400の処理によつて所定の記憶位置PMEM(1)
〜PMEM(8)に記憶される。」さらに、次のステツ
プ600では、第3のパネル操作部4でボイスパラ
メータ情報の設定または変更操作が行なわれてい
ることを検出すると、新たな操作状態におけるボ
イスパラメータ情報をワーキングメモリ102の
記憶位置VCEDに記憶させる。なお、この記憶位
置VCEDに記憶された最新の設定ボイスパラメー
タ情報は、ストアスイツチSWstが押され、かつ
記憶位置がスイツチSW1〜SW32によつて指定さ
れると、前記ステツプ300の処理によつて所定の
記憶位置VMEM(1)〜VMEM(32)に記憶される。
中央処理装置100は、次のステツプ700にお
いて第1および第2のパネル操作部2,3でリア
ルタイムパラメータ情報の設定または変更操作が
行なわれていることを検出すると、新たな操作状
態におけるリアルタイムパラメータ情報をワーキ
ングメモリ102の記憶位置RTMEMに記憶さ
せる。そして次のステツプ800では、記憶位置
VCEDおよびPCEDに記憶されているボイスパラ
メータ情報およびパフオーマンスパラメータ情
報、さらに記憶位置RTMEMに記憶されている
リアルタイムパラメータ情報を楽音形成部20へ
転送する。
なお、フツトスイツチ回路103、鍵タツチセ
ンサ104の出力信号は、ステツプ700において
デイジタル信号に変換された後リアルタイムパラ
メータ情報の1つとして記憶される。
第7図aおよびbは、ボイスメモリ処理の詳細
を示すフローチヤートであつて、まずステツプ
301において第4のパネル操作部5のキヤラクタ
スイツチSWchがオン状態になつているか否かを
判別し、オン状態ならばスイツチSW1〜SW32
よびSWp1〜SWp8が英文字または数字入力のた
めに使われようとしていることになるため、第7
図bのステツプ310へジヤンプする。すなわち、
キヤラクタスイツチSWchをオン状態とし、パフ
オーマンスパラメータ情報を英文字または数字に
よつて設定しようとしている状態ではステツプ
301からステツプ310へジヤンプする。
しかし、キヤラクタスイツチSWchがオフ状態
であれば、次のステツプ302へ進み、ここにおい
てスイツチSW1〜SW32のいずれかがオン操作さ
れたか否かを判別し、オン操作された場合にはス
テツプ303〜309においてボイスパラメータ情報の
読出しまたは書込みの処理を行なう。すなわち、
キヤラクタスイツチSWchがオン状態でなけれ
ば、スイツチSW1〜SW32はボイスパラメータ情
報の記憶位置VMEM(1)〜VMEM(32)の1つを指
定するスイツチとして機能づけられる。このた
め、スイツチSW1〜SW32のいずれかがオン操作
され、記憶位置VMEM(1)〜VMEM(32)のいずれ
かが指定された場合にはステツプ302からステツ
プ303へ移行し、ボイスパラメータ情報の読出し
または書込みの処理を行なう。しかし、スイツチ
SW1〜SW32のいずれもオン操作されなければ、
ステツプ310へジヤンプする。
ステツプ303〜309の処理では、まずステツプ
303においてコンペアフラグCMP・Fの内容を
“0”とし、前に設定したボイスパラメータ情報
と新たに設定したボイスパラメータ情報の比較を
行なう時の初期設定を行なう。この後、ステツプ
304においてオン操作されたスイツチSW1〜SW32
の発光ダイオードLEDを点灯させ、続いてステ
ツプ305においてストアスイツチSWstがオン操作
されているか否かを判別する。この判別処理によ
つてストアスイツチSWstがオン操作されている
ことを検出すると、ステツプ306において記憶位
置VCEDの内容をスイツチSW1〜SW32によつて
指定されている記憶位置VMEM(1)〜VMEM(32)
に書込む。すなわち、例えばスイツチSW1がオン
状態とされ、かつストアスイツチSWstがオン状
態とされている場合、記憶位置VCEDの内容であ
るボイスパラメータ情報がスイツチSW1に対応し
た記憶位置VMEM(1)に書込まれる。
しかし、スイツチSW1〜SW32の1つがオン操
作されているけれども、ストアスイツチSWstが
オン操作されていなければ、ステツプ305からス
テツプ307へ分岐し、スイツチSW1〜SW32のオン
操作によつて指定されている記憶位置VMEM(1)
〜VMEM(32)の1つからボイスパラメータ情報
を読出し、これを記憶位置VCEDに転送して記憶
させる処理を実行する。すなわち、ストアスイツ
チSWstがオン操作されず、例えばスイツチSW1
がオン操作されている場合には、スイツチSW1
対応した記憶位置VMEM(1)から以前に設定した
ボイスパラメータ情報を読出し、これを記憶位置
VCEDに記憶させる処理を行なう。このステツプ
307の処理が終ると、続くステツプ308において記
憶位置VCEDの内容を第3のパネル操作部4に設
けられた各操作子の電気的駆動機構に転送し、各
操作子の操作位置を記憶位置VCEDの記憶内容に
対応した位置に自動的に移動させる。すなわち、
記憶位置VMEM(1)〜VMEM(32)の1つから以前
に設定したボイスパラメータ状態を読出した場合
には、この内容に対応して第3のパネル操作部4
の各操作子RV7〜RV14の位置を自動的に移動さ
せ、この時読出したパラメータ情報がどのような
操作子状態に対応するかをわかるようにしてお
く。
この後、次のステツプ309において記憶位置
PCED内の記憶部分MVMNに対し、ボイスパラ
メータ情報を読出した記憶位置(VMEM(1)〜
VMEM(32)のいずれか)を示す番号VMNを記憶
させる処理を行なう。これにより、パフオーマン
スパラメータ情報を記憶する記憶位置PCED内の
記憶部分MVMNには、当該パフオーマンスパラ
メータ情報と組合せて使用するボイスパラメータ
情報の記憶位置の番号VMNが記憶される。
従つて、スイツチSW1〜SW32によつて所望の
記憶位置VMEM(1)〜VMEM(32)を指定すると、
指定した記憶位置からボイスパラメータ情報が読
出されて記憶位置VCEDに転送されると共に、記
憶位置PCEDに現在読出されているボイスパラメ
ータ情報の記憶位置番号VMNが新たに書き替え
られる。
ここで、ボイスパラメータ情報の記憶位置番号
VMNを書き替えているのは次のような理由によ
る。すなわち、複数の音色の楽音に関するパラメ
ータ情報を各音色毎に全て記憶させようとする
と、膨大なメモリ容量が必要になる。ところが一
般には、異なる音色の楽音のパラメータ情報は全
て異なるものではなく、共通するものを多く含む
場合が多い。そこで、この実施例では音色を定め
るうえで比較的重要度が低く、かつ各音色に共通
するようなパラメータ情報はパフオーマンスパラ
メータ情報として設定するようにし、一方音色を
定めるうえで重要度が高いパラメータ情報につい
ては独立してボイスパラメータ情報として設定す
るようにし、これらのパフオーマンスパラメータ
情報とボイスパラメータ情報との組合せで多数の
音色の楽音に関するパラメータを少ないメモリ容
量で設定できるようにしている。そして、ここで
は8組のパフオーマンスパラメータ情報と32組の
ボイスパラメータ情報とを組合せて最大で256種
類の音色に関するパラメータ情報を設定できるよ
うに構成されている。
従つて、このように構成した場合には、パフオ
ーマンスパラメータ情報およびボイスパラメータ
情報のいずれか一方に、自己と組合せて用いる相
手を定める情報が必要になる。このため、この実
施例ではパフオーマンスパラメータ情報の記憶位
置内に、自己と組合せて用いるボイスパラメータ
情報の記憶位置を示す番号VMNを記憶させるよ
うにし、ある特定のパフオーマンスパラメータ情
報が指定された場合にはこの記憶位置番号VMN
に対応したボイスパラメータ情報を記憶位置
VMEM(1)〜VMEM(32)から読出して入出力バツ
フアとして働く記憶位置VCEDに転送し、記憶位
置PCEDの中のパフオーマンスパラメータ情報と
1対で楽音形成部20へ転送するように構成して
いる。この場合、記憶部分MVMNには当該パフ
オーマンスパラメータ情報と組合せられる全ての
組のボイスパラメータ情報の記憶位置を全て記憶
させるのではなく、最も新しい指定されたボイス
パラメータ情報の記憶位置番号VMNのみ記憶さ
せるように構成している。
このような理由により、スイツチSW1〜SW32
のオン操作によつて新たなボイスパラメータ情報
を読出した場合には、記憶位置PCED内の記憶部
分MVMNに記憶される記憶位置番号VMNがス
テツプ309において更新される。
このようにステツプ303〜309においては、スイ
ツチSW1〜SW32のオン操作に対応した記憶位置
(VMEM(1)〜VMEM(32))に対するボイスパラ
メータ情報の読出し処理または書込み処理が実行
される。
そして、このような処理が終了すると、第7図
bに示すステツプ310においてコンペアスイツチ
SWcmがオン操作されているか否かを判別し、オ
ン操作されていなければボイスメモリ処理ルーチ
ンを終了して次のパフオーマンスメモリ処理ルー
チンへ移る。
しかし、コンペアスイツチSWcmがオン操作さ
れている場合には、ステツプ311〜ステツプ317に
おいて最も新しく設定したボイスパラメータ情報
と以前に設定したボイスパラメータ情報とをコン
ペアスイツチSWcmが操作されるたびに交互に楽
音形成部20へ転送し、2つのボイスパラメータ
情報に対応する楽音を交互に形成し、両者の差を
比較できるようにするための処理を実行する。
すなわち、記憶位置VMEM(1)〜VMEM(32)の
いずれかに以前に記憶させたボイスパラメータ情
報を変更するために、スイツチSW1〜SW32によ
つてその記憶位置を指定した後、第3のパネル操
作部4の操作子RV7〜RV14によつてボイスパラ
メータ情報を新たに設定または変更する操作を行
ない、この後コンペアスイツチSWcmをオン操作
すると、このオン操作のたびにスイツチSW1
SW32で指定した以前のボイスパラメータ情報と
新たに設定したボイスパラメータ情報とを記憶位
置VCEDに交互に転送する処理が実行される。つ
まり、例えば記憶位置VMEM(1)に記憶させたボ
イスパラメータ情報を変更するため、スイツチ
SW1をオン操作すると、前述したステツプ303〜
309の処理によつて記憶位置VMEM(1)から以前に
記憶させたボイスパラメータ情報が読出されて記
憶位置VCEDに転送される。この後、操作子RV7
〜RV14によつて新たなボイスパラメータ情報を
設定すると、第6図のボイスパラメータ設定検出
処理600において新たなパラメータ情報が記憶
位置VCEDに記憶される。この後、コンペアスイ
ツチSWcmをオン操作すると、中央処理装置10
0は第7図bのステツプ311においてコンペアフ
ラグCMP・Fの内容を判別し、「CMP・F=0」
であれば、次のステツプ312において記憶位置
VCEDに記憶された新しいボイスパラメータ情報
を記憶位置VCEDBに退避させた後、記憶位置
VMEM(1)に記憶されている以前のボイスパラメ
ータ情報を記憶位置VCEDに転送する。この場
合、記憶位置VCEDに転送する古いボイスパラメ
ータ情報の記憶位置VMEM(1)は、パフオーマン
スパラメータ情報を記憶する記憶位置PCED内の
記憶部分MVMNに対し前記ステツプ309の処理
によつてスイツチSW1をオン操作した直後に記憶
されている。このため、中央処理装置100はこ
の記憶部分MVMNに記憶されている記憶位置番
号VMNを参照して古いボイスパラメータ情報を
記憶位置VMEM(1)から読出して記憶位置VCED
に転送する。この後、ステツプ313においてコン
ペアフラグCMP・Fを“1”に変更し、続いて
コンペアスイツチSWcmの発光ダイオードLED
を点灯させる。
このような処理が終ると、パフオーマンスメモ
リ処理(ステツプ400)〜パラメータ送出処理
(ステツプ700)を続いて実行し、パラメータ送出
処理(ステツプ800)において記憶位置VCEDに
記憶された古いボイスパラメータ情報を楽音形成
部20に転送する。
この後、第2回目のコンペアスイツチSWcmを
操作すると、ステツプ313においてコンペアフラ
グCMP・Fが“1”に更新されているため、ス
テツプ311の判断によつてステツプ315へ分岐し、
ここにおいて記憶位置VCEDBに退避させておい
た新しいボイスパラメータ情報を記憶位置VCED
に復帰させる。この後、ステツプ316においてコ
ンペアフラグCMP・Fを“0”に変更した後、
ステツプ317において、コンペアスイツチSWcm
の発光ダイオードLEDを消灯させる。
このような処理が終ると、パフオーマンスメモ
リ(ステツプ400)〜パラメータ転送処理(ステ
ツプ700)を続いて実行し、パラメータ送出処理
(ステツプ800)において記憶位置VCEDの新しい
ボイスパラメータ情報を楽音形成部20に転送す
る。
この後、第3回目のコンペアスイツチSWcmを
操作すると、第1回目の場合と同様な処理が実行
される。
従つて、コンペアスイツチSWcmをオン操作す
るたびに古いボイスパラメータ情報と新しいボイ
スパラメータ情報とが交互に楽音形成部20へ転
送されるようになる。これにより、新旧2つのボ
イスパラメータ情報による楽音を交互に発音して
両者の相違を極めて簡単に比較することが可能に
なる。
以上のようにしてボイスメモリ処理が終了する
と、第8図に示すパフオーマンスメモリ処理が実
行される。
すなわち、ステツプ401においてキヤラクタス
イツチSWchがオン状態となつているか否かを判
別し、オン状態ならばスイツチSW1〜SW32およ
びSWp1〜SWp8が英文字または数字入力のため
に使われようとしていることになるため、第9図
aのパフオーマンスパラメータ設定検出処理(ス
テツプ500)へジヤンプする。
しかし、キヤラクタスイツチSWchがオフ状態
であれば、次のステツプ402へ進み、スイツチ
SWp1〜SWp8のいずれかがオン操作されたか否
かを判別し、オン操作された場合にはステツプ
403〜407においてパフオーマンスパラメータ情報
の読出しまたは書込みの処理を行なう。すなわ
ち、スイツチSWp1〜SWp8がオン操作された場
合には、このスイツチSWp1〜SWp8によつて指
定された記憶位置PMEM(1)〜PMEM(8)に対する
パフオーマンスパラメータ情報の読出しまたは書
込みの処理を行なう。しかし、スイツチSWp1
SWP8のいずれもオン操作されなければ、第9図
のパフオーマンスパラメータ設定検出処理(ステ
ツプ500)へジヤンプする。
ステツプ403〜407の処理では、まずステツプ
403においてオン操作されたスイツチSWp1
SWp8の発光ダイオードLEDを点灯させた後、ス
テツプ404においてストアスイツチSWpsがオン
操作されているか否かを判別する。この判別処理
によつてストアスイツチSWpsがオン操作されて
いることを検出すると、ステツプ405へ進み、記
憶位置PCEDの内容をスイツチSWp1〜SWp8によ
つて指定された記憶位置PMEM(1)〜PMEM(8)に
書込む。
すなわち、例えばスイツチSWp1がオン操作さ
れ、かつストアスイツチSWpsがオン状態とされ
ている場合、記憶位置PCEDの内容であるパフオ
ーマンスパラメータ情報がスイツチSWp1に対応
した記憶位置PMEM(1)に書込まれる。
しかし、スイツチSWp1〜SWp8の1つがオン
操作されたけれども、ストアスイツチSWpsがオ
ン操作されていなければ、ステツプ404からステ
ツプ406へ分岐し、スイソチSWp1〜SWp8のオン
操作によつて指定された記憶位置PMEM(1)〜
PMEM(8)の1つからパフオーマンスパラメータ
情報を読出し、これを記憶位置PCEDに転送して
記憶させる。
すなわち、スイツチSWp1〜SWp8で指定され
た記憶位置PMEM(1)〜PMEM(8)からパフオーマ
ンスパラメータ情報が読出される。
この後、次のステツプ407において、記憶位置
PCED内の記憶部分MVMNに記憶されているボ
イスパラメータ情報の記憶位置番号VMNを参照
し、この記憶位置番号VMNに対応した記憶位置
VMEM(1)〜VMEM(32)の1つからボイスパラメ
ータ情報を読出し、これを記憶位置VCEDに書込
む。このような処理によつて、記憶位置PCEDに
はスイツチSWp1〜SWp8によつて指定した所望
のパフオーマンスパラメータ情報が書込まれ、同
時に記憶位置VCEDにはこの時のパフオーマンス
パラメータ情報と組合せて用いるボイスパラメー
タ情報が書込まれる。
このようにして記憶位置PCEDおよびVCEDに
書込まれたパフオーマンスパラメータ情報および
ボイスパラメータ情報は、パラメータ送出処理に
おいて楽音形成部20へ転送される。
以上のようにしてパフオーマンスメモリ処理が
終了すると、第9図a,bに示すパフオーマンス
パラメータ設定検出処理(ステツプ500)が実行
される。
このパフオーマンスパラメータ設定検出処理
は、大別すると、スイツチSWm1〜SWm8によつ
てパラメータ名を選択して表示装置LCDに表示
させる第1の部分と、選択したパラメータ名に対
応して設定されたパラメータ情報を検出する第2
の部分とから構成されている。
第9図aは上記第1の部分の処理を示すフロー
チヤートであつて、ステツプ501〜508によつてス
イツチSWm1〜SWm8のいずれかがオン操作され
たか否かをそれぞれ判別する。この判別の結果、
例えばスイツチSWm1がオン操作されたことがわ
かると、ステツプ509の第1モードのパラメータ
名表示処理へ進む。同様に、スイツチSWm2
SWm8のオン操作に応じてステツプ510,…516の
第2〜第8モードのパラメータ名表示処理へ進
む。そして、これらの各パラメータ表示処理(ス
テツプ509〜516)において予め割当てられたパラ
メータ名を液晶表示装置LCDに表示させる。
この場合、ステツプ509〜516の各パラメータ表
示処理では、それぞれ複数のパラメータ名を順次
表示可能に構成され、これらの各パラメータ名は
スイツチSWm1〜SWm8のうち同一スイツチのオ
ン操作回数に応じて選択的に表示される。
すなわち、第1モードのパラメータ名を表示さ
さるスイツチSWm1に対しては、第10図a〜c
に示すようにトランスポジシヨン情報、楽音名情
報、演奏メモ情報を選択的に表示するように表示
パラメータ名が割当てられている。また、第2モ
ードのパラメータ名を表示させるスイツチSWm2
に対しては、第11図a〜gに示すように、ピツ
チベンダレンジ情報、ピツチベンダステツプ情
報、鍵タツチ感度情報、ブリリアンス情報、モジ
ユレーシヨンホイールコントロール情報、フツト
スイツチコントロール情報、鍵タツチコントロー
ル情報を選択的に表示するように7つの表示パラ
メータ名が割当てられている。
さらに、第3モードのパラメータ名を表示させ
るスイツチSWm3に対しては、第12図a〜cに
示すように、LFO波形選択情報、LFO位相制御
情報、LFOピツチモジユレーシヨン情報を選択
的に表示するように3つの表示パラメータ名が割
当てられている。また、第4モードのパラメータ
名を表示させるスイツチSWm4に対しては、第1
3図に示すように効果音選択情報を表示するよう
に表示パラメータ名が割当てられている。同様
に、第5モード〜第8モードのパラメータ名を表
示させるスイツチSWm5〜SWm8に対しても複数
の表示パラメータ名が割当てられている。なお、
スイツチSWm5〜SWm8に対しては割当てられて
いる表示パラメータ名およびその説明は省略す
る。
このように複数のパラメータ名を選択的に表示
させる処理を、ステツプ509の第1モードのパラ
メータ名表示処理を代表して説明すると、まずス
テツプ5090において第1モードのジヨブフラグ
M1JOB・Fの内容に「+1」を加算して該フラ
グM1JOB・Fの内容を更新すると共に、他のモ
ードのジヨブフラグM2JOB・F〜M3JOB・F
の内容をクリアする。これにより、スイツチ
SWm1のオン操作を1回行なうと、第1モードの
ジヨブフラグM1JOB・Fの内容は「0」から
「1」になり、一方他のモードのジヨブフラグ
M2JOB・F〜M8JOB・Fの内容は全て「0」
となる。そして、スイツチSWm1のオン操作を2
回、3回、4回と連続して行なうと、このオン操
作のたびにジヨブフラグM1JOB・Fの内容は
「2」、「3」、「4」という具合に順次更新される。
このようなジヨブフラグの更新処理が終ると、
次のステツプ5091において第1モードのジヨブフ
ラグM1JOB・Fが「4」であるか否かを判別す
る。すなわち、第1モードのパラメータ名表示処
理に割当てられている表示パラメータ名は、第1
0図a〜cに示したように3つである。そこで、
スイツチSWm1が4回操作された場合には、表示
装置LCDの表示内容を初期状態に戻すようにす
るために、第1モードのジヨブフラグM1JOB・
Fの内容が「4」であるか否かが判別される。
なお、表示装置のLCDには初期状態において
第14図に示すように楽音名情報とトランスポジ
シヨン情報が表示される。
このステツプ5091の判別の結果、ジヨブフラグ
M1JOB・Fの内容が「1」〜「3」のいずれか
であれば、ステツプ5094へ進む。そして、ここに
おいてジヨブフラグM1JOB・Fの内容が「1」
〜「3」のいずれかに該当するかを判別し、この
判別結果に応じてステツプ5095〜5097の処理を選
択する。この結果、ステツプ5095を選択した場合
には第10図aに示したようなトランスポジシヨ
ン情報のパラメータ名が表示装置LCDに表示さ
れ、またステツプ5096を選択した場合には第10
図bに示したような楽音名情報のパラメータ名が
表示される。同様に、ステツプ5097を選択した場
合には第10図cに示したような演奏メモ情報の
パラメータ名が表示される。
しかし、ステツプ5091の判別の結果、ジヨブフ
ラグM1JOB・Fの内容が「4」であれば、ステ
ツプ5092において該フラグM1JOB・Fの内容を
「0」とした後ステツプ5093へ進み、ここにおい
てモード0の表示、すなわち第14図に示したよ
うな初期状態における表示内容を表示させる。
このような処理により、スイツチSWm1のオン
操作回数に応じてトランスポジシヨン情報、楽音
名情報、演奏メモ情報の各パラメータ名が選択的
に表示される。
そして、スイツチSWm2〜SWm8のオン操作に
対しても同様にして予め割当てられたパラメータ
名(第11図〜第13図)が選択的に表示され
る。
このような処理によつて所望のパラメータ名の
表示が終ると、ステツプ517においてカーソル表
示の上下、または左右の移動処理を行なう。すな
わち、数字または英文字によつて設定されるパラ
メータ情報の表示位置を指定するために、スイツ
チSWc1〜SWc4が操作されると、このスイツチの
操作状態に応じてカーソル表示を移動させる。な
お、第10図〜第14図においてカーソル表示は
記号CSで示している。
次に、ステツプ518において第1モード〜第8
モードのジヨブフラグM1JOB・F〜M8JOB・
Fの内容が全て「0」であるか否かを判別し、
「0」であればパラメータ情報を設定するための
操作が行なわれていないものとして第6図のメイ
ンルーチンにおけるステツプ600の処理に移る。
しかし、スイツチSWm1〜SWm8の操作によつ
て何等かのパラメータ名が表示されている場合に
は、その表示内容に対応したパラメータ情報を設
定する旨の操作が行なわれていることになるた
め、第9図bに示すフローチヤートのステツプ
519へ進む。
第9図bのフローチヤートにおいては、まずス
テツプ519においてキヤラクタスイツチSWchが
オン操作されているか否かを判別する。これによ
り、キヤラクタスイツチSWchがオン操作されて
いる場合には、表示装置LCDに表示されている
パラメータ名に対応したパラメータ情報がスイツ
チSW1〜SW32およびSWp1〜SWp8によつて設定
されようとしていることになるため、ステツプ
520,521…において第1モード〜第8モードのジ
ヨブフラグM1JOB・F〜M8JOB・Fの内容を
調べ、何れのモードのパラメータ情報を設定する
旨の操作が行なわれているかを判別する。
この判別の結果、第1モードのジヨブフラグ
M1JOB・Fの内容が「0」でなければ、第1モ
ードにおけるパラメータ情報が設定されようとし
ていることになるため、ステツプ520からステツ
プ527へ進み、ここにおいてスイツチSW1〜SW32
およびSWp1〜SWp8のオン操作を検出し、これ
らのスイツチのオン操作に対応した英文字または
数字のパラメータ情報をワーキングメモリ102
内の記憶位置PCEDにおける所定の記憶部分に記
憶させる。
このような処理は、各モードのジヨブフラグ
M2JOB・F〜M8JOB・Fの内容が「0」でな
い場合でも同様にして各ジヨブフラグにそれぞれ
対応したステツプ528〜534において実行される。
しかし、表示装置LCDに第10図a〜第13
図に示すいずれかのパラメータ名が表示されてい
るが、キヤラクタスイツチSWchがオン操作され
ていなければ、ステツプ525においてキヤラクタ
スイツチSWchのオフ状態が10秒以上継続してい
るか否かを判別する。この結果、スイツチSWch
のオフ状態が10秒以上継続しているならば、パラ
メータ情報を設定する操作が中断または終了され
たものとして次のステツプ526において全てのジ
ヨブフラグM1JOB・F〜M8JOB・Fの内容を
クリアした後、表示装置LCDの表示内容をモー
ド0の表示内容(初期状態の表示内容、第14図
参照)に戻し、第6図のメインルーチンのステツ
プ600へ進む。しかし、キヤラクタスイツチ
SWchのオフ状態の継続時間が10秒未満であれ
ば、パラメータ情報の設定操作途中であるものと
して表示装置LCDの表示内容はそのまま維持し
て第6図のメインルーチンのステツプ600へ進む。
すなわち、キヤラクタスイツチSWchのオン操作
を10秒未満の間隔で繰り返した場合、スイツチ
SWm1〜SWm8によつて選択したパラメータ名は
連続して表示される。従つて、この選択したパラ
メータ名が表示されている間にスイツチSW1
SW32およびSWp1〜SWp8によつて数字または英
文字によるパラメータ情報の設定操作を行なえ
ば、ステツプ527〜534のいずれかにおいて当該パ
ラメータ情報が記憶位置PCED内に記憶される。
ステツプ527〜534の処理はステツプ527につい
てのみ詳細に示している。このステツプ527の処
理ではまずステツプ5270においてジヨブフラグ
M1JOB・Fの内容が「1」、「2」、「3」のいず
れに該当するかを判別する。この結果、
「M1JOB・F=1」であれば、ステツプ5271へ
進み、数字および英文字入力用のスイツチSW1
SW32,SWp1〜SWp8のいずれかがオン操作され
たか否かを判別する。この結果、スイツチSW1
SW32,SWp1〜SWp8のいずれかがオン操作され
たことになれば、ステツプ5272においてその操作
スイツチに対応した数字または英文字のパラメー
タ情報を表示装置LCDのカーソル表示位置に表
示させる。続いて、ステツプ5273において数字ま
たは英文字のパラメータ情報を記憶位置PCED内
の記憶部分MPP1にトランスポジシヨン情報とし
て記憶させた後、第6図のメインルーチンのステ
ツプ600へ進む。
このような処理は、ジヨブフラグM1JOB・F
の内容が「2」、「3」の楽音名情報、演奏メモ情
報の場合でも同様にしてステツプ5274,5275の処
理において実行される。また、他のジヨブフラグ
M2JOB・F〜M8JOB・Fについても同様であ
る。
以上のようにして設定されたパフオーマンスパ
ラメータ情報は、メインルーチンにおける次のプ
ログラムサイクルにおいてステツプ400のパフオ
ーマンスメモリ処理によつて記憶位置PMEM(1)
〜PMEM(8)のいずれかに記憶される。
このようにパラメータ設定部10においては、
複数組のパフオーマンスパラメータ情報に対して
共通の表示装置と情報設定用スイツチとを用いて
いるため、設定すべきパフオーマンスパラメータ
情報が多岐に亘る場合であつてもパネル操作部を
極めて簡素化することができる。次に楽音形成部
20の構成およびその動作を説明する。
第4図の楽音形成部20において、200はキ
ーボード1の各鍵に対応したキースイツチを備え
た鍵盤回路、201は鍵盤回路200において動
作したキースイツチを検出しこの動作キースイツ
チを表わすキーコードKCを出力する押鍵検出回
路、202は上記キーコードKCに対応した楽音
の発音を複数の発音チヤンネル(ここでは、8チ
ヤンネルとする)のいずれかに割当て、この割当
てたチヤンネルに対応した時分割のチヤンネルタ
イミングで当該キーコードKCを出力すると共に、
発音を制御するためのキーオン信号KONを出力
する発音割当て回路、203は各発音チヤンネル
に割当てられたキーコードKCをパラメータ設定
部10のワーキングメモリ102内の記憶位置
PCEDから送られてくるトランスポジシヨン情報
TRPによつて変更し、音域変更されたキーコー
ドKCaとして出力するトランスポジシヨン制御
回路、204はパラメータ設定部10のワーキン
グメモリ102内の記憶位置PCEDから送られて
くる効果音選択情報POL/GRSに応じてキーコ
ードKCaが示す鍵の音高に対応した周波数情報
Faをポルタメント効果またはグリツサンド効果
が得られるような周波数情報Fbに変更して出力
するポルタメント制御回路である。この場合、ポ
ルタメント効果の速度は、リアルタイムパラメー
タ情報の1つとして第2のパネル操作部3の操作
子RV6の操作量に対応してワーキングメモリ10
2内の記憶位置RTMEMに記憶されたポルタメ
ント速度制御信号PSCDによつて制御される。2
05は、8つの発音チヤンネルに対応して8個の
低周波発振器LFO1〜LFO8を有する低周波発振回
路(LFO回路)であつて、各低周波発振器LFO1
〜LFO8の発振周波数はリアルタイムパラメータ
情報の1つとして第2のパネル操作部3の操作子
RV3によつてワーキングメモリ102の記憶位置
RTMEMに記憶された周波数制御情報FCDによ
つて制御される。また、波形形状はパフオーマン
スパラメータ情報の1つとして設定されたLFO
波形選択情報WSDによつて制御される。さらに、
同期関係はパフオーマンスパラメータ情報の1つ
として設定されたLFO位相制御情報PCDによつ
て制御される。
206は各発音チヤンネルの周波数情報Fbを
変調し周波数情報Fcとして出力するピツチ変調
制御回路である。この場合、周波数情報Fbは第
1のパネル操作部2のモジユレーシヨンホイール
MDWの操作量に対応したリアルタイムパラメー
タ情報、フツトスイツチ回路103のフツトスイ
ツチのオン・オフに対応したリアルタイムパラメ
ータ情報、鍵タツチセンサ104の出力信号に対
応したリアルタイムパラメータ情報がワーキング
メモリ102内の記憶位置RTMEMから送られ
てくることによつて変調されるが、これらの各リ
アルタイムパラメータ情報による変調動作を行な
うか否かはパフオーマンスパラメータ情報として
設定されたモジユレーシヨンホイールコントロー
ル情報、フツトスイツチコントロール情報、鍵タ
ツチコントロール情報によつて指示される。さら
に、周波数情報Fbは対応する発音チヤンネルの
低周波発振器LFO1〜LFO8の出力信号によつても
変調されるが、この低周波発振信号による変調深
さはパフオーマンスパラメータ情報の1つとして
設定されたLFOピツチモジユレーシヨンレンジ
情報PMRDと、第2のパネル操作部3の操作子
RV4の操作量に対応したピツチモジユレーシヨン
操作子情報PMRDとによつて制御される。
さらにまた、周波数情報Fbはピツチベンダホ
イールPBWの操作量に対応したピツチベンダ情
報によつても変調されるが、その変調度および単
位操作量に対応した変調度の変化幅はパフオーマ
ンスパラメータ情報として設定されたピツチベン
ダレンジ情報およびピツチベンダステツプ情報に
よつてそれぞれ制御される。
207はピツチ変調制御回路206から出力さ
れる周波数情報Fcと、発音割当て回路202か
ら出力されるキーオン信号KONと、第3のパネ
ル操作部4の操作子RV7〜RV14によつてボイス
パラメータ情報として設定されたエンベロープ波
形のアタツクタイム等を制御するエンベロープ制
御情報と、第2の操作パネル3の操作子RV1
RV2によつて設定された音量制御情報、ブリリア
ンス情報と、に基づき各発音チヤンネルに割当て
られた押圧鍵の楽音信号を形成するトーンジエネ
レータである。このトーンジエネレータ207
は、公知の波形メモリ読出し方式、高周波合成方
式、周波数変調演算方式等の楽音形成回路によつ
て構成されている。この場合、楽音の明るさはリ
アルタイムパラメータ情報の1つとして操作子
RV2によつて設定されたブリリアンス情報によつ
て基本的に制御されるが、その制御の度合いはパ
フオーマンスパラメータ情報の1つとして設定さ
れたブリリアンスコントロールレンジ情報によつ
て制御される。また、楽音の明るさは、モジユレ
ーシヨンホイールMDWの操作量に対応したリア
ルタイムパラメータ情報、フツトスイツチ回路1
03のフツトスイツチのオン・オフに対応したリ
アルタイムパラメータ情報、鍵タツチセンサ10
4の出力信号に対応したリアルタイムパラメータ
情報によつても制御される。但し、これらの各リ
アルタイムパラメータ情報による制御を行なうか
否かは、パフオーマンスパラメータ情報として設
定されたモジユレーシヨンホイールコントロール
情報、フツトスイツチコントロール情報、鍵タツ
チコントロール情報によつて指示される。
そして、これらの情報に基づいて形成される各
発音チヤンネルの楽音信号は、さらにそれぞれ対
応するキーオン信号KONによつて発生制御され
るエンベロープ波形によつて音色および振幅が制
御される。この場合、エンベロープ波形のアタツ
クタイム等のパラメータは、前述のエンベロープ
制御情報によつて制御される。
208はトーンジエネレータ207によつて形
成された各発音チヤンネルの楽音信号の振幅を制
御してサウンドシステム209から楽音として発
音させる振幅制御回路である。この場合、各発音
チヤンネルの楽音信号の振幅は各発音チヤンネル
に対応した低周波発振器LFO1〜LFO8の低周波発
振信号と、第2の操作パネル3の操作子RV5によ
つて設定された振幅変調深さ情報とによつて基本
的に制御されるが、この外にモジユレーシヨンホ
イールMDWの操作量に対応したリアルタイムパ
ラメータ情報、フツトスイツチ回路103のフツ
トスイツチのオン・オフに対応したリアルタイム
パラメータ情報、鍵タツチセンサ104の出力信
号に対応したリアルタイムパラメータ情報によつ
ても制御される。但し、これらの各パラメータ情
報による振幅制御動作を行なうか否かは、パフオ
ーマンスパラメータ情報として設定されたモジユ
レーシヨンコントロール情報、フツトスイツチコ
ントロール情報、鍵タツチコントロール情報によ
つて指示される。
このように構成された楽音形成部20におい
て、トランスポジシヨン制御回路203、ポルタ
メント制御回路204、ピツチ変調制御回路20
6、LFO回路205、トーンジエネレータ20
7、振幅制御回路208に対してはそれぞれ必要
なリアルタイムパラメータ情報、ボイスパラメー
タ情報、パフオーマンスパラメータ情報が、第6
図のメインルーチンのステツプ800においてワー
キングメモリ102の記憶位置RTMEM,
VCED,PCEDから制御バスC・BUSを介して転
送される。
この場合、中央処理装置100は第6図のメイ
ンルーチンで示したようにリアルタイムパラメー
タ設定検出処理(ステツプ700)を繰り返し行な
うため、第1、第2のパネル操作部2,3での操
作子状態が変化した場合には、最新の操作子状態
に対応したリアルタイムパラメータ情報を楽音形
成部20に転送する。また、スイツチSW1
SW32によつてボイスパラメータ情報の新たな記
憶位置が指定された場合、あるいはスイツチ
SWp1〜SWp8によつてパフオーマンスパラメー
タ情報の新たな記憶位置が指定された場合、新た
な記憶位置のボイスパラメータ情報またはパフオ
ーマンスパラメータ情報を楽音形成部20に転送
する。
このようにして最新のリアルタイムパラメータ
情報、ボイスパラメータ情報、パフオーマンスパ
ラメータ情報が送られてきている状態において、
キーボード1で押鍵操作が行なわれると、押鍵検
出回路201は各押圧鍵にそれぞれ対応したキー
コードKCを時分割的に送出する。すると、発音
割当て回路202は各押圧鍵にそれぞれ対応した
キーコードKCをトーンジエネレータ207にお
ける8つの発音チヤンネルのいずれかに割当て、
各発音チヤンネルに対応したチヤンネル時間に同
期してトランスポジシヨン制御回路203に供給
する。
すると、トランスポジシヨン制御回路203
は、各発音チヤンネルに割当てられたキーコード
KCをトランスポジシヨン情報TRPによつて変更
する。これにより、各発音チヤンネルのキーコー
ドKCは、最大で1オクターブ上または下の音域
のキーコードKCaに変換されてポルタメント制
御回路204に供給される。すると、ポルタメン
ト制御回路204は効果音選択情報POL/GRS
によつてポルタメント効果が選択されている場合
には、新たなキーコードKCaを受ける前に供給
されていたキーコードKCa′に対応する周波数情
報Fa′を初期値とし、この初期値が当該発音チヤ
ンネルの新たなキーコードKCaに対応する周波
数情報Faと一致するまでポルタメント速度制御
情報PSCDに対応した速度で出力周波数情報Fbを
段階的に変化させて出力する。また、グリツサン
ド効果が選択されている場合には、ポルタメント
効果の場合と同様にして新たなキーコードKCa
を受ける前のキーコードKCa′に対応した周波数
情報Fa′を初期値とし、この初期値が新たなキー
コードKCaに対応する周波数情報Faと一致する
まで速度制御情報PSCDに対応した速度で出力周
波数情報Fbを滑らかに変化させて出力する。
ピツチ変調制御回路206はポルタメント制御
回路204から段階的または滑らかに変化する周
波数情報Fbを受けると、この周波数情報Fbをそ
れぞれ対応する発音チヤンネルの低周波発振器
LFO1〜LFO8の出力信号によつて変調すると共
に、ピツチベンダホイールPBWの操作量に対応
したピツチベンド情報などピツチ変調に関連する
リアルタイムパラメータ情報、パフオーマンスパ
ラメータ情報によつてさらに変調し、これを周波
数情報Fcとしてトーンジエネレータ206に供
給する。
これによつて、トーンジエネレータ206は周
波数情報Fcと、リアルタイムパラメータ情報、
ボイスパラメータ情報、パフオーマンスパラメー
タ情報として設定された楽音の音色、振幅などを
制御するパラメータ情報とに対応した楽音信号を
各発音チヤンネルにおいて形成する。
すると、振幅制御回路208はトーンジエネレ
ータ207の各発音チヤンネルにおいて形成され
た楽音信号の振幅をそれぞれ対応する低周波発振
器LFO1〜LFO8の出力信号によつて変調制御する
と共に、振幅制御に関連したリアルタイムパラメ
ータ情報、パフオーマンスパラメータ情報によつ
てさらに制御してサウンドシステム209に供給
する。
これによつて、サウンドシステム209からは
押圧鍵に対応し、かつ第1〜第4のパネル操作部
2〜5で設定した各種のパラメータ情報、あるい
はワーキングメモリ102から読出した各種のパ
ラメータ情報に対応したピツチ、音色、音量の楽
音が発音される。
なお、楽音形成部20を構成する各回路部分は
全て公知であるため、その詳細な回路構成の説明
は省略する。
また、パラメータ設定部10においてはメモリ
容量を節約するため、パフオーマンスパラメータ
情報とボイスパラメータ情報とを別に記憶させ、
これらの情報の組合せによつて多種の音色の楽音
を発生できるように構成したが、メモリ容量を問
題としない場合にはボイスパラメータ情報もパフ
オーマンスパラメータ情報と一組にして記憶させ
るように構成しても良い。
さらに、パラメータ情報は押釦式のスイツチに
よつて設定するようにしたが、キーボード1の各
鍵に数字または英文字を割当て、この各鍵の操作
によつて設定するようにしても良い。この場合に
はパネル操作部をさらに簡素化できる。
さらにまた、ボイスパラメータ情報をスライド
式のボリウムによつて設定し、かつその操作子位
置はメモリから読出したボイスパラメータ情報に
基づき電気的駆動機構によつて自動的に移動でき
るように構成したが、第15図に示すように構成
しても良い。
すなわち、例えば第16図に示すようなアタツ
ク、第1デイケイ、第2デイケイ、サステイン、
リリースの各セグメントから成るエンベローブ波
形を形成する場合、アタツクレートR1、第1デ
イケイレートR2、第2デイケイレートR3、リリ
ースレートR4の各レート名を選択する押釦スイ
ツチSWr1〜SWr4を設け、さらにアタツクレベル
L1、第1デイケイレベルL2、第2デイケイレベ
ルL3、リリースレベルL4の各レベル名を選択す
る押釦スイツチSW1〜SW4を設け、さらにス
イツチSWr1〜SWr4,SW1〜SW4によつて選
択されたレート名、レベル名に対応するパラメー
タ情報の現在値を「−5」、「−1」、「+1」、「+
5」の変化幅で更新する押釦スイツチSWd1
SWd4を設ける。そして、これらの押釦スイツチ
の操作によつて選択設定された各レートR1〜
R4、各レベルL1〜L4に関するパラメータ情報を
複数桁の数字表示器DSP1で数字によつてそれぞ
れ表示させるようにし、さらに各レベルL1〜L4
に関するパラメータ情報はバーグラフ表示器
DSP2によつてバーグラフでも表示させる。さら
に、これらの表示器DSP1およびDSP2の表示内容
はメモリから読出したパラメータ情報によつて変
更できるように構成する。
このように構成することによつても前述の実施
例と同様な効果を得ることができる。
以上の説明から明らかなようにこの発明は各パ
ラメータ情報に共通のパラメータ選択手段、パラ
メータ情報設定手段および表示手段を設け、選択
されたパラメータ情報名を文字で表示手段に表示
させ、設定されたパラメータ情報を表示手段に表
示させるとともに選択されたパラメータ情報名に
対応させて記憶させるようにしたものである。こ
のため、必要とするパラメータ情報が多岐に亘る
場合であつてもパネル操作子を極めて簡単な構成
にすることができ、その形状の小型化や軽量化を
図ることができるとともに、各パラメータ情報の
設定も容易に、かつ間違いなく行なうことができ
るなど数多くの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した電子楽器の一実施
例を示す外観図、第2図はパラメータ情報を設定
するパネル操作部の一例を示す外観図、第3図は
パラメータ情報の1つで選択される低周波発振器
の出力波形を示す波形図、第4図は第1図の電子
楽器における電気回路部分の全体構成例を示すブ
ロツク図、第5図はパラメータ情報を記憶するメ
モリの記憶区分を示すメモリマツプ、第6図〜第
9図は第4図のパラメータ設定部の制御処理内容
を示すフローチヤート、第10図〜第14図は各
パラメータ情報に共通に使用される表示装置の表
示内容を示す図、第15図は第2図cに示したパ
ネル操作部の他の例を示す外観図、第16図は第
15図のパネル操作部によつてパラメータが設定
されるエンベロープ波形の一例を示す図である。 1……キーボード、2〜5……パネル操作部、
SW1〜SW32,SWp1〜SWp8,SWm1〜SWm8
…スイツチ、LCD……液晶表示装置、10……
パラメータ設定部、100……中央処理装置、1
02……ワーキングメモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子楽器において用いられる楽音形成用の複
    数のパラメータ情報を設定する電子楽器のパラメ
    ータ設定装置において、 複数のパラメータ情報の値を記憶する記憶手段
    と、 上記各パラメータ情報を選択指定するものであ
    つて、単一の操作子の繰返し操作によつて該各パ
    ラメータ情報を所定の順序で順次選択指定するパ
    ラメータ選択手段と、 パラメータ情報の値を設定する上記各パラメー
    タ情報に共通のパラメータ情報設定手段と、 パラメータ情報名を文字で表示するとともに、
    パラメータ情報値を表示する上記各パラメータ情
    報に共通の表示手段と、 上記パラメータ選択手段によるパラメータ情報
    の指定操作に対応して選択指定されたパラメータ
    情報名を上記表示手段において文字で表示させる
    第1の制御手段と、 上記パラメータ情報設定手段によるパラメータ
    情報値の設定操作に対応して設定されたパラメー
    タ情報値を上記表示手段において表示させるとと
    もに、該設定されたパラメータ情報値を上記パラ
    メータ選択手段で選択指定されたパラメータ情報
    名に対応させて上記記憶手段に記憶させる第2の
    制御手段と、 を備え、 複数のパラメータ情報を共通のパラメータ選択
    手段、パラメータ情報設定手段および表示手段を
    用いて順次設定するようにしたことを特徴とする
    電子楽器のパラメータ設定装置。
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