JPH0536581Y2 - - Google Patents

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JPH0536581Y2
JPH0536581Y2 JP1987176095U JP17609587U JPH0536581Y2 JP H0536581 Y2 JPH0536581 Y2 JP H0536581Y2 JP 1987176095 U JP1987176095 U JP 1987176095U JP 17609587 U JP17609587 U JP 17609587U JP H0536581 Y2 JPH0536581 Y2 JP H0536581Y2
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collet
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workpiece
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は砥石と外周部に歯部を形成したワーク
とを噛合させて回転することで歯部を研削するよ
うにした歯車研削機用ワーク支持装置に関する。
(従来の技術) 歯車研削機用ワーク支持装置として特開昭61−
146418号に開示されるものが知られている。
このワーク支持装置は回転力伝達用クランプ機
構とワーククランプ機構を支持装置内に組込み、
ワークと砥石とを位置合せする際には回転力伝達
用クランプ機構を解任しワークの回転マスを小さ
くすることで、砥石に接触しているワークの片歯
面が大きく研削されることを防止するようにして
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来装置は、研削加工精度の向上の面
では優れた効果を有する反面、ワークの変更例え
ば大径のワークを研削した後に小径のワークを研
削する場合などには、支持装置全体をスピンドル
から取外して交換しなければならず、交換のため
に用意しておく部材が多く、重量も大であるため
交換が面倒となる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、歯車研削機
用ワーク支持装置を、スピンドルにつながる駆動
側部分とワークをクランプする被動側部分とに分
け、被動側部分を駆動側部分から着脱自在とし
た。そして、駆動側部分は、スピンドルの先端に
取付けたスピンドルセンタにアーバをクランプす
るための筒状のアーバコレツトを設け、このアー
バコレツトを付勢部材によつてクランプ側に付勢
し、又、流体作動圧の導入によつてクランプ解除
をさせる流体室を設けた。又、被動側部分は、ア
ーバコレツトの筒内に挿嵌され且つ両端がテール
センタとスピンドルセンタの夫々によつてセンタ
リングされるアーバと、クランプ又はクランプ解
除の少なくとも一方側の作動を流体作動圧で行う
ための流体室を備えたワークコレツトによつて構
成した。そしてアーバコレツトとワークコレツト
の各流体室に通じる各流路を駆動側部分に設け、
又、被動側部分と駆動側部分の接合部にカバーを
設けてラビリンス溝を形成するようにした。
(作用) アーバコレツトによつてアーバをクランプする
ことでスピンドルの回転がアーバに伝達され、ま
たアーバコレツトによるクランプ状態を解除する
ことでワークの回転マスが小さくなり、更に被動
側部分の交換も行える。
この際、駆動側部分からの被動側部分の着脱は
アーバコレツトの流体室に流体を導入してアーバ
のクランプを解除することによつて行い、被動側
部分を装着した後、流体室の流体作動圧を抜くこ
とで付勢部材によつてクランプする。
そして、アーバコレツトの流体室への流路、及
びワークコレツトの流体室への流路を共に駆動側
部分に設ければ、流体圧系統が簡素化される。
又、駆動側部分と被動側部分の接合部にカバー
を設けてラビリンス溝を形成すれば、着脱自在な
接合部のシール性が保たれ、加工油等の侵入を防
げる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係るワーク支持装置の研削状
態の断面図であり、ワーク支持装置は駆動側部分
Aと被動側部分Bとから成り、駆動側部分Aは台
1にベアリング2を介してスピンドル軸3を回転
自在に支承し、このスピンドル軸3にスピンドル
センタ4を固着し、このスピンドルセンタ4の前
面中央にセンタリング用のテーパ突部5を設け、
更にスピンドルセンタ4の前面周縁部にはケース
6を取付け、ケース6とスピンドルセンタ4との
間に形成される空間にアーバコレツト7を配設し
ている。
アーバコレツト7は筒状をなすアーバコレツト
オス8とアーバコレツトメス9とからなり、アー
バコレツトオス8はフランジ部をもつてスピンド
ルセンタ4前面に固着され且つ前端部(第1図に
おいて左方)にはオステーパ部8aが形成され、
このオステーパ8aには軸方向にスリツトが形成
されている。またアーバコレツトメス9はアーバ
コレツトオス8外周に摺動自在に外嵌され、その
前端部内周には前記オステーパ部8aと対応する
メステーパ部9aが形成され、ケース6内側との
間に縮装したスプリング10によりアーバコレツ
トメス9を第2図中右方へ付勢している。更にア
ーバコレツトオス8とアーバコレツトメス9のフ
ランジ部間には油室S1を形成し、この油室S1
にスピンドルセンタ4に突設した油路11を介し
て作動流体を給排するようにしている。
而して、油室S1に作動流体を供給していない
状態では第1図に示すように、スプリング10に
よつてアーバコレツトメス9が図中右方へ押さ
れ、アーバコレツトメス9のメステーパ部9aが
アーバコレツトオス8のオステーパ部8aに圧接
し、このオステーパ部8aにはスリツトが形成さ
れているてので、オステーパ部8aは縮径し、後
述する被動側部分Bを構成するアーバ12を強固
に把持することとなる。また油室S1に作動流体
を供給すると、第2図に示すようにアーバコレツ
トメス9がスプリング10に抗して図中左方に移
動し、オステーパ部8aとメステーパ部9aとが
離れ、オステーパ部が拡径し、アーバ12の把持
状態が解除され、駆動側部分Aからの被動側部分
Bへの動力伝達が遮断され、被動側部分Bのみが
フリーの状態で回転可能となる。尚、オステーパ
部8aとメステーパ部9aとが離れた状態で第3
図に示すように駆動側部分Aから被動側部分Bを
分離することができる。
一方、被動側部分Bは前記したアーバ12、ア
ーバ12の外周に摺動自在に外嵌されるワークコ
レツト13及びワークコレツト13外側に設けら
れるワークコレツトシリンダ14からなり、アー
バ12は先端部及び後端部に位置決め用のテーパ
孔15,16を形成し、後端部のテーパ孔16に
ついては前記スピンドルセンタ4のテーパ突部5
に、先端部のテーパ孔15についてはテールセン
タ17のテーパ突部18にそれぞれの嵌め合せる
ことで、アーバ12を回転自在に支承するように
している。
また、アーバ12の中間部にはワークコレツト
シリンダ14に固着するためのフランジ部19を
形成し、先端部にはオステーパ部12aを設け、
このオステーパ部12aと対応するメステーパ部
13aをワークコレツト13先端部に設けてい
る。尚、ワークコレツト13のメステーパ部13
aには軸方向のスリツトを形成し、拡径及び縮径
可能としている。
またワークコレツト13の後端にはフランジ部
20を形成し、このフランジ部20とアーバのフ
ランジ部19間にスプリング21を縮装し、ワー
クコレツト13を前方(左方)へ付勢するように
し、更にワークコレツトのフランジ部20前面と
ワークコレツトシリンダ14内面との間に油室S
2を画成し、この油室S2にアーバ12及びスピ
ンドルセンタ4に突設した油路22を介して作動
流体を給排するようにしている。
而して、油室S2に作動流体を供給すると、ワ
ークコレツト13がスプリング21に抗して第1
図中右方へ移動し、ワークコレツト13のメステ
ーパ部13aがアーバ12のオステーパ部12a
に圧接し、メステーパ部13aが拡径しワークW
の穴部内面に圧接し、ワークWを強固に保持す
る。また油室S2から作動油を排出するとスプリ
ング21によつてワークコレツト13が図中左方
へ押されオステーパ部12aとメステーパ部13
aとが離れ、メステーパ部13aが縮径してワー
クWの保持状態が解除される。
更にワークコレツトシリンダ14の後端部には
カバー23を取付け、駆動側部分Aに被動側部分
Bを取付けた状態で、ケース6とカバー23との
間にラビリンス溝24を形成するようにしてい
る。このように駆動側部分Aと被動側部分Bとの
接合部にラビリンス溝24を形成することで、カ
バー25の間からカツチング液が飛散してきて
も、カツチング液は接合部に侵入することがな
い。尚、カツチング液の侵入を防止するだけであ
れば接合部にシールリング等を嵌着すれば足りる
が、歯車研削機のワーク支持装置にあつては、位
相合せの際に被動側部分Bのみを砥石26に合せ
てつれ回りさせる必要があり、この場合シールリ
ング等を用いた場合にはフリクシヨンが生じるの
で得策とはいえず、ラビリンス溝を形成する方が
好ましい。
以上において、ワークWを研削するには、被動
側部分Bのアーバ12後端部を駆動側部分Aのア
ーバコレツトオス8内に挿入しておく。このとき
油室S1には作動流体を供給せず、アーバコレツ
トメス9を前進させ、アーバコレツトオス8によ
つてアーバ12を把持している。
この状態においてワークWをテールセンタ17
側からワークコレツト13先端に装着し、テール
センタ17を前進(右方へ移動)させ、アーバ1
2をテールセンタ17のテーパ突部18とスピン
ドルセンタ4のテーパ突部5との間で回転自在に
支承するとともに、油室S2に作動油を供給し、
ワークコレツト13を図中右側へ移動させ、ワー
クコレツト13のメステーパ部13aを拡径して
ワークWの穴を内側面から保持する。
次いで油室S1に作動油を供給し、アーバコレ
ツト7を解除した後、回転中の砥石26の歯部に
ワークWの歯部を噛合させてつれ回りさせる。す
るとワークWは砥石26に従動して回転し位相合
せが行われる。このときアーバコレツト7は解除
状態となつているので被動側部分Bのみが回転す
るので回転マスが小さくなる。
そして位相合せが終了したら油室S1への作動
油の供給を止めてアーバコレツト7によつてアー
バ12を把持し、砥石26と同期して回転してい
るスピンドル軸3の回転をアーバ12を介してワ
ークWに伝達し、ワークWの歯部を研削する。
そして、異なるワーク、例えば大径のワークW
を研削する場合には、第3図に示すように駆動側
部分Aから被動側部分Bを取外し、この後第4図
に示すようにアーバ12の寸法を短くし、且つそ
の径を大きくした被動側部分Bを交換する。尚、
第4図において、第1図に示した部材と同一の部
材については同一の番号を付している。
尚、図示例にあつては平物素材のワークについ
て説明したが、軸物素材の場合は、内径チヤツク
用のワークコレツト13に代えて外径クランプ用
のチヤツク機構を用いれば可能である。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、歯車研削
機のワーク支持装置を、スピンドルにつながる駆
動側部分とワーククランプ機構を備えた被動側部
分によつて構成し、被動側部分を駆動側部分に着
脱自在としたので、専用部分を被動側部分のみと
し、駆動側部分を共通部分とすることができるの
で、ワーク形状が異る場合でも被動側部分のみを
交換すれば足りるので、交換作業が楽でコスト的
にも有利となる。
この際、着脱自在とされた駆動側部分と被動側
部分の接合部にカバーを設け、このカバーによつ
てラビリンス溝を形成してシール性を高めるよう
にしているため、各構成部品の内部の機能が損わ
れない。
更に、アーバコレツトとワークコレツトの流体
室に連通する流路を共に駆動側部分に設けている
ため機構が単純となり、装置の簡素化が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワーク支持装置の断面
図、第2図はアーバコレツトのオスとメスが離れ
た状態の断面図、第3図は被動側部分を分離した
状態の断面図、第4図は被動側部分の別例を示す
図である。 尚、図面中3はスピンドル軸、4はスピンドル
センタ、7はアーバコレツト、12はアーバ、1
3はワークコレツト、17はテールセンタ、26
は砥石、Aは駆動側部分、Bは被動側部分、Wは
ワークである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スピンドルとテールセンタとの間で歯車となる
    ワークを支持する装置において、この装置は駆動
    側部分に対して着脱自在な被動側部分を備え、前
    記駆動側部分はスピンドル先端に取付けられるス
    ピンドルセンタと、このスピンドルセンタに取付
    けられる筒状のアーバコレツトを備えるととも
    に、前記被動側部分は、該アーバコレツトの筒内
    に挿嵌され且つ前記スピンドルセンタとテールセ
    ンタによつて夫々の両端がセンタリングされるア
    ーバと、このアーバの外周部に設けられたワーク
    コレツトを備え、前記アーバコレツトに、付勢部
    材を設けて前記アーバをクランプする方向に付勢
    する一方、このクランプを流体作動圧で解除する
    ための流体室を設け、又、前記ワークコレツト
    に、ワークのクランプ又はクランプ解除の少なく
    ともいずれか一方側の作動を流体作動圧で行うた
    めの流体室を設けるとともに、前記アーバコレツ
    トとワークコレツトの各流体室に連通する各流路
    を駆動側部分に設け、更に、前記駆動側部分と被
    動側部分の接合部にラビリンス溝を形成するカバ
    ーを設けたことを特徴とする歯車研削機用ワーク
    支持装置。
JP1987176095U 1987-11-18 1987-11-18 Expired - Lifetime JPH0536581Y2 (ja)

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JP1987176095U JPH0536581Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18

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JPH0181222U JPH0181222U (ja) 1989-05-31
JPH0536581Y2 true JPH0536581Y2 (ja) 1993-09-16

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2691099B2 (ja) * 1992-02-10 1997-12-17 本田技研工業株式会社 歯車研削機用ワーク支持装置
JP6178854B2 (ja) * 2012-09-26 2017-08-09 アクセス プロダクツ グループ リミテッド ライアビリティ カンパニー クイックリリースコネクタ
JP7006909B2 (ja) * 2017-08-25 2022-01-24 株式会社 神崎高級工機製作所 ワーク支持具及びこれを備えた歯車加工装置

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JPS61146418A (ja) * 1984-12-18 1986-07-04 Honda Motor Co Ltd 歯車研削機用ワ−ク支持装置

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JPH0181222U (ja) 1989-05-31

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