JP2743654B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2743654B2
JP2743654B2 JP3249876A JP24987691A JP2743654B2 JP 2743654 B2 JP2743654 B2 JP 2743654B2 JP 3249876 A JP3249876 A JP 3249876A JP 24987691 A JP24987691 A JP 24987691A JP 2743654 B2 JP2743654 B2 JP 2743654B2
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/24Selecting circuits for selecting plural preset register stops
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/02Preference networks

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Auxiliary Devices For Music (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】この発明は、例えば、シンセサイザ等の電
子楽器に関し、特に、ユーザによって設定された音色デ
ータ等の楽音制御パラメータに基づき楽音合成を行う電
子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年では、ユーザにより
設定された楽音制御パラメータに基づき楽音合成するシ
ンセサイザが各種実用化されている。この種の電子楽器
にあっては、楽音制御パラメータとなる各種の音色デー
タおよび効果データを組み合わせ、様々な楽音を発生す
ることが可能になっている。ここで、音色データとは、
音源のアルゴリズムや、エンベロープジェネレータの特
性を表す情報などから構成されるものである。そして、
これら情報に基づく楽音合成がなされることで、例え
ば、ピアノ特有の音色を有する楽音信号などが形成され
るようになっている。また、効果データとは、形成され
た楽音信号に対し、リバーブ、ディレイ等の効果音処理
を施す際に用いられる情報である。
【0003】ところで、このような電子楽器において
は、上述した楽音制御パラメータを上層データと下層デ
ータとに分け、これを階層管理している。すなわち、図
11に示すように、下層データとしては、各種の音色デ
ータおよび効果データをそれぞれ音色メモリVMおよび
効果メモリEMに記憶しておき、一方、上層データでは
これらデータの組み合わせ状態がパフォーマンスデータ
としてパフォーマンスデータメモリPMに記憶されてい
る。
【0004】ここで、パフォーマンスデータとは、ユー
ザによって設定登録された複数の音色データの組み合わ
せ状態、あるいは音色データと効果データとの組み合わ
せ状態を表すものであり、これはユーザが演奏形態に合
せて設定登録するものである。なお、この組み合わせ状
態とは、例えば、ピアノの音色とギターの音色とを同時
に発音させたり、所定の鍵域を境に発生する楽音の音色
あるいは効果音処理を変化させる等の設定を指す。すな
わち、このパフォーマンスデータメモリPMには、組み
合わせ状態に対応した音色データVM(0)〜VM
(n)あるいは効果データEM(0)〜EM(n)が格
納される。
【0005】実際、このように階層化されたデータ構造
を成す楽音制御パラメータは、図12に示すように、1
つのデータメモリを3つの記憶エリアに分割し、分割し
た各記憶エリアE1〜E3のそれぞれにパフォーマンス
データPM(0)〜PM(n)、音色データVM(0)
〜VM(n)および効果データEM(0)〜EM(n)
が記憶されている。そして、ユーザが演奏操作に先立っ
て所定のパフォーマンスデータを選択すると、選択され
たパフォーマンスデータに対応した音色データあるいは
効果データが読み出され、これに応じた楽音合成が行わ
れるようになってる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ータ構造を持つ電子楽器においては、上層データおよび
下層データに対してエディット(編集)する機能も具備
している。このエディット機能とは、既に設定されてい
るデータの内容に変更を加えたり、新たなデータを設定
する際に用いられる機能である。例えば、あるパフォー
マンスデータにおいて定義されている音色データの内容
を変更する場合には、この音色データが存在する下層デ
ータでのエディットがなされる。
【0007】ところが、下層データをエディットする場
合、例えば、図13に示す対応関係で音色データとパフ
ォーマンスデータとが設定されている状況において、パ
フォーマンスデータPM(1)で設定されている音色デ
ータVM(3)に変更を加えると、この変更に伴って該
データVM(3)を共通に利用するパフォーマンスデー
タPM(3)も変更されてしまう。また、同様に音色デ
ータVM(6)を変更する場合にも、該データVM
(6)を共通に利用するパフォーマンスデータPM
(2)、PM(4)、PM(35)もその内容が変って
しまう。
【0008】このように、従来の電子楽器にあっては、
下層データと上層データとの対応関係が表示されないた
め、上層データにおいて重複して定義された下層データ
を変更してしまい、変更の必要のない上層データまでも
書き換えてしまうという問題が生じていた。この発明は
上述した事情に鑑みてなされたもので、下層データと上
層データとの対応関係を表示することができる電子楽器
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、楽音制御パ
ラメータに応じて楽音合成する電子楽器において、前記
楽音制御パラメータを構成するデータであって、少なく
とも発生する楽音の音色を制御する第1のデータと、前
記第1のデータが組み合わされて各種の演奏形態に対応
した楽音合成を指定する第2のデータと、前記第1のデ
ータを変更する場合、変更が加えられる該第1のデータ
を使用する全前記第2のデータを抽出して表示する表示
手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成によれば、第1のデータは少なくとも
発生する楽音の音色を制御し、第2のデータは前記第1
のデータが組み合わされて各種の演奏形態に対応した楽
音合成を指定する。そして、この第1のデータが変更さ
れる場合、表示手段が変更を加える該第1のデータを使
用する全ての前記第2のデータを抽出して表示する。こ
れにより、前記第1のデータと第2のデータとの対応関
係が表示されることになる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 A.実施例の全体構成 図1はこの発明の一実施例である電子楽器の全体構成を
示すブロック図である。この図において、1は鍵盤であ
る。この鍵盤1は、各鍵毎の押離鍵を検出すると共に、
押鍵の速度及び離鍵の速度を検出する機構を有し、押離
鍵および押離鍵の速度に対応した信号を発生する。1a
は鍵盤インターフェイスであり、鍵盤1から供給される
各種信号に基づき、音高に関する情報、MIDIチャン
ネルデータ、押鍵速度信号および離鍵速度信号を発生す
る。ここで、MIDIチャンネルデータは、各鍵毎に設
定可能であるが、通常は、1種類に統一されている。2
はこの電子楽器の各部を制御するCPUであり、その動
作については後述する。
【0012】3はCPU2にロードされる各種制御プロ
グラムや、これら制御プログラムにおいて用いられる各
種データテーブルなどが記憶されるROMである。4は
CPU2の各種演算結果やレジスタ値が一時記憶される
RAMである。また、このRAM4は、一部がSRAM
4aから成り、バッテリバックアップによりメモリ内容
が保持できるように構成されている。このSRAM4a
には、前述した音色データ、効果データおよびパフォー
マンスデータが階層化されて記憶されるようになってい
る。5はMIDIインタフェースであり、MIDI端子
を介して接続される他の電子楽器との信号授受を行う。
6はこの電子楽器のパネル面に各種配設されるパネルス
イッチである。このパネルスイッチ6には、前述した音
色データを選択するボイススイッチ、パフォーマンスデ
ータを選択するパフォーマンスデータ選択スイッチモー
ド選択スイッチ、文字入力スイッチ、あるいはテンキー
等がある。6aはパネルインタフェースであり、各パネ
ルスイッチ6の操作に応じた操作信号を発生する。
【0013】次に、7は周知の波形メモリ読み出し方式
によって構成される音源回路であり、CPU2よりバス
を介して供給される各種信号に基づき楽音合成を行い、
これにより形成される楽音信号Wを出力する。8はLC
D(液晶表示素子)等で構成されるディスプレイであ
る。このディスプレイ8には、後述する動作に従って、
前述した上層データと下層データとの対応関係が表示さ
れるようになっている。8aは、バスを介してCPU2
から供給される表示データをデイスプレイ8に表示させ
るディスプレイコントローラである。SSはサウンドシ
ステムであり、上述した楽音信号Wに対してフィルタリ
ングを施し、不要ノイズの除去、あるいは効果音処理な
どを施した後、これを増幅してスピーカSPに与え、楽
音として発音させる。
【0014】次に、図2および図3を参照し、上述した
SRAM4aのメモリ構成について説明する。まず、図
2(a)は、パフォーマンスデータが記憶されるパフォ
ーマンスメモリPMのメモリマップを示す図である。こ
の図に示すように、該メモリPMには、ユーザが各種演
奏形態に対応させて設定した複数のパフォーマンスデー
タPM(1)〜PM(n)が記憶されている。このパフ
ォーマンスデータは、同図(b)に示すように、パネル
スイッチ46の文字入力スイッチの操作でユーザによっ
て定義されたパフォーマンス名と、16種類の楽音制御
パラメータPT(1)〜PT(16)とが格納される。
【0015】ここで、この楽音制御パラメータとは、同
図(c)に示すように、受信MIDIチャンネルDP
1、音色番号DP2、エフェクト番号DP3およびその
他データ等から構成されるものである。ここで、受信M
IDIチャンネルDP1とは、MIDIインタフェース
5を介して供給されるMIDI信号内のMIDIチャン
ネルデータあるいは、鍵盤インターフェース1aで発生
したMIDIチャンネルデータに対応する、受信MID
IチャンネルDP1が記憶された楽音制御パラメータを
楽音制御パラメータPT(1)〜PT(16)の中から
指定して楽音を発生するためのものである。ここで、供
給されたMIDIチャンネルデータに対応する受信MI
DIチャンネルが複数ある場合には、該当する複数の楽
音制御パラメータに基づき、複数楽音が同時に発音され
る。また、音色番号DP2は音色データを指定し、エフ
ェクト番号DP3は効果データを指定する情報である。
なお、その他データとしては、発生する楽音のレベル
や、効果音の深さ(効果のかけ具合)などがある。
【0016】次に、図3(a)は、音色データが記憶さ
れる音色メモリVMのメモリマップを示す図である。こ
の図に示すように、該メモリVMには、発生楽音の音色
を指定する音色データVM(1)〜VM(m)が複数格
納されている。この音色データVM(1)〜VM(m)
は、上述した音色番号DP2に対応しており、それぞれ
音色の種類を表すボイス名、波形選択データDV1、エ
ンベロープデータDV2およびフィルタデータDV3等
から構成されている。
【0017】この波形選択データDV1は、波形メモリ
(図示略)から指定音色に応じた波形データを読み出す
際に用いられ、エンベロープデータDV2は指定音色に
応じたエンベロープ制御に用いられる。また、フィルタ
データDV3は形成すべき音色に対応して施されるフィ
ルタリング特性を設定する。すなわち、この音色メモリ
VMには、所定の音色の楽音信号を形成するためのデー
タが各音色毎に格納されている。また、効果データも、
音色データと同様にして記憶されている。
【0018】次に、図3(c)は、SRAM4aの所定
記憶エリアに設けられるバッファメモリBMの構成を示
すメモリマップである。この図に示すように、ユーザに
よって選択されたパフォーマンスデータは、パフォーマ
ンスメモリPMから読み出された後、パフォーマンスデ
ータバッファPBufに格納される。そして、この格納
されたパフォーマンスデータで定義された音色データが
音色メモリVMから読み出され、これが音色データバッ
ファVBufに格納される。
【0019】B.実施例の動作 次に、上記構成による実施例の動作について図4〜図7
を参照し、説明する。なお、ここでは、メインルーチン
の動作を示した後、前述したパフォーマンスデータおよ
び音色データのエディット処理について順次説明する。
【0020】メインルーチンの動作 まず、この電子楽器に電源が投入されると、CPU2が
ROM3に記憶されている制御プログラムをロードし、
図4に示すメインルーチンを起動する。このメインルー
チンが起動されると、CPU2の処理は該ルーチンのス
テップSa1に進む。ステップSa1では、各種レジス
タやフラグをリセットする初期設定がなされ、次のステ
ップSa2に進む。ステップSa2では、キーイベント
処理、すなわち、演奏者の押離鍵操作に応じた発音/消
音動作が行われる。
【0021】次に、ステップSa3に進むと、モード指
定処理が行われる。このモード指定処理では、パネルス
イッチ6において設定されたモード、すなわち、発音モ
ードあるいは後述するエディットモードに移行するもの
であり、モード選択スイッチの操作によって設定された
モードに対応するデータが上述したパフォーマンスデー
タバッファPBuf、あるいは音色データバッファVB
ufに格納される。次いで、ステップSa4では、上記
モード指定処理において設定された発音モードが「音色
モード」か、あるいは「パフォーマンスモード」かを判
別する。以下、各モード毎の動作について説明する。
【0022】(a)音色モードの場合 この場合、ステップSa5に進み、上述したキーイベン
ト処理(ステップSa2)において検出されたキーイベ
ント、あるいはMIDI受信イベントに対応して音色デ
ータバッファVBufに格納された音色データを音源回
路7に送出して、音源回路7で楽音合成がなされ、これ
が発音される。次いで、ステップSa6に進むと、エデ
ィットモードに設定されているか否かが判断される。上
記ステップSa4においてエディットモードに設定され
ていない場合には、ここでの判断結果が「NO」にな
り、次のステップSa7に進む。
【0023】ステップSa7では、音色選択処理がなさ
れる。この処理では、予め設定された音色データを新た
に選択した音色データに変更する。こうして選択された
音色データは、ステップSa8において、音色メモリV
Mから読み出され、これを音色データバッファVBuf
にコピーする。これにより、楽音合成の際に用いられる
音色データが新たに音色データバッファVBufに格納
されることになる。次いで、ステップSa9に進むと、
形成された楽音信号に対してリバーブやディレイなどの
効果音を生成するその他の処理がなされた後、再び上述
したキーイベント処理に戻る。
【0024】一方、エディットモードに設定されている
場合には、上述したステップSa6の判断結果が「YE
S」となり、ステップSa10に進む。ステップSa1
0では、音色データバッファVBufに格納された音色
データに対して変更を加えるエディット処理が行われ
る。そして、ステップSa11に進むと、このエディッ
ト処理により変更が加えられた音色データを音色メモリ
VMに登録する音色ストア処理(後述する)がなされ
る。以後、上述したステップSa9を介してステップS
a2に戻り上記動作が繰返される。
【0025】(b)パフォーマンスモードの場合 ステップSa4において、発音モードが「パフォーマン
スモード」に設定されている場合にはステップSa12
に進む。ステップSa12では、キーイベント、あるい
はMIDI受信イベントに対応してパフォーマンスデー
タバッファPBufに格納されたパフォーマンスデータ
を音源回路7に送出して、音源回路7で楽音合成がなさ
れ、これが発音される。次いで、ステップSa13に進
むと、エディットモードに設定されているか否かが判断
される。ここで、エディットモードに設定されていない
場合には、ここでの判断結果が「NO」になり、次のス
テップSa14に進む。
【0026】ステップSa14では、パフォーマンス選
択処理がなされる。この処理では、予め設定されたパフ
ォーマンスデータを、新たに選択したパフォーマンスデ
ータに変更する。こうして選択されたデータは、ステッ
プSa15において、パフォーマンスメモリPMから読
み出され、これをパフォーマンスデータバッファPBu
fにコピーする。これにより、楽音合成の際に用いられ
るパフォーマンスデータが新たにパフォーマンスデータ
バッファPBufに格納されることになる。そして、以
後、上述したステップSa9を介してステップSa2に
戻り上記動作が繰返される。
【0027】一方、エディットモードに設定されている
場合には、上述したステップSa13の判断結果が「Y
ES」となり、ステップSa16に進む。ステップSa
16では、パフォーマンスデータバファPBufに格納
されたパフォーマンスデータに対して変更を加えるエデ
ィット処理が行われる。次いで、ステップSa17で
は、エディット完了後のパフォーマンスデータにおいて
定義されている音色データに変更を加えるエディット処
理が行われる。そして、次のステップSa18では、上
記ステップSa16,Sa18でなされたエディット結
果をパフォーマンスメモリPMに格納するパフォーマン
スストア処理が行われる。そして、以後、上述したステ
ップSa9を介してステップSa2に戻り上記動作が繰
返される。
【0028】このように、メインルーチンにあっては、
音色モードあるいはパフォーマンスモードのいずれかに
応じて形成された楽音が発音される。さらに、これら発
音モード中においてエディットモードに設定された場合
には、エディット処理がなされる。すなわち、音色モー
ドに設定された時には下層データとなる音色データがエ
ディットされ、一方、パフォーマンスモードに設定され
た時には上層データであるパフォーマンスデータのエデ
ィットが行われる。以下では、これらエディット処理、
すなわち、この電子楽器の特徴的な動作となる音色スト
ア処理(ステップSa11)と、パフォーマンスデータ
のエディット後になされる音色エディット処理(ステッ
プSa17)について詳述する。
【0029】音色ストア処理の動作 前述したように、音色データのエディット完了後、CP
U2の処理がステップSa11に進むと、この音色スト
ア処理が起動され、図5に示すステップSb1が開始さ
れる。ステップSb1では、エディットされた音色デー
タを音色メモリVMにストアする場合、この音色データ
の書込み先となる音色メモリ番号を指定する。すなわ
ち、エディットされた音色データの音色メモリ番号を書
込み先として指定し、次のステップSb2へ進む。
【0030】ステップSb2では、エディットされた音
色データを利用するパフォーマンスデータがあるか否か
を判断する。ここで、この音色データを共通に利用する
パフォーマンスデータが無い場合には、判断結果が「N
O」となり、次のステップSb3に進む。ステップSb
3では、書込みを行う旨の確認表示がなされ、次いで、
ステップSb4においては、この確認表示に基づく操作
者のキー操作を判定する。すなわち、確認表示に基づき
操作者がパネル面に配設された「YES」キーを操作す
ると、これを判定して次のステップSb5に進む。これ
に対し、操作者がパネル面に配設された「NO」キーを
操作すると、書込みを行わないとしてこの処理を中止
し、メインルーチンへ復帰する。
【0031】ステップSb5では、書込み指定された音
色メモリ番号へエディットされた音色データを書込む。
なお、このエディットされた音色データとは、音色デー
タバッファVBufにおいて変更を加えられたデータで
ある。このように、音色データバッファVBufにおい
て変更を加えられた音色データがパフォーマンスデータ
で利用されていない場合、一意的に元の音色メモリ番号
に書込まれるようになっている。
【0032】一方、ステップSb2において判断結果が
「YES」となった場合、すなわち、変更を加えた音色
データがパフォーマンスデータで利用されている時には
ステップSb6に進む。ステップSb6では、この音色
データを利用するパフォーマンスデータの一覧を、図6
に示す形態で表示する。図6に示す一覧表示は、ディス
プレイ8においてなされ、表示画面20上の表示エリア
H1に共通利用しているパフォーマンスデータが表示さ
れる。すなわち、この表示例では、パフォーマンスデー
タP13,P21,P31において変更を加えた音色デ
ータが使用されていることを表している。このように、
ステップSb6においては、変更した音色データをスト
アする場合、これを共通利用するパフォーマンスデータ
を表示し、操作者に対して注意を促すようにしている訳
である。
【0033】次いで、ステップSb7では、こうした一
覧表示に基づき操作者によってキー操作がなされる。こ
のキー操作とは、図6に示すように、同じ音色メモリ番
号にストアする場合、すなわち、書き換えを行う場合に
は「YES」キーが操作され、また、書込み先を変更す
る際には「NO」キーが操作され、また、当該音色デー
タの変更を中止する際には「ESC」キーが操作される
ようになっている。そして、ステップSb8では、これ
らキー操作に応じて処理を分岐する。例えば、当該音色
データを書き換えても差し支えなく、「YES」キーが
操作されると、上述したステップSb5に進み、書き換
えがなされる。
【0034】一方、当該音色データの変更を中止する場
合には「ESC」キーが操作され、これによりこの処理
を完了する。また、当該音色データを書き換えず、新た
な音色メモリ番号に登録する場合には、「NO」キーが
操作され、次のステップSb9に進む。ステップSb9
では、当該音色データの音色メモリ番号と異なる音色メ
モリ番号を書込み先指定し、ここに変更を加えた音色デ
ータをストアする。ここで、異なる音色メモリ番号と
は、CPU2によってサーチされ、何も登録されていな
い音色メモリ番号である。また、空いている音色メモリ
番号が無い時には、他のパフォーマンスデータにより定
義されていない音色データの内からデリートしても良い
音色データを順次表示し、この内から選択してこれに当
該音色データをオーバーライトする。
【0035】次いで、ステップSb10に進むと、表示
エリアE1(図6参照)に表示されるパフォーマンスデ
ータに、変更した音色データを新たに割り付るべく設定
を行う。この設定は、例えば、この表示されているパフ
ォーマンスデータの各々に対して割り付けを行うか否か
を上記「YES」キー、あるいは「NO」キーで指定す
る方法や、所定のキー操作に応じて移動するカーソルを
割り付けたいパフォーマンスデータに対応させ、「YE
S」キーを操作して指定する方法などがある。このよう
にすることで、変更を加える以前の音色データを利用す
るパフォーマンスデータと、新たな音色データを利用す
るパフォーマンスデータとに分割することができる。そ
して、このような割り付けが完了すると、上述したステ
ップSb5に進み、変更を加える以前の音色データはそ
のまま元の音色メモリ番号にストアされ、一方、変更を
加えた新たな音色データが他の音色メモリ番号にストア
されることになる。
【0036】ところで、以上説明した音色ストア処理
と、前述したステップSa18のパフォーマンスストア
処理とは前記ステップSb2の処理以外、殆ど同等の動
作となる。すなわち、音色ストア処理においては、「エ
ディットされた音色データを利用するパフォーマンスデ
ータがあるか否かを判断する」が、パフォーマンススト
ア処理では、「エディットされた音色データを利用する
パフォーマンスデータが他にあるか否かを判断する」よ
うにしている。
【0037】音色エディット処理の動作 前述したように、パフォーマンスデータにおいて定義さ
れている音色データに変更を加える場合には、ステップ
Sa17に進み、音色エディット処理が起動する。この
音色エディット処理が起動されると、図7に示すステッ
プSc1に処理が進む。ステップSc1では、音色デー
タ指定処理が実行される。この音色データ指定処理で
は、エディットされるパフォーマンスデータで利用され
ている音色データ、すなわち、16音の発音パートPT
1〜PT16(図2(b)参照)において各々定義され
る音色データの内、エディットを施す音色データを指定
し、指定された音色データを音色データバッファVBu
fに転送する。
【0038】次に、ステップSc2では、上記ステップ
Sc1において所定の音色データを指定するスイッチ操
作が有るか否かを判断する。ここで、音色データを指定
する操作が無い場合には、判断結果が「NO」になり、
この処理ルーチンを完了する。一方、音色データを指定
する操作が有る場合には、判断結果が「YES」とな
り、ステップSc3に進む。ステップSc3では、上記
ステップSc1において指定され、音色データバファV
Bufに転送された音色データに対して所定のエディッ
トを施し、次のステップSc4に進む。ステップSc4
では、前述した項の音色ストア処理がなされ、このル
ーチンを完了する。
【0039】このように、上述した実施例による電子楽
器にあっては、例えば、下層データとなる音色データを
エディットし、これをメモリにストアする場合、エディ
ットされた音色データを使用する全てのパフォーマンス
データ(上層データ)を表示して操作者に対して注意を
促す。しかも、変更を加えた音色データをストアする際
には、当該音色データの書込み先を指定する。この結
果、従来のように、エディットした下層データのストア
により、変更の必要のない上層データまでも書き換えて
しまうことを防止できる。
【0040】なお、上述した実施例においては、エディ
ットされる音色データを利用するパフォーマンスデータ
が図6に示す表示態様で一覧表示されるが、これに限定
されず、例えば、パフォーマンスメモリ番号PM(1)
〜PM(n)やパフォーマンス名を表示するようにして
も良い。また、図8に示すように、パネル面に配設され
るパフォーマンスデータ選択スイッチを点灯して、対応
関係を表示することも可能である。
【0041】さらに、図13に示すような態様で下層デ
ータと上層データとの対応関係を表ディスプレイ表示す
ることも可能である。加えて、図9および図10に示す
表示形態としても良い。なお、図9に示す表示形態と
は、各パフォーマンスメモリPM(1)〜PM(M)毎
に、複数の楽音制御パラメータ群(バンク)PT(1)
〜PT(16)を記憶した場合に、縦軸にメモリバンク
番号を取り、横軸にパフォーマンス番号を取ることでパ
フォーマンスメモリのマップを表示する。そして、この
マップの内、エディットされる音色データに対応したパ
フォーマンス番号をビット反転表示している。
【0042】一方、図10では、縦軸のパフォーマンス
メモリ番号と、横軸のどの楽音制御パラメータPT
(1)〜PT(16)とが対応するかをディスプレイ表
示をしている。なお、こうした表示機能は、メモリへス
トアする際に使用するばかりでなく、前述した効果デー
タなどの下層データを選択する際に用いるようにしても
良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1のデータは少なくとも発生する楽音の音色を制
御し、第2のデータは前記第1のデータが組み合わされ
て各種の演奏形態に対応した楽音合成を指定する。そし
て、この第1のデータが変更される場合、表示手段が変
更を加える該第1のデータを使用する前記第2のデータ
を抽出して表示するので、下層データと上層データとの
対応関係を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による一実施例の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】 同実施例におけるパフォーマンスメモリの構
成を示すメモリマップ。
【図3】 同実施例における音色メモリの構成を示すメ
モリマップ。
【図4】 同実施例におけるメインルーチンの動作を示
すフローチャート。
【図5】 同実施例における音色ストア処理ルーチンの
動作を示すフローチャート。
【図6】 同実施例におけるディスプレイ8の表示例を
示す図。
【図7】 同実施例における音色エディット処理ルーチ
ンの動作を示すフローチャート。
【図8】 同実施例における下層データと上層データと
を対応させて表示すする表示例を示す図。
【図9】 ディスプレイ8におけるその他の表示例を示
す図。
【図10】 ディスプレイ8におけるその他の表示例を
示す図。
【図11】 従来例を説明するための図。
【図12】 従来例を説明するための図。
【図13】 従来例を説明するための図。
【符号の説明】
2…CPU、3…ROM、4…RAM,4a…SRA
M、6…パネルスイッチ、8…ディスプレイ、PM…パ
フォーマンスデータメモリ、VM…音色データメモリ、
PBuf…パフォーマンスデータバッファ、 VBuf
…音色データバッファ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音制御パラメータに応じて楽音合成す
    る電子楽器において、 前記楽音制御パラメータを構成するデータであって、少
    なくとも発生する楽音の音色を制御する第1のデータ
    と、 前記第1のデータが組み合わされて各種の演奏形態に対
    応した楽音合成を指定する第2のデータと、 前記第1のデータを変更する場合、変更が加えられる該
    第1のデータを使用する前記第2のデータを抽出して表
    示する表示手段とを具備することを特徴とする電子楽
    器。
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