JPH0536182B2 - - Google Patents

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JPH0536182B2
JPH0536182B2 JP60042385A JP4238585A JPH0536182B2 JP H0536182 B2 JPH0536182 B2 JP H0536182B2 JP 60042385 A JP60042385 A JP 60042385A JP 4238585 A JP4238585 A JP 4238585A JP H0536182 B2 JPH0536182 B2 JP H0536182B2
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JP
Japan
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tool
intermediate pot
twin arm
arm
spindle
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JP60042385A
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Toshio Tsubota
Yoichi Kanari
Tatsuo Irie
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Application filed by Hitachi Seiki Co Ltd filed Critical Hitachi Seiki Co Ltd
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Publication of JPH0536182B2 publication Critical patent/JPH0536182B2/ja
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本発明は工具の自動工具交換時間の短縮と非切
削時間の短縮、および構造のコンパクト化を図る
のに好適な工作機械の工具受渡し装置に関する。
(2) 従来の技術 数値制御工作機械のマシニングセンタにおいて
は、機械本体近傍の多数の工具を保有する工具貯
蔵マガジンが設けられている。工具は工具貯蔵マ
ガジンと主軸間で自動工具交換される。機械本体
は、通常主軸ヘツドを有し、主軸ヘツドは三次元
方向(上下、左右、前後方向)に座標移動するよ
うに構成されている。主軸ヘツドには回転自在に
軸承された主軸を設け、該主軸に所要の工具を挿
着する。主軸の工具は駆動手段により回転され、
ワークの加工を行なう。
主軸に挿着された工具によりワークを加工した
後、次の加工の為主軸と工具貯蔵マガジンとの間
で所定の関係位置に移動位置決めされ、自動工具
交換装置(以下ATCという)により工具の自動
交換が行なわれている。
該ATCの交換時間は、ワーク加工の実切削時
間に対する非切削時間に相当し、工具交換時間の
短縮のため、種々の機械構成やATC機構および
ATC制御技術の構築などが現出しているが、今
だその解決余地を残している。
自動工具交換に関わる機械構成のうち、工具貯
蔵マガジンの工具の軸線方向と主軸軸線方向が平
行でない場合、工具貯蔵マガジンの工具ポツトが
主軸軸線方向と平行になるまで回動し、続いて
ATCのアームが工具ポツトヘ直線移動をして、
アームの工具把持部が工具を把持するか、あるい
はATCのアームが90°旋回動作をし、工具把持部
が工具を把持しており、複数の動作を必要として
いた。
また、工具貯蔵マガジンの工具ポツトが回動し
ない構成のものでは、揺動支点を有するATCの
アームが、工具ポツトの軸線と平行になるまで揺
動し、続いてアームが工具ポツトへ直線移動をし
て、アームの工具把持部が工具を把持するか、あ
るいはATCのアームが90°旋回動作をし、工具把
持部が工具を把持しており、やはり複数の動作を
必要としていた。従つて、アームの工具把持部に
よる工具把持部の掴み動作として、独立に1モー
シヨンを要していた。このような構成では、工具
交換時間の短縮が難かしく、またコスト的には高
価なものとなつていた。
(3) 発明が解決しようとする問題点 工具交換のためには、主軸が交換位置まで移動
する時間、所望工具を工具貯蔵マガジン内で所定
交換位置まで回送する時間、および回送された工
具をATCにより引き出し、これを主軸内に挿着
する時間(あるいは、ATCにより主軸の工具を
離脱させる時間)並びにATCが待機位置に到達
する時間などが必要となり従来技術ではこれ等の
加算時間が非切削時間となり、機械稼動率を低下
させる主要要因とされていた。
また、昨今のマサニングセンタでは、客先要求
から設置スペースの縮小がせまられ、空間まで含
めた、同一機能でもコンパクト化された機械が社
会ニーズとなつている。従つて、自動工具交換に
関わる諸装置の簡素化とコンパクト構成が一層重
要となつてきた。
従来技術においては、自動工具交換に関わる機
械構成のうち、工具貯蔵マガジンの工具の軸線方
向と主軸軸線方向が平行でない場合には、両者を
平行にさせる動作と、平行に動作した位置から
ATCアームの工具把持部が工具を把持するまで
の動作が個々に行なわれ、動作数を簡略化するこ
とができなかつた。
(4) 目的 本発明の目的は上記の事情に鑑みて問題を解決
するために提案されたものである。すなわち、自
動工具交換を迅速に行ない、さらにコンパクトな
構成にするため、ATCアームの工具把持部に対
し工具を円周上の軌跡に沿つて揺動し、最終位置
すなわち工具把持部の突状の爪部材と工具把持用
の工具のV溝が干渉を起こさずに1モーシヨンで
係合するように構成した工作機械の工具受渡し装
置を提供することにある。
(5) 問題点を解決するための手段と作用 本発明は、外周に工具把持用のV溝が形成され
た工具を主軸とマガジンとの間で自動交換する工
作機械において、主軸軸線と平行方向に進退移動
可能で、かつ、前記主軸軸線に直交する平面内で
旋回可能なツインアームと、このツインアームに
交換用の工具を受け渡す受渡し位置で前記ツイン
アームに保持された工具の軸線上に揺動中心を有
し、前記ツインアームが旋回動または進退動する
際に保持した工具とツインアームとが干渉しない
前記受渡し位置の近傍で工具を保持して待機させ
る中間ポツトと、この中間ポツトを工具の待機位
置と受渡し位置との間で揺動させる揺動装置と、
前記待機位置において前記中間ポツトに保持され
た工具軸線と工具交換位置における工具の軸線と
が平行になるように傾斜して設けられたマガジン
から、前記待機位置にある中間ポツトに工具を受
け渡す受渡し手段と、前記ツインアームの両端に
設けられ、工具のV溝と係合する爪部材を有する
工具把持部とからなり、工具の受渡しの際に中間
ポツトに保持された工具と前記工具把持部とが干
渉しない距離だけ前記ツインアームから遠ざけた
位置に前記揺動中心を設けて、前記待機位置にあ
る中間ポツトに保持された工具を前記中間ポツト
の揺動による単一動作で受渡し位置にあるツイン
アームの把持部に受渡すようにしたことを特徴と
する。
工具受渡し装置は加工中に工具貯蔵マガジンか
ら次加工用の工具が選定された後、該工具を工具
貯蔵マガジン部に設けられたシングルハンド駆動
部により、待機位置で待機していう中間ポツトに
挿着し、加工が終了するまで待機せしめられる。
加工が終了し工具交換の指令が発せられると、中
間ポツトが揺動し、工具のV溝と工具把持部の爪
部材とを係合させることにより、前記工具把持部
を開閉動させることなく直接工具を受渡す。
(6) 実施例 以下、本発明の一実施態様を図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本発明の工具受渡し装置が取付けられ
ているマシニングセンタの正面図および第2図は
第1図の矢視側面図である。
第1図および第2図おいて、ヘツド1上にコラ
ム2が載置されていて、モータ3(第2図)によ
りボールスクリユー4を回転しナツト4aを介し
てコラム2がZ軸方向(前後方向)にガイドレー
ル5a,5bに沿つて移動し得るようになつてい
る。コラム2に主軸ヘツド6が取付けられ、該主
軸ヘツド6には主軸7が軸承されていて回転自在
である。マシニングセンタの前面にはワークWを
載せるテーブル11が載置されていて、図略のモ
ータからボールスクリユ12へ回転が伝えられX
軸方向(第2図において、紙面に対し直交する方
向)にガイドレール13a,13bに沿つて移動
し得るようになつている。主軸ヘツド6は第1図
の如くモータ8からボールスクリユ9へ回転が伝
えられ、Y軸方向(上下方向)にガイドレール1
0a,10bに沿つて移動し得るようになつてい
る。
主軸ヘツド6の上方にATC15のツインアー
ム14が軸承されたツインアーム駆動部15aが
コラム2の上部に固定的に取付けられている。ま
たベツト1から複数の支柱16が立設され、コラ
ム2の上方部で、複数の支柱16上に工具貯蔵マ
ガジンのベース17が主軸軸線に対して所定角度
傾斜するように固設されている。該ベース17の
下部中央に中間ポツト18が設けられ、傾斜した
待機位置18aと水平な受渡し位置18bの2位
置間で回動するようになつている。
ツインアーム14は主軸7軸線方向の進退動と
第1図に示した一点鎖線の円弧上を180°旋回する
ように構成されている。
複数の支柱16が立設されたベース17上に工
具貯蔵マガジンMが配設されている。工具貯蔵マ
ガジンMはツールホルダ19が複数配設され、ツ
ールホルダの軸線がベース17と平行に設けられ
る、いわゆる放射状マガジンであつて、後記する
ように該ツールホルダ19を一定間隔で固定した
チエーンをスプロケツトホイールに巻回し回動位
置決めされるように構成されている。
第2図において、主軸ヘツド6は下端部の位置
にある状態を示し、上方へ移動した二点鎖線の状
態が上端部の位置を示す。この位置で主軸7の工
具はツインアーム14の一方に把持され、また、
工具貯蔵マガジンM内の所要の工具は、あらかじ
め中間ポツト18に装着し待機せしめられ、工具
交換指令で、中間ポツト18は水平位置へ回動し
ツインアーム14の他方に把持される。続いて
ATC15の駆動により、工具の自動交換が行な
われる。なお、工具の自動交換時、コラム2は後
端部の位置(第2図の位置)にある。ワークWを
加工する際は前方へ移動する。
第3図は工具貯蔵マガジンMと本発明の工具受
渡し装置の拡大一部正面断面図、第4は工具貯蔵
マガジンMのシングルハンド駆動部38を一部断
面した拡大正面図である。第5図は第3図の−
線断面図、第6図は第5図の−線断面図、
および第7図は第4図の−線断面図である。
第3図〜第7図において、傾斜して固設された
ベース17の下部空間に中間ポツト18が取付け
られ、中間ポツト18の先端部では工具Tが挿着
される挿着孔18Cが穿設されている。中間ポツ
ト18の後端部であつて受渡し位置18bにおけ
る工具軸線の延長上には揺動中心となるピン20
が穴21に挿嵌されている。
中間ポツト18のほぼ中央部には、枢動ピン2
2(第3図、第4図)が挿嵌され、該枢動ピン2
2は回動自在に連結部材23に軸支され、該連結
部材23と一体化されたピストンロツド24を進
退動させるシリンダ25が設けられている。シリ
ンダ25内に圧油を供給し、シリンダ25のピス
トンロツド24を前方へ移動させると中間ポツト
18がピン20を支点として揺動し、傾斜した待
機位置18aから水平な受渡し位置18bへ移行
する。
また、シリンダ25は一体化して形成された回
動ピン25a(第5図、第6図)を有し、ベース
17に固定された支持部材17aに嵌挿されてい
る。
傾斜したベース17上にはツースホルダ19が
複数配設され、ツールホルダ19の軸線がベース
17と平行に設けられている。また、前記ベース
17は、マガジンMの工具交換位置におけるツー
ルホルダ19の軸線と待機位置において中間ポツ
ト18に保持された工具の軸線とが平行になるよ
うに傾斜している。而して複数のツールホルダ1
9を一定間隔で固定したチエーン26をスプロケ
ツトホイール27,28に巻回しインデツクスモ
ータ31により回動位置決めされる。巻回チエー
ン26の左端上部にはシングルハンド29を駆動
せしめるシングルハンド駆動部38とチエーン2
6を回動せしめるインデツクスモータ31が取付
けられている。該インデツクスモータ31の出力
軸32からギヤ33へ回転が伝達される。ベース
17に回転自在に軸支された軸35は、ベアリン
グ36a,36bを介してギヤ34とスプロケツ
トホイール27が軸着されている。而してギヤ3
3からギヤ34を介してスプロケツトホイール2
7に回転が伝達される。従つてスプロケツトホイ
ール27と従動側のスプロケツトホイール28に
巻回したチエーン26が回動する。巻回している
チエーン26にツールホルダ19が複数取付けら
れ、ツールホルダ19が、前方の中間ポツト18
と対向した着脱位置(19Aの位置)で受渡し手
段であるシングルハンド29により工具Tを工具
貯蔵マガジンMと中間ポツト18との間で転送が
行なわれる。
シングルハンド29の構造について説明する。
第3図、第4図および第7図において、シング
ルハンドの駆動部38は前後方向(矢印A)へ移
動せしめるシリンダ37aと上下方向(矢印B)
へ移動せしめるシリンダ37bとから構成されて
いる。シリンダ37a内にはピストンロツド39
が嵌入されていて、図略の油通路から圧油を供給
することによりピストンロツド39が直線型ベア
リング41に案内されて前後方向へ移動する。従
つて、ピストンロツド39の進退動によりツール
ホルダ19および中間ポツト18にある工具Tの
着脱動作が行なわれる。
上下へ移動せしめるシリンダ39b内には特に
第7図に示す如く、ピスントロツド42aと42
bが嵌合して収納されている。ピストンロツド4
2bの他端部はシングルハンド29が挿入され、
ナツト43で螺着されている。シングルハンド2
9のほぼ中央部には、工具の把持部に係合する係
止部44が形成され、かつピストンロツド42
a,42bの軸線と平行にガイド45が設けられ
ている。ガイド45の一端部は係止部44の中央
でボルト46により螺着されている。
従つてピストンロツド42a,42bの下方へ
の移動でガイド45も下方へ移動し、ツールホル
ダ19の着脱位置19Aにある工具Tを把持す
る。
またシングルハンド29の側端部にはツールを
把持するための爪部材47がピン48を支点に回
動自在に取付けられている。爪部材47の他端部
にはスプリング49を介設した受け部材50が爪
部材47に貫通して挿着されている。従つて爪部
材47の先端部は常時ピン48を支点として内方
へスプリング49により付勢され、かつピン48
を支点として外方へ回動し得るようになつている
から、係止部44で工具Tを把持する際爪部材4
7の先端部が外方へ回動した後工具Tと係合す
る。
シリンダ37bには3つの油通路51a,51
bおよび51cが連通されている。油通路51a
と51cに圧油を供給すると、その圧力差により
ピストンロツド42aが下方へ押され、ピストン
ロツド42bも同時に同一距離移動し工具貯蔵マ
ガジンMのツールホルダ19の着脱位置19Aに
ある工具Tを把持する。
この状態から工具Tを抜いたのち油通路51a
に圧油を供給したまま、油通路51bに圧油を供
給し、油通路51cの圧油の供給をやめると、ピ
ストンロツド42bが下方へ押し出され、シング
ルハンド29が中間ポツト18の待機位置18a
まで移動する。
油通路51a,51bの圧油の供給をやめ、油
通路51cに圧油を供給すると、ピストンロツド
42aと42bが第7図に示す原位置へ戻され
る。中間ポツト18がシリンダ25により、待機
位置18aから受渡し位置18bへ回動し、工具
Tをツインアーム14の一方の爪部材14bへ受
渡す構成について説明する。ツインアーム14へ
工具Tを受渡す場合、従来は、ツインアーム14
の水平軸線に対し直角方向に移動させ、爪部材1
4bで把持される。しかしながら、従来の工具受
渡し装置は受渡し動作を複数にして受渡すか、あ
るいは単一動作にした場合は、待機位置を干渉外
領域まで空間スペースをひろく設ける必要があつ
た。本発明は、コンパクト化を図るため、中間ポ
ツト18の所要スペースを極小にし、且つ動作を
単一にした工具受渡し装置である。
第8図イは中間ポツト18の工具Tが傾斜した
待機位置18aからピン20を支点に単一動作で
揺動し、受渡し位置18bでツインアーム14の
一方の爪部材14bに把持されるまでの軌跡図で
ある。ここで問題となるのは工具Tがツインアー
ム14の爪部材14bまで揺動して受渡すことに
起因する干渉があり得ることである。
第8図ロは第8図イのV矢視図である。ツイン
アーム14と工具Tとの干渉は、ツインアーム1
4の半円状の爪部材14bの両側端部(二点鎖線
円C1、C2部)が干渉発生の懸念される領域であ
る。なお、爪部材14bの断面は傾斜山形形状を
呈している。第8図ハは第8図ロの円C1部にお
ける工具Tと爪部材14bの−線断面軌跡図
である。第8図ハにおいて、工具Tが待機位置1
8aから受渡し位置18bまで揺動する場合、工
具Tの軸線CLに直交する中央軸線tが、徐々に
t1、t2、t3、t4とツインアーム軸線14aに接近
していく状態をあらわしている。この場合、ピン
20を中心とする中間ポツト18の揺動半径が小
さいと、前記C1、C2部で干渉が生じる。ここで、
ピン20をツインアーム14から徐々に遠ざけ、
ピン20を中心とする工具Tの軌跡を描いてみる
と、ピン20をツインアームからある程度遠ざけ
た位置で工具Tと爪部材14bとが干渉しなくな
る。この実施例では、ピン20は受渡し位置18
bにおけるツインアーム14から十分遠ざけて設
けられており、中間ポツト18の揺動半径も大き
くとることができるので、工具Tとツインアーム
14の爪部材14bとが干渉することなく工具T
をツインアーム14に受け渡すことができる。従
つて、交換指令が発せられると、工具Tは待機位
置18aから受渡し位置18bまで単一の揺動動
作によつてスピーデイに移動し受渡される。
次に本発明の動作について説明する。
(イ) 加工中に次加工用ツールの選択指令で、イン
デツクスモータ31を駆動し、巻回したチエー
ン26を回動し、次加工用ツールが装着された
ツールホルダ19を着脱位置19aまでインデ
ツクスする。
(ロ) 油通路51a,51cに圧油が供給されてシ
リンダ37bのピストンロツド42aと42b
を下方へ押し出して、シングルハンド29を移
動させ、着脱位置19Aにあるツールホルダ1
9のツールTを把持する。
(ハ) シリンダ37aの油室に圧油を供給してピス
トンロツド39を前方へ移動せしめて、着脱位
置19Aにあるツールホルダ19からツールT
を抜く。
(ニ) さらに油通路51bに圧油を供給して(油通
路51cの圧油の供給をやめる)ピストンロツ
ド42bのみを下方へ押し出し、シングルハン
ド29で把持した工具Tを中間ポツト18の待
機位置18aまで移動せしめる。
(ホ) シリンダ37aによりピストンロツド39を
戻すことにより、工具Tを中間ポツト18に挿
着し、待機位置18aで待機させる。
(ヘ) 油通路51a,51bの圧油の供給をやめ、
油通路51cに圧油が供給されて、ピストンロ
ツド42aと42bが元の位置へ戻される。
(ト) 所定の加工が終了して、工具交換指令が発せ
られると、シリンダ25(第3図、第5図およ
び第6図)に圧油が供給されて、シリンダ25
内のピストンロツド24が前方へ一定長移動す
る。ピストンロツド24が一定長移動すると、
ピン20を支点として中間ポツト18が揺動
し、受渡し位置18bで停止する。なお、シリ
ンダ25は回動ピン22を介してベース17に
支持されている。
(チ) 受渡し位置18bに至つた工具Tのツインア
ーム14の一方の爪部材14bに把持されて、
すでに交換指令によつて移動しツインアーム1
4の他方の爪部材14bに把持された加工済の
主軸6の工具Tと自動交換される。
(リ) 加工済の工具Tが挿着された中間ポツト18
が待機位置18aに戻される。
(ヌ) 加工済の工具Tは、シングルハンド駆動部3
8により、工具貯蔵マガジンMの着脱位置19
Aにあるツールホルダ19に転送、収納され
る。すなわち、シリンダ37bの油通路51
a,51bに油圧を供給し、ピストンロツド4
2a,42bは下方へ移動する。ツールハンド
29は待機位置18aにある加工済の工具Tを
把持する。次にシリンダ37aに油圧を供給
し、ピストンロツド39を前進させ、中間ポツ
ト18から工具Tを抜く。シリンダ37bの油
通路51a,51cへ油圧の供給切換えを行な
い、着脱位置19Aへ移動させる。シリンダ3
7aに圧油を供給し、ピストンロツド39を後
退させ、ツールホルダ19に工具Tを挿着す
る。シリンダ37bの油通路51cにのみ圧油
を供給し、シングルハンド29を原位置へ戻
す。
上記(イ)から(ヌ)までの動作を繰り返すことによつ
てツールの自動交換が行なわれる。
なお、本実施例では、工具貯蔵マガジンとは別
置の中間ポツトがATCアームの工具把持部に対
し揺動し、中間ポツトの工具軸線方向が主軸軸線
方向と平行に動作した位置で工具のV溝と工具把
持部の爪部材が係合し干渉がなく単一動作で行な
われるように構成したが、工具貯蔵マガジン内の
中間ポツトが揺動して工具の受渡しを行なう構成
にも適用し得る。また、工具ポツトが回動しない
構成のものではATCのアームと工具貯蔵マガジ
ンとの間における工具の受渡し、あるいはATC
のアームと主軸との間における工具の受渡しを行
なうのにATCアームに揺動支点を設け、アーム
を円軌道に沿つて揺動し、アーム揺動軸線が工具
貯蔵マガジンの工具軸線、あるいは主軸軸線と平
行になつた位置で工具のV溝とアームの工具把持
部の爪部材が係合し、干渉がなく単一動作で行な
うように構成する装置にも適用できる。
(8) 効果 本発明の工具受渡し装置は傾斜して固設した工
具貯蔵マガジンとATCとの空間に中間ポツトを
設け、加工中に工具貯蔵マガジンから工具をシン
グルハンドによりツールホルダの着脱位置から、
中間ポツトの待機位置へ転送し、また、傾斜した
待機位置からツインアームの水平な受渡し位置へ
単一の揺動動作で受渡すことができる。すなわ
ち、傾斜空間内に設けた中間ポツトであるから、
工具の待機位置と受渡し位置間の距離を最短にす
ることができ、コンパクトな構成となつた。
また、加工終了後次加工のため工具交換の指令
が発せられると、短時間で、受渡し装置の待機位
置から受渡し位置へ単一揺動して工具把持部に工
具が直接受渡しされる。工具受渡しは、中間ポツ
トの揺動半径をできるだけ大きくすることにより
工具把持部のほぼ真上位置から工具を直接受渡す
ことが可能となり、工具把持部を開閉させる機構
が不要となつて装置の簡素化と受渡し時間を短縮
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の工具受渡し装置が取付けられ
ているマシニングセンタの正面図および第2図は
第1図の矢視側面図である。第3図は工具貯蔵
マガジンと本発明の工具受渡し装置の拡大一部正
面断面図、第4図は工具貯蔵マガジンのシングル
ハンド駆動部を一部断面した拡大正面図である。
第5図は第3図の−線断面図、第6図は第5
図の−線矢視断面図、および第7図は第4図
の−線断面図である。第8図イは中間ポツト
の工具が待機位置から受渡し位置まで回動する軌
跡図であり、第8図ロは第8図イのV矢視図およ
び第8図ハは第8図イの−線断面軌跡図であ
る。 2……コラム、6……主軸ヘツド、7……主
軸、14……ツインアーム、18……中間ポツ
ト、18a……待機位置、18b……受渡し位
置、19……ツールホルダ、20……ピン、26
……チエーン、29……シングルハンド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外周に工具把持用のV溝が形成された工具を
    主軸とマガジンとの間で自動交換する工作機械に
    おいて、 主軸軸線と平行方向に進退移動可能で、かつ、
    前記主軸軸線に直交する平面内で旋回可能なツイ
    ンアームと、 このツインアームに交換用の工具を受け渡す受
    渡し位置で前記ツインアームに保持された工具の
    軸線上に揺動中心を有し、前記ツインアームが旋
    回動または進退動する際に保持した工具とツイン
    アームとが干渉しない前記受渡し位置の近傍で工
    具を保持して待機させる中間ポツトと、 この中間ポツトを工具の待機位置と受渡し位置
    との間で揺動させる揺動装置と、 前記待機位置において前記中間ポツトに保持さ
    れた工具軸線と工具交換位置における工具の軸線
    とが平行になるように傾斜して設けられたマガジ
    ンから、前記待機位置にある中間ポツトに工具を
    受け渡す受渡し手段と、 前記ツインアームの両端に設けられ、工具のV
    溝と係合する爪部材を有する工具把持部とからな
    り、 工具の受渡しの際に中間ポツトに保持された工
    具と前記工具把持部とが干渉しない距離だけ前記
    ツインアームから遠ざけた位置に前記揺動中心を
    設けて、前記待機位置にある中間ポツトに保持さ
    れた工具を前記中間ポツトの揺動による単一動作
    で受渡し位置にあるツインアームの把持部に受渡
    すようにしたこと、 を特徴とする工作機械の工具受渡し装置。
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